御神楽岳。らくだの窓沢〜山伏尾根〜湯沢の頭


- GPS
- 14:47
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,183m
- 下り
- 1,186m
コースタイム
- 山行
- 13:33
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 14:47
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アプローチ 蝉ケ平登山口より湯沢出合いまで登山道を歩き更に踏み跡を少し歩いて広谷川入渓。河原をらくだの窓沢出合いまで進むが途中雪渓が2ケ所有り上を歩く、365mらくだの窓沢出会いは雪渓で埋まっており445m雪渓の先端まで登り沢に降り取り付き地点とする。 らくだの窓沢 取り付き点から沢に入ると5mのルンゼ状の滝、取り付いて見るが難しいので右岸の灌木帯を高巻くが違うような気がして一旦下って左岸を高巻き滝上に出る。小滝を3つ越して上の20mの滝は左岸の草付きを登る。スラブ状の沢を160m快適に登り滝を3つ越すと40mの滝、右岸から取りつき中間で左岸に移り登りきる。10mの滝は左岸から越える。 50mの滝は上部流芯近くにボルトとハーケンを見たが垂直に近くかなり厳しそう、左岸に大きく回り込み灌木帯沿い右上し傾斜の強い草付きの壁を左上すると傾斜の緩い岩場に出て灌木を利用して下り沢に戻る。5m、10m、20mの滝が続く。5m、10mは左岸を登り20mは左岸から取りつき中間で右岸に移り登りきると核心部は終わり上部にスラブ帯が広がる所に出る。スラブ帯は流芯沿いに登り上部で左に見えるピナクルを越えると890m山伏尾根に出てらくだの窓沢終了。 山伏ドーム下〜山伏ドーム上〜湯沢の頭 終了点から少し進むと山伏ドーム取り付き点、左のスラブを下り断壁帯下の草付きバンドをトラバース、本名穴沢奥壁取り付きに出る。水の少し流れる右の本名穴沢本谷を登り2mの滝を越え断壁帯裏のルンゼに入りこれを登りきると山伏尾根に出る、右に一登りで山伏ドーム上。後は山伏尾根を忠実に辿り湯沢の頭に登って登攀終了。 下降は栄太郎新道を下り登山口に戻る。 今回のルートは取り付きまでの雪渓の状態は良かった、沢の上部に雪塊が残っている場合は要注意。また沢といっても流水は殆ど無く暑い時期は水分の補給に注意、少しではあるが沢の流れから補給も可能。 |
写真
感想
御神楽岳。らくだの窓沢〜山伏尾根〜湯沢の頭を登る。
去年11月に登ろうと思ったが下から見上げるらくだの窓沢は中間部がかなり難しそうなのでもう少し研究して次回とする、この時は本名穴沢右俣から湯沢の頭に登った。
この沢のネット上の記録は少なく50mの滝で墜落遭難や沢の途中でビバークなどちょっとビビった。今回のこの時期を選んだのは暑さは覚悟のうえで雪渓を利用できる事と日が長い事が理由だ、中間部の50mの滝は最難関で去年出合いから撮った写真から滝の登攀は無理だろうと思っていた、左岸に広がる壁を右上し途中から左上すれば上のバンドに出れるのではないかと考えた。実際近くで下から見上げる50mの滝は登攀は無理、予定通り左岸高巻きで行き途中で見た滝上部は垂直に近くすごかった。高巻きも一筋縄ではいかず中間部のバンドに上がるまでは苦労した。バンドに上がり灌木を利用して沢に戻り続く3つの滝を越して上部スラブ下に出た時はホッとした。
スラブ下で昼食、珍しく妻が作ってくれたおにぎりに感謝する。ここからは湯沢の頭までは難し所は無いが暑さとの闘いが始まる。スラブを快適に上り山伏ドーム下に行く、ここでドーム壁を3歩ほど上がってみた後3歩も上がれば上のブッシュを掴めるかと思ったが馬鹿なことをするものではないと思い戻って予定通りにスラブを断壁帯沿いに下り本名穴沢奥壁取り付きまで進む。
奥壁下からはスラブではなく水のちょろちょろ流れる本谷を登る2mの滝を越え断壁帯裏のルンゼに入り山伏尾根に出てドームの頭に登頂。湯沢スラブや本名穴沢奥壁スラブの眺めを楽しむ、時間も押してきたので先を急ぐ、山伏尾根を忠実に辿り湯沢の頭で登攀終了。
大分疲れた水が一口しか残っておらず、本谷を流れる水を補給するべきだったと後悔する。脱水気味で登山道を下るが落ちればダダでは済まない所も多数有り慎重にゆっくり下る。湯沢出合いに戻って沢の冷たい水を飲んだ時は生き返った思いだった。途中で暗くなりヘッドライト使用で登山口に戻った、14時間オーバーの熱い(暑い)?一日だった。
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