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Yamareco

記録ID: 2672832
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ハイキング
東北

浅草岳 ブナの森を歩く(入叶津ルート)

2020年10月27日(火) [日帰り]
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GPS
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距離
14.4km
登り
1,285m
下り
1,276m

コースタイム

日帰り
山行
8:22
休憩
0:10
合計
8:32
6:05
245
10:10
10:20
257
ルートは手書きで大体です
天候 ガスのち晴れのち曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
入叶津P 簡易トイレあり
コース状況/
危険箇所等
 この時期は、登山道は、全体的に落ち葉で埋もれていましたが、濡れていて隠れた岩でスリップしたり躓いたり、粘土質の土が表れている箇所で滑り、何度か尻もちを付きました。山頂手前の木道も、ヌメリがあり、滑りやすい箇所がありました。小さな沢の渡渉も何度かあります。

 沼の平 (一部削除 追記 沼の平へは、ロープがあり廃道?)
沼の平は、上部からの下りは急下りで、崩壊斜面のトラバースが続く箇所があります。小三本沢の渡渉は、この日は上部で、沢の水流を見た時に(沢の水流音を聞いた時に)ドボン覚悟しましたが、実際ドボンしました。ほとんど影響はありませんでしたが・・。増水時は注意です。沼の平へ出てからは、この日は、時々ピンクリボンが誘導してくれました。迷うことはありませんでした。ただし、今後も、状況は変わる事があるでしょうし、一般的に、気軽に行く場所では、無いのかなと思いました。



 
すぐに淡い彩り
向こうの尾根が凄い。でも下山後はこれが、普通でした!?
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向こうの尾根が凄い。でも下山後はこれが、普通でした!?
今日はどんな景色に、出逢えるのだろうか?
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今日はどんな景色に、出逢えるのだろうか?
足元は、ずっと落ち葉の径。様々な落ち葉で、植生の分布や豊かさが分かります。
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足元は、ずっと落ち葉の径。様々な落ち葉で、植生の分布や豊かさが分かります。
なぜか登山道下部のカエデは、痛みがあったけれど、素敵な秋を演出してくれてます
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なぜか登山道下部のカエデは、痛みがあったけれど、素敵な秋を演出してくれてます
やがて雲海の中に入り、ガスがかえって、幽玄な世界をもたらします
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やがて雲海の中に入り、ガスがかえって、幽玄な世界をもたらします
ブナの葉は、まだ緑や黄緑かな。こんなガスの絵なら、文句ないですね。
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ブナの葉は、まだ緑や黄緑かな。こんなガスの絵なら、文句ないですね。
山神の杉
*追記 沼の平へは、ロープがあり廃道?

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山神の杉
*追記 沼の平へは、ロープがあり廃道?

黄や橙のカエデが、径を飾ってます
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黄や橙のカエデが、径を飾ってます
やはり、足元にも装飾が。でも、隠れた岩で躓いたり、滑ったりもするので、注意。
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やはり、足元にも装飾が。でも、隠れた岩で躓いたり、滑ったりもするので、注意。
延びる枝に、生命力を感じます
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延びる枝に、生命力を感じます
だんだん葉の色付きも、深くなってきた
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だんだん葉の色付きも、深くなってきた
少し視界が開けた展望箇所から。雲海が広がり、山は海原に浮かぶ島々のよう。
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少し視界が開けた展望箇所から。雲海が広がり、山は海原に浮かぶ島々のよう。
樹林に、希望の朝陽が射しこむ
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樹林に、希望の朝陽が射しこむ
倒木の小さなキノコとコケの世界も、照らされます
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倒木の小さなキノコとコケの世界も、照らされます
黄や茶色の葉が、燃えるように黄金色に
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黄や茶色の葉が、燃えるように黄金色に
ブナの木肌に、厳かな神聖を感じます
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ブナの木肌に、厳かな神聖を感じます
青空に、寂しげな秋もあるけど
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青空に、寂しげな秋もあるけど
でも、今日は情熱の秋がメイン
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でも、今日は情熱の秋がメイン
ブナに熱い血潮が、宿っているよう
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ブナに熱い血潮が、宿っているよう
弁慶の仁王立ち!?
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弁慶の仁王立ち!?
ブナの森は続き
雲海は、尾根筋を飲み込んでいます
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雲海は、尾根筋を飲み込んでいます
やがて枯れた森になり、緩やかな勾配が、なかなか高度を上げずに、展望もなくなり、山頂までが長く感じます
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やがて枯れた森になり、緩やかな勾配が、なかなか高度を上げずに、展望もなくなり、山頂までが長く感じます
突然に草原が広がり、雲海がだいぶ消失した視界に、山々が姿を見せ始めます
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突然に草原が広がり、雲海がだいぶ消失した視界に、山々が姿を見せ始めます
お日様が姿を隠し、冷たい風が吹いてきて、山頂までもう少しの辛抱と木道をゆっくり歩む。天気が良ければ、天国の階段に感じるでしょう。
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お日様が姿を隠し、冷たい風が吹いてきて、山頂までもう少しの辛抱と木道をゆっくり歩む。天気が良ければ、天国の階段に感じるでしょう。
浅草岳山頂。ちょっと寒くて展望も悪いので、他ルートからの方とちょっと話して、すぐに下山。今日は、展望目的ではないから、晴れていても同じだったでしょうが・・。山頂で3組4人、復路で1人のみの、静かな山でした。
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浅草岳山頂。ちょっと寒くて展望も悪いので、他ルートからの方とちょっと話して、すぐに下山。今日は、展望目的ではないから、晴れていても同じだったでしょうが・・。山頂で3組4人、復路で1人のみの、静かな山でした。
谷間の景色は、やはり素晴らしい
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谷間の景色は、やはり素晴らしい
草原の向こうに田子倉湖
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草原の向こうに田子倉湖
ときどき薄日が射すと、暖かくなり気持ちいい。曇ったり、ちょっと晴れたり、目まぐるしい天気。
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ときどき薄日が射すと、暖かくなり気持ちいい。曇ったり、ちょっと晴れたり、目まぐるしい天気。
すだれの上
平石山の紅葉と、会津の山々
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平石山の紅葉と、会津の山々
往路では、雲海に飲み込まれた尾根の、紅葉も綺麗
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往路では、雲海に飲み込まれた尾根の、紅葉も綺麗
樹間から、濁り沼が覗く
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樹間から、濁り沼が覗く
オレンジのカエデの密集地。時間も早く、再び晴れてきたので、沼の平へと下ります
*追記 沼の平へは、ロープがあり廃道?   
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オレンジのカエデの密集地。時間も早く、再び晴れてきたので、沼の平へと下ります
*追記 沼の平へは、ロープがあり廃道?   
紅葉に包まれた濁り沼
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紅葉に包まれた濁り沼
ブナの森の中に、ひっそりと佇む小さな沼。行ってみたいけど・・
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ブナの森の中に、ひっそりと佇む小さな沼。行ってみたいけど・・
急斜面の下りや、崩壊地のトラバースが何度かあります
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急斜面の下りや、崩壊地のトラバースが何度かあります
抜けると、神聖なブナの森
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抜けると、神聖なブナの森
啞然とする美しさ
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啞然とする美しさ
こんな感動は、明治天皇御巡幸道以来2度目かな
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こんな感動は、明治天皇御巡幸道以来2度目かな
小三本沢渡渉点から下流。
沢音がする頃から、ドボン覚悟で、実際ドボンしましたが、特に影響ありませんでした。
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小三本沢渡渉点から下流。
沢音がする頃から、ドボン覚悟で、実際ドボンしましたが、特に影響ありませんでした。
沼の平突入です
赤は少な目で、カエデの黄と合わさり、黄金の森
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赤は少な目で、カエデの黄と合わさり、黄金の森
小三本沢
地形図上の湿地帯かな
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地形図上の湿地帯かな
今日は、ブナの息吹きを、思い切り吸い込みましょう
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今日は、ブナの息吹きを、思い切り吸い込みましょう
歩けど歩けど、ブナの森
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歩けど歩けど、ブナの森
絶景の滝。でもここに来て、あれ、沼は通り過ぎた?の疑問が!引き返します。
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絶景の滝。でもここに来て、あれ、沼は通り過ぎた?の疑問が!引き返します。
小さな神秘的な沼。もう一つ大きめの沼は、焦って見当違いの場所を藪漕ぎしたようで、見つかりません。後から考えると、じっくり地形図を見ればよかったと思いますが、そこだけが残念でした。
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小さな神秘的な沼。もう一つ大きめの沼は、焦って見当違いの場所を藪漕ぎしたようで、見つかりません。後から考えると、じっくり地形図を見ればよかったと思いますが、そこだけが残念でした。
小三本沢渡渉、今度は難なく渡れました
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小三本沢渡渉、今度は難なく渡れました
ブナ次郎。ブナ太郎は折れていました。
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ブナ次郎。ブナ太郎は折れていました。
山神の杉、ここから一般ルートへ合流
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山神の杉、ここから一般ルートへ合流
足に張りが出てきたので、あとはゆっくり下山
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足に張りが出てきたので、あとはゆっくり下山
下山後、田子倉ダム
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下山後、田子倉ダム
只見沢登山口近くのR252より、鬼ヶ面山〜浅草岳。 道路から、この景色が見られるとは、初めて知りました。R252では、この様な全山錦秋の風景が、ずっと続いてました。
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只見沢登山口近くのR252より、鬼ヶ面山〜浅草岳。 道路から、この景色が見られるとは、初めて知りました。R252では、この様な全山錦秋の風景が、ずっと続いてました。

感想

 秋の浅草岳は、2度只見沢ルートから歩いていて、下部はブナなどの樹林帯を歩き、やがて鬼ヶ面山の大岩壁を眺めながら、全山紅葉に彩られた山肌に感動という稜線歩きになり、雲海の後の晴れという、文句の言いようのない経験がある。

何年か前に、sakurasaku64さんのレコで、よりブナが広がるらしい入叶津ルートがあるのを知り、そのレコに圧倒された。次回は、ぜひこのルートを歩いてみたいと、
思っていた。しかし、天候・時期・休みの組み合わせが難しく、なによりもアクセスの大変さが、ためらってしまう一番の原因だった。

 そろそろルート中腹のブナ林が見頃そうで、勤務も休日で翌日夜勤と最高(1年以上連休がない勤務)、天気も雨以外なら良い(樹林帯の紅葉なので)ので、やっと決心をする。前夜20時30分に寝て23時30分に目が覚め、皆様のレコを見ていたら、玉原高原のブナ林の紅葉が見頃なのを知った。こちらなら、アクセスが容易で、秋のブナ林はまだ未見だったので、心が揺れはしたが、早朝2時前に家を出発して浅草岳へ向かう。6時過ぎに登山始めとなる。

 結果、本当にブナ林は素晴らしかった!(^^)! 天気も歩き初めと山頂周辺では、ガス、曇りだったけれど、なぜかブナ林の歩きでは、晴れだった!(^^)! またカエデも意外と多く、ブナが紅葉していない又は落葉していた箇所で、彩を添えてくれたので、見飽きない風景が続いていた。ただ草原手前の、展望の無いだらだら標高を上げる、今回は落葉地帯は、長く感じてしまった。ただそれは、とてもささいな事ですけど。

 入叶津ルートのブナ林は、それだけでも広大で凄いのですが、沼の平は別格の、神の領域だと感じました。歩く前は不安がありましたし、実際荒れた箇所があったり、ドボンしましたが、次回は、沼巡りを含め、もっとゆっくり堪能したいと思いました。 (追記 ただし、沼の平へは、入り口にロープがあり廃道?)

 浅草岳の紅葉は、どのルートも素晴らしく、遠くなければ1シーズンに何度でも、足を運びたくなります。でも、山歩きとは別ですが、全山紅葉のたんなる風景は、R252の方がずっと続いて凄かったです(笑)

 最後になりましたが、参考にさせて頂いたsakurasaku64さんには、感謝の気持ちでいっぱいです(^_^)

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コメント

素晴らしいですね!
お話したブナの森ルートですね!
ここに来て天候が安定してもしかしたら上越方面の秋山は当たり年なんじゃないでしょうか? 
2020/10/29 17:37
Re: 素晴らしいですね!
 そうです、ここは本当に至福のブナ林でした 越後を越え会津からのアクセスになるので、より遠いのですが、いつかshigeさんもぜひ訪れて下さい!沼の平へは、上下の入り口ともロープが張ってあって、廃道なのかちょっと分からないのですが、きっと別世界へと導かれると思います。

 今年の上越の紅葉は、当たり年ですね!(^^)! 夏までの不順な気候の影響が、あまり見られないようです。

 shigeさんの小笠原遠征、羨ましく堪能させてもらいました。島の海と山の組み合わせや、本土にない植生が、知らない世界で楽しかったです(^_^)
2020/10/29 18:30
プロフィール画像
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