御神楽岳。デトスポンジ沢下降〜御神楽沢奥壁本谷ルンゼ右スラブ
- GPS
- 16:00
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,624m
- 下り
- 1,600m
コースタイム
- 山行
- 13:03
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 14:20
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 広谷川左岸の登山道を湯沢出合いまで進み栄太郎新道を高頭、湯沢の頭と進み少し下って1135m付近の登山道がちょっと広くなった所が下降点になる。 デトスポンジ沢 下降点より藪を下ると直ぐに沢形になる、ルンゼ状のスラブを下るが特に困難な所は無い、流水の無い滝なども出てくるが左右の藪を利用して下る、最後に又沢状になり御神楽沢本谷に出合う。 御神楽沢本谷ルンゼ右スラブ スポンジ沢(この沢は登りだして直ぐに稜線に向かって左が入りスポンジ沢、右がデトスポンジ沢という)と御神楽沢本谷との出合いは平凡な河原、本谷を登って行くと右岸に正面ルンゼが垂直にそそり立ち本谷は右に食い込み傾斜が増してくる、ルンゼの中のチョックストーンをいくつか越えるが自分には越えられない所が出て来たので左岸のフェースに取り付き直上する、ここはホールド豊富だが砂が乗っていたり脆い岩が有る上に高度感も有るので緊張する、本谷ルンゼに戻ろうとしたが難しいので諦め広大なスラブ帯を頭上に見えるピナクル目射して登る事にする。岩場の弱点を突いて行くと右へ右へと流されるので時々左に修正しながら登る、上部でちょっとした藪を抜け岩稜状からフェースを登りピナクル直下を左に回り込んで稜線上の1252mに出て登攀終了、ここは雨乞峰下のピナクルで登山道は反対の谷側を回り込んでいる、後は登山道で御神楽岳山頂に至る。 下山は栄太郎新道を下り蝉ヶ平登山口に戻る。 *沢の名前やルート名は日本登山体系に従ったが間違が有りましたらご容赦して下さい。 |
写真
感想
御神楽岳、御神楽沢奥壁を登る。
御神楽沢奥壁を紅葉の時期に登りたいと随分昔から思っていたが奥壁に至るまでに御神楽沢を遡行しなければならい、しかし色々な記録を読んでその困難さにソロでこの沢を遡行するのに躊躇していた。ある日ふと思いついたことは湯沢の頭よりスポンジ沢を下降すれば奥壁の取り付きに容易に行けるのではないかとという事、スポンジ沢を下ったという記録は見ないが30年以上前の5月に残雪を利用して御神楽沢を登りデトスポンジ沢を登山靴で登っている(奥壁の印象はこの時に心に刻み付けられた)のでラバーの沢靴でこの沢を下るのは容易と思えた、そして予想どうり容易に稜線より約一時間で御神楽沢に降り立つことが出来た。
スポンジ沢と御神楽沢の出合いは平凡な河原だが御神楽岳に突き上げる正面ルンゼは圧倒的迫力でそそり立ち奥壁本谷ルンゼは右に深く食い込んでいる、ここを登るのかと思うとワクワクしてくる。他の記録では本谷ルンゼは容易と記述してあるがルンゼを登って行くと行き詰ってしまい結果的にはルンゼを離れ左岸に広がる広大な奥壁を登り雨乞峰手前の1252mの稜線上のピナクルに抜けた。
登りながらこの奥壁を独り占めしている自分は幸せだと思った、登攀終了後御神楽岳まで足を延ばし奥壁を眺めながらこの山に感謝した。遠く飯豊連峰や越後の山々には雪が積もっている、去年登った本名御神楽岳も見える、登山口までは疲れも有り大分時間がかかりそうだったので家族に遅くなるとメールをしてから下山開始、高頭を下り始めた所でヘッドライト点灯で岩尾根を慎重に下り、暗闇の中蝉ヶ平登山口に無事に戻った。
宮城県白石市の自宅を出発したのが夜中の1時30分、帰ったのが日付を跨いだ0時30分だった。
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