イブネ・クラシ〜歴史香る千種街道から鈴鹿の奥座敷へ〜

2020年09月27日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 16.2km
• 登り: 944m
• 下り: 945m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:28
• 休憩: 1:01
• 合計: 8:29

6:46 岩ケ谷林道起点
7:12 7:12 杉谷善住坊のかくれ岩
7:51 7:51 甲津畑、避難小屋
8:08 8:08 ツルベ谷出合
8:28 8:30 蓮如上人旧跡
9:56 10:05 杉峠
10:20 10:20 杉峠の頭
10:26 10:28 タイジョウ分岐
10:34 10:34 佐目峠
10:54 10:54 イブネ
11:07 11:07 イブネ北端
11:17 12:05 クラシ
12:19 12:19 イブネ
12:33 12:33 佐目峠
12:57 12:57 杉峠
13:57 13:57 蓮如上人旧跡
14:55 14:55 杉谷善住坊のかくれ岩
15:15 15:15 岩ケ谷林道起点
15:15 ゴール地点

GPS信号受信エラーにて記録なし。すべて手書きルート。

天候

晴れ〜曇りを行ったり来たり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口（林道岩ケ谷線起点）
甲津畑町集落の一番奥にある林道終点に駐車。永源寺グリーンランドのそのまた奥にあります
永源寺グリーンランドのHPを参考にしてください
http://eigenjigreenland.com/accessmap/

コース状況／危険箇所等

登山口に登山ポストあり。トイレなし
コース一部不明瞭な箇所があるものの、おおむね良好
ヒルは登りに1匹いたのを発見しただけで被害には合わず。登山靴に木の枝か葉っぱが乗ってると思って、ストックでちょいっと退けたらヒルでした。「ヒル下がりのジョニー」よ、ありがとう

その他周辺情報

池田牧場
おしゃれでおいしいジェラート屋さん
http://www.ikeboku.com/tempo/annai.html
＊2003年に店舗が移動したそうですが、旧店舗の看板が道すがら残っていたり、カーナビが旧店舗を案内することもありますのでご注意を

写真

9/27 6:47

飛び出し坊やに見送られる登山口。kozakuraさん、本日もよろしくお願いします（s）
はいおねがいします！ってこの坊やはなかなかエクストリームな姿勢だということがわかりました。右足も左足も辛い（k）

9/27 7:03

今日のルートです♪歴史街道楽しみ〜。ただし最後にギューンと上がるっぽいのが気になります。汁（k）
一反ぼうそうから杉峠までの登りはキツかった（s）

9/27 7:12

こんな感じでチェックポイントが沢山あります。(k)

9/27 7:21

洗い越しポイントは大胆に。(k)
靴に大量噴霧したジョニーもろとも流されそうで、水に浸からないように歩いている（s）

9/27 7:21

かっこいい堰堤！(k)

9/27 7:21

歴史ある千種街道をテクテク。とても雰囲気がよい（s）
この道、最高だったね（k）

9/27 7:26

スギの植林地。恐ろしいほど標高を上げない（s）

9/27 7:31

ガードレールがある。少し前まではここを生活の拠点とする人がいたのだろう（s）

9/27 7:39

基本暗めの森歩きですが、時折り差しこむ光にテンションあがります。(k)

9/27 7:41

桜地蔵尊。人里離れた場所なのにとてもきれいにされている（s）

9/27 7:42

ツルアリドオシの実（s）

9/27 7:43

キノコーランド♪(k)
アポロチョコみたい（s）

9/27 7:46

川を渡ったら林道の雰囲気から登山道の雰囲気へ（s）

9/27 7:49

ちょっと物騒なトイレがあったけれど、扉は終ぞ開かず…（k）
開いてしまっていたら卒倒してたかも？（s）

9/27 7:51

そこにはポツンと一軒家な作業小屋。ここまでジムニーで登ってきた強者おじいやんがいた（s）
ジムニー最強！最初の長〜い林道をスパッとカットできたらかなり楽だわねぇ（k）

9/27 7:52

わ〜♪（k）

9/27 7:54

沢を右に左に渡る。しっとり濡れた丸太はとぅるっとぅるに滑る（s）
たけし城がここにもあったとは（k）

9/27 7:58

ほんのり水平歩道の雰囲気もある（s）
じゃぁ本場は行かなくても良いかな（k）

9/27 8:08

古屋敷跡。岩という岩に苔がまとわりついている…なんて素敵なの。(k)

9/27 8:26

そしてここにもきのこーランド♪(k)

9/27 8:30

蓮如上人の隠れ窯。比叡山衆徒に追われた蓮如がこの辺りに隠れたそう（s）

9/27 8:30

住環境よろし。(k)
この後ろにも猛者レベルのおトイレがあった（s）

9/27 8:29

お家の前の井の中には…（k）
アカ〜ン‼‼（s）

9/27 8:34

その近くにそびえる大きな木。kozakuraさんがやけに興奮してそばに来て見上げろという（s）

9/27 8:34

ってまた大げさな…ってホンマや！（s）
でしょでしょ（k）

9/27 8:35

ものすっごいエネルギーに満ち溢れているのがバチバチに感じる（s）

9/27 8:41

さて、ここらで追いジョニをば（k）

9/27 8:55

この道中に渡った橋の中で最も失禁ものの橋。傾いてる上にちょいねじれてて、おまけに滑る（s）
難易度高い木の橋コレクションを楽しめます（k）

9/27 8:57

だがしかしここのロケーションがたいそう素晴らしく(k)

9/27 8:57

芸術的な沢（k）
失禁橋を渡り切るのを見守ってくれているかと思いきや、kozakuraさんは沢に夢中で全然見てなかったという…（s）

9/27 9:00

蓮如上人隠れ窯からは少しずつ標高を上げる。日が差してくるとまた違った雰囲気に（s）

9/27 9:04

何がどうなってこうなっちゃったんだろ？（s）
完全にオブジェ化してましたね（k）

9/27 9:04

ココから先、杉峠までが個人的ハイライト区間！(k)

9/27 9:08

大木があちこちにあってとても楽しい（s）
ねー。かなりかなり素晴らしかった（k）

9/27 9:09

昔の人は健脚だったんだろうか。修正された所要時間に地味にがっかりする（s）
バッテンわろた（k）

9/27 9:11

この大きさよ。(k)
大木見本市の千種街道、最＆高（s）

9/27 9:13

岩や木にもびっしりと苔が付いている（s）

9/27 9:14

トリカブト（s）

9/27 9:27

アケボノソウ。登りに疲れ始めたころだったので癒された（s）
癒されたよね〜♡（k）

9/27 9:38

杉峠までの最後のチェックポイント、一反ぼうそう通過（k）
ここからの登りで一気に高度を稼ぐ（s）

9/27 9:40

食べられるのかな？（きのこ係）(k)
舞茸のばったもん（s）

9/27 9:56

最後の登りでseasunさんの背中に「そろそろ峠っぽい！峠っぽいよ！間違いないよ！」という掛け声を浴びせながら到着（k）
峠じゃなかったらどうすんのよ！責任取りなさいよ‼と、心の中で悪態ついている（s）

9/27 10:06

杉峠からの眺めはビミョーに暗め。御在所が見える（s）

9/27 10:20

杉峠の頭通過（k）

9/27 10:26

タイジョウ分岐交差点。私なら確実に遭難する雰囲気（k）

9/27 10:29

日差しもちょいちょい現れて、なかなか素敵な雰囲気。このままパカーンと晴れて欲しい！（k）

9/27 10:32

杉峠の頭までもう少し登って、一度下ったらいよいよイブネへの登り（s）

9/27 10:34

下り切ったら佐目峠のお尻岩。さらに尻を割ろうとするkozakuraさんの魔の手が伸びる（s）
ぐへへ〜（k）

9/27 10:50

とりあえず急登を登り切って一息。JA直売所ってそそられるものが多いのよ（s）
ごちでした！（k）

9/27 10:55

念願のイブネ着いた。想像より白い世界だけどこれはこれで…（s）
イブネの木がうっすら紅葉しとる…（k）

9/27 10:58

なんだか青くなってません？（s）

9/27 10:58

おやおやおやおや！（k）

9/27 10:59

ざば〜っと一瞬でガスが引いた（s）

9/27 10:59

マジか。何この変わりよう。むちゃくちゃ感動（s）

9/27 11:02

見渡す限り一面の緑。これ全部コケ、苔、こけ（s）

9/27 11:07

テンション爆上げとなり、急に走り出すkozakuraさんを「あはは、待って〜」と追いかけていたらイブネ北端（s）

9/27 11:08

イブネ北端まで歩いたら最終目的地のクラシへ（s）

9/27 11:09

右手に四日市だか名古屋だかっぽい町並みと伊勢湾っぽい海が見える（k）

9/27 11:13

ここまでコケが育つにはどれだけの時間がかかったのだろう（s）

9/27 11:14

わさび峠分岐過ぎたらすぐで（k）

9/27 11:17

クラシ着いた。何の展望もないけど、念願だったので嬉しい（s）
イブクラget♪（k）

9/27 11:34

5m以上の強風が吹き荒れるイブネ＆クラシ山頂。意地でもおランチしようと〇〇メシでカンペ〜（s）
偶然にも！（k）

9/27 11:44

JA直売所の罠に次々と掛かるあたい。くまモンにも弱い（s）
毎度毎度このコップのくまもんを眺めてコッソリ癒されてます。いつもありがとだモン（k）

9/27 12:09

御在所、鎌はすっきり見える。御池、藤原などは全くダメだった。同じ鈴鹿でもここまで違うのね（s）

9/27 12:09

ランチを終えたらコケのじゅうたんを戻る（s）

9/27 12:18

雨乞さまが少しずつ姿を現している（s）

9/27 12:22

綿向山が見えてきた（s）
一緒に歩いたあこも確か合宿だったっけね…（k）

9/27 12:26

カメバヒキオコシかな？足元に咲く小さなお花（s）
ああっ、ちゃんと撮ってたのね！すっかり忘れてた（k）

9/27 12:29

イブネから一度下り、再び杉峠への登り返し。雨乞がどどん（s）

9/27 12:57

杉峠で雨乞を見上げる。今日は勘弁しといたる（s）
しといたる（k）

9/27 13:32

杉峠直下の急登をすぎれば、歴史を感じさせる雰囲気がたまらない登山道（s）

9/27 13:34

かわいいのがいるよー（k）
ほんと、キノコかわいく撮らせたら右に出る者はいないわ（s）

9/27 13:34

キノコ。この水滴は雨？それともキノコ汁？（s）

9/27 13:36

帰りも長い道のりだけど、巨樹たちに囲まれた道は全然飽きない。（k）
素晴らしい千種街道。朝明からも歩いてみたくなった（s）

9/27 13:55

そして例の木ぽいんとまで戻ってきました。（k）
この木ホントにすごかったわ。また会いに行きたい（s）

9/27 14:16

この白いそうめんみたいなきのこはなんだろう？（k）
あ、やっぱりかわいさはキノコの種類によるんだね（s）

9/27 14:55

善住坊かくれ岩の看板わきにある岩。どうやら川まで下りなければ見れないらしいけど、これでいいよと適当にスルー（s）
これ隠れ岩でおk（k）

9/27 15:15

無事帰還。すでにお帰りの車もあったけど10台弱が近辺に駐車。釣り客の方が多い？（s）

9/27 15:50

道中はここのことで頭がいっぱい。牛さんコスプレの飛び出し坊やが案内するのは（s）

9/27 15:56

池田牧場のジェラート。あたいはミルク＆栗。まいう〜♪（s）
あたいはミルク＆木イチゴ。味はいわずもがな。でもどっちもミルクで良いくらいミルクがまいう〜でした（k）

撮影機器：

FUJIFILM X-T20 ボディ 富士フイルム

iPhone 11 Pro 256GB au Apple

感想

seasun

ついにあこがれの地、イブネ・クラシへ。
本当はkozakura2702さんと白山界隈を計画していたのですが、あまりに天気予報がよろしくない。
それじゃあってんで、お天気のよさそうな鈴鹿エリアへ出撃。
すっかり晴れてくれるもんだと思っていたのに、時折日差しが見られるものの、なかなか青空が現れてくれません。
おかしい。
ついにイブネに着いちゃったじゃないの。なのに白いまま…。
ま、まあこれはこれで幻想的でいいじゃないと、声を震わせながら自らを鼓舞していたら、一転してガスが取れていき、青空の爽快な景色に大転換。
こうして鈴鹿Pのツンデレ演出により、感動の涙にほほを濡らす私たちなのでした。

そして、距離は長いものの、急登がほとんどない千種街道からのアプローチも本当によかった。
古くは織田信長もここを通り、杉谷善住坊に命を狙われたという歴史ロマン満載の街道です。
モミジ（カエデ）もたくさんあったし、紅葉の頃も素敵だろうなぁ。
またイブネ行くならテン泊もよさそうだよなぁ。テン泊のお兄さん、うらやましかった。
こうしてまた一つ、お気に入りのお山が増えました。
kozakuraさん、今回もあざした〜♪

kozakura2702

seasunさんと歩くイブネ・クラシ♪

以前ふたりで綿向山に登った時、いつかイブネ行きたいよね〜みたいな話をしていたところ、突如降って湧いたように叶ったの巻。

山頂一帯は絶対に好きな雰囲気であるのは分かっていましたが、それ以上の朗報はといえば千種街道の素晴らしさです。いや、良い道だよ〜って聞いてはいたんですが。想像のはるか上でした。

序盤、ほとんど高低差のない舗装路（もしくは準舗装路）を1時間ほどダラダラっと歩きますが、登山道になってからは全く飽きることのない道です。様々なスタイルの橋と楽しい渡渉。沢沿いの道なのでずーっとせせらぎ音に包まれながらの癒し時間。あとはなにより全行程、とっても歩きやすい道なのです。基本的に段差が小さいからなのかな。ふわふわだし。足にも優しい。杉峠に近づくにつれ、これまでの借りを返すような登りが続きますが、全然負担に感じませんでした。とても16kmの行程とは思えない疲労感のなさ。seasunさんも全く同じ感想を仰っていました。
あと、シデの並木から一反ぼうそうまではちょっと道が分かりづらいポイントもありました。基本的に赤テープはごく少ないです。下山時やや注意です。

この日は日曜日だったのにも関わらず、驚くほどの静けさ。
特に甲津畑から歩く人は少ないのか、杉峠までで出会った人は片手くらいでした。全員あわせても20人もいなかったと思います。11月がもっともレコ数が多いところを見ると、皆さん紅葉の見ごろに合わせて来るのかな？

まぁとにかく素晴らしき岩と苔の殿堂でした。そしてなんといっても千種街道。そして池田牧場♡
次はあそことかあそことかのテン泊ですね！