赤城山周回：外輪山＋中央火口丘（利平茶屋公園起点）

2020年11月01日(日) [日帰り]

• GPS: 09:59
• 距離: 30.7km
• 登り: 2,630m
• 下り: 2,630m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:29
• 休憩: 1:29
• 合計: 9:58

6:54 利平茶屋森林公園
7:29 7:30 御神水
7:39 7:42 鳥居峠
7:52 7:52 覚満淵
7:56 7:57 駒ヶ岳大洞登山口
8:25 8:28 駒ヶ岳
8:32 8:33 大タルミ
8:50 8:56 黒檜山大神
8:58 9:03 赤城山
9:05 9:05 黒檜山大神
9:29 9:29 猫岩
9:34 9:37 黒檜山登山口
10:01 10:03 五輪峠
10:06 10:08 足柄山
10:12 10:15 陣笠山
10:23 10:23 薬師岳
10:35 10:36 出張山
10:38 10:39 出張峠
11:51 11:56 大ダオ
12:08 12:17 鈴ヶ岳
12:29 12:34 大ダオ
12:47 13:04 鍬柄山
13:14 13:14 ウバコ山
13:17 13:17 姥子峠
13:23 13:23 新坂平登山口
13:56 14:01 地蔵岳
14:15 14:15 八丁峠登山口
14:25 14:26 朝香嶺
14:30 14:32 血の池
14:44 14:44 三途の川
14:52 14:53 軽井沢峠
15:15 15:23 銚子の伽藍
15:35 15:35 横引尾根出合
15:39 15:39 茶の木畑峠
15:41 15:42 賽の河原
16:02 16:03 長七郎山
16:11 16:12 小地蔵岳
16:25 16:25 鳥居峠
16:35 16:35 御神水
16:50 16:51 利平茶屋森林公園
16:52 ゴール地点

天候

午前快晴、午後から曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

利平茶屋森林公園駐車場（無料）を利用。約70台駐車可。トイレあり

コース状況／危険箇所等

・鈴ヶ岳から北の深山方面へ下るルートは、誘導テープが少なく、少ない踏み跡も落ち葉で分かりづらくなっており、ロストする可能性があります。
・標高の高い場所では、霜柱が日中溶けて、滑りやすくなっているところがあります。

写真

11/1 6:52

赤城山南東山麓にある利平茶屋森林公園駐車場
70台停められますが、先行車は5台ほど。ガラガラ

11/1 6:53

現在位置はどこ？？まずは外輪山南東端の鳥居峠を目指すのですが、適当に行けばどこから上るか分かるだろう、と安易な気持ち。

11/1 6:57

そうか、熊がでるんだ。
と「熊出没注意」の看板ばかりに目が行って、登山口を見落とす（笑）

11/1 6:59

（間違えているのも気づかず、）ズンズン進んで、いい雰囲気の場所だなあと呑気に橋を渡る。

11/1 7:12

鳥居峠方面を望む。
だんだん道が不明瞭に。。。ここで初めて地形図を見ると、正しい登山道は、自分のいる谷ではなく、右手斜面の上方にあることに気づく。

11/1 7:18

沢を2本横断して斜面を上り、本来の登山道に出る。
初っ端からこんな状態では先が思いやられる。

11/1 7:29

コンクリート製の階段に出る。

11/1 7:32

どこまで続くの？この階段

11/1 7:35

おっ、何か建物が見えてきた。あそこが峠か？？

11/1 7:40

10分間階段を上り続けて、ようやく鳥居峠に到着

11/1 7:40

関東平野の眺め。すばらしい。

11/1 7:41

覚満淵と駒ケ岳。朝日を浴びて鮮やか

11/1 7:48

覚満淵の遊歩道を歩く。水面は結氷してます。日の出頃の覚満淵をターゲットにするアマチュアカメラマンが大勢いました。

11/1 7:49

覚満淵越しの駒ヶ岳

11/1 7:54

遊歩道の端にはこのような獣除けのゲートがあります。

11/1 7:57

いよいよ駒ヶ岳、そして黒檜山へと登りを開始

11/1 8:17

気持ちのいい稜線

11/1 8:19

稜線からは眺望がいい。南東方面。左端奥に見えるは筑波山かな

11/1 8:22

駒ヶ岳と黒檜山

11/1 8:25

大沼が一望できる。左奥には浅間山もハッキリ見える。

11/1 8:25

駒ヶ岳到着。道中、人が意外に少なくて驚いた。

11/1 8:35

目指すは赤城山の最高峰、黒檜山

11/1 8:51

黒檜山の手前で「絶景スポット」60歩という案内が。

11/1 8:52

さすが、「絶景スポット」というだけの眺め。小沼という爆裂火口湖の奥に、富士山と奥秩父が良く見えます。

11/1 8:56

黒檜大神。鳥居もあります。

11/1 8:58

黒檜山に到着。

11/1 9:00

木々越しですが、皇海山や日光白根が見えます。

11/1 9:00

手軽に上れる百名山なので、山頂は賑わっていました。

11/1 9:15

黒檜山から大沼方面へ下ります。大沼から黒檜山への直登ルートはこれから登る方々が多く、所々で行列ができていました。

11/1 9:20

大沼と地蔵岳（後カルデラ丘）。地蔵岳も後で上る予定

11/1 9:44

車道にでて、カルデラの北縁の外輪山を目指します。

11/1 9:59

黒檜山の下山時に滑って手のひらを擦りむいたので、ケアしたついでに、おにぎりを1つ

11/1 10:02

外輪山の稜線歩き開始。

11/1 10:11

起伏の少ない気持ちのいい小道

11/1 10:12

外輪山上の小ピーク、陣笠山

11/1 10:15

さきほど上った黒檜山を望む

11/1 10:17

なんて静かで気持ちいいんだろう！黒檜山の混雑がウソみたい。

11/1 10:23

薬師岳（1528m）

11/1 10:34

スタートした鳥居峠が大沼を挟んで反対側にみえる。位置関係的には前半終了なんだけど、これからの後半の方が大変そう。

11/1 10:38

出張山、出張峠を経て、関東ふれあいの道に合流。下りてきた稜線を振り返る。

11/1 10:46

関東ふれあいの道を下っていく。特に期待していなかったけど、このルートは紅葉もきれいで一番良かったかも。

11/1 10:53

一人静かに紅葉を堪能

11/1 10:58

鮮やかな赤と橙。（標高1120m付近）

11/1 11:01

紅葉に見とれて登山道を見失う。谷底で現在位置を確認

11/1 11:03

斜面をよじ登って、・・・

11/1 11:03

登山道に復帰

11/1 11:06

次に目指すは鈴ヶ岳（1564m）。鈴ヶ岳方面への分岐

11/1 11:23

気持ちのいい林。
景色を眺めながら、おにぎり2つを食べる

11/1 11:26

鈴ヶ岳への道は踏み跡が少なく、枯れ葉が覆って分かりにくい。

11/1 11:42

谷に出る。とにかく上がって鞍部を目指す。テープも少なく見失いがち

11/1 11:49

もうすぐ峠の大ダオ。カラマツ林がきれい

11/1 11:51

大ダオ：鈴ヶ岳と鍬柄山の間の鞍部。いい雰囲気の場所だった。

11/1 11:58

鈴ヶ岳。溶岩ドームらしく巨石がゴロゴロ。

11/1 12:13

鈴ヶ岳山頂に到着。

11/1 12:14

山頂には、鈴嶽山神、赤城山大神、愛宕山大神が祭られてます。

11/1 12:42

大ダオから西側外輪山の鍬柄山への稜線へ上がります。

11/1 12:47

鍬柄山到着。ここからは、北東、西ー南西の眺望がよいです。ここで山登りの経験が豊富なご夫婦と15分~20分くらい話し込んでしまいました。

11/1 12:50

南西の眺望。だいぶん雲が出てきましたが、鍋割山の上にはまだ富士山も見えます。

11/1 13:19

外輪山稜線は歩きやすい

11/1 13:23

車道に出る。車の交通量が多い。爆音を響かせるバイク集団もいて騒々しい。

11/1 13:26

地蔵岳を目指します。だいぶん疲れてきた・・・。

11/1 14:00

地蔵岳の山頂。手前は一等三角点です。

11/1 13:59

お地蔵さまがおわします。

11/1 13:56

地蔵岳のなだらかな山頂には、国や県の通信施設があります。

11/1 13:58

大沼と黒檜山。360度の眺望が楽しめます。

11/1 14:04

こちらは小沼。大沼よりも100m以上高いところにあります。

11/1 14:10

地蔵岳から下山道。笹原で見通しがいいです。

11/1 14:17

残すは、小沼の周囲と南側の外輪山。時間との勝負になってきた。

11/1 14:23

小沼の西にある朝香嶺への分岐。すぐなので朝香嶺に寄ることに。

11/1 14:25

11/1 14:25

すぐに朝香嶺に到着。左の木に見にくい朝香嶺の看板が。
先ほどの分岐に戻る。

11/1 14:32

小沼の西側にある「血の池」。これも火口だそうです。

11/1 14:42

関東ふれあいの道を南へ。南側の外輪山を目指す。急げ急げ。

11/1 14:45

外輪山南部の軽井沢峠（写真左の鞍部）へ向かう

11/1 14:50

軽井沢峠。これより外輪山稜線を東へ進みます。

11/1 15:02

牛に見える？？ヤマトタケルの伝説って？

11/1 15:05

牛石山（1442m）を通過

11/1 15:06

稜線は歩きやすいです。

11/1 15:15

南の外輪山が浸食で切れているところ（銚子の伽藍）

11/1 15:14

外輪山の向かい側の崖。自分の足元も絶壁になっていて足がすくむ。

11/1 15:18

銚子の伽藍を上から見下ろす。三途川がすごい勢いで流れ落ちている。

11/1 15:18

崖を下りる。川が深く岩を削り込んで、”穴”が開いているように見える。水はかなり下の方に辛うじて見えました。

11/1 15:24

川を北に渡って、斜面の上から三途川の上流方面をみる。

11/1 15:31

再び南側の外輪山の続きを進む。時刻は15時を回り薄暗くなってきた。スマホのバッテリーも残りわずかに。焦る。

11/1 15:39

茶ノ木畑峠で、南側の外輪山歩きは終了。再び小沼方面へ

11/1 15:51

残るは小沼の東側の長七郎山と小地蔵岳

11/1 15:58

長七郎山の山頂付近。16時前で自分のほか誰もいない。

11/1 15:59

西の空と地蔵岳。もうすぐ日没。雲に覆われているので、余計に暗い。

11/1 16:02

長七郎山

11/1 16:05

皇海山・袈裟丸山方面を望む。最後のピーク古地蔵岳を目指す。

11/1 16:11

笹原の中に小地蔵岳の山頂がありました。これであとは下るだけ！

11/1 16:25

最後は走って、鳥居峠に到着。ちょっと安心。

11/1 16:26

鳥居峠から、また長い長い階段を下る。なんとか17時前に利平茶屋公園に到着できました。

撮影機器：

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖ドライメッシュ プルオーバーzipシャツ 薄手パーカー 短パン タイツ 靴下 日よけ帽子 着替え（長袖Tシャツ） 靴 ザック12L 昼ご飯（おにぎり３つ 小パン１つ） 非常食（カロリーメイト エナジーゼリー 羊羹） 飲料（お茶600ml×3） 地図（地形図） コンパス 笛 スマホ ファーストエイドキット 常備薬 GPS時計 タオル ナイフ

備考

ヘッドランプ：あれば心理的に安心だった。
飲料：ペットボトル３本では足りず、もう一本必要だった。
予備バッテリー＆スマホ充電ケーブル：下山時にバッテリー残量1％だった。

感想

Morris55

赤城山と皇海山とどちらに行くか迷ったのですが、臀部に故障を抱えているので、長い行程に耐えられなくなったら、いつでもエスケープできる赤城山を選択しました。
自宅のある千葉方面からアクセスしやすい、南東山麓の利平茶屋森林公園の駐車場を起点にしました。（大沼界隈は混雑しているだろうという心配もありました）
赤城山は初めての今回は、赤城山のカルデラの外輪山を中心に、カルデラ形成後の溶岩ドーム火山（鈴ヶ岳、地蔵岳など）を加えた周回ルートを行くことにしました。
大沼から黒檜山の直登コースは人気で、所々渋滞も発生しており、早い時間に逆ルートで駒ヶ岳方面から黒檜山を攻めたのは正解でした。北側の外輪山（陣笠山、薬師岳、出張山）〜鈴ヶ岳は静かで紅葉もあり気持ちのいい山歩きを楽しめました。
後半の地蔵岳を上る頃から臀部の痛みがでてきましたが、外輪山周回をコンプリートしようというモチベーションで進みました。
南の外輪山を行く頃は、曇って日も陰り、日没も迫る中、スマホのバッテリー残量もわずかになるなど、ドキドキの状況になりました。予備バッテリーやヘッドランプを持ってきていれば、もう少し心理的に穏やかに行けただろうと、反省しています。
南端にある銚子の伽藍は、ノーマークでしたが、見どころのスポットでした。時間とスマホの余裕があれば、時間を使って観察したかったです。
気づけば、30km超の長い行程になりましたが、素晴らしい眺望も楽しめ、いい山行となりました。