高清水山(南東尾根)


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 909m
- 下り
- 894m
コースタイム
- 山行
- 3:38
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 4:42
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されたコースではありません。積雪により状況は変わります。 コース図は手書きです。 |
写真
感想
今日は予報がよい.今シーズンの目標の一つ,高清水山とする.この山塊では高落場山の山スキーはメジャーだが(自身も2005年3月20日に行っている),最高峰の高清水山の報告は見たことがない.高落場から主稜線をたどるのが一般的だろうがアップダウンが激しそう.地図を見て開拓した(?)ルートをたどってみよう.
五箇山から国道156号を北上し,大渡橋を渡って左折.渡原集落への林道は除雪されているが通行止めと書かれている.行って行けないこともないが,崖から雪崩でもあったら帰れない.橋のたもとに駐車して歩くことにしよう.
08:00【標高250m.大渡橋そば(駐車)発】
もちろん誰もいない.スキーを担いで林道を歩く.左上の急斜面からの雪崩に注意.すぐに渡原集落に着く.荒れた建物が3つ4つのみ.廃村なのか.道路の雪壁を登る.
08:15
標高300m【渡原集落神社発】
神社裏の杉林に取り付く.雪面はカリカリ.今日は初めからクトーを使おう.杉林はすぐに終わり,林道を過ぎ,送電線鉄塔を2つ過ぎる.ミズナラとぶなの稜線となる.標高点562mの手前でカモシカを目撃.
時刻不明【標高点562mコブ通過】
ミズナラとぶなの気持ちのよい広い尾根.ラッセルもなく快適だ.動物の足跡も賑やか.標高650mは地形図ではヤセ尾根かなと心配したが,全く問題なし.ここを過ぎるとこのコースのもう一つの心配箇所.
標高700mから770mの急そうな斜面は心配していたが,これも全く問題なし.疎林で所々太いミズナラもまじる.うすく新雪がかぶり帰りも楽しみ.登りきると再び広くて緩やかな尾根.標高点828mコブを過ぎてわずかに下って登りをこなすと林道に出る.
09:43〜09:47【標高850m林道】
左手に林道を少し進み,分岐で右に入ってすぐに右手斜面から稜線にのる.ここもミズナラとぶなの気持のよい尾根.標高900mでひとつ斜面をこなし,緩やかになったあと標高940mからもう一つ斜面をこなすと標高点1028mのコブ.
時刻不明【標高点1028mのコブ通過】
山頂が近づいてきた.どこまでも続くミズナラとぶなの尾根.標高1070mで右から小尾根が合流し,そちらに乗りかえる.ここから木はまばらになる.うすくパウダーのかぶった緩やかな尾根をのぼり,山頂へ向け左に進路をとるとすぐに山頂だ.
10:50【標高1145m高清水山山頂着】
360度絶景.もちろんトレースなし.誰もいない.休憩の前に少し先の標高1140mのピークに行ってみる.標識や赤テープはない.記念写真と恒例の山座同定.少し霞んでいるが,白山が白く輝く.右手には笈・大笠・奈良・見越もきれい.医王山はすぐそこだ.白山の左には三ケ辻・人形・カラモン・大滝が目立つ.
1145mの山頂に戻ってここでも記念撮影.標識や赤テープはない.さらに山座同定.砺波の散居村がきれい.能登半島の山々も見える.その右に牛岳.さらに右には北アルプス.毛勝・剣・立山・薬師・水晶・北ノ俣・槍・笠・穂高は笠に隠れて一部のみ.白木峰と金剛堂山も目立つ.その間の遠くには乗鞍も.
杉尾峠に続く主稜線は東側には雪庇も所々発達しているようだ.この主稜線をアップダウンしながら縦走するのも面白いかも.高落場・高清水・赤祖父山・扇山と1000m以上の稜線が続いている.
山頂付近もウサギの足跡が賑やかだ.例によってコーヒーを飲みのんびりと過ごす.今日は寒くもなく暑くもなくホントに気持ちがいい.シールを片付けるのも全く苦にならない.少し早いですがそろそろお楽しみタイムといきますか.
11:50【標高1145m高清水山山頂発】
山頂直下はかたいバーンにうすくパウダーで快適.標高1050m前後の斜面も快適.緩いところはスケーティング+歩きをまじえて進む.標高点1028mコブからの斜面も雪は少し重いが快適.ほどなく右手におりて林道へ.振り返ると山頂はもう遠くだ.
林道から下って標高点828mコブへわずかに登り返すが問題なし.ここからも疎林の快適尾根.標高750mの斜面も中まわりでこなしていく.標高670mからは緩やかな尾根.雪はだいぶ重くなっているがどんどん下る.
標高点562mコブからもまずまずだが,かなり雪は腐ってきており慎重にいく.送電線鉄塔を過ぎ,林道を過ぎる.最後の杉林はまだいくぶんカリカリ.中まわりでこなして神社横へ.
12:33【標高300m.渡原集落通過】
スキーを担いで林道を歩いて下る.朝以上に右手崖からの雪崩に注意していく.無事に林道を過ぎ,車に到着.
12:42【標高250m.大渡橋そば(駐車)着】
今日も楽しい1日でした.このコースは山頂まで尾根通しで行けるうえに,人工的な杉林は集落上のごくわずかな部分だけで,ほとんどがミズナラとぶなのすばらしいコースでした.山頂近くは木々もまばらで眺めも楽しめました.ネットで調べても全く報告がなく,不思議なくらいです.事実,赤テープなども全く見ませんでした.難を言えば南東向きのコースなので雪が腐りやすいことでしょうか.
参考までに;本日朝刊での積雪は,IOXアローザスキー場(下)185cm(上)350cm,たいらスキー場330cm,牛岳スキー場(下)160cm(上)280cmでした.帰宅してからみた「富山冬期道路情報システム」での南砺市西赤尾の積雪は209cm,南砺市梨谷の積雪は289cmでした.
(2020年11月6日にアップロードしました。当時公開していたホームページ(閉鎖)からの抜粋です。)
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