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Yamareco

記録ID: 261924
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積雪期ピークハント/縦走
丹沢

檜洞丸(ツツジ新道ルート・ピストン)

2013年01月18日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:34
距離
9.7km
登り
1,210m
下り
1,197m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

08:30 神奈川県立西丹沢自然教室発
09:20 ゴーラ沢出合
10:35 展望台
12:30 ツツジ新道・石棚山稜分岐
13:00 檜洞丸着
<休憩>
13:30 檜洞丸発
13:45 ツツジ新道・石棚山稜分岐
14:45 展望台
15:20 ゴーラ沢出合
16:00 神奈川県立西丹沢自然教室着
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【行き】
電車:小田急小田原線・新松田駅
バス:富士急湘南バス・西丹沢自然教室バス停

【帰り】
バス:富士急湘南バス・西丹沢自然教室バス停
電車:小田急小田原線・新松田駅
コース状況/
危険箇所等
■積雪
・ツツジ新道からゴーラ沢出合の少し上あたりまでは、既に融けて地面が露出した所も。
・標高1000m以上は、60cm〜70cm
・標高1300m以上は、60cm〜100cm
・一部吹きだまりは100cm超える所も

■危険箇所
・谷筋の登山道に倒木あり。避ける際に注意。(※写真参照)
・ツツジ新道入口からゴーラ沢出合、
 下山時間帯には雪解けが地面を柔らかくしているため、谷への滑落には注意。
・木道、階段も雪に埋もれている箇所が多いため、踏み抜いた時に勢いが付いていると危険です。(打撲・捻挫)

■登山ポスト
・西丹沢自然教室にて、入山届を記入・提出できます。

■トレース
・山頂にて、犬越路と蛭ヶ岳方面を見た感じでは、トレースは皆無でした。
 なので、そちら方面へ足を伸ばされる場合は、相応の覚悟が必要と思われます。
・1300mより上あたりからは、サラサラの粉雪が多く、
 登山時のトレースが、下山時にはもう、運ばれてきた雪で消えかかっている場所もありました。
ツツジ新道入口の時点で10〜15cm程度の積雪。まだ時間帯が早いため雪も硬めでした
2013年01月18日 21:03撮影 by  CX5, RICOH
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ツツジ新道入口の時点で10〜15cm程度の積雪。まだ時間帯が早いため雪も硬めでした
倒木が道を塞いでいました。脇を通る際に油断していると、谷間に滑落しそうでした。
2013年01月18日 21:05撮影 by  CX5, RICOH
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倒木が道を塞いでいました。脇を通る際に油断していると、谷間に滑落しそうでした。
行きは雪質が固く、アイゼンが効いて問題なかったのですが、帰りは怖かった…。
2013年01月18日 21:06撮影 by  CX5, RICOH
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行きは雪質が固く、アイゼンが効いて問題なかったのですが、帰りは怖かった…。
たまに標高1000m前後の場所でも積雪1m前後に。風の影響などもあるんでしょうね。
2013年01月18日 21:08撮影 by  CX5, RICOH
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たまに標高1000m前後の場所でも積雪1m前後に。風の影響などもあるんでしょうね。
テーブルを覆い尽くさんばかりに雪が。
2013年01月18日 21:09撮影 by  CX5, RICOH
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テーブルを覆い尽くさんばかりに雪が。
大室山。こちらも雪が多そう。
2013年01月18日 21:10撮影 by  CX5, RICOH
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大室山。こちらも雪が多そう。
大笄。今時点であの辺をラッセルで進むのは困難極まるはず。
2013年01月18日 21:10撮影 by  CX5, RICOH
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大笄。今時点であの辺をラッセルで進むのは困難極まるはず。
久しぶりにまともな富士山が見れました!甲相国境尾根の奥にある山中湖、凍ってますね。
2013年01月18日 21:14撮影 by  CX5, RICOH
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久しぶりにまともな富士山が見れました!甲相国境尾根の奥にある山中湖、凍ってますね。
滑り落ちて勢い付いたら200m位は、余裕で止まらなそうな場所。
2013年01月18日 21:14撮影 by  CX5, RICOH
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滑り落ちて勢い付いたら200m位は、余裕で止まらなそうな場所。
同角ノ頭。こちらも雪が豊富ですね。
2013年01月18日 21:15撮影 by  CX5, RICOH
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同角ノ頭。こちらも雪が豊富ですね。
山頂直下が一番きつかったです。雪質が非常にサラサラしており、足が取られて進まず。
2013年01月18日 21:17撮影 by  CX5, RICOH
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山頂直下が一番きつかったです。雪質が非常にサラサラしており、足が取られて進まず。
意地でやっと山頂へ到達。トレースのない真っ新な山頂でした。
2013年01月18日 21:19撮影 by  CX5, RICOH
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意地でやっと山頂へ到達。トレースのない真っ新な山頂でした。
祠も、誰かが来るのをじっと待っていたようです。
2013年01月18日 21:20撮影 by  CX5, RICOH
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祠も、誰かが来るのをじっと待っていたようです。
無人で非常に静か…。
2013年01月18日 21:21撮影 by  CX5, RICOH
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無人で非常に静か…。
犬越路へのルートを覗いてみましたが、1/14の積雪後はまだ未踏の様子。
2013年01月18日 21:21撮影 by  CX5, RICOH
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犬越路へのルートを覗いてみましたが、1/14の積雪後はまだ未踏の様子。
鍋割山から塔ノ岳へと至る尾根
2013年01月18日 21:22撮影 by  CX5, RICOH
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鍋割山から塔ノ岳へと至る尾根
親鹿に連れられた子鹿でしょうか。敏感にこちらを察知して振り返っておりました。
2013年01月18日 21:23撮影 by  CX5, RICOH
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親鹿に連れられた子鹿でしょうか。敏感にこちらを察知して振り返っておりました。
コース中の鎖場は、覚えている限りでは全て雪の上だったと思います。
2013年01月18日 21:24撮影 by  CX5, RICOH
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コース中の鎖場は、覚えている限りでは全て雪の上だったと思います。
ゴーラ沢も雪景色。
2013年01月18日 21:25撮影 by  CX5, RICOH
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ゴーラ沢も雪景色。
橋の上に15cm前後の雪。中途半端な硬さのため、この上を歩いていると潰れて、体勢が不安定になって怖かったです。
2013年01月18日 21:26撮影 by  CX5, RICOH
1/18 21:26
橋の上に15cm前後の雪。中途半端な硬さのため、この上を歩いていると潰れて、体勢が不安定になって怖かったです。
撮影機器:

感想

■ルート選定

丹沢主脈は恐らく、人気があって、それなりに登山者が来られていると思うし、
甲相国境尾根は、私はまだ登った事がないので、この時期はあまり自信が…。

こんな調子で、前日まで登る山を決めかねていたら、
檜洞丸と大室山が前回の降雪以降、まだ誰も登頂していないという情報が。
大室山はまだ一度も行ったことがない私には手が出ないので、必然的に檜洞丸へ。

そんな訳で、1/9にも登ったばかりの檜洞丸を今回は選びました。
(※参考:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-259519.html
ルートはやはり、一番無難なツツジ新道ということで…。


■現地到着

場所的に、丹沢の奥に位置するため、バス到着時には既に8:30近くに。
西丹沢自然教室で受け付けられた方は、前回来た時と別な方でした。
お話に依れば、展望台までは既にトレースが付いてあるとのこと。
では、取り敢えず展望台までであれば、無雪時とあまり差のない速度で行動できるかなと安心。


■既に先行者が!

実際に登ってみると、展望台で1組の登山者が。
念のため聞いてみた所、頂上には行かれていないとのこと。
ただ、私の前に、既に2組の方が頂上に向かっているそう。
確かに、見ると真新しいトレースが展望台より先まで続いている…。
こうして、今現在ラッセル中であろう、最前線に追い付くべく、
私も登山ピッチを上げました。


■ラッセル最前線へ

少し進むと、すぐ最前線へ私も追い付きました。
標高にして、1450m付近。
2組の内、スコップ持った単独の方(青ヶ岳山荘のボランティアの方?)が
「時間が足りない。疲れてきた。」ということで、降りて来られました。
お話を聞いてみると、早朝からずっと道を作り、ここまでやっと伸ばしたとの事。
お疲れ様でした!
去り際、「上に行くの?気を付けて」と励まされました。

残った1組は、4名のグループでした。
追い付いて話し掛けたら、これ以上進むのは無理なので、実はそろそろ降りるとの事。
「え?じゃあ私だけ?」


■そして一人

4名の方に、「がんばってね」と励まされ、私が最前線へ。
ここから上はトレースは一切なし。
あと少しで頂上じゃないかと、自分を励ましながら進み始めましたが、
雪は非常にサラサラしており、踏んでもろくに固まらない有り様。
しかも、先日通ったばかりのルートなのに、景色が激変して正確に覚えていない…。
たぶんあちこち、本来のルートを微妙に踏み外して進んだと思います。
山頂直下は更に雪の量が増え、進む速度がだんだん鈍化。
すぐそこに山頂が見えるだけに余計悔しかったです。


■山頂へ

それでも、時間はまだ比較的余裕が。
ノッソノッソと、沼地を進むが如く地道に進んで、やっと山頂へ到着。
一番乗りで、見事に痕跡のない綺麗な雪が敷き詰められておりました。

これも、私以外の方々が、途中までトレースを作成していたおかげ。
想像していたより、困難の度合いが低下しておりました。
それがなかったら、到底、山頂には日帰りで辿り着けていなかったと思います。

皆さんに感謝!
ありがとうございました!

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