甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根 台風一過で360°大絶景
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 2,637m
- 下り
- 2,640m
コースタイム
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 6:13
天候 | 初日: 曇り。二日目: 快晴!!のち曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆駒ヶ岳神社〜分岐: 地味に800mの急登。だらだら登る。 ◆分岐〜八丁登り〜刃渡り〜刀利支天: たらだらと八丁登りが続き、刃渡りを越えると、しばらくは黒戸山のトラバースが気持ち良く続く。刀利支天の手前はクサリ&ハシゴの連続。 ◆刀利支天〜五合目小屋跡〜七丈小屋: 五合目小屋跡までは比較的穏やかに進む。その先七条小屋まではまたしても、急なハシゴ&クサリが続く。 ◆七条小屋〜甲斐駒頂上: クサリ&ハシゴがなお続くが、七丈小屋前ほどではない。 ◆甲斐駒頂上〜摩利支天: ザレ道を下る。明確な分岐は不明、その先の道は不明瞭、要注意。 |
その他周辺情報 | 尾白の湯(登山口から車で5分。登山口売店の割引券で大人630円。) |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
今年は公私とも多忙で、山に行く時間が作れなかった。そんな中で甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根を登りたいと8月頃から機会を狙っていたが、やっと決行した。この週末も台風でダメかと思っていたが、土曜に抜けたので日曜出発とした。結果的には台風一過の後のため、最高の景色を堪能できた。
黒戸尾根の尾白川渓谷登山口あたりからは、頂上が見えなかった。一体どれほど深いのか。吊橋を渡るといきなりぐいぐい登り出すが、ものすごい急登というわけではない。しかしだらだらと横手分岐まで登っていく。あっという間に着いた気もしたが、実はそこまでが標高差800mもあり、後で振り返ると、この区間こそ地味ながら大変なところかもしれない。眺望は全くなく、林間を時々溝の中を進む。
その先しばらく笹原の後に、まただらだらと八丁登りが始まる。ようやく眺望が開けるのは刃渡りだが、この日は雲のため下界は見渡せず。代わりに、この辺りから時々目にする紅葉黄葉を楽しむ。
刀利天狗の手前は急なハシゴ・クサリの連続。一泊のピストンにも拘らず、本格的山旅が今年最初で最後だと思ったこともあり、縦走するような荷を担いで来てしまったことを後悔する。もっと軽くしておけば良かった…。長い道のり、徐々に疲れがたまってきた。
黒戸山のトラバースは樹林の中だが気持ち良かった。一瞬視界が天に開く五合目から、またきついハシゴ・クサリの登りが始まる。七丈小屋までもう少しと、耐えて登る。6時間かかって七丈小屋に着く。この荷物だと山頂まで一気に行くのは無理、ここに小屋があって本当に助かった。この日の宿泊客は5人、山の話に花が咲いた。
翌朝、前の晩に今朝はかなりの晴天が期待できると聞いて、夜明け前に出発。八合目の御来迎場で日の出を待つ。絶好の日の出だった。
山頂まではなお岩場が続くが、期待が大きい。登頂すると、360°遮る物がない光景が広がっていた。
富士山、鳳凰三山、北岳・間ノ岳、仙丈ヶ岳、塩見岳、荒川岳・赤石岳、西には中央アルプスから御嶽、乗鞍、北アルプスの連山が槍・穂高から立山・剱、鹿島槍から白馬岳まで、北に八ヶ岳とその奥に浅間山、北東に金峰山。
見事!の一言で、下山してしまうのがもったいない光景だった。
今回は有名な黒戸尾根を経験したくて単純往復したが、次の機会には荷物を軽くして八丁尾根を回ってみたい。
ichiさん、ご無沙汰しています。黒戸尾根1泊ピストン、大変お疲れさまでした。以前より行きたい行きたいと思ってなかなか実現しないルートです。とても参考になり感謝申し上げます。
しかし分かってはいるけれどやはり道中長そうですね〜(笑)。小屋泊装備でichiさんの健脚で6時間ですか。もしテント泊装備で私の鈍足で・・・と考えたら+1.5倍くらい考えておくべきか。その序盤の標高差800m、急登箇所は殆どないのでしょうか。もしウォーミングアップ的にゆるく登っていつの間にやら800m・・・であれば精神的負担はだいぶ違うのかもしれませんね。七丈小屋に行くのも憧れです。花谷さんはいらっしゃいましたか?世界的クライマーが小屋主さんですから、色々な武勇伝もお聞きしてみたいですね。
甲斐駒山頂の絶景は本当に素晴らしいです。遠く南北アルプスから富士山、八ヶ岳までオールスターを一望という感ですよね。道中の紅葉も相まって良き思い出の山行になられたかと思います。お互い多忙の合間になりそうですが、気持ちの洗濯とフル充電をたまにはしたいものですね。
ryoさん、ご無沙汰しています。コメントありがとうございました。
今年はほとんど登山に行けなかったですね。
おととしの結婚から始まって、ずっと生活上の変化が続いています。
甲斐駒は北沢峠から登るか、黒戸尾根から行くかで全く違うのだろうと思っていましたが、
やはり名を馳せる黒戸尾根を一度は経験したいと思っていたところ、今年は北沢峠へ上がるバスが運休となったので、否応なしでした。
序盤の800mの登りは、確かに気付いたらという感じでした。が、後で入手した七丈小屋のパンフを読むと、その序盤は後の急登のために決して無理するなという旨書かれていました。
七丈小屋の小屋番さんが有名な花谷さんだと知ったのは、下山後です。予約の電話をした時から大変親切に応対してくれ、小屋でも当日は人数が限られていたこともあり、大変親切に対応してくれました。黒戸尾根に関する話もいろいろ聞かせてもらえて、楽しかったです。七丈小屋のファンが多いのもわかる気がします。
槍〜穂高などのコースを歩いたryoさんのことですから、黒戸尾根に関心を寄せているのはよくわかります。時期を選んで、ぜひ歩いてみてください。
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