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Yamareco

記録ID: 8275595
全員に公開
沢登り
甲信越

御神楽岳。らくだの窓沢〜山伏尾根〜湯沢の頭

2025年06月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
14:47
距離
10.6km
登り
1,183m
下り
1,186m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:33
休憩
1:14
合計
14:47
距離 10.6km 登り 1,183m 下り 1,186m
5:24
2
スタート地点
5:26
66
6:32
30
7:02
7:13
0
365mらくだの窓沢出合
7:13
194
445mらくだの窓沢取り付き
10:27
10:43
49
690m休憩
11:32
9
890m山伏尾根上
11:41
11:45
33
山伏ドーム下
12:18
12:31
48
800m本名穴沢奥壁取り付き
13:19
13:21
94
山伏ドーム上
14:55
15:05
63
16:08
16:13
132
18:25
18:37
92
20:09
20:10
1
20:11
ゴール地点
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車地点 蝉ケ平登山口
コース状況/
危険箇所等
 アプローチ 蝉ケ平登山口より湯沢出合いまで登山道を歩き更に踏み跡を少し歩いて広谷川入渓。河原をらくだの窓沢出合いまで進むが途中雪渓が2ケ所有り上を歩く、365mらくだの窓沢出会いは雪渓で埋まっており445m雪渓の先端まで登り沢に降り取り付き地点とする。
 らくだの窓沢 取り付き点から沢に入ると5mのルンゼ状の滝、取り付いて見るが難しいので右岸の灌木帯を高巻くが違うような気がして一旦下って左岸を高巻き滝上に出る。小滝を3つ越して上の20mの滝は左岸の草付きを登る。スラブ状の沢を160m快適に登り滝を3つ越すと40mの滝、右岸から取りつき中間で左岸に移り登りきる。10mの滝は左岸から越える。
 50mの滝は上部流芯近くにボルトとハーケンを見たが垂直に近くかなり厳しそう、左岸に大きく回り込み灌木帯沿い右上し傾斜の強い草付きの壁を左上すると傾斜の緩い岩場に出て灌木を利用して下り沢に戻る。5m、10m、20mの滝が続く。5m、10mは左岸を登り20mは左岸から取りつき中間で右岸に移り登りきると核心部は終わり上部にスラブ帯が広がる所に出る。スラブ帯は流芯沿いに登り上部で左に見えるピナクルを越えると890m山伏尾根に出てらくだの窓沢終了。
 山伏ドーム下〜山伏ドーム上〜湯沢の頭 終了点から少し進むと山伏ドーム取り付き点、左のスラブを下り断壁帯下の草付きバンドをトラバース、本名穴沢奥壁取り付きに出る。水の少し流れる右の本名穴沢本谷を登り2mの滝を越え断壁帯裏のルンゼに入りこれを登りきると山伏尾根に出る、右に一登りで山伏ドーム上。後は山伏尾根を忠実に辿り湯沢の頭に登って登攀終了。
 下降は栄太郎新道を下り登山口に戻る。
 今回のルートは取り付きまでの雪渓の状態は良かった、沢の上部に雪塊が残っている場合は要注意。また沢といっても流水は殆ど無く暑い時期は水分の補給に注意、少しではあるが沢の流れから補給も可能。
蝉ケ平登山口を出発
2025年06月08日 05:24撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 5:24
蝉ケ平登山口を出発
湯沢出合い
2025年06月08日 06:34撮影 by  Pixel 7a, Google
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湯沢出合い
広谷川に降りると雪渓があった
2025年06月08日 06:50撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 6:50
広谷川に降りると雪渓があった
雪渓の右上がらくだの窓沢出合い
2025年06月08日 07:02撮影 by  Pixel 7a, Google
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雪渓の右上がらくだの窓沢出合い
らくだの窓沢下部は雪で埋まっている
2025年06月08日 07:18撮影 by  Pixel 7a, Google
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らくだの窓沢下部は雪で埋まっている
中間の核心部
2025年06月08日 07:18撮影 by  Pixel 7a, Google
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中間の核心部
沢に入り雪渓の先端を振り返る
2025年06月08日 07:36撮影 by  Pixel 7a, Google
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沢に入り雪渓の先端を振り返る
最初の滝
2025年06月08日 07:36撮影 by  Pixel 7a, Google
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最初の滝
ルンゼ状で難しので左岸高巻き
2025年06月08日 07:38撮影 by  Pixel 7a, Google
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ルンゼ状で難しので左岸高巻き
上に小滝が3つ続く
2025年06月08日 08:08撮影 by  Pixel 7a, Google
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上に小滝が3つ続く
奥に見える20mの滝は左岸を登る
2025年06月08日 08:09撮影 by  Pixel 7a, Google
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奥に見える20mの滝は左岸を登る
ヒメサユリが沢山咲いていた
2025年06月08日 08:10撮影 by  Pixel 7a, Google
1
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ヒメサユリが沢山咲いていた
快適なスラブ帯を登る
2025年06月08日 08:17撮影 by  Pixel 7a, Google
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快適なスラブ帯を登る
ニッコウキスゲはあまり見なかった
2025年06月08日 08:20撮影 by  Pixel 7a, Google
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ニッコウキスゲはあまり見なかった
右岸を登る
2025年06月08日 08:26撮影 by  Pixel 7a, Google
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右岸を登る
左岸右岸と登る
2025年06月08日 08:32撮影 by  Pixel 7a, Google
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左岸右岸と登る
40mの滝は右岸から取りつき中間で左岸に移る
2025年06月08日 08:37撮影 by  Pixel 7a, Google
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40mの滝は右岸から取りつき中間で左岸に移る
10mの滝は右岸から超える
2025年06月08日 08:57撮影 by  Pixel 7a, Google
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10mの滝は右岸から超える
最難関の50m滝
2025年06月08日 09:00撮影 by  Pixel 7a, Google
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最難関の50m滝
真下から滝を見上げる、左岸を高巻く
2025年06月08日 09:02撮影 by  Pixel 7a, Google
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真下から滝を見上げる、左岸を高巻く
高巻き中に流芯部を見るボルト、ハーケンを見たが厳しそう
2025年06月08日 09:16撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 9:16
高巻き中に流芯部を見るボルト、ハーケンを見たが厳しそう
左岸の灌木沿いに登り草付きの岩場を左上する
2025年06月08日 09:17撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 9:17
左岸の灌木沿いに登り草付きの岩場を左上する
一段登ると傾斜の緩い岩場に出る、灌木を利用して沢に戻る
2025年06月08日 10:01撮影 by  Pixel 7a, Google
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一段登ると傾斜の緩い岩場に出る、灌木を利用して沢に戻る
沢に戻ると5m、10m、20mの滝が続く
2025年06月08日 10:07撮影 by  Pixel 7a, Google
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沢に戻ると5m、10m、20mの滝が続く
20mの滝は左岸から取りつき中間で右岸に移る
2025年06月08日 10:13撮影 by  Pixel 7a, Google
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20mの滝は左岸から取りつき中間で右岸に移る
20mの滝中間部、ここから右岸に移る
2025年06月08日 10:17撮影 by  Pixel 7a, Google
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20mの滝中間部、ここから右岸に移る
20mの滝を登り切り下を振り返る
2025年06月08日 10:26撮影 by  Pixel 7a, Google
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20mの滝を登り切り下を振り返る
核心部は終わりスラブ帯が広がる
2025年06月08日 10:27撮影 by  Pixel 7a, Google
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核心部は終わりスラブ帯が広がる
スラブ下で昼食、暑いよ!
2025年06月08日 10:30撮影 by  Pixel 7a, Google
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スラブ下で昼食、暑いよ!
花に癒される
2025年06月08日 10:43撮影 by  Pixel 7a, Google
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花に癒される
スラブを登る
2025年06月08日 10:49撮影 by  Pixel 7a, Google
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スラブを登る
上部の岩場を快適に上る
2025年06月08日 11:11撮影 by  Pixel 7a, Google
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上部の岩場を快適に上る
最後の岩場
2025年06月08日 11:27撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 11:27
最後の岩場
山伏尾根に出てらくだの窓沢終了。尾根の奥に山伏ドーム
2025年06月08日 11:32撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 11:32
山伏尾根に出てらくだの窓沢終了。尾根の奥に山伏ドーム
笠倉岳方面
2025年06月08日 11:32撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 11:32
笠倉岳方面
湯沢スラブ上部
2025年06月08日 11:33撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 11:33
湯沢スラブ上部
山伏ドームから左にスラブを下り振り返る
2025年06月08日 12:00撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 12:00
山伏ドームから左にスラブを下り振り返る
本名穴沢奥壁取り付きで休憩。正面は断壁帯末端の岩峰
2025年06月08日 12:18撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 12:18
本名穴沢奥壁取り付きで休憩。正面は断壁帯末端の岩峰
本名穴沢本谷を登る
2025年06月08日 12:33撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 12:33
本名穴沢本谷を登る
2mの滝を越える
2025年06月08日 12:35撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 12:35
2mの滝を越える
断壁裏のルンゼを登る
2025年06月08日 12:44撮影 by  Pixel 7a, Google
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断壁裏のルンゼを登る
断壁帯上の岩稜
2025年06月08日 12:47撮影 by  Pixel 7a, Google
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断壁帯上の岩稜
岩稜沿いにルンゼを登る
2025年06月08日 13:02撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 13:02
岩稜沿いにルンゼを登る
山伏尾根に出る、右に山伏ドーム
2025年06月08日 13:14撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 13:14
山伏尾根に出る、右に山伏ドーム
ドーム上から山伏尾根下部を見る
2025年06月08日 13:19撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 13:19
ドーム上から山伏尾根下部を見る
山伏尾根上部
2025年06月08日 13:19撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 13:19
山伏尾根上部
山伏ドームを振り返る
2025年06月08日 13:28撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 13:28
山伏ドームを振り返る
山伏尾根の頭より御神楽岳
2025年06月08日 14:22撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 14:22
山伏尾根の頭より御神楽岳
湯沢の頭までもう一息
2025年06月08日 14:22撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 14:22
湯沢の頭までもう一息
湯沢の頭。登攀終了
2025年06月08日 14:45撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 14:45
湯沢の頭。登攀終了
休憩中。水が一口しか残っていない!
2025年06月08日 14:45撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 14:45
休憩中。水が一口しか残っていない!
高頭より湯沢の頭
2025年06月08日 16:08撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 16:08
高頭より湯沢の頭
脱水気味で湯沢出合いまで下る。雪解け水が喉にしみた。
2025年06月08日 18:26撮影 by  Pixel 7a, Google
6/8 18:26
脱水気味で湯沢出合いまで下る。雪解け水が喉にしみた。
登山口に戻る。今日は14時間越えの激闘だった。
2025年06月08日 20:09撮影 by  Pixel 7a, Google
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登山口に戻る。今日は14時間越えの激闘だった。
撮影機器:

感想

 御神楽岳。らくだの窓沢〜山伏尾根〜湯沢の頭を登る。
 去年11月に登ろうと思ったが下から見上げるらくだの窓沢は中間部がかなり難しそうなのでもう少し研究して次回とする、この時は本名穴沢右俣から湯沢の頭に登った。
 この沢のネット上の記録は少なく50mの滝で墜落遭難や沢の途中でビバークなどちょっとビビった。今回のこの時期を選んだのは暑さは覚悟のうえで雪渓を利用できる事と日が長い事が理由だ、中間部の50mの滝は最難関で去年出合いから撮った写真から滝の登攀は無理だろうと思っていた、左岸に広がる壁を右上し途中から左上すれば上のバンドに出れるのではないかと考えた。実際近くで下から見上げる50mの滝は登攀は無理、予定通り左岸高巻きで行き途中で見た滝上部は垂直に近くすごかった。高巻きも一筋縄ではいかず中間部のバンドに上がるまでは苦労した。バンドに上がり灌木を利用して沢に戻り続く3つの滝を越して上部スラブ下に出た時はホッとした。
 スラブ下で昼食、珍しく妻が作ってくれたおにぎりに感謝する。ここからは湯沢の頭までは難し所は無いが暑さとの闘いが始まる。スラブを快適に上り山伏ドーム下に行く、ここでドーム壁を3歩ほど上がってみた後3歩も上がれば上のブッシュを掴めるかと思ったが馬鹿なことをするものではないと思い戻って予定通りにスラブを断壁帯沿いに下り本名穴沢奥壁取り付きまで進む。
 奥壁下からはスラブではなく水のちょろちょろ流れる本谷を登る2mの滝を越え断壁帯裏のルンゼに入り山伏尾根に出てドームの頭に登頂。湯沢スラブや本名穴沢奥壁スラブの眺めを楽しむ、時間も押してきたので先を急ぐ、山伏尾根を忠実に辿り湯沢の頭で登攀終了。
 大分疲れた水が一口しか残っておらず、本谷を流れる水を補給するべきだったと後悔する。脱水気味で登山道を下るが落ちればダダでは済まない所も多数有り慎重にゆっくり下る。湯沢出合いに戻って沢の冷たい水を飲んだ時は生き返った思いだった。途中で暗くなりヘッドライト使用で登山口に戻った、14時間オーバーの熱い(暑い)?一日だった。
 
 

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