岩茸石山〜黒山〜棒ノ嶺(往路:八桑、復路:白谷沢)



- GPS
- 07:10
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 927m
- 下り
- 942m
コースタイム
八桑バス停 8:50着
岩茸石山山頂 10:56着〜11:10発
黒山山頂 12:44着〜13:15着
棒ノ嶺 13:53発
白谷橋 16:00着
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪はありましたが、凍結は少めでした。 軽アイゼンを使用しました。 |
写真
感想
今日は岩茸石山〜黒山〜棒ノ嶺に行ってきました。
天気は快晴で登山日和。
奥多摩方面の山は初めてで、どんなところか楽しみにして行きました。
川井駅に向かうため青梅駅で電車を乗り換えましたが、この電車の乗客は登山者ばかりで今まで見たことない光景でした。
川井駅に到着してバスで上日向バス停へ。バスはSuicaの利用が出来ました。
上日向バス停で降り、登山道の方向を確認しようと地図を広げてみると、岩茸石山に登るためには、既に通過した八桑バス停で降りないと行けないことに気づき、歩いて八桑バス停へ向かい登山道入口から登り始めました。
しばらくと行くと、登山道が分からない場所に行き着きました。
登山道と思われる方向は2つあり、1つは大きな岩に囲まれた方向、もう1つは踏み固められた登山道ではなく、尾根の側面のような急斜面の方向。
どちらに進むか悩んでいると、同行者が急斜面の方に赤いテープが巻きつけられているのを見つけたので、その方向に進むことにしました。
しかし、この急斜面は踏み固められた道など無く、ひたすら土手のような斜面を登り続けることになりました。
登りの途中から傾斜がきつくなり、両足だけで立つことが不可能で四つんばいなりながら必死で登りました。
また、足場は雪や踏み後の無い柔らかい土であったため、足はズルズル滑るし、つかむものがないところは、雪のついた土を手がかりにし、木の根をつかみながら登るという今まで経験したことの無い難所でした。
バテてしまい休憩しようとしても、足場が悪く油断すると、ズルズル滑り落ちるので、休む時は常に木のあるところまで行き、木を背もたれにしながら休憩をとりました。
休んでいる最中に、ふと下をみたら結構な高さまで来ていました。
降るには傾斜がありすぎて滑り落ちる滑落に繋がるなと思い、何とか登りきるしかないという感じでした。
途中でストックを5m程下に落としてしまい、拾うか諦めて登るか悩みましたが、まだ買ったばかりだったので拾いに行くことに。
歩いて降りるのは無理だったので、木を目標にして滑り降り木をつかんで停止し、ストックの近くまで降りて、なんとか回収できました。
そんな感じで2時間程ひたすら登って、ようやく尾根沿いの登山道に上がることが出来ました。
先に着いていた同行者もかなり苦戦し、ストックを短くしてピッケル代わりにして登ったとのことでした。
尾根の斜面から登るこのルートは一定の場所に赤いテープは巻かれていたのですが、家に帰ってから調べても、登山道であったのか不明なままでした。
この時点で二人とも全身の力が抜け、疲れ切っていたので今日は下山しようとも思いましたが、快晴で無風の登山日和だったし、これ以上の難所はないという希望的予測で登山継続。
とりあえず、黒山を目指し淡々と進みました。
さっきの急斜面で足場を崩しながら登っていた事に比べたら特に難しい箇所もなくサクッと登れて黒山山頂へ到着しました。
山頂でお昼を食べようとバーナーを取り出し、お湯を沸かそうとしましたが、まさかのガス切れ。
同行者は坦々麺を食べることが出来なかったので、自分のお昼に用意していた食パンを1つ渡し、お互い食パン1枚だけの寂しい昼食になりました。
その後、棒ノ嶺を目指し歩き出しましたが、同行者は楽しみにしていたお昼が食べられず、テンション下がりまくりで終始無言のまま山頂へ到着。
棒ノ嶺の山頂からの景色は見晴らしも良く、スカイツリーも見ることが出来ました。
山頂で熟年の登山者の方と話をしていると、飯能駅まで車で送ってくれるとの申し出を受けました。人当たりの良い方だったので、ご好意に甘えさせてもらうことにし、当初予定していたさわらびの湯へ向かうコースではなく、その方の車を止めてある白谷沢を下るルートを降りました。
降りの最中はその方と話をしながら下りましたが、70歳近い年齢にも関わらず降るペースが速く、途中から着いていくのがやっとな感じでした。
またこのコースは傾斜も厳しく道幅が狭い上、登山道は崖沿いで歩いて結構怖かったです。
しばらくすると、その方が立ち止まったので。どうしたのかと聞いてみたらロープを使って降る鎖場のような場所に直面し、自分の同行者が女性のため、降れないのではと思っているとのこと。それを聞いていた同行者は「このくらいなら大丈夫です」と言いスルスルっと降りて行きました。
その後、自分も降りましたが自分でも分かるぐらい不恰好な降り方でおりました。
登山道の途中に滝やつららを見つけ楽しく降りていましたが、右足を沢に突っ込んで靴に水が浸水した感じがしましたが、ずぶ濡れにはならず、少し湿っている程度で済みました。
その後は、トラブルもなく16:00に下山。飯能駅まで送ってもらいました。
本当に親切で良い方でした。
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