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Yamareco

記録ID: 2611083
全員に公開
ハイキング
比良山系

【百里ヶ岳】霧の小入谷から百里新道で♫知られざる無名峰への尾根には驚愕の山毛欅の美樹林🌿

2020年09月30日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:40
距離
13.7km
登り
961m
下り
960m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:02
休憩
0:39
合計
5:41
6:53
26
スタート地点
7:19
7:20
67
8:27
8:28
29
8:57
9:19
40
9:59
10:00
23
10:23
10:23
17
10:40
10:45
21
P820
11:06
11:15
19
11:34
11:34
25
11:59
11:59
16
12:19
12:19
15
12:34
ゴール地点
天候 曇り 時々 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
高島市朽木生杉
針畑ルネッサンスセンター前の空き地
コース状況/
危険箇所等
おにゅう峠〜p820間は登山道では無いが歩き易く明瞭な尾根道
それ以外はすべて一般登山道
朽木の朝の風景が幻想的。
11
朽木の朝の風景が幻想的。
朽木生杉の集落にて。
5
朽木生杉の集落にて。
朽木小入谷のかかりの川沿いには大きな栗の木が2本。
5
朽木小入谷のかかりの川沿いには大きな栗の木が2本。
霧に煙る小入谷の集落。
ここで男の子と若いお母さんに出逢う。
1
霧に煙る小入谷の集落。
ここで男の子と若いお母さんに出逢う。
百里新道取り付きへ向かう道も霧の中。
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百里新道取り付きへ向かう道も霧の中。
この花は今日は見て見ぬふり。
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この花は今日は見て見ぬふり。
小入越の百里新道登山口。
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小入越の百里新道登山口。
登山道に朝陽が射す。
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登山道に朝陽が射す。
樹々の隙間から小入谷の雲海が見えていたのだが・・
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樹々の隙間から小入谷の雲海が見えていたのだが・・
標高700m付近からは山毛欅が現れ出す。
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標高700m付近からは山毛欅が現れ出す。
山毛欅の巨樹。
植林と山毛欅林の境界尾根。
2
植林と山毛欅林の境界尾根。
ガッツポーズをする山毛欅の大樹。
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ガッツポーズをする山毛欅の大樹。
気持ちの良い山毛欅の尾根を登ってゆく。
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気持ちの良い山毛欅の尾根を登ってゆく。
百里ヶ岳の山容が姿を現す。
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百里ヶ岳の山容が姿を現す。
熊ベルは必携だ。
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熊ベルは必携だ。
東側の眺望。
蔓植物が纏わり付く苔むした山毛欅の巨樹を見上げて。
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蔓植物が纏わり付く苔むした山毛欅の巨樹を見上げて。
徐々に山毛欅の密度が濃くなり、
2
徐々に山毛欅の密度が濃くなり、
百里ヶ岳山頂の直下に。
2
百里ヶ岳山頂の直下に。
圧巻の山毛欅の樹々。
4
圧巻の山毛欅の樹々。
百里ヶ岳に登頂。
9
百里ヶ岳に登頂。
一等三角点。
山頂直下の好展望地より。
4
山頂直下の好展望地より。
根来坂峠へと向かう途中の小ピークに。
2
根来坂峠へと向かう途中の小ピークに。
根来坂峠の新しい祠。
祠の中には、
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根来坂峠の新しい祠。
祠の中には、
赤い口紅の可愛らしいお地蔵さまが。
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赤い口紅の可愛らしいお地蔵さまが。
先ほど登った百里ヶ岳。
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先ほど登った百里ヶ岳。
おにゅう峠へと歩みを進める。
2
おにゅう峠へと歩みを進める。
南側が開けて、小入谷の全容を眺める。
時間が経ちすぎて当然ながら雲海は無し。
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南側が開けて、小入谷の全容を眺める。
時間が経ちすぎて当然ながら雲海は無し。
おにゅう峠に。
福井県側の綺麗に舗装された林道。
2
福井県側の綺麗に舗装された林道。
小浜・若狭湾方面の眺め。
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小浜・若狭湾方面の眺め。
北西の尾根をp820へ辿ることにした。
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北西の尾根をp820へ辿ることにした。
苔の尾根道に直ぐにも山毛欅が現れる。
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苔の尾根道に直ぐにも山毛欅が現れる。
このあとは言葉を失うほどの密度の濃い圧巻の山毛欅の回廊が続いてゆく。
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このあとは言葉を失うほどの密度の濃い圧巻の山毛欅の回廊が続いてゆく。
樹高の高い麗樹も多い。
3
樹高の高い麗樹も多い。
いよいよp820に辿り着く。
いよいよp820に辿り着く。
山頂直下。
山頂の巨大山毛欅。
3
山頂の巨大山毛欅。
巨大山毛欅を見上げて。
7
巨大山毛欅を見上げて。
山頂に光が射す。
山頂に光が射す。
まったりとした時間が流れる。
まったりとした時間が流れる。
引き返そう。
江若国境尾根への分岐まで戻ってきたが。
江若国境尾根への分岐まで戻ってきたが。
再び、おにゅう峠へ。
比良山地の稜線が見えている。
2
再び、おにゅう峠へ。
比良山地の稜線が見えている。
ズームアップして、釣瓶岳・武奈ヶ岳。
4
ズームアップして、釣瓶岳・武奈ヶ岳。
焼杉地蔵。
真っ赤なきのこ。
タマゴタケ?
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真っ赤なきのこ。
タマゴタケ?
小入谷の根来坂口に下山。
1
小入谷の根来坂口に下山。
ススキが揺れる小入谷の風景。
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ススキが揺れる小入谷の風景。
ミゾソバの花。
針畑ルネッサンスセンターへ到着。
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針畑ルネッサンスセンターへ到着。
帰路途中に咲いていたシュウカイドウの花。

終わり。
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帰路途中に咲いていたシュウカイドウの花。

終わり。

感想

この日は高島トレイルを繋ぐ山行に行こうと思う。
先般訪れた三国山(三国峠)からおにゅう峠の間の江若国境尾根が未踏であるので、百里ヶ岳と絡めたルートを考える。
朽木小入谷の百里新道から百里ヶ岳に登り、根来坂峠を経由しておにゅう峠へ。おにゅう峠から江若国境尾根で三国峠。そこからブナの原生林を朽木生杉の林道へと下山してくるコース。

折り畳み自転車を積んで自宅を出発し、R367の葛川梅ノ木町から針畑川に沿った県道・府道781号で朽木生杉へと向かう。
この道路は途中一旦京都市の久多地区に入るが、後は高島市朽木の小さな集落を幾つか抜けてゆく細い道だ。
車に表示される外気温が12℃。朝の冷え込みのせいか微かに霧が発生している幻想的な農村風景の中を走らせていると、田畑や野原の中にたくさんの動物を見る。
立派な大きな角を生やした一頭の雄の鹿。バンビでは無いがやや小さめの鹿の5.6頭の群れ。ラグビーボールサイズの瓜坊が6.7匹。瓜坊は車を停めて写真を撮ろうと近づくと、ブヒッブヒッ、ブヒヒィ〜!と言ってあちこちに散らばるように逃げ、藪の中に消えて行ってしまった。
この後また大きな雄鹿がこちらを睨んでいた。狸も現れた。イタチのような小動物も道を横切る。
まるでサファリパークの中を運転してるかのようだ。

朽木生杉の針畑ルネッサンスセンターの前を通り過ぎ、林道奥のブナの原生林を目指そうとしたのだが、道端の立て看板に通行止めの表示がある。どうやら林道途中で工事をされており最奥まで行けそうにない。車は勿論、人も通行禁止と書いてある。
とにかく行けるところまで行ってみようと車を進めると、若走路谷ルートの下山口までは入ることが出来た。
ブナの原生林は諦め江若国境尾根のクチクボ峠からここへ下山する予定に変更して自転車をデポした。

針畑ルネッサンスセンターまで戻り、山行の準備をする。
と、軽トラックが勢いよく走って来て目の前を通り過ぎ、数十メートル先の獣除けの柵で囲ってある農地の入口付近に停められたかと思った途端、バーン!バーン!と数発の銃声が発せられた。軽トラックの運転手は猟銃を手に農地内を小走りに移動して、またもやバーン!バーン!と撃っておられる。どうやらシカの群れが入り込んだらしく、10頭ほどがあっちこっち慌てふためいて走り回っている。
果たして命中した弾があるのか、脅していらっしゃるだけなのか分からないのだが、とにかく私は恐怖なのである。人間の姿は仮の姿、本当は瓜坊なので撃たれてしまうかも。ウリさん、プリウスの陰に身を隠す。

しばらくすると様子が落ち着いたので、気を取り戻して登山をスタートする。
県道・府道を小入越の百里新道口まで歩こうと歩みを進めたが、グネグネと曲がったアスファルト道は意外と距離がありそうなので、小入谷の集落入口バス停からの道で百里新道に取り付くことにする。
霧は先ほどより深くなってきた。小入谷の村のかかりには川沿いの広い敷地に大きな栗の木が2本立っている。野球のボールぐらいあろうかという大きな毬栗が実っており地面にも落ちているのが分かる。拾いに行きたいところだが、人様のものに違いないので辞めておく。

小入谷のバス停まで来ると、元気な子供の声がする。通園用のリュックを背負った幼稚園か保育園児と思われる男の子がバス停の舎の周りを走り回っている。そして私の存在に気づくと大きな声で、おはようございまーす!と挨拶してくれた。その照れもなく穢れのない透き通った声に圧倒され、逆に私の返事の方がぎごちなく籠ってしまった。
バス停舎には男の子のお母さんが腰掛けておられた。男の子は一人で高島市営バスに乗って保育園へ通園するとのことだ。針畑地域には幼稚園・保育園に通う小さな子供は他に居ないそうである。
今日は雲海ですね、と女性が仰る。
そうですね、しかし私が山上へ辿り着く頃には霧は消えてしまいそうです、などとお話しする。
女性は生まれも育ちもこの地域とのことである。天然のミストシャワーをたくさん浴びてこられたお陰なのか、肌のとても艶やかな、話し方も聡明な若いお母さんともう少しお話ししていたかったが、間もなく7時過ぎのバスがやって来るようだ。ご挨拶して辞する。バイバーイ!という男の子の大きな声と、お気をつけて!という美女の爽やかな声に送られてとても元気が沸いてきた。

バス停前の道路から右に入った道はやがて草に覆われた登山道になり、用水路に沿って徐々に上りながら小入越の百里新道口まで続いてゆく。
用水路脇に小さな白い花々が見えた。アケボノソウを見つけてしまった。しかし、この花は次回予定している山行でたくさん見つけて堪能するつもりなので、見て見ぬ振りをしてスルーする。

百里新道口からは歩き易い尾根道をひたすらに登って標高を稼いでいく。尾根は樹林に囲まれて展望は全くないのだが、時折り樹々の隙間から小入谷の様子が見える。やはり雲海が発生しているようだ。しかしこの雲海の全景を眺められる好展望地は根来坂峠の先ぐらいまで無さそうだ。その時分には霧は消え去っているのは間違いない。
こんなことなら最初から車でおにゅう峠へ上がってしまい、雲海を堪能してから山歩きすればよかったと後悔する。でもそれだったら先程の美人のお母さんと男の子には出逢えなかっただろう。

標高700m付近まで上がってくると尾根上には山毛欅の樹が現れ出す。立派な美しい樹も多く見惚れる。
と、スマホにyamaneko0922からメッセージが入る。先日の山行に関する件のお知らせを頂戴したのだが、返信のメッセージの中で今自分がいる山の事をお伝えすると、百里ヶ岳に登頂後に是非おにゅう峠から北西に延びる尾根をp820まで足を伸ばしてみられたらどうか、とすぐさまコメントをくださった。

シチグレ峠から先の急坂を頑張って登りながら、後の行程について考える。ヤマネコさんがわざわざ教えて下さるルート、きっと何か素晴らしい事がありそうだ。予定を変更しても行ってみようか。

取り敢えず百里ヶ岳へと向かう。途中の東側が見渡せる好展望地から琵琶湖や比良山地方向を眺める。空は曇っており風景は霞んでいる。蛇谷ヶ峰はよく見えているが、釣瓶岳と武奈ヶ岳の山頂部は雲の中である。

いよいよ百里ヶ岳の山頂へと登り詰めてゆく。山頂直下の急坂斜面には山毛欅の麗樹が多く圧巻の美しさである。何度訪れても素晴らしい場所だ。
山頂に立つ。誰もいない。百里先まで見渡せるという百里ヶ岳だが、木立に囲まれて眺望は宜しくない山頂である。
しかし一等三角点がある。三角点標石の角を破壊するという理解し難いマニアの被害にも遭わず、綺麗な標石に安堵して、ここで軽くエネルギー補給する。

百里ヶ岳に別れを告げて来た道を暫く下り、分岐から根来坂峠の方へ進む。途中の小ピーク付近の山毛欅林も見事である。
根来坂峠のお地蔵さんは小さな新しい祠に収まっておられて安心した。前回ここへ訪れた際には以前の祠が無残に崩壊しており、丸裸状態で寂しそうだったからだ。
お地蔵さんにご挨拶して先を急ぐ。

しばらく行くと南北の展望が開ける明るい場所に出る。当然ながら時間が経ち過ぎた小入谷の雲海は全て消え去っていた。また紅葉の時分に雲海を眺めにやって来たいと思うのだが、その時期のおにゅう峠は近年人気が湧き過ぎて人や車でごった返すのである。
北側には福井・小浜方面の展望が広がる。若狭湾や久須夜ヶ岳、御神島が見えている。訪れたことは無い。

一旦林道へ出て、おにゅう峠までやってきた。
峠のお地蔵さんにご挨拶し、福井県側の林道を見ると事前に聞いていた通り綺麗に舗装されている。これならば滋賀・朽木〜福井・小浜の間の車での行き来が容易になり、山行のルート計画にも良い影響が出そうだ。

さて、おにゅう峠からこのまま予定通りに江若国境尾根をクチクボ峠まで辿るか?
ヤマネコさんお勧めのp820へ向かうか?

峠は決定を強いるところだ。真壁仁さんの詩「峠」を思い出す。大好きな作品だ。
人生にも沢山の峠がある。若輩者の私も幾つかの峠を越えてきた。しかしその都度の選択は決して正しく無かったように思える。そして大体の失敗は、自らの意地や自尊心、妙な拘り、寛容さや謙虚さの無さ、無知・無学などがその土台となるところの、自分本位で自己中心的な判断が招いた結果である。人の意見を聞く耳を持たなかったり。

p820への尾根を辿ろうと決心する。
歩き始めて直ぐに言葉を失った。表現のしようが無いぐらいの美しい山毛欅の回廊が続いてゆく。そしてその広がりと規模が半端ではないのだ。
その素晴らしさを私などが下手に表現しない方が良い。値打ちを下げるだけである。


大きな感動を胸に、おにゅう峠へと引き返してきた。
江若国境尾根を辿るのはまた今度にしよう。ヤマネコさん曰く眺望も無い長い尾根道だそうだ。何も高島トレイルを繋ぐことに拘る必要など全くないのである。
山の良し悪しは山名に依らない・・ヤマネコさんに深謝。

根来坂峠に戻り、旧鯖街道・針畑越えの尾根道を小入谷の集落へと下山した。
針畑ルネッサンスセンターから車を走らせ若走路谷の下山口にデポしておいた自転車を引き上げる。

帰路の途中、通り掛かった朽木古屋付近の道端には可愛らしいピンクのシュウカイドウの花が咲いており、大満足の今日の山行に彩りを添えてくれたのであった。

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コメント

おにゅう峠と検索したところ…
こんにちは。濃いレコをいつも拝見させて頂いてます。読むたびに一冊の本を読み終えたような素晴らしい内容で表現されますね。
来月、高島の自治体のイベント参加が決まり、おにゅう峠へ行くのでレコを探そうと検索していたところ、1番にウリ様のレコに出会いびっくりしました。つい先日ですね。
私はその日、山歩きではありませんが高島の乙女が池などを散策しておりました。奥に見える山々を地図で辿りながらまたこの辺りも登りたいなと思っていたところでした。
そのずっと奥の方にいらしたんですね笑

足の具合もだんだん良くなってきたと同時に以前教えていただいた、権現山、ホッケ山方面にも足を伸ばしてみようと思っています。比良山系はまだ武奈ヶ岳しか行ったことがないので楽しみです。(主人も足が良くなってきたのでやっとです)
2020/10/2 13:48
Re: おにゅう峠と検索したところ…
piromichanさん、こんばんは。
長いだけの拙いレコに目を通していただいて有難うございます。よほど物好きの部類に入られるかと😁

おにゅう峠は雲海と紅葉が見事で、SNSの普及で有名になっています。近年は高島市も宣伝に力を入れておられる様子ですね。
その時期でなくても北は若狭湾方向、南は比良山地や琵琶湖方面の展望が開けてとても良い峠です。参加されるというイベントがどのようなものか存じ上げませんが、素敵な時間を持てる事でしょう。お天気に恵まれるといいですね!

ご夫妻とも足の具合がよろしく無かったのですか?ご無理は禁物だと思いますが、霊仙でお逢いした時みたいにまたご家族揃って山歩きを楽しんで下さい。
武奈ヶ岳以外の比良も魅力たっぷりですよ😊
2020/10/2 19:05
ブナの回廊は最高ですね
 ウリさん、こんにちは。
お気に入りの場所のようで。山猫さんもよく歩かれているエリアですよね。

林道の福井県側が舗装されたとのこと。おにゅう峠にデポしておけば上根来からの山歩きが楽出来て面白そうです。
根来坂峠のお地蔵さんの祠も新しくなったんですね。少しだけ上側に移動されたのかな?? 本来お地蔵さまは北向きに鎮座されるとのことですが、祠新設に合わせて変えることは支障があったのかな…  峠を往来する人を守ってくださるお地蔵さんですが、閻魔大王は地蔵菩薩の化身ということだから怖さもありますね。

わたしは文学にも疎いんですが、ウリさんは文学青年とか文学部出なのかな? 「峠」を早速ググってみました。
2020/10/2 16:47
Re: ブナの回廊は最高ですね
ののさん、こんばんは。

百里ヶ岳周辺の尾根には壮麗な山毛欅林が多いですね。山毛欅の回廊を歩いているととても清々しい気分になり、心癒されます。
今回ヤマネコさんに教えて頂いた尾根は特に圧巻の美しさでした。

おにゅう峠の福井側が舗装されたメリットは大きいですよね。この日、おにゅう峠で出逢ったご夫婦は舞鶴の方で、上根来から朽木側にドライブされてる途中のようでした。
山歩きのルート設定にも幅が広がりますかね。

根来坂峠のお地蔵さんの祠は、新しいだけあって趣きに欠けますが、大事にされてる様子で安心しました。崩壊したあのままの状態で放っておいたら、それこそ閻魔大王のバチが当たりそうでしたので。
ちなみに百里ヶ岳北側の木地山峠のお地蔵は、峠の地蔵という雰囲気があり、お気に入りです。

文学青年ではありませんよ😅
最近は山登りが忙しく本も読みません。
真壁仁の「峠」は、中学2年の時に担任で国語の先生でもあった恩師に教えてもらった詩です。とても印象に残っている素晴らしい詩です。
山中で峠に立つ時、いつも心をかすめます。
2020/10/2 19:24
ブナ林
初めまして、naojiroです。
いつもuriuri4211さんの情景と抒情溢るるレコに感動しています。
P820に至るブナ林にビビット反応しました。
写真から拝見すると密集度合いが濃いですね。ブナフェチには堪りません。
yamanekoさんのレコは見ていましたが改めて感動いたしました。
今度、是非とも訪れてみたいと思います。
2020/10/2 21:56
Re: ブナ林
naojiroさん、こんばんは。

コメントをいただきとても嬉しいです。
また拙いレコをご覧くださり大変恐縮です。
私もnaojiroさんの山行記録を拝見しては、北陸や福井・嶺南の山々の魅力に触れさせていただいております。
6月のヤマネコさんたちと訪れられた芦谷山・若越国境尾根の山毛欅林のレコも羨ましく拝見しておりました。

今回は山行途中にヤマネコさんからメールを頂戴したのがきっかけで、急遽行き先を変更してp820への尾根をおにゅう峠から往復したのですが、レコにも記しましたがそれはもう圧倒されるレベル(私の少ない経験の中に過ぎませんが)の山毛欅の回廊、山毛欅の濃い森が広がっておりました。

本当は8月末にヤマネコさんご夫妻が歩かれたように上根来の畜産団地から南への尾根をp820まで登り、おにゅう峠を経由する周回ルートを取られるのがいいでしょうね。
私が引き返したピークのまだまだ先にも山毛欅の回廊は続いていましたから。

ブナフェチ・・・いい響きですね😁
山毛欅林の写真は興味の薄い人には地味で何の変哲も無い写真に見えるかもしれませんが、好きな人にはその深さ、濃さ、広がり、美しさが見てとれるんですよね。写真の上手い下手にかかわらず、実際がどんな風かの想像は膨らみますね。ブナフェチなら😆
是非訪れてみて下さい。

また宜しくお願いします!
2020/10/2 23:00
どうりで歩くの速いはずやわ🐗
瓜坊🐗かわいいですよね。私も一度親子が道をサッと横切るの見たことあります。仮のお姿🧍なのに散り散りバラバラに逃げられたとは残念でしたね。本当のお姿は、首から上が瓜坊🐗の瓜人か、その逆の人瓜か。

峠、分岐点。選ぶのは自分。結果しか分からないけど。米津玄師の♪まちがさがし♪にあるように、♪正解の方じゃ♪きっと出会えなかったと思う〜♪
このところ必ず美人との出逢い付きですね。仮の鼻が伸び伸びの山行、瓜🐗さんの選択は常に大正解なのでは😁
2020/10/3 16:32
Re: どうりで歩くの速いはずやわ🐗
ペワさん、
長いだけの拙いレコにお付き合いいただいて恐縮至極です😅
レコの感想欄も鼻の下も伸び伸びぃ〜ですわ😁

瓜人?人瓜?・・男前の人間の顔した人瓜なんですよねぇ。
あの逃げて行った瓜坊たちも私の顔を見たんでしょうね。足もと見たら猪の仲間やって分かったはずなのに。
人間社会では、よく足もと見られたり足もと掬われたりするんですけどね😆

米津玄師は・・よう知りませんわぁ。もうちょいナツメロでお願いします。
2020/10/3 17:14
気に入って頂けて何よりです
遅コメで失礼します。二泊三日で南アルプスの長い周回をしておりました。いま、ようやく新幹線で京都に向かっております。山に入る直前までうりさんのレコはチェックしていたのですが、やはり長文を用意するのに時間を要されているのかなと思っておりました。
針畑川流域からアプローチする山が私も好きなのですが、ここはアプローチの山村風景の美しさにありますよね。四季折々の美しさがあり、日本の原風景とでも云いたくなるような景色が次々と展開するところ。朝靄や雲海がたちこめるこの季節はとりわけ美しいと思います。

百里ヶ岳には、遠敷(おにゅう)峠から小入谷の雲海が見れるこの時期、つい峠まで登りたくなりますが、このヤマレコ は東西南北。どこからアプローチしてもそれぞれ個性的で魅力的なルートがあるので、峠まで車で登ってしまうのが勿体ない気がします。

余計なことを申し上げたかもしれませんが、うりさんならp820まで寄り道しても三国峠まで行くことが出来るかな、と思っておりましたが、p820から下山される選択をされたとのこと、それはそれで今回辿らなかった尾根を辿る悦びが出来たというものですね。未踏の尾根や山とはある程度の冷静な距離をとることが、却って訪れたときの大きな感慨に繋がるような気がします。

p820への尾根は遠敷峠を越えると突然、林相ががらりと変わり、まるで別世界に入り込んだかのような感があるでしょうね。百里新道や百里ヶ岳直下の山毛欅林も素晴らしいのですが、遠敷峠からp820への尾根は確かに圧巻でしょう。気に入って頂けて何よりです。
2020/10/4 19:54
Re: 気に入って頂けて何よりです
ヤマネコさん、こんばんは。

いつも的確なアドバイスを頂戴したり魅力溢れる山やルートをご紹介いただいたりで、感謝に堪えません。
今回の山行もお陰さまでより満足度が高いものになりました。
数々の山行の中で幾つもの峠は勿論、壁のような急坂や地獄へ導かれるかの如き谷を乗り越えてみえたであろうヤマネコさんのご経験値を、お出逢いした事をきっかけに、私の未熟な山旅の中で参考にさせて頂けることを改めて幸運に思います。
そして感想欄で下手な喩えをしてしまっており大変恥ずかしいのですが、趣味の山歩きでの経験は、生きてゆく上での峠に差し掛かった時、進むべき方向を決定する折の判断のあり方について改めて考えさせられるのです。
優柔不断な癖に頑固者の私は、他者の冷静で思慮深いアドバイスがなければ道を誤り続けるに違いありません。
という意味で、すなわち、また宜しくお願いいたします。

針畑川流域の朽木の山村風景の美しさに魅了される・・仰るとおりですね。
この地域には何度も足を運びたくなります。とは言うものの、この山域はまだまだ未踏の山やルートばかり。仰るように冷静な距離を取りながら計画し、登山口へのアプローチも含めて、訪れる悦びを少しずつ噛み締めてゆきたいと思います。

南アルプスの大周回、お疲れ様でした。
レコupを楽しみにしております。
2020/10/4 21:54
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