岩稜歩きを求めて・紅葉直前の那須岳（茶臼岳、朝日岳）

2020年10月03日(土) [日帰り]

• GPS: 03:50
• 距離: 7.0km
• 登り: 444m
• 下り: 852m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:29
• 休憩: 0:20
• 合計: 3:49

9:39 那須ロープウェイ山頂駅
9:43 9:45 牛ヶ首山頂分岐
10:09 10:10 山頂口
10:22 10:23 那須岳
10:33 お釜口
10:55 硫黄鉱山跡
11:00 峰の茶屋跡避難小屋
11:11 恵比寿大黒
11:35 朝日の肩
11:45 11:51 朝日岳
11:57 12:02 朝日の肩
12:20 恵比寿大黒
12:24 12:26 剣が峰
12:31 12:32 峰の茶屋跡避難小屋
12:50 12:51 中の茶屋跡
13:03 13:04 登山指導所・登山ポスト
13:07 峠の茶屋駐車場
13:16 那須ロープウェイ山麓駅
13:28 大丸駐車場

天候

晴れ→曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

行き…那須塩原駅 7:45発のバス → 那須ロープウェイ
帰り…大丸バス停 14:20発のバス → 那須塩原駅
※那須塩原駅から那須ロープウェイまでのバス代金は現金のみ、往復の場合は2日間有効のフリーパスになっていました。
片道：1,430円、降車時に現金払い
往復：2日間有効のフリーパス、乗車前に並びつつ購入

コース状況／危険箇所等

・茶臼岳まで：危険箇所なし、ザレザレで滑るので登りより下りが疲れそう。
・茶臼岳〜朝日岳：浮き石だらけの急斜面や岩場のトラバースなどは、濡れている時やすれ違い時に要注意です。
・ロープウェイは人が乗り降りするごとに消毒作業が入るので、乗車待ちの行列ができていました。登山中は小規模の渋滞も頻繁に起きるので、人の多い時期は余裕のある登山計画がいいなと感じました。

写真

那須塩原駅から那須ロープウェイまでバスに乗車。
往復の場合は2日間有効のフリーパス2,600円、片道は1,430円でどちらも現金のみでした。

ロープウェイのチケットを購入して乗車待ちの列に並びます。
ロープウェイは人が乗り降りするごとに消毒作業をするようで、乗車まで少し時間を要しました。
頭上の山頂駅や山を眺めてヒマつぶし。

朝日岳も見えました。
おお、かっこいい。

ロープウェイ山頂駅に到着。

出発です。
秋全開の空が眩しい。

あ〜いいですねぇこの景色。
午後には曇ってしまう予報なので、青空が楽しめるのは朝うちだけ。

まずは茶臼岳を目指します。
ザレザレで少々滑る。

開けた場所を歩くので開放感たっぷり。

ススキたちもふわふわと気持ちよさそう

だいぶ茶臼岳山頂が近づいてきました。

直登すると苦労しそうですが、横を巻くように道がついているので安心。

こんな道のりが本当に楽しい。

ミニミニ草紅葉。

茶臼岳に到着。

山頂からの景色も開放的。
白く漂っているのは噴煙かな？
景色に夢中だったので、写真を見て気付きました。

朝日岳に向かいます。
小さく見えている赤い屋根は峰の茶屋跡避難小屋。

目の前にドーンと朝日岳。

コロコロと小さくて可愛い花。

鞍部に建つ赤い屋根の峰の茶屋跡避難小屋。
南アルプスを歩いている気分。

ここは「風の通り道」になるらしく、確かにいままで穏やかだったのがウソのように、風が強く吹き荒れていました。
お天気自体が強風の日は、通過するのに難儀しそうです。

強風とともに出発。

リンドウのつぼみ？

気のはやい赤色。

気持ちのいいトレイル。

ヤマハハコ。

おー
荒々しい。

振り向くと、遥か向こうにロープウェイが見えました。

あれが剣ヶ峰のロウソク岩かな？

紅葉が見頃を迎える時期は見事だろうなと思う眺め。

ごつごつと荒々しい。

朝日の肩に到着。

朝日岳山頂まであとちょっと。

山頂手前から見えたどっしり茶臼岳。

朝日岳に到着。

山頂からの茶臼岳も見事です。

奥の方に槍ヶ岳っぽいとんがりピークが見えて、ますますアルプス気分。
旭岳（赤崩山）という名前のようです、たぶん。

山頂は狭いですが、素晴らしい景色。

名残惜しいですが下ります。

岩場のトラバース。
距離は短いですが慎重に。

ガレガレの急斜面。

峰の茶屋跡避難小屋に戻りました。
あまりにも大勢の方が写ってしまったので、屋根だけ。

ロープウェイ山麓駅へと続く道。

山麓駅まで約30分、大迫力の朝日岳を眺めながら下ります。

西側から眺める朝日岳。

振り返ると避難小屋の赤い屋根。

小さくて可愛いピンク色。

景色に気を取られて前に進めない。

後半は気持ちのいい樹林帯。

登山口には狛犬さま。

峠の茶屋を通過。
つい立ち寄りたくなるけど、もう少し歩かねばなのでガマン。

ここにも気の早い赤色。

ロープウェイ山麓駅に到着。

山麓駅の左側に、大丸へと続く道があります。

アザミがたくさん咲いていました。

うねうねと蛇行する舗装路をショートカットするように付いている歩きやすい道。

大丸に到着。

温泉どうしようかなと悩みましたが、一番手前のニューおおたかさんへ。

浴室は小さめですが、清潔でとても良いお湯でした。

大丸バス停。

14:20のバスに乗車。
ロープウェイからのお客さんを乗せていますが、途中の温泉でもポツポツ人が降りていくので座れました。

感想

suitosuito

岩稜を歩きながらどーんと眼前に迫る大きな景色が眺めたくなり、那須岳へ出かけてきました。紅葉が見頃を迎えると大変な混雑になるらしいので、ほんの少し手前の時期を選んでの山行です。
標高が2,000m弱の山とは思えない大きな景色の連続で岩稜歩きがとても楽しく、何もかも大満足の山歩きになりました。
山道も整備されていてちょっと急だなと思う箇所には鎖の設置もあり、全体的に歩きやすくなっています。
ただ、那須岳を紹介するほとんどが朝日岳も含めて「初心者にぴったり」となっていることには少々疑問を感じました。
茶臼岳なら確かにそうですが、朝日岳までの道のりは浮石の多い急斜面や片側が切れ落ちている岩場のトラバースもあり、鎖があるから安全、とは言えないような…
初心者の友人と山へ行った時、自分では何でもないと思っていた下りや岩場で「怖い」と言われたり、疲れが足に出て転びやすくなってしまったり、といった経験がありものすごく反省したことが何度かあるので…
気にしすぎかな。