畳平からの乗鞍岳で脚試し→結果白山は断念しました
- GPS
- 03:41
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 379m
- 下り
- 381m
コースタイム
- 山行
- 2:43
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 3:42
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
顕著な危険箇所無し。 |
写真
感想
●●表銀座か東北か白山か●●
例年通り9月末から10月頭にかけて連休を作りました。今回は日曜日が上手くくっついて6連休です。登山への関心がゼロに近くなってきている今日この頃ですが、たまには高山からの景観を見てみたいもの。最初は表銀座テント泊を上高地から北上型で実施するつもりでした。
しかしよくよく考えてみると1年ぶりの登山で北アルプスの縦走テント泊はどうだろうか。考えを改め、東北でキャンプしつつ栗駒山、鳥海山、三石山などを登る計画に変更しました。しかし日程の後半では予報があまりよくない。
そこでひねり出したのが主目的を白山とし、これは小屋一泊。前段階で畳平から乗鞍岳に登り、まともに歩ける脚と心肺機能を持っているのか確認する計画です。平湯キャンプ場や、白山麓の市ノ瀬野営場などでキャンプしながらゆっくりしよう、白川郷も見物出来そうですし、中々よく出来た計画だと自画自賛しておりました。
●●高曇りなれど高山からの景観はやはり良いですね●●
畳平からの登り出しで単純標高差300m未満、累積でも500m未満とは言え、1年ぶりの登山です。白山と言う主目的がある以上、ここで無理して脚を壊してしまっては意味がありません。標準タイムの1.5倍とは言わないまでも1.2倍くらいのゆっくりペースを維持したいものです。
序盤の平坦な道が終わり肩の小屋から先は登山です。すると背後に特徴的な形の前穂から奥穂へ続く吊尾根の姿が現れて来ました。天気は徐々に高曇り気味になってきたものの北側の見通しはまずまずで、久しぶりに見る山岳景観が目を楽しませてくれます。
ところで畳平から乗鞍岳に登る人々はあまりガチ系ではないようで、スローペースを意識している私よりもゆっくりな方がほとんどでした。勝手に「畳ダイラー」と名付け、そのついでに北沢峠から甲斐駒に登る人は「東コマー」、大弛峠から金峰山に登る人は「ズル金ニスト」、あと何があるかな〜などと下らないことを考えていると程なく山頂に到着です。
山頂でゆっくりした後の下山は、帰りのバスの時刻を調べるのを忘れてしまったので目標時刻と言うものがなく、適当に歩いていたら丁度よい感じになりました。私の感覚では標準タイムの1.2倍かと思っていましたが、0.9-1.0との判定になったようでゆとりのある設定のようですね。
●●平湯キャンプ場へ●●
下山後は平湯キャンプ場で幕営です。普段は肉を焼くくらいしか能がない私ですが、珍しくアクアパッツァだのアヒージョだのオシャレな名前のものを用意しました。と言っても材料が完全にパックになったキットを松本市内の西友で買ってきただけですけどね。いつものようにビールをザブザブと体の中に流し込み、よい気分です。
ところがです。テントに潜り込んでしばらくすると腹の具合が悪くなってきました。明け方近くまで何度もトイレに行く羽目に…。「ツァ」とか「ジョ」で終わる食べつけない小洒落たものを食べたのが良くなかったのか。大量のオリーブオイルが合わないのか。こてっちゃんにしておくべきだったろうか?
●●白山に登るか登るまいか●●
畳平からの乗鞍と言っても脚がノーダメージで済むとは思っていません。想定したよりもダメージ量は多めです。しかし白山を諦めるほどではない。前日の腹下しはきつかったのでテンションは下がり気味。しかし今は回復している。白山登山予定の初日は朝のうちの天気予報がもう一つ。しかし早い段階で回復しそうだし、2日目の予報は良い。
一つずつで考えると山行中止する理由にはなりませんが、いくつか重なると何かじわじわ効いてくるんですよね。とりあえず白川郷見物が終了するまでに結論を出すことにします。
白川郷に到着し、観光の前に日帰り温泉で入浴します。入浴後休憩スペースでまったりしていると壁に貼られた告知に「ホワイトロード通行止め」と表示されています。えっ、マジか。よく読んでみると途中までは行けるけど、西側出口付近が通行止めとなっており、通り抜けが出来ないと書いてあります。あうっ!
山行中止に向けて蓄積されてきた負の要因が臨界点を超えました。これにて白山断念決定です。あとは白川郷を見物し、名古屋のビジホで一泊して手羽先で一杯。翌日一般道でダラダラと帰宅するのでした。
●●感想●●
まあやっぱり高山からの景観ってのは良いものです。高曇り気味で素晴らしい天気とは言えませんけど、槍穂高がくっきり見えたのが特に良かったですね。
一方脚力、心肺機能の方はと言えば、畳平からの登山と高をくくっていた割には脚のダメージは結構続きましたね。白山中止を決定した時には「こんな遠いところまで来たのに白山中止ってアリなのか?」と多少の葛藤はありました。しかし強行した場合単純標高差1000mを超える登山は無理だった気がします。登山は弱気なくらいが丁度よいと再確認しました。乗鞍岳に関しては久しぶりに山岳景観を楽しめたので満足度はきっちり100%としておきます。
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