西上州 熊倉川 + オマケプラン「日本で海岸線から一番遠い地点」
- GPS
- 06:31
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 950m
- 下り
- 933m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:32
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アプローチ林道崩壊。今回核心でロープ使用トラバース。 |
写真
装備
共同装備 |
30mロープ
|
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感想
熊倉川:1級上(新版 東京起点 沢登りルート100による)
ナメが多く、穏やかな渓相の癒し渓。昨年の台風19号の爪痕が深く、荒れてしまっている箇所も多いが、それを考慮してもなかなか良い渓。
南牧村と佐久市の境界付近、かなり山深いところにひっそりとある沢(川)なので秘境感があって、静かな沢歩きが楽しめる。紅葉のシーズンがベストではないだろうか。象ヶ滝の巻きが無ければ、沢装備が無くても遡行出来そうだが、巻きは結構厳しく、経験者の同行は必須。初心者だけでの入渓も止めた方が良いと思う。
金曜に休みを入れ沢にいってきた。天気が微妙。関東南部はイマイチで日本海側も雪っぽかったが、西上州はよさそうなのでいってきた。熊倉川だ。ほとんどレコもない沢だが、今年出版された関東近郊100ルートに載っていたようで今後遡行が増えるかもしれない。
象ヶ滝への通常アプローチは通行止めのため不可。南牧村自然公園キャンプ場に車を置いての周回ルートとした。今回の核心は序盤の「林道崩壊箇所トラバース」だっただろう。トラバースはかなり危険なのでロープ使用。それにしても派手な崩壊だ。もしかするとそのまま直さないという事になるかもしれない。沢床へ降りるためのアプローチの下山尾根は地形図では分からない「ヤセ具合」で意外と危ない。今回象ヶ滝は、ルート取りの都合上省いた。結局巻くのであればわざわざ降りるのも面倒との判断。急斜面を下降したが、ヨシさんのようにうまく降りられず自分はラスト30メートルを2ピッチ懸垂下降した。もうちょい西側から降りると懸垂なしでいけるかもしれない。
沢は渓相いいが、少々荒れている印象があった。台風の影響と思われる。それでもナメが多い渓相で、紅葉とマッチして癒され度は高かった。ただ、思った以上に水が冷たいのでこの時期は覚悟した方がいい。
当初は1337ピークより南に詰めるルートをとる予定だったが、せっかくなので「日本で海岸線から一番遠い地点」をオプショナルツアーとして急遽付与しいってみた。事前にめぼしを付け地図読みで進み、GPSも使わずたどり着けた。なかなか奥深い場所で面白かった。
帰りは尾根で風が吹きかなり寒い状態での下山に。登山道合流後は踏み跡も明瞭で安心して進めたが、それまでの場所は落ち葉でルートが分かりづらいので注意が必要。
往きの崩壊箇所トラバースはロープ出すのも面倒なので、ちょっと違うルートをとって降りてみた(ルート図参照)。ただ、出だしの林道からの崖への一歩が危ないのでそこは懸垂で結局ロープ使った。逆ルートで上がるのはちょっと面倒かもしれない。
南牧村の奥深く〜佐久にまたがるかなり山深いこのエリア、付近の集落の趣含めなかなか興味深い場所という印象で楽しめました。
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