富士山と南アルプスを眺めに晴れの日の安部奥 山伏〜大谷崩れ
山梨県
静岡県
mamepyon
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,527m
- 下り
- 1,530m
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| 天候 | 雲一つない快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
この日は林道には殆ど雪は無し。 駐車場は半分ぐらい雪が積もっていた。 新東名新静岡ICから一時間前後。 コンビニはIC近くのサークルKが南アや安倍奥に行く際は最後のコンビニになります。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
＜山伏登山口〜山伏山頂＞ 駐車場まではノーマルの車で入れた。 駐車場入口にポストあり。 登山口から雪あり。 水場〜蓬峠間に少しだけ崩落しかけているところ、沢を渡るポイントに少しだけ分かりにくいところがあったがその辺りだけ注意すれば踏み跡もしっかりしているし危険個所は少ない。ちょっと怖いなというところにはだいたいロープがある。 アイゼンは蓬峠で付けたが、最初から雪道なので登山口から付けても良いし、着けなくても登ろうと思えば登れそうなので個人のスキルで判断すればよいと思う。 昨年軽アイゼンで難儀したので少し大げさかと思うが10本爪を使用。 前爪は使わないが、足裏全体で雪を掴めるし爪も長いので軽アイゼンより楽だと思う。 ＜山伏〜大谷嶺＞ 週末ぐらいのトレースが一応一つあったが、基本膝ラッセル。踏み抜けば又下。 たぶん平均して30〜50�僂阿蕕い寮兩磧Ｂ燭い箸海蹐�1mぐらい。 かんじきが無ければ相当体力を使うと思う。 ルートはところどころ赤テープや指標があるが、広々とした樹林や雪原はしっかりと方向を確認しながら歩く必要あり。 新窪乗越に近づくにつれて少し細い尾根を歩く。 危険と言うほどではないが注意は必要。 乗越から大谷嶺方面は最初のピークまではトレースがあったかその先はトレースなし。トラバース気味に歩く斜面で結構潜った。大谷崩れ側は危険なので近寄り過ぎないように。 ＜大谷嶺〜登山口＞ 大谷崩れは落石や雪崩に注意。 結構雪がしっかりしていたのでそれ程危険とは感じなかったが、雪が緩めば落石もあるだろうし、山伏を登っているときに落石や雪の塊が落ちてくるのを何度も見たし、どーんという音も聞こえたので何度も後ろを振り返りながら歩いた。下の方はデブリがあってちょっとビビった。 崩落地で雪の下のはガレていてかなりボコボコしているので足元をしっかりと確認しながら歩いた方が良い。周回する場合、雪が締まっている時間帯に登った方が良いので登りに使った方が正解かもしれない。 大谷登山口ー新窪乗越間はしっかりトレースあり。 乗越から先は、どの方面にも殆どトレース無しなので皆大谷崩の往復なのかな？ ＜大谷崩れ（登山口）〜山伏登山口＞ 大谷嶺の登山口にもポストあり。 林道歩き。 結構雪が積もっていて、凍結もしていたのでアイゼン履いたまま歩いた。アスファルトが完全にむき出しになってからアイゼン外したが、その後何でもない平坦なところが凍結していて転んだw 車で大谷崩れの登山口（駐車スペースあり）まで入るのは大変そう。 スタッドレスやチェーンはもちろん必須だが車高がそこそこある車でないと入れないのでは？ 別荘地の脇を通過し、未舗装の林道を歩いて山伏登山口の駐車場。 林道歩きが長い。 下山後は梅ヶ島温泉、金山温泉、コンヤ温泉等がすぐ近くにあります。 つるっとしたいいお湯です。 |
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感想
先週ちょっと遠征したので今回は近場で楽しめそうなところを考える。
南アルプスに行きたいけど日帰り出来そうなところは結構限られちゃうし・・・。今は鳳凰ぐらいだけど、先月行ったしな。
お天気はすこぶる良さそうなので眺めの良いところに行こうかな。
富士山と南アルプスの眺望がいい所・・・。
2013年だし今年も山伏（2013，7m）行こうかね。
という訳で、自宅を6時過ぎに出発。
ガソリン入れたりコンビニ寄ったりして一時間ちょいで登山口に到着。
駐車場に車が一台停まっていて出発の準備をしている方がいたのでご挨拶、少し先に出発して行きました。自分も準備を済ませ出発。
登山口からすぐに雪道です。雪はもっと上からだと思っていたので少し驚きましたが週末に入山者がそこそこいたようでトレースはしっかりしています。
歩き慣れないようなら早目からアイゼン付けたほうが良いかもしれません。
天気良いので行動中は温かいです。
わさび田跡や沢沿いの登山道。沢を渡る橋も数年前に綺麗に整備され歩きやすいです。滝が凍り付いていたり、沢が凍っていたり冬山の雰囲気満載です。
大岩のあたりでほぼ同ペースで歩いていた先行していた方が休憩していたので追い抜きました。
注意しないと見逃してしまいそうな細い水場で少し水を飲み、先に進んで行きます。水場から先は少し崩落しているところや細い沢を渡るような所がありますが、ちょっと危なそうなところはロープがかけてあります。
このルートのちょうど中間ぐらいの蓬峠で休憩。
軽く行動食を摂りアイゼンを着けていたら追い抜かれました。
ここからは更に雪が多くなりますがアイゼン付けたし、トレースもバッチリなのでいいペース。先行者に先を譲ってもらいどんどん進みます。
1800mを越えて少しすると東側の樹木の間からに富士山が顔を出します。
急な傾斜が落ち着くと平坦なところに出て、すぐ先が山伏小屋との分岐ポイント。
小屋のほうには行かないので先へ進みます。
樹木が無くなる笹平（今は雪原）に出ると数本の立ち枯れの木が現れ富士山がどーん！と現れます。
このあたりはトレース外したら膝上ぐらいまで潜ります。
今日は雲一つない青空。
澄んだ空気の中に大きく裾野を広げた富士山の眺めは素晴らしいです。
西側からだと大沢崩れが凄い！
展望地を過ぎるとすぐに山頂。
富士山の眺めも素晴らしいけど北側には南アルプスがドーンと現れます。
真っ白な南部BIG3は神々しい姿。
前衛の山々も墨絵のようで見とれてしまうほど綺麗。
一面に広がる景色にうっとりしながら食事を摂ります。
2000mを越える雪山でもこの日の天気で全く風が無い状況なら山頂でのんびりできちゃいます。
そうこうしている間に追い抜いたおじ様も登って来ました。
当初はここまでピストンの予定でしたが、まだまだ時間に余裕もあるし、ワカンも持ってきたし先まで進んで周回コースに行く事にします。
山頂付近は雪原で、踏み跡の無いところは膝ぐらいまで潜ってしまいます。
山伏から先はトレースもないようなのでワカンを履いて進むことにします。
一応一人分薄いトレースがありましたが、その跡を辿ったとしてもほぼ膝ラッセル。
なかなか歩き応えがありますな。
最初は広々とした雪原と樹木の少ない明るい森の中を進みます。
道は雪で全く無くなっているので方角をしっかり確認して、所々にある赤テープを探しながら歩きます。他人のトレースも目安にはなりますが必ずしも全てが合っている訳ではないですし。
やはりラッセルだと時間がかかります。
ふだん日帰りの荷物であればCTよりはだいぶ早いペースで歩けますがさすがにCTぐらいで歩くのがやっと。途中ちょっと雪の中にダイブしたりちょっと遊んだりしたけどほぼノンストップで二時間ちょっとラッセル。
新窪乗越手前の細くなっている尾根を歩くときに少し注意が必要な以外は進む方角をしっかり確認して進めば体力さえあればたどり着けると思います。最後の方でアップダウンが少し大変でした。
北側の眺望がいい場所があって、笊ヶ岳の向こうに北岳と間ノ岳が見えましたが北岳が思った以上に尖っていて格好良かったです。
途中カメラを落とした事に気がついて少し戻った為に余計な体力を使ってしまいました。カメラ見つかって良かった。
新窪乗越に着いたら大きな雪だるまがありました。踏み跡もいっぱいあったのでここまでは結構人が来ているようです。が、山伏側にも、大谷嶺側にも殆ど進んだ形跡は無いので皆ここまで登って終わりなのかな？
斜面が急になるのでワカンを外して大谷嶺へ向かいます。
一応自分の中で二時までには下り始めたいので一時半過ぎた時点で最初にきりが良いポイントまで行ったら引き返す事にします。山頂まではギリギリか？
まず一つピークを越え、一旦コルまで下って再び急登。
崩落地側は危険なので反対側の斜面をトラバース気味に進みますがここもまた雪が深い。二回ほど腰まで埋まりました。
雪に埋もれていましたが斜面が急な所はロープが張ってありました。
結局大谷嶺までは行けず、コルから少し登ったところで戻る時間も考えて引き返す事にしました。
新窪乗越まで戻り、後は大谷崩れを真っ直ぐ下ります。
斜面は結構急です。
三大崩れっていうぐらいなので崩落や落石、雪崩などには注意が必要です。
今の状態の雪の上に大雪が降ったり、斜面が溶け出して落石が起こりやすいときなどは特に注意ですね。
この日はそれ程危険は感じませんでしたが、一応何度も後ろを振り返りながら下りました。斜面が緩やかになったところはデブリがいっぱい・・・。
やっぱ怖い。
樹木があるところまでくれば安全かな。
大谷崩れの先端、扇の要まで下ればあとは緩やかな道を歩いて大谷嶺の登山口まで。そこからは舗装路の林道歩きです。
しばらくは雪が積もっていて凍結しているのでアイゼンはいたまま歩きました（外すのが面倒臭い）さすがに雪が無くなってきたのでアイゼンを外し舗装路をテクテク。ちょと凍っているところがあって滑ってコケました(￣∇￣;)
別荘地の脇を通り過ぎ、山伏の登山口へ向かう未舗装の林道に入ります。
あとっちょっとで駐車場という所で山伏で会った方が下山した帰りに車で通ったのでご挨拶。少しお話をして別れました。
15時半過ぎに駐車場に到着。
金山温泉に行ったら休みだったので、いつもの黄金の湯に。
つるっつるのいいお湯です。
出発から下山まで、雲一つない青空が広がり、富士山と南アルプスの美しい姿をのんびりと眺め、雪山の雰囲気も充分に楽しめた一日でした。
関東圏の方なんかは丹沢や奥多摩あたりに飽きたら少し足を伸ばして静かなこの辺りの山を楽しんでみてはどうでしょうかね。富士山の眺めも良いしそこそこの標高もあるし、新東名が出来てアクセスも良くなったし、温泉も楽しめるし。来年は2014mの山として注目されそう？？
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山伏から大谷崩を回られたのですね。私は26日に大谷崩から大谷嶺に行こうしたのですが、デブリの途中まで登ったところで、気味が悪くなりやはり雪山初心者が来る所ではないなと引き返しました。
せっかく来たので、西日影沢から山伏ピストンしました。こちらは当日も沢山の人が登っておられて踏み固められていました。但し私のスノースパイクでは爪が短すぎて滑りましたが。この日は展望もなく風が強かったので山伏山頂を踏んで即折り返しました。
20日に蓼科山へ行った時もスノースパイクでは滑ったので、12本爪のアイゼンをネットで頼んだ所です。今週末アイゼンが来たら、山伏で試してみようかなと思っています。
スノーシューも欲しいのですが、南アルプス南端は斜面が急なので、あまり使えないかなと思い、当面はアイゼンで行ける所でもう少し経験を積もうかなと考えています。
山伏から先のレポート非常興味深く読みました。参考にさせてもらって、ゆくゆくはこの時期に同じルートを辿ってみたいと思います。
コメントありがとうございます。
大谷崩れ、上の方はかなり傾斜も急ですし、デブリの巣も慣れない方には少し不気味な感じかもしれませんね。
道具もそれぞれ使う用途が違うので雪の少ない低山や、凍結路ではスノースパイクが有効ですし、雪山ではアイゼンやピッケル、かんじきなどが役立ちます。
スノーシューはスノーハイキング用ですね。
アイゼン爪が多くなれば安定感は抜群ですが、重量は増えて筋力は使いますし、ひっかけたりすることもありますので最初のうちは特に慎重に
山伏、眺望の素晴らしい山ですので今度は是非お天気の良い時にアイゼンの練習も兼ねて登ってみてください
実は26日、下りでスノースパイクを着けたまま、駆け下りて、引っ掛けて転びました。この時、ウィンドパンツは引き裂くわ、ストックはへし折るわで高い勉強代を払いました。凍っていなくて滑落する心配がない所ではアイゼンは脱いだ方がいいみたいですね。
アドバイスの通り、注意して慣らしたいと思います。
memepyonさん、本当に晴れ男ですね。
やっぱ、冬山はこれじゃなきゃね。
ワカン履いて、この静かな領域。
楽しそう。今年こそ、ワカン履きたいな。
同じもの持っていますが、出番がまだないんです。
それだけ、ラッセルドロボーで登っているということですね。
カメラ気がついて良かった。
ペン太もお疲れ
あら
ウインドパンツとストックは痛いですね
最初から上手に歩ける人は特に問題を感じないかもですが、１２本だと慣れない場合普通に歩いても引っかかりがあるので下りなどでは特に注意された方が良いかと思います。パンツの裾やゲイターがビリビリになる事もあるのでアイゼン用のゲイターなんかの方が安心かも。
晴れを狙ってるところはありますが、それにしてもよく晴れてくれます
雪山に真っ青な空は最っ高に気持ちいいです
勝手にホームと呼んでいる南ア南部は夏でもアクセスが悪く冬は特に入山者が少ないのでどこ行ってもラッセル必至
あまりにきつくてピークに辿り着けない事もありますが、ラッセルも楽しいものですよ
カメラは気付いてよかったです
3日にmamepyonさんの跡を辿らせてもらいました。当初は新窪乗越方面に様子見に1Km程度歩いて引き返す予定だったんですが、思ったより雪が溶けザラメ状態で締まっているのとmamepyonさんの踏み跡があるので、大谷嶺まで行って大谷崩れから降りるコースに変更しました。
mamepyonさんのラッセルに感謝です。
展望が良く最高でした。（山レコにupしました）
大谷崩れから登ってくる女性と話したら、mamepyonさんのレコードを見て来たと言ってましたよ。
レコ拝見しました
かなり暖かい日が続いたので雪がだいぶ融けて少なくなってるようですね。
大谷嶺側からだと北岳の尖り具合がなかなかのものですよね
晴れて、周回楽しめて良かったですね
雪があると藪の上も歩けるので、山を見るのに好きな所に動けていいですね。
mamepyonさんのレコードのおかげで、積雪期のコースを楽しませてもらいました。
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