【裏木曽】唐塩山(1609m)みずのとい山(1650m)
- GPS
- 11:00
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,394m
- 下り
- 1,388m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
あこがれの渡合温泉。なのに、こんな遅い時間に出発していては、湯をいただく時間には到底間に合いません。
渓流釣り氏と前後して現地着。林道を歩いて木曽越峠をめざすと、すぐにゲート。林道を上っていくと、今日のターゲットの前山と白巣峠が見えてきて、テンション上がります。
「古道木曽越峠」の看板を見て山道へ。これがまた予想外にヤブっぽくて焦りました。全然、密ヤブなんかじゃないけれど、想定外にヘタレの私は心が折れた。
林道脇の明るい広場に飛び出すとイケメン御嶽山のご尊顔と対面です。
久しぶりの木曽越峠。雪に包まれたあの頃とは装いも新た。この日のお地蔵さまは緑の夏草をまとっていました。
木曽越林道を歩くと、高時山、恵那山、そして、これから目指す唐塩山のおもてなしを受けます。
むむ、エンジン音。あらら、バイクに乗った県内HS町の男性。「アマチュア無線で高時山に登るんです」と楽しそう。
鳥屋跡や御料三角点をつないで歩くとヤブ度もアップ。これは織り込み済みなので、何てことありません。それより、足元はキノコ祭り。足が進まなくて困ります。
高度が上げると、好展望に酔いしれます。濃尾平野と名古屋のビル群、美濃の山、鈴鹿の山並み。
目指す前山・小秀山方面を見すえるうち、森の中へと誘われます。さらに、ひと頑張りで三角点!カモシカの親子が出迎えてくれました。けど、いつもはフレンドリーなくせに、今日に限って野生をあらわに威嚇してきます。あ、なるほど、お子さま連れさま御一行でしたか。彼らが駆け去るのを見届けてから、最高点でバンザイです!
遥かなる山々。眼下の加子母の集落。最高点の岩には、境界を示すタイルが貼り付けてあります。そして私のために、快適な玉座があり(笑)、思わず根っこが生えてしまいました。
さて、ここからが一勝負。慎重に踏み跡を探っても正しい道をロストする。体力を消耗しながら、「癸亥山(みずのといやま)」(勿論仮称です)に立ちました。「界88癸亥(みずのと・い)」と書かれた展望ピークです。う〜む、これって1983年のこと?それとも1923年なの?
まあ、ここが大展望を約束してくれるロケーションなので、私としては超ハッピー。唐塩山だって既に眼下だし。高賀三山、鈴鹿山脈から伊吹山、越美を隔てる県境ライン、箱岩山・白草山のパラダイス、御前山、拝殿山、そしてあれが、めいほうスキー場・・・白山山系は雲の中だ。
それにしても、小秀前山の前衛がドカンとそびえて猛々しい。遠いなあ。この先大きなピークを二つ越えても、前山は遥か彼方だし。
これが潮時だろう。このヤブ道は手ごわすぎる。時間ギレ。予定のコースにこだわって前山まで完全トレースしたとしても、前山からの下山ルートが不透明すぎる。
気持ちを切り換えてエスケープです。ササの海に飛び込み、一気に林道を狙いました。ササのビッグ・ウェーブを越えるダイナミックな下降でした。
無事に着地。三笠山や奥三界山、井出ノ小路山、高時山を愛でながらの林道歩き。唐塩山や1612標高点も見えてます。
林道脇には花後のイタドリやノコンギク。夏の終わりも間近だ。
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