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Yamareco

記録ID: 2720716
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山滑走
白山

七倉山(2415mコブで敗退)(楽々新道)

2007年05月03日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
15.6km
登り
1,506m
下り
1,508m

コースタイム

日帰り
山行
9:43
休憩
1:15
合計
10:58
5:20
52
MTBスタート地点(一里野ゲート)
6:12
6:21
78
歩きスタート地点(楽々新道登山口)
7:39
7:52
156
標高1350mスキー歩行開始
10:28
10:40
137
小桜平避難小屋
12:57
13:19
78
標高2415mコブ
14:37
14:46
46
標高1350mスキー終了
15:32
15:42
36
歩きゴール地点(楽々新道登山口)
16:18
MTBゴール地点(一里野ゲート)
天候 快晴のち曇り
過去天気図(気象庁) 2007年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
一里野奥の県道入り口ゲートに駐車しました。
ゲートから新岩間温泉を過ぎ楽々新道登山口までMTBでアプローチしました。
コース状況/
危険箇所等
雪のない部の登山道は明瞭です。
積雪の状況により滑落や道迷いのリスクがあります。
コース図にはMTB区間は記載しておらず歩行区間のみを記載しています。
コース図は手書きです。
標高1360m付近のU字谷からシール歩行を開始します。
標高1360m付近のU字谷からシール歩行を開始します。
小桜平避難小屋手前の標高1970m付近で振り返ります。右奥に大笠・笈がかっこいいです。
小桜平避難小屋手前の標高1970m付近で振り返ります。右奥に大笠・笈がかっこいいです。
標高2330m付近で振り返ります。
標高2330m付近で振り返ります。
標高2415mコブの巻きでの様子です。キラキラです。右上が本日の目標の七倉山です。
標高2415mコブの巻きでの様子です。キラキラです。右上が本日の目標の七倉山です。
本日の最終地点である標高2415mコブからの大汝峰(左)と七倉山(右)です。頑張れば七倉山まで行けたかもしれませんが、雲が広がってきてビビリですのでやめました。
本日の最終地点である標高2415mコブからの大汝峰(左)と七倉山(右)です。頑張れば七倉山まで行けたかもしれませんが、雲が広がってきてビビリですのでやめました。
お楽しみタイム@標高2350m付近です。大汝(左)と七倉(右)が顔を出しています。
お楽しみタイム@標高2350m付近です。大汝(左)と七倉(右)が顔を出しています。
お楽しみタイム@標高2200m付近です。
お楽しみタイム@標高2200m付近です。
お楽しみタイム@標高1800m付近です。
お楽しみタイム@標高1800m付近です。

感想

 GW前半の快晴2日は虚しく所用につぶれた.後半の初日は快晴の予報.2か月ぶりの山スキーへ.白山山系に行くことにするが,候補は白山東面台地(再訪)や白山・湯の谷(未訪問),楽々新道から七倉山(未訪問).
 昨日は予想外の仕事が舞い込み帰宅が遅れた.準備をして寝るがあまり睡眠時間はとれなさそう.MLでは湯の谷の報告が続くが,別当出合からは人も多そう.静けさなら楽々新道でしょう.

05:20【標高610m.新岩間温泉への県道入り口ゲート(駐車)発】
 久しぶりにスキーを背負ってMTBでスタート.雪は全くないが小石の散乱が目立つ.谷側は深く切れ落ちており,慎重に.丸石谷を過ぎさらにMTBで進む.

05:50【標高790m.新岩間温泉通過】
 もちろん旅館は冬期休業中.右手の林道へと進む.登山口手前のヘアピンで崩落のデブリで担ぐ以外は乗車.しかし路面には小石や木の枝が散乱.

06:12〜06:21【標高900m.楽々新道登山口】
 ここにMTBをデポ.登山道はしっかり整備されている.雪はないのでスキーを担いで歩く.いきなりカタクリの尖ったつぼみがあちこちにお出まし.所々にぶなの大きな木があってよい感じ.
 決して緩くはない登りがコンスタントに続く.雪は所々にあらわれるのみ.時々木の枝がリュックの板にあたってうっとうしい.後ろには冬瓜岳・笈ヶ岳・大笠山が見えてくる.

07:39〜07:52【標高1350m.シール歩行開始】
 ここでようやく雪がしっかりついてきた.地形図のとおりの浅い沢状部位には雪がべったり.ここまで来ないと雪はないと思っていたが予想どおり.浅い沢状部位を進み,正面の斜面を登りきり,標高1610m台地へ.ここは針葉樹のめだつ静かな平原だ.
 標高1687コブを過ぎると細尾根となるが問題なくシールで進める.標高1775mコブも針葉樹林だが雪が多くて明るい感じ.さらに進むと大雪原といった感じ.すばらしい.

10:28〜10:40【標高1995m.小桜平避難小屋】
 かろうじて屋根が出て,2階の出入り口から中へ入れる.振り返れば大笠山と笈ヶ岳.岩間道側の薬師山もすぐそこだ.

11:27【標高2220m】
 標高2243mコブを巻く.ここまでの見返坂は雪庇の張り出しもあったが思ったほどの細尾根ではなくよかった.標高2243mコブ手前は広いバーンといった感じ.行く手の標高2360mコブが大きく立ちはだかる.
 この先の標高2270mコブは巻いて鞍部へとトラバースする.鞍部から北西へのびる谷はとてもきれい.標高差50mほどの登り返しで元のルートに戻れそうなので,チカラがあればよさそうかも.登り返しも,今日の状態なら雪はどこでもついていそう.

12:01【標高2360mコブ】
 このコブへの登りは硬い部もあったがクトーで何とかこなせた.ここまで来てようやく七倉山とご対面.右手には四塚山も大きく,加賀禅定道の山々が白く連なる.左奥には大汝峰も大きい.ここから標高2415mコブまでは針葉樹が埋もれた雪原といった感じ.
 この稜線に出ると風が強い.おまけに高い雲が急に広がってきた.とりあえず標高2415mコブを巻くように進んでいく.木々には氷がエビのしっぽのようにまとわリついている.

12:21【標高2400m付近(標高2415mコブ南南西)】
 思ったよりも高い位置でトラバースに入ったのか,ハイマツ帯に出くわした.先の2350m鞍部へは,まだ下らないといけない.それにしても雲の急な広がりが心配だ.風もあいかわらず強い.ガスの涌く気配は今のところないが,それも気掛かりだ.
 七倉山の登りもそこそこの斜度のようだ.ここまでの雪の状態から考えると意外に硬いかもしれない.不安な要素が次々に頭の中にわいてくる.13時を行動終了に設定しているので,時間的には頑張れば何とかセーフか.
 (1)このまま進む.(2)ここであきらめる.(3)スキーを担いでアイゼン・ピッケルで山頂を目指す.(4)スキーをデポしアイゼン・ピッケルで山頂を目指す.の選択肢から,かなり悩んで残念ながら(2)とした.装備はあるといっても,憶病者なので天気が悪くなったら焦ってしまいそう.

12:57〜13:19【標高2415mコブ】
 心残りだがとりあえず本日の最高地点,標高2415mコブまで行ってみる.それにしても風が強い.雲は広がるものの,大汝や七倉が雲に隠れることはない.頑張ればヨカッタのかな〜.加賀禅定道方面に加え,白山北方稜線もきれい.シールをはがして行きますか.
 山頂付近は表面がウインドウクラスト様だが滑ってみると意外にターンのしやすい雪だった.標高2360mコブからは谷を滑りたい衝動にからわれたが登り返しもあるので,次回(があれば)の課題としておこう.下り過ぎないように時々止まりながらシュプールを刻む.
 見返坂も快適に下る.小桜平小屋へは寄らずにそのまま尾根づたいに滑っていく.気持のよい広い尾根にさらにシュプールを刻む.標高1776mコブへのわずかな登り返しで,3人組にすれ違った.今日のコースで初めて人に会う.小桜平小屋に泊まるとのこと.
 さらに快適に進む.標高1610mからの斜面も雪こそ朝よりぐしゃぐしゃだが気持ちよく下る.最後の浅いU字状沢を過ぎて,右手へ進むと夏道を見つけてそこでスキー終了.登り返しのほとんどないなかなかよいコースでした.

14:37〜14:46【標高1350m】
 スキーをザックにくくり,あとは夏道を一気に下るだけ.登りも出会ったが,途中に猿の住みかがあるらしく,数頭が木々を渡り歩いていた.威嚇されることもなくこちらは黙々と歩くだけ.下るにつれ花が少しずつ目立ってくる.下部ではカタクリが全盛だ.朝の登りの時は尖ったつぼみばかりだったのに,どんどん咲いているようだ.

15:32〜15:42【標高900m.楽々新道登山口】
 あとは一気にMTBで.楽チン楽チン.新岩間温泉には明日小桜平へ行くという3人組が休んでいました.情報交換の後,さらにMTBダウンヒル.写真を撮るのに何度も止まったので,のんびり下る.

16:18【標高610m】
 新岩間温泉への県道入り口ゲート(駐車)着.予想以上に静かでよいコースでした.
 七倉山までねらうには,今の自分の能力では,一日ずっと雲の広がらない晴天で風も弱く適度に雪がゆるむ日に,もう少し出発を早めるしかなさそうですね.

注意:今回のコースは積雪の状況により滑落や道迷いの危険があります.本報告はこのルートを推奨するコースガイドではありません.

(2020年11月11日にアップロードしました。当時公開していたホームページ(閉鎖)からの抜粋です。)

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