寂地山 - 深雪のミノコシ峠で撤退
- GPS
- 06:35
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 816m
- 下り
- 821m
コースタイム
【07:48】駐車場出発
【07:53】寂地峡『五竜の滝』入口
【08:21】『木馬トンネル』分岐(右、Cコースへ)
【08:22】『木馬トンネル』【08:23】
【08:26】『竜ヶ岳』分岐(竜ヶ岳へ)
【08:34】『竜ヶ岳観音』【08:39】
【08:45】『竜ヶ岳』分岐(ミノコシ峠へ)
【09:04】無名の滝?分岐(今回は滝へは行かず)
【09:18】「寂地山165分・駐車場50分」の標識
【09:24】謎の石垣とベンチのある地点【09:28】
【09:38】「寂地山150分・駐車場60分」の標識
【09:53】「寂地山135分・駐車場70分」の標識
【10:06】「寂地山120分・駐車場80分」の標識、ベンチのある地点(出合)
【11:53】『ミノコシ峠』寂地山・右谷山分岐【12:03】
【12:12】『ミノコシ峠』から寂地山へ100mの地点(撤退判断)
【12:19】『ミノコシ峠』寂地山・右谷山分岐
【12:41】「寂地山120分・駐車場80分」の標識、ベンチのある地点(出合)
【13:06】「寂地山135分・駐車場70分」の標識
【13:14】「寂地山150分・駐車場60分」の標識
【13:51】『竜ヶ岳』分岐(木馬トンネルへ)
【13:53】『木馬トンネル』【13:54】
【13:54】『木馬トンネル』分岐(左下方、五竜の滝へ)
【14:15】寂地峡『五竜の滝』入口
【14:23】駐車場(帰宅準備&遅めの昼食)【15:02】
【15:12】寂地峡案内所駐車場出発
※五竜の滝入口〜木馬トンネル間は、滝の撮影で10分近くかけてますので、区間タイムは参考除外してください。
天候 | 曇り/晴れ 時折、粉雪ちらちら |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
木馬トンネルまでは残雪はありませんでした。 残雪が歩行に影響を与え始めたのは、竜ヶ岳分岐を通過して20分ほど歩いた辺り、 ちょうど名前の無い?滝の分岐がある辺りからでした。 崖に沿って一部、空中歩道?が設置された場所や、岩肌を歩く箇所などで、ツルツルテカテカになっていましたので、特に下山の際は軽アイゼンを装着するほうが安全だと思います。 それでも積雪は15〜30cm程度で、さほど苦労することなく『タイコ谷分岐(出合)』まで進めました。 問題はここからで、積雪深が一気に50〜70cmとなり、加えてトレースも全く存在せず、ワカンのない私は前進を阻まれました。 主稜線の鞍部であるミノコシ峠には、強く風が拭き抜けた痕跡がありましたので、ここは吹き溜まり易い地形なのかもしれません。 この、タイコ谷分岐(出合)〜ミノコシ峠は、無雪期であれば30〜35分の所要時間のところ、今回は100分も掛かりました。 ミノコシ峠から寂地山へのルートも積雪状況はさほど変らず、積雪深は50cmを超える状況。 また、赤テープも色褪せていたり、雪で隠れたりして、探してもなかなか見つからず、今回はここでタイムアップ、引き返すことにしました。 トレースがあるかと思いましたが、松の木峠や犬戻の滝からのコースと違って、距離のあるコチラのコースは冬季はあまり人が入らないのでしょうか。 |
写真
感想
前日、仕事中に麓から見上げた寂地山系の薄っすら白く化粧した姿を見て、ふと「雪の寂地山に行ってみよう」と思い、行動に移りました。
山口市の自宅を05:30に出発、中国自動車道の徳地IC〜六日市ICを利用し、深谷大橋を経由して、寂地狭の駐車場には07:32に到着。
ここまで一般道も高速も、積雪や凍結も全く無く順調。
私の頭の中には、寂地山の山頂付近も雪はせいぜい30cm、あっても40cm程度、それにここ数日何人もの人が歩いてるだろうから、トレースを辿ってすんなり山頂まで行けるだろうという憶測が。
それでも、もし時間が掛かったりするようなら、無理せず行ける所まで行って、あとは諦めて帰ればいいやと、山頂よりも、雪景色の寂地山を歩くことを主目的としていました。
7〜8年ぶりに『五竜の滝』を眺めるコースを歩き、懐かしさを感じながら、恐怖の『木馬トンネル』をクリア。
※心霊スポットとかいうのではなく、個人的に小さい頃からここが暗くて苦手だったのです。
その後、片道7分ほどの寄り道して『竜ヶ岳』の観音様に新年の挨拶&山行の無事を祈願し、再び寂地山へのルートに戻る。
雪は所々登山道の端に少し残る程度だったが、標高が650mを超えた辺りから徐々に増え始める。
それでも、前日の雨で硬く締まったような状態なので、歩き難いと感じることもなかったです。
時折、渓谷というか、渓流に雫や飛沫が作り出した氷の芸術を見つけ、感動する。
積雪量は標高850m付近からぐっと増えて、ワカン未装備の私の行く手を阻む。
それでも、ミノコシ峠に辿り着けば、松の木峠登山口から寂地山、右谷山と縦走する人達のトレースがあるかもしれないと、期待を込めて残りの標高差250mに挑むも、積雪深40〜70cmの前にワカン無しではどうにもなりませんでした。
一歩踏み出しては、太ももまで埋もれ、沈んだ反対の足を引き上げて一歩前に踏み出す。
その一歩を踏み出して一本足となった時に重さが集中した脚が更に沈み込む。
10m進むのに2分以上かかるような状態で、ミノコシ峠に辿り着いた時には、既に山頂到着を予想していた時間に迫っていた。
そして、あるだろうと思っていたトレースは全くなく、寂地山までも同様に深い積雪。
さすがにこのまま進んだのでは、山頂に到着するのは15時になりそうだと、諦めて撤退することに。
もし、『松の木峠』や『犬戻の滝』からだったら、どうだったのかな、と思いながら下山。
こっちよりは人が多いコースだと思うので、同じ日に登ってた人の記録に出会えると楽しいなと思う反面、ワカンやスノーシューがあれば随分と楽だったんだろうなと、持たない装備に想いを巡らせてみたり(笑
まぁ、雪の中で思う存分に体を動かせたので、満足でした。
とりあえず、今度はワカンの予備を持ってる人と登ってみたいと思います(笑
その後は春のカタクリ開花の時期ですね。
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