東北プチ遠征〜吹雪の安達太良山〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 830m
- 下り
- 826m
コースタイム
天候 | 予報では早朝曇りで午前中は晴れでしたが山の上は吹雪でした。 麓は晴れてました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
チェーンはありますがスタッドレス未装着なのでスキー場までは行けず、下の旅館に車停めさせてもらいタクシーで登山口まで。 タクシーも結構ズルズルしてました。この日のように雪が降っている早朝はチェーンなども携行したほうが良いかもしれません。 下山後はバスで戻るつもりでしたが一時間半も待つ事になり、上でお会いしたご夫婦が下まで送ってくれました(ありがとうございます) |
コース状況/ 危険箇所等 |
個人の力量、当日の天候等で状況は変わります。 しっかりとした装備と判断を。 この日は吹雪いてました 登山ポストは登山口先、指導所のところにあり。 <登山口〜くろがね小屋方面> トレースなし。 指導所の方に今日はやめた方がいいと言われたが無理はしないという事で途中まで進んだ。が、新雪が積もり指標も埋もれているような状況。歩けなくはないが出発も遅かったし他の選択肢もあったので諦めて戻った。 入山者がいるような状況やトレースあれば良いが、慣れない人は無理はしないほうが良い。 <ゴンドラ山頂駅〜山頂> トレースなし。 雪は深くラッセルしてルートを切り開く必要あり。 わかん、スノーシュー等必須。 危険箇所は特に無いが、木に結んである赤テープが雪で隠れてしまいそうだった。樹木の少ないところはある程度の間隔で竹竿があるのでしっかりと周囲を見渡せば問題なし。吹雪で時にはホワイトアウトする事もあったので、そういう時は方向をしっかりと確認すること。 下山時には山頂〜仙女平分岐まではほんの20〜30分前に歩いたトレースが風と雪で消えてました。 山頂付近は風で雪は飛ばされ岩がゴロゴロしている。 凍結した路面歩く距離が短かったのではわかんの爪で歩けてしまったがアイゼンはあった方が良い。特に鉄山やくろがね小屋方面に行く場合は必要ではないかと思う。 |
写真
感想
もっと多くの雪山に登りたいなぁと思いつつ2月も後半ようやく連休が取れたので南アルプスの少し大きな山に入ろうかと考えていましたが、イロイロあって半日が潰れてしまい準備も整っていなかったのでまたもや断念。天気予報も良かったのに・・・(T-T )
という訳でまた日帰りですが、いつもの仕事終りの出発と違い少し体力的にも時間的にも余裕があるので少し遠いところへ行ってみようかなと短い時間で計画を立てました。
片道約500キロの道のり。
20日の21:30東北の入り口へ向けて出発です。
運転は嫌いじゃないので行きはずーっと下道で静岡から福島まで。
那須を過ぎたあたりから雪が降り始め、高速も規制がかかっているようでしたので結局途中からは下道で行かなきゃだったようです。
岳温泉に着いたのは5時頃。雪が深深と降っています。
予報では明け方までは曇りで午前中は晴れ回復を願い安達太良高原スキー場へ向かいました。が、ノーマルの自分の車では雪&凍結の道路は走れず(チェーンは一応あるけど)途中までは登りましたが諦めて引き返します。
光雲閣さんの駐車場をお借りし、そこからはタクシーで上がることにしました。
タクシーが混んでて時間が掛かると言う事だったので車の中で一時間程仮眠。
結局登山口のスキー場には8時頃の到着になってしまいました。
ゴンドラの乗り口へ行くと、今日は吹雪の為、運休は見合わせているとの事、ここで白河からいらしたというご夫婦と挨拶を交わし、お二人は天気予報の好転を信じてしばらく待つと言ってましたが、自分はくろがね小屋の方から登ってくるとその場を後にしました。
指導所で入山届けを出していると、スキー場の方?レスキューの方?昨日の夜からすっと雪で、今も吹雪いてるので今日はやめておいた方がよいと言われましたが、装備もしっかりしているし、無理をしないというお話をして登る事にしました。
最初からわかんを履いて出発しましたが、指標も埋まってしまって、ルートは分かりにくいし、思った以上に雪が多いので、あっさり戻ることにしました。
そうこうしているうちに少し明るくなって、風も収まって来ます。
「ゴンドラ動くかもよ」と指導所の方が教えてくれました。
ゴンドラ乗り場に行ってみるとあと20〜30分ぐらいで動きそうですとの事。
今回は緩く歩けそうです。
9時頃に動き出したゴンドラに待ってたご夫婦と一緒に乗りゴンドラトップまで。
やはりそこそこ雪は多そうなので最初からわかんを履いて目出し帽をかぶり出発。
登山道は全く見えず、どこから歩くのかも分からないような感じですが、よ〜く見るとチラっとテープが見えました。自分とご夫婦、その後にスノーシューの方と3パーティーが同じタイミングで出発。
フカフカの雪の中をラッセルです。
最近いつもラッセルだw
木の枝に付いている赤テープが雪に埋もれてしまうギリギリぐらいの雪の量。
加えて風が強いです。
わかんを履いて膝上ぐらいのラッセルですが雪がフカフカで軽いのでそこまできつくはありません。それより吹雪いているのでルートを探すのが大変、ちょっと歩いては方角やテープを確認しながら進みます。
一面真っ白になったときや、樹木が途切れて風をモロに受けるときは立ち止まったり耐風姿勢をとったり。後ろの3名は見えなくなりました。
樹林を抜けて仙女平との分岐辺りに来ると更に風が強くなります。
このあたりは竹竿が刺してあるのでソレを頼りに進みます。
たまに風や雪が少なくなると山頂方向が少し見えるので安心。
後ろにはスノーシューの方と朝は見なかった2名パーティーがチラッと見えました。
2名パーテーが追いついて来ましたがスキーを履いてました。
コレぐらいの傾斜だったらスキーの機動力には敵いませんね。
とりあえずすっと一面真っ白で強風2〜3mぐらいは視界も利きますが、なかなか厳しい状況です。
でもちょっと楽しい。
嫌いじゃないんですこういう状況(笑)
スキーの方は山頂方面は岩で向かえないので岩が出てくる前に下って行きました。
岩の露出が多くなり、地面が雪から氷に変わると間もなく山頂。
アイゼン履いたほうが安全なのでしょうが、斜面もそれ程無くわかんの爪で何とか歩けたのでそのまま歩きました。
10:30過ぎ山頂到着。
強い風の中ザックを下ろして一服。
しばらくするとスノーシューの単独の方が登って来ました。
山頂の岩場、乳首まで登り写真を撮ってもらって、吹雪の中コーヒー飲んで下山開始。くろがね小屋方面に下ろうか最後まで悩みましたが今日はピークハントで良しとして同じ道を戻ることにしました。
行きのトレースは風と雪で消えていましたが少しだけ吹雪きもおさまってきたので視界は利きます。フカフカの雪の中はしゃぎながら走るように下りました。
樹木の出てくるあたりからはトレースも残っていて安心。
ご夫婦は登ってこなかったけど、11時ぐらいの時点でお昼までに山頂に行けそうな感じがなければ引き返すって言ってたので、たぶんトレースが濃く残ってる辺りまでで引き返したのでしょう。
下りは気分的にもだいぶ楽で、楽しく戻りました。
こういう時は浮力の大きいスノーシューとかの方が楽しそう。
ゴンドラ山頂駅に着いた時強風で再び運行停止してましたが、一息ついてたら動き出しました。朝一緒だったご夫婦も無事戻っていました。
下山して、帰りのバスの時間を調べるとたった今出発したところで、次が出るのにあと一時間半待たなければ・・・。
歩こうかなぁと思ったいましたが、ご一緒していたご夫婦が下まで送ってくれるというのでお言葉に甘えて乗せて行ってもらいました。
ありがとうございます。
山のお話も楽しかったです。
下山後は岳温泉で暖まり、500キロの道のりを寄り道しながらのんびりのんびり自宅まで帰りました。西に向かって走るので空の色が徐々に変わっていくのが素敵でした。
流石に帰りは運転キツくて都内からは高速使いました。
今回はゴンドラも利用したし山を登る時間は短かったけど、いつも登っている地域とは一味違った山の雰囲気が楽しめて良かったです。
この日は青空には恵まれませんでしたがたまにはこんな吹雪の日もあってもよいですね。冷たい風と雪がもやもやしたものも吹き飛ばしてくれる気がします。
ぷち遠征お疲れ様でした。^^
しかも移動が下道なんて、、、すごい。
安達太良山は今年は他の東北のお山に比べるとお天気がマシなような感じなんですが、でもやはり影響受けてるようですね〜。
我が家も東北に行きたいのに天気がずっと悪いので今年はまだ行けてません。
吹雪って‘厳冬期’って感じするので、危険でなければたまにはそれはそれでいいかも。。。ですよね。
コメントありがとうございます。
運転好きだしいつもの日帰りよりは少し時間もあったから高速代をケチって下道で行きましたが、さすがに遠かった
東北の山は行きたいところがいっぱいあるのですが、遠かったり、行くなら楽しめる天気じゃないと・・・とか思うとなかなか行けません。
多少荒れても行けるのはこのぐらいまでかなぁ。
吹雪も嫌いじゃないですよ
mizutamariさんも条件良い時に行けるといいですね。
夏には憧れの飯豊や朝日に行けたらいいなぁと思っています
吹雪と猛ラッセル、僕なら、苦行としか
感じれないトコを、楽しみに変えちゃうのは
さすがですね。
安達太良山って、活火山なんですよね。
いつか、登ってみたい山です
またもや、ラッセルをしに行かれたんですね。
ラッセルも吹雪も、好んで?
歩かれているところが、すごいです。
でも、さむそーだー。
ペン太も。
一度、くろがね小屋の温泉入ってみたいです。
南ア、どこへ行かれる予定だったんでしょう?
いや〜なかなか大変でしたよ
ただ、最近結構大変なところが続いてて、今回は歩く距離や時間が短かったので焦る事無く気分的には少しリラックスして登れました。
東北はこの辺りからはやはり遠いですが、こちら側からだと入り口に当たる磐梯山、安達太良山、那須岳などの活火山は日帰りで登れる山なので、遠征して移動しながら2〜3日掛けて周るのも面白いかもしれません。今ちょっと話題の地域ですしね
この辺りは秋の紅葉の時期が特に素晴らしいところですので時間の都合が付けばすごくお勧めです。
行きたいところいっぱいになっちゃいますよね
夏でも冬でもいつも人のいないところを一人で歩いてると吹雪もラッセルも大変なんだけど、これも山歩きの一面なんだよなぁなんて思っていつも通り楽しい気分で歩けちゃいます ぺん太は寒いの好きなんで平気
くろがね小屋は今回立ち寄れず残念でした
秋の紅葉の時期とかに行きたいなぁなんて思ってます。
南アはいくつか候補があって、黒戸からの甲斐駒、戸台から仙丈、初冬に断念した畑薙からの上河内辺りを狙ってました。残雪期までにどれか一つはやりたいなぁと思ってます。
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