記録ID: 2696827
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無雪期ピークハント／縦走
日光・那須・筑波
大真名子山〜小真名子山 * 晩秋の日光へ *
2020年10月31日(土) [日帰り]
ピアソラ
その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 08:17
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,241m
- 下り
- 1,226m
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日帰り
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:13
○ CT（標準） ： 9時間30分
○ CT（実績） ： 7時間00分（休憩含まず）
○ CT（実績） ： 7時間00分（休憩含まず）
| 天候 | ○ 天気 ： 快晴。 ○ 風速 ： 弱め（5m/s程度）。 ○ 気温 ： 涼しめ（山頂で4℃くらい）。 ○ 視程 ： 普通。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・04:05 {自宅} - 07:05 梵字飯場跡駐車場 ※高速利用：桜川筑西IC〜壬生IC、鹿沼IC〜清滝IC ○ 復路（約6km） ・自家用車／15:25 梵字飯場跡駐車場 - 15:35 日光湯元温泉 ※ゴール地点にほど近い日光湯元温泉の宿に後泊。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○ 総距離：約21km、累積標高：約1500mのややハードなコースです。 ○ 梵字飯場跡駐車場から志津乗越までは林道（舗装道）歩きです。 ○ 志津乗越から大真名子山までは約600mの急登です。 ○ 大真名子山山頂直下に千鳥返し（日光三嶮の一つ）と呼ばれる岩場があります。 ○ 大真名子山から鷹の巣（鞍部）までは約250mの急降です。 その後、大真名子山までは約250mの急登を登り返します。 ○ 大真名子山から富士見峠までは約300mの急降です。 途中のガレ場（薙）は、足元が崩れやすく要注意です。 ○ 富士見峠から志津乗越までは林道（砂利道）歩きです。 ○ 陽の当たらない北側斜面には霜柱が立ち、一部滑りやすくなっていました。 ○ 山中では、2名のハイカーの方としか会いませんでした。 |
| その他周辺情報 | (1) トイレ コース中にトイレはありません。 アクセス途中にある以下のトイレの利用をお薦めします。 �� 赤沼 �� 三本松茶屋 (2) 登山ポスト 見つけられませんでした。 (3) 温泉施設 下山翌日、日光湯元にある温泉寺の日帰り入浴に浸かりました。 自家源泉掛け流しの温泉で、硫黄の香りのする白濁の湯が格別でした。 ※営業時間 ： 9:00 〜 17:00（今年は12月6日に閉寺） ※料金 ： 500円／人 ※参考HP ： https://www.rinnoji.or.jp/temple/onsenji/ |
写真
梵字飯場跡（ぼんじはんばあと：1500m）の駐車場に車（マイカーは修理中なのでレンタカーです、涙）を停め、登山を開始します。
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10/31 7:07
梵字飯場跡（ぼんじはんばあと：1500m）の駐車場に車（マイカーは修理中なのでレンタカーです、涙）を停め、登山を開始します。
といっても、初めはしばらく林道歩きですが・・・。40分ほど歩くとこれから登る大真名子山（おおまなこさん：2375m）が迫ります。大きい！
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10/31 7:45
といっても、初めはしばらく林道歩きですが・・・。40分ほど歩くとこれから登る大真名子山（おおまなこさん：2375m）が迫ります。大きい！
さらに林道を歩くこと40分、やっと志津乗越（しずのっこし：1785m）に到着しました。ちなみに、奥に聳えるのは男体山（なんたいさん：2484m）です。来年あたり裏掛けしたいな。
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10/31 8:23
さらに林道を歩くこと40分、やっと志津乗越（しずのっこし：1785m）に到着しました。ちなみに、奥に聳えるのは男体山（なんたいさん：2484m）です。来年あたり裏掛けしたいな。
その反対側に見えるのが目指す山（大真名子山）です。ここからいよいよ登山道です。カラマツの黄葉がまだ少しだけ残ってました。
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10/31 8:31
その反対側に見えるのが目指す山（大真名子山）です。ここからいよいよ登山道です。カラマツの黄葉がまだ少しだけ残ってました。
かつての山岳信仰の名残を感じます。大真名子は木曽御嶽山が勧請された霊山で、この碑は明治29年（1896年）に建てられたものだそうです。
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10/31 8:36
かつての山岳信仰の名残を感じます。大真名子は木曽御嶽山が勧請された霊山で、この碑は明治29年（1896年）に建てられたものだそうです。
すぐに八海山神像が現れました。このあたりから胸を突く長い急登が始まります。深い樹林帯で見通しも効かないため、ただひたすら無心になって登ります。
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10/31 8:39
すぐに八海山神像が現れました。このあたりから胸を突く長い急登が始まります。深い樹林帯で見通しも効かないため、ただひたすら無心になって登ります。
1時間ほど登り詰め、久しぶりに青空を見たかと思うと、今度は三笠山神像が現れました。思わず、肩に手を回して記念撮影したくなるシチュエーションでしたが、慎みました。
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10/31 9:36
1時間ほど登り詰め、久しぶりに青空を見たかと思うと、今度は三笠山神像が現れました。思わず、肩に手を回して記念撮影したくなるシチュエーションでしたが、慎みました。
日光三嶮の一つに数えられる難所（というほどでもなかったですが）、千鳥返しを攀じ登ります。
おおおおっ！振り返ると、男体山の雄姿が飛び込んきました。このあとの山頂からも男体山は見えますが、ここ（千鳥返し上部）から見た方が遮るものが無くて圧巻でした。
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10/31 9:53
おおおおっ！振り返ると、男体山の雄姿が飛び込んきました。このあとの山頂からも男体山は見えますが、ここ（千鳥返し上部）から見た方が遮るものが無くて圧巻でした。
御嶽神社の奥には関東平野が広がります。少し霞んでますが、筑波山（つくばさん：877m）もばっちり見えました（屋根の上あたり）。
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10/31 10:02
御嶽神社の奥には関東平野が広がります。少し霞んでますが、筑波山（つくばさん：877m）もばっちり見えました（屋根の上あたり）。
反対側に回り、この岩の上に立つと、さらなる絶景が待っていました。
一面カラマツの黄葉で覆われた戦場ヶ原（今頃凄い賑わいだろうなぁ）と栃木・群馬の県境の山々。真ん中の一番高いのが、奥白根山（おくしらねさん：2578m）です。
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10/31 10:05
一面カラマツの黄葉で覆われた戦場ヶ原（今頃凄い賑わいだろうなぁ）と栃木・群馬の県境の山々。真ん中の一番高いのが、奥白根山（おくしらねさん：2578m）です。
30分ほど絶景を目に焼き付け、惜しむらくは山頂を後にしました。ちなみに、奥に見えるのは、女峰山（にょほうさん：2483m）です。
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10/31 10:31
30分ほど絶景を目に焼き付け、惜しむらくは山頂を後にしました。ちなみに、奥に見えるのは、女峰山（にょほうさん：2483m）です。
崩落地に出ました。見晴らしは良いですが、通過の際は要注意です。
北側斜面の陽の当たらない場所には霜柱が融けずに残ってました。あと数週間もすれば凍結必至でしょう。
鷹の巣（たかのす：2110m）と呼ばれる鞍部（かつて登拝が盛んに行われた頃は茶屋が開設されることもあったそうです）まで下ってきました。ここから小真名子山（こまなこさん：2323m）に登り返します。
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10/31 11:10
鷹の巣（たかのす：2110m）と呼ばれる鞍部（かつて登拝が盛んに行われた頃は茶屋が開設されることもあったそうです）まで下ってきました。ここから小真名子山（こまなこさん：2323m）に登り返します。
再び笑えるほどの急登です（大真名子山の急登よりは短いですが）。
着いたー、小真名子山！ここの山頂は東側が少し開けているだけでしたが、、、
その少し先にある、電波反射板がある展望台からは、北から西にかけての山並みが見渡せました。
すぐ隣には、ちょうど1年前に登った太郎山（たろうさん：2368m）が聳えていました。
下山開始。登りも急でしたが、下りも急でした（ここはほぼ垂直）。
そして、日光連山名物の薙（崩落地のガレ場）に出くわしました。
目の前に遮るものがないため、帝釈山（たいしゃくさん：2455m）の優美な三角錐に見とれてしまいがちでしたが、足元がすぐに崩れるので要注意でした。
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10/31 12:18
目の前に遮るものがないため、帝釈山（たいしゃくさん：2455m）の優美な三角錐に見とれてしまいがちでしたが、足元がすぐに崩れるので要注意でした。
富士見峠（富士山は見えません）まで下りました。ここで初めてハイカーの方々（二名）にお会いしました。ここまで誰にも会わなかったので少し不安になりかけていましたが、ほっとした瞬間でした。
3
10/31 12:37
富士見峠（富士山は見えません）まで下りました。ここで初めてハイカーの方々（二名）にお会いしました。ここまで誰にも会わなかったので少し不安になりかけていましたが、ほっとした瞬間でした。
富士見峠からは長い長い（10km以上！）林道歩きです。ときおり展望の良い場所もありますが（写真の山は大真名子山）、最後はさすがに飽きてきました。
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10/31 13:33
富士見峠からは長い長い（10km以上！）林道歩きです。ときおり展望の良い場所もありますが（写真の山は大真名子山）、最後はさすがに飽きてきました。
とはいえ、晩秋の空気を身に纏い、久しぶりに登山らしい登山ができたので、充実した一日でした。
【おまけ】下山後、日光湯元の宿に泊まり、翌朝、その付近を散策しました。湯気のくすぶる温泉畑。
【おまけ】湯ノ湖へ向かう木道には霜が降りてました。奥に聳えるのは外山（そとやま：2204m）です。
【おまけ】どこか北欧を感じさせる湖畔。紅葉がまだ残っていて少し得した気分でした。
【おまけ】湯元のバスターミナル。正面の岩壁を見て「湯元から白根山が見えるんだ」と新たな発見に沸き立ちましたが、帰って調べたら金精山（こんせいさん：2244m）の間違いだと知りました（笑）。
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11/1 10:31
【おまけ】湯元のバスターミナル。正面の岩壁を見て「湯元から白根山が見えるんだ」と新たな発見に沸き立ちましたが、帰って調べたら金精山（こんせいさん：2244m）の間違いだと知りました（笑）。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
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|---|
感想
夏休みの宿題は、休みの終わりが見えてから取り掛かるタイプでした。
今年の年間登山計画にリストアップしていた、大真名子山（おおまなこさん：
2375m）と小真名子山（こまなこさん：2323m）を、今頃になって登っている
あたりからすると、その傾向は今でもあまり変わっていないようです。
つくばから遠く北の彼方に見える日光連山の中でも、男体山（なんたいさん：
2486m）と女峰山（にょほうさん：2483m）に次いで際立ったピークを
もたげるのが、この大真名子と小真名子です。ちょうど1年前に登った
長男の太郎山（たろうさん：2368m）とともに、男体山と女峰山を両親に持つ
愛子（まなこ）として例えられることもあり、まだ登ったことのない山が多く
残っている日光の山々の中でも、優先的に登っておきたい二座でした。
男体山に登ったときにも女峰山に登ったときにも、達成感とは裏腹に
どこかに心残りを抱いていたのは、この家族としての山々を全て登りきって
いなかったからでした。そういう意味で今回やっと宿願が叶ったと言えます。
晩秋の空気を全身に纏い、久しぶりに充実した山歩きとなりました。
一方、コロナや車の故障等が原因で、年間登山計画の消化率が芳しくありません。
このままのペースでいくと今年の宿題の一部は来年に持ち越しになりそうです。
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お久し振りです
日光方面の山々は疎くて申し訳ありません。それにしても、日光連山の中でも、男体山と女峰山に次いで際立った大真名子山登頂おめでとうございます。森林限界地を乗り越えた山肌は感無量ですね。これですっきり感と幸せ感の達成でしょうか。私も大菩薩嶺は何か物足りずに下山し、やり切れてないと感じました。やはり、すっきりとした気分は最高です。良かったですね。いよいよ６月（年？）まであと少しになりました。またの再会楽しみにお待ちしております。
gijinさん、こんばんは。ご無沙汰しております。
日光は奥が深くていまだに訪れるたびに発見の連続です。大抵の山はおわん型なので、
急登・急降がきついですが、それだけに山頂を極めたときの達成感はひとしおです。
gijinさんもコンスタントに登られているようで何よりですね。奈良倉山は富士と紅葉が
見事でした。羨ましいです。大真名子からはちょうど男体山が富士隠しでした（笑）。
東京に戻る話ですが、開発進捗の関係でもう少し延びる可能性が出てきました。
追ってご連絡致しますが、その前に是非またご一緒したいです。
大真名子山は、日光連山随一の展望が素晴らしいですね。これは、男体山、女峰山、太郎山の中心にあるから、当然の話です。
自分は、志津まで入れるころ、大真名~小真名〜女峰山の周回をやりましたが、素晴らしい縦走でした。林道歩きがあると、ちょっとめげそうです
NYAAさん、こんばんは。コメントありがとうございます！
親兄弟に囲まれてなんとも贅沢な展望でした。山頂以外のほとんどが見通しの
効かない樹林帯ですが、山頂に立った途端にチャラになりますよね。
僕らもあわよくば女峰山までと一瞬過りましたが、林道で日が暮れてしまうので
断念しました。それにしてもなぜ志津まで入れなくなってしまったのでしょうねぇ。。。
話は変わりますが、竜神川のレコを拝見しました。来年の5月あたり良さそうです。
参考にさせて頂きます。
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