冬の伊吹山 〜真っ白な雪と空の青〜


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,191m
- 下り
- 1,179m
コースタイム
天候 | 朝雨→晴れ(山中ではガスの時間が多かった)→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
マイカーで名神関ヶ原ICより30分程。登山口付近民間駐車場(500円)まで。 この日は道路には全く雪なし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山口〜三合目> 一合目までは全く雪はなし。雨で岩が濡れたりぬかるんでいて滑りやすかった。 二合目から雪が出てくる。三合目までは特に注意するところも危険個所も無し。 トイレは一合目のところにある。 この日は気温が高く朝は雨だったので下山時登山道が川のようになっていた。 ドロドロ。 <三合目〜避難小屋> 雪がまだ締まっていたのと、そこまで積雪が多くなかったのでツボ足で歩く。 元々スキー場だったところなので傾斜も緩く広々。雪山ハイキング感覚。 雪が増えれば軽いラッセルになるかもしれない。 新雪の時はスノーシューやわかんがあると良い。 <避難小屋〜山頂> 避難小屋から上は急な斜面を直登。 前日までのトレースが残っていたのでおおよそはその跡を追って歩いた。 クラストした雪でそこそこ硬く、アイゼンが良く利いた。 この日の朝のように雪が硬い時は滑ったらとまらなそう。 稜線に出てから多少踏み抜くと膝ぐらいまで潜る事もあったが概ね歩きやすい広々とした雪原。風でトレースは消されていた。 下山時は雪が緩んできていて 登りの時に感じたような止まらないだろうな・・感はなくなったので登って来る登山者の邪魔にならないようシリセード。 気温が高かったので下の方は雪が腐って登って来る方達大変そうだった。 6本爪のアイゼンじゃ役にたつかどうか? |
写真
感想
昨年いろいろあって断念した冬季の伊吹山。
時期も、天気予報も、お休みもいい感じに整いました。
仕事を終えて帰宅後、荷物の準備をして夜中の2時頃出発。
新東名が快適すぎて横に長い静岡県をあっという間に通過。
東名ー名神で関ヶ原ICで下車そこから一般道を30分程度で伊吹山の登山口付近に到着。静岡、愛知、岐阜と綺麗なお月様が明るく見えていたのに晴れの予報とは裏腹にこの辺りは雨・・・。
とりあえず道の駅で少しだけ仮眠して少し明るくなるのを待ちます。
1時間程寝て起きてみると何とか雨は止んでました。
登山口周辺には民間の駐車場が何ヵ所もありますが、人が出ていたところは一カ所だけだったのでそこに車を停めさせてもらいました(500円)更衣室、洗い場、トイレなどを借りられます。
駐車場のおじさんとお話ししながら天気の回復を待ちつつ出発の準備。
風が弱いのか、雲がなかなか取れません。
明るくなってきて、周囲は晴れ間も見えてきたし、一応今日の予報は夕方までは晴れなのでそれを信じて登り始めることにします。
駐車場から集落の中車道を歩き神社へ。
今日の安全と晴れを祈願して出発。
登山口から一合目までは整備された樹林の中の道ですが、雨で岩が濡れ、ぬかるみも多く、危険ではないけど歩きにくいです。
15分程歩いて樹林を抜け、一合目に到着。
元スキー場の草原が広がってます。
二合目まではぬかるみに注意しながら足早に進みます。
この時点でまだ上空に厚い雲がかかっており、目の前もガスガスただ、南側と西側は晴れているようです。
二合目を過ぎると雪が少しずつ出てきて、三合目からは雪道になります。
思ったほど雪は多くなく、結構締まっているのでツボ足で歩けます。
三合目から五合目までは傾斜も緩く歩きやすいです。
降雪直後は雪がもっと柔らかいだろうからわかんやスノーシューがあると良いと思います。
山頂はまだ雲の中ですが、次第に青空も顔を出してきました。
五合目を過ぎ少し傾斜が増してくると六合目の避難小屋。
再び雲の中に入り一面真っ白・・・。
少しガスが晴れるまで朝食休憩しながら様子見。
30分ぐらいのんびりしてたら見事に晴れてくれました。
アイゼンを付け出発。
ここからは結構急な斜面を直登です。
休憩している間に勢いよく登って来る方が下に見えましたが、登り始めたら見えなくなりました。
一応前日までのトレースがあるのでそれに沿って新しいステップを刻みながら登ります。傾斜も急だし、雪が硬い(これは雨のせいか?)のでアイゼンが良く利きます。でもこの傾斜でこの硬さだと滑ったらとまらなそうです。
晴れて来て気温も上がって来たので行動中は暑い。
衣類のファスナーを開けたり、首に巻いてるタオルを取ったりして調節。
背の低い灌木の間を抜け、更に急な斜面をひと登りすると稜線に出ます。
稜線は風のせいか、多少の雪が降ったのかトレースは無し。
真っ白な雪面に足跡を付けて歩いて行きます。
頭上は朝の天気がウソのような青空!
風も弱くすごく気持ちいいです♪
広い山頂付近をウロウロ歩き回り写真撮ったり、休憩したり。
すぐに雲に隠れてしまいましたが、登頂直後は白山や北アも見え貸切の山頂を楽しめました。
六合目ぐらいで下に見えた登山者が登ってきましたがアイゼンもピッケルもストックも持っていない様子。慣れてるのか無謀なのか?
見た限りは後者のようでしたが・・・。
結局1時間近く山頂付近をウロウロしたり休憩したりして下山開始。
滑ったら怖いなと思っていた斜面は日が当たり気温が上がって雪が少し緩くなっていて滑り降りるのにはなかなかのコンディション( ̄ー ̄)ニヤ
登ってくる登山者に迷惑がかからないよう避けながらシリセードで下りました。
避難小屋でアイゼン外し、登りでは使う必要を感じなかったわかんを装着。
自分が付けて、後続の登山者が通ったトレースから離れたところを歩いて下りました。
五合目で再びコーヒーを淹れて休憩。
時間に余裕があったので雪だるま作ったり、あえてルートを外して歩いたりと雪山ハイキングを楽しみました♪
3合目から下は雪が解け登山道は小川のようになっています・・・。
出来るだけ水が流れているところは避けながら下りました。
1合目で談笑していた4名パーテーに挨拶してしてドロドロの登山道を歩き13時半頃には下山。
駐車場でお茶とみかんとお菓子いただきました。
靴も洗わせて頂き感謝です。
下山後は登山バッジが欲しかったですが、お店がどこも開いておらず、諦めて帰ろうと思っていたところ、たまたまバッジが売っているお店の方がいたので声かけてみたら売ってくれました。
駐車場で紹介してもらったジョイ伊吹で薬草風呂に入り帰路に。
多少時間に余裕があったので関が原の合戦場や、養老の滝に立ち寄り、のんびり帰宅しました。
伊吹山に登るのはスキー場がまだ元気だった十数年前以来。
無雪期は花や植物が豊かな伊吹山ですが、雪に覆われた冬の時期も負けず劣らず素晴らしい山です。標高はそれ程高くないのでお手軽な感じがありますが、アルプスの山々にも劣らない魅力や登り応えのある山です♪
昨年は登る機会に恵まれなかったですが、今年は早々にチャンスに恵まれ、怪しかった天気も山頂では晴れ渡り満足のいく山行でした。
素晴らしい晴天ですね
こんな日に、上りたかったです。
シリセード、ばっちり楽しめた
みたいですね
軽装の方が多いのは、困ったチャンですね。。。
僕は、今から、わずかな晴れ間を求めて
三重県南部の山に出かけます。
こんな青空の日に上りたかったです。
komakiさんこんばんは♪
予報では夕方までは晴れだったのですが、朝着いたら雨降っててちょっと心配でした。
風や雲の通り道なのでなかなかスッキリ一日晴れる事はなかなか少ないみたいですね。
たぶん後続の方達はガスに巻かれたと思うので早めに登頂して山頂では気持ちよく晴れて良かったです
標高の割に登り応えもあって得にこの時期はアルプス登山的な雰囲気が楽しめて素晴らしい山ですね
軽装の方は何事も無かったので良いようなものの何かあってからでは取り返しがつかなくなってしまうのでしっかりとした準備で臨んで欲しいものです。
まぁ、もしかしたら余裕がある方かもしれませんけど・・。
冬の伊吹山ですか。
僕はこの山は花の山として印象を持っていたので。
少し、意外な感じでしたが、良いですね!
気持ちの良い空の色。素晴らしいですね。
ペンギン君(名前はあるんですか?mamepyon?)
も活躍してますね。
尻セードしたい、今日、この頃です。
伊吹山は花や高山植物や神話の山として有名ですが、実は世界山岳気象観測史上1位とされる積雪の世界記録である11.82 mの積雪量が観測されるほど雪の多い山でもあります。
この日は思ったより雪が少なかったですが、夏の花と緑に覆われた雰囲気とは全く別の表情でこの時期もなかなかのものでした。
朝、雨でちょっと心配でしたが、山頂に滞在している間は青空が広がってとても気持ち良かったです
相棒はぺん太ですw
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