雪山ハイキング講座 修了山行 兵庫50山 氷ノ山1510m

コースタイム
天候 | 曇り時々雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
いよいよ雪山ハイキング講座修了山行、これまでの集大成。1週間前の神戸新聞に「氷ノ山・スノーモンスターすくすく成長中」との記事が掲載されていた。しかもこの1週間ずっと雪模様、期待と不安が入り混じった気分で出発。
昨年11月に開通した北近畿自動車道八鹿・氷ノ山ICから西に23kmで養父市大久保の民宿末広屋に着く。このあたりは民宿が多く、大久保地区だけでも30軒以上とのこと。
翌朝6時起床、朝食を済ませ氷ノ山国際スキー場へ、2本のリフトを乗り継ぎセントラルロッジに到着。今日のCLはいつになく厳しい表情、もたつく受講者に厳しい指導が飛ぶ。ここから少し左に行くと東尾根登山口。ここからショートカットで東尾根休憩小屋に向かう。休憩小屋にはすでに数人の先客があり、雪山用スコップを取出し雪洞掘りなどの訓練をしている。ここで一休み、各自民宿で入れたお湯を飲んでお湯の温度を確かめる。魔法瓶のメーカーによって保温力の差があるとのこと。やっぱり山行部長お奨めのテルモスかな。
全員わかん装着し出発。なかなか雪が多いのでわくわくしながら歩く。幸い若干のトレースが残っている。急登もあり、わかんを蹴り込みながら登るが、滑ってずり落ち、なかなか進めない。途中、養父市の天然記念物「ドウダンツツジ群生地」の看板があるが、今は雪の下。また春に訪れたいものだ。霧氷が現れてきたので、Uさんから、橋幸夫「霧氷」のリクエスト。
霧氷〜、ムヒョーォー♪、後の歌詞が出てこない。仕方なく吉永小百合「寒い朝」とか、ダークダックス「銀色の道」などを歌ってみる。
次第にトレースがなくなり、必死にラッセルする。新雪は60cm程か、ちょうどスポーツジムのクロストレーナーのような感覚。これでクロストレーナーのように毎分120歩は無理かなと思いながら頑張る。だんだん視界が悪くなり、SLが手際よく各所に目印の標竹を立て、時々立ち止まりコンパスとGPSで現在地と山頂を確認。山頂近くなると視界ゼロ、「山頂はもっと左」とCLの声が飛ぶ。もう進めないと思ったとき、HさんのGPSで現在地と山頂を確認、避難小屋はすぐそこだった。
避難小屋では若い山スキーのグループがスキー板のシールをはがすなど、滑降の準備をしている。私たちは早々に食事を済ませ、下山開始。少し天候も良くなり、スノーモンスターを楽しむ余裕も出てきて、急坂は「尻シェード」を多用し無事下山。民宿の熱いお湯で温まり帰途につく。(KI)
比良・権現の山行より雪の深さ、天候、コース等とてもハードでしたが、ワカンでの歩行も慣れ、ラッセルも経験しました。初めて見る樹氷、モンスター等の雪景色に感動しました。(TA)
山の会に入会したので、ぜひ雪山を経験したいとの思いで、雪山ハイキング講座に参加を申し込みました。
「雪山の心得・装備」並びに「雪山の気象」の2回の座学及び、芦屋ロックガーデンで行われた「アイゼントレ」に参加しました。また、この間に登山靴、アイゼン、ワカン、雪山用グローブ、度付き偏光サングラス等の装備を準備してきました。
そして実技となる「比良権現山・蓬莱山」の例会に参加しました。このときは天気も良く、雪もそれほど多くなく、ワカン装着での歩行も慣れ、手先の冷たさはあったが、樹氷を見ながらの楽しい山行でした。
次に今回の修了山行「氷ノ山」に参加しました。前日は氷ノ山の民宿に泊まり、朝からの山行ですが、寒波、大雪となりました。
ワカン装着の歩行で、積雪量が多いため時々膝下ぐらいまでぼこっと入ってしまい抜けにくくなる、急登で滑って上れない、逆に急下りで滑り転んでしまうなど苦労させられました。また、吹雪が顔に当たると痛いほど冷たい、手先が痛いほど冷たい、ガスで前が見えない、トレースが消えて道がわからないなど非常に苦しかったですが、いい体験をさせてもらったと思います。そして、周りの真っ白な雪景色、樹氷、スノーモンスターなど普段見られない景色、登った後の充実感等、十分楽しめるものでした。これからも機会があればどしどし参加し、楽しみたいと思います。(MO)
氷ノ山での修了山行は厳しくも楽しいものがありましたね。新雪ラッセルやガスで周りが見えず、頂上避難小屋が中々見つかりませんでした。
GPSで頂上近くまで来ているのは判るのですが…、やはり自分の目で微かに見える黒い山頂小屋のシルエットを見つけたときは正直ホットしました。
帰りはSLが差しくれた標竹を頼りに、吹きっさらしでトレースの消えたルートを迷わずに下山できました。さすがにベテラン経験者の知恵は素晴らしいですね。大いに助けられました。そして、雪の芸術「ビッグモンスター」を見ることができてとても感動しました。
今回の兵庫県側から登る東尾根ルートは、私が以前登った鳥取県側の若桜からのルートよりも難しいと感じました。(HI)
昨年の様子はこちら
2012年03月03日(土) 〜 2012年03月04日(日)氷ノ山 雪山ハイキング講座・修了山行
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-172869.html
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