尾谷峰(△898.8)・水葉山・庄司峰(△986.6)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 873m
- 下り
- 874m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山に道はありません(今は尾谷峰まで地形図では破線が記されています)。 残雪歩きは怖い箇所はありませんでした(カンジキ使用)。 コース図は手書きです。 |
写真
感想
昨日は快晴.絶好の山日和だったが所用につぶれた.今日も快晴の予報.雪もしまって山スキーでもロングコースが可能だろう.しかし今日も午後から所用.近場となるとスキーは無理そうなので,残雪期限定の山歩きコースへ行ってみましょう.
以前から気にしていた水葉山方面へ.アプローチも近くて楽.あわよくば挙原山を踏み,三角点の点名・二ノ輪と点名・六郎谷峰も確認できれば・・・犀鶴林道から入り,金谷と尾谷にはさまれた,点名・二ノ輪から北にのびる尾根を使う予定.
犀鶴林道の状況がわからないので,MTBを積んで出発.駒帰から林道に入ってしばらく(林道・鴛原線分岐過ぎ)で,倒木に屋根の自転車があたりそう.面倒だがいったんおろして通過し,あらためてのせ直し.
その後も路面にほとんど雪はなく,取り付き予定としていた標高点535m南の送電線鉄塔まで来てしまった.念のためさらに先へ進むとすぐに積雪で通行不可.予定どおり,鉄塔手前に駐車する.
07:06【標高530m・犀鶴林道の送電線鉄塔そば駐車発】
鉄塔すぐの斜面は雪を拾って登り,尾根上へ.尾根にのると雪もバッチリで,この時間ならまだしまっていて歩きやすい.昨日の?ツボ足トレースがある.尾根は所々にぶなが混じりなかなか気持ちよい.
標高点798mからさらに登ると左手にチラチラと水葉山が見えてくる.標高850m辺りは木もまばらになり,後方には金沢市街が一望となる.最後の細ぶなの尾根を登りきると,三等三角点の点名・二ノ輪のあるピーク(標高898.7m).
08:06〜08:18【標高898.7m・点名・二ノ輪ピーク山頂】
特に標識や赤布などないようだ.中央はまるく木が少なく,刈り払いなのかも.雪は1mはありそうで,残念ながら三角点の柱石は確認できず(→2009年11月29日確認しました).樹間からは大門山・高三郎山・見越山・奈良岳・大笠山が立派に連なる.
次に向かう標高927m前衛の標高920mコブがみえ,さらに水葉山も見える.庄司峰(三等三角点の点名・六郎谷峰のあるピーク)は大門山の手前に,挙原山は水葉山の奥に見える.
さて,金沢市街も一望でき,もうここでいいや,という感じですが,とりあえず標高927m前衛の標高920mコブを経て水葉山まで行ってみましょうか.ではここでカンジキをはきましょう.
緩やかに下っていくと,新しいカモシカの足跡がありました.鞍部からの登りもたいしたことありません.
08:36【標高920mコブ(標高点927mコブ前衛)通過】
927m標高点へは寄り道せずに通過します.細ぶなの林を気持ちよく下っていきますが...水葉山との鞍部の手前側は雪が切れてしまってます.稜線上は薮っぽいので,南側(向かって右)を雪を拾いながらトラバースぎみに進みました.
鞍部から水葉山への登りには,マンサクも咲き始めていました.この登りも所々にぶながありよい感じでした.ほどなく水葉山山頂に到着.
09:01〜09:11【標高891m・水葉山山頂】
ここにも標識や赤布はありませんが,ここまで来る途中の所々に金沢山友会の赤布がありました.なかなかよい眺めです.口三方とその奥に霞んでうっすらと白山.庄司峰が立派です.その左奥には大門山,右奥には大笠山も.
帰路も登り返しの多いことを考えると,今日は挙原山は現実的ではなさそう.それなら庄司峰まででも行ってみますか.庄司峰は金沢市街からは意外に目立って見えてますので踏んでおきたいところです.石が見つかればなおよいのですが.
庄司峰の西にある標高点912mコブをめざして,水葉山からいったん北東へ進み,広い尾根を南へと進む.トレースはここでなくなっていた.このあたりは気持ちのいい雪原だ.標高点804mの鞍部は雪もしっかりしていた.標高点912mコブへの登りもぶなの林で本当に気持ちがよい.
09:48【標高点912mコブ通過】
ここからの下りはたいしたことなく,鞍部から標高980mの庄司峰西峰(仮称)への登りとなる.この登りの上の方は少し急で,左側(北側)は雪は多いが谷に続くので,最後は右側(南側)の林の中を進む.
そういえば,いったん途切れたトレースだが,標高点912mコブ過ぎの鞍部から,別のツボ足トレースが出現した.東谷から登ってきたのだろうか.
10:13【標高980mの庄司峰西峰(仮称)通過】
ここはすばらしい眺めです.が,帰りにとっておき先を急ぐ.ここから庄司峰まで吊り尾根のようになっている.庄司峰と庄司峰西峰,そしてこの間の谷が金沢市街から双耳峰のように目立って見えるのだ.稜線は問題なく歩け,庄司峰への登りも細ぶなの林でたいしたことない.
10:25〜10:41【標高986.5m・庄司峰(点名・六郎谷峰)山頂】
ようやく着きました.高まりは厚く雪で覆われ,三等三角点の点名・六郎谷峰の柱石は確認できずでした.残念(→2010年05月02日確認しました).
挙原山までは普通に行けると思うが,帰りのアップダウンと,午後の所用のことを考えると,やはり今日は厳しいかも.次回(があれば)にとっておく.といってもなかなか踏めそうにない山だ.来年か.トレースの主は先へ進んでいるが.
医王山は似たような標高なのにかなり雪が少なそうだ.順尾山から大門山までの延々続くこぶこぶの尾根が印象的だ.高三郎山と見越山が大きいが,その右はかげで見えない.眺めは庄司峰西峰の方がよさそうだ.
挙原山に未練は残るが,戻ることにする.あっという間に庄司峰西峰に着く.ここで,じっくり山座同定.春霞でうっすらとだが,真っ白な白山が口三方の左にそびえる.いつ見ても神々しい.大門〜見越〜奈良〜大笠の山並みは恒例だ.
これからはアップダウンが待ち構える.下りはよいが,体力不足と,雪も少し腐ってきた影響もあり,登りが疲れる.
11:40【標高891m・水葉山山頂通過】
水葉山から北にのびる尾根も使えるか?尾根末端には送電線鉄塔もあり,巡視路でアプローチできるかも.
標高920mコブ(標高点927mコブ前衛)への鞍部は雪が腐っており,うすい雪が崩れてちょっと難儀した.今回のコースで雪が切れ切れだったのはここだけだった.
12:20〜12:28【標高898.7m・点名・二ノ輪ピーク山頂】
ここから市街の眺めはホントにいい.西側には緩く尾根が続いており,こちらを歩いても気持ちいいかも.ここまでなら雪がうすくなった時に来て,石を確認できるかな?
帰路は尾根を鉄塔まで進まず,標高600mあたりで,左側(西側)の小沢へおりてみた.すぐに林道に出るはずだ.はじめは広いがすぐに細まってきた.雪で覆われるが小さな水流もあり,注意しておりた.すぐに林道に合流.
あとは雪の林道を歩くだけ.車が見えてきた.
13:10【標高530m・犀鶴林道の送電線鉄塔そば駐車着】
林道にはちらほらと車が来ていたが,山では誰にも会わず,今日も静かでよかった.ここまで車で来れたら挙原山も往復もじゅうぶん射程距離でしょう.ここまで車で来れない時はMTBになるので,その分体力が消耗しますね.もっとも,ここなら家からMTBでアプローチしても楽しいと思いますが.
注意:今回のコースは登山道がありません.残雪も多く道迷いの危険も高いです.本報告はこのルートを推奨するコースガイドではありません.
(2020年11月17日にアップロードしました。当時公開していたホームページ(閉鎖)からの抜粋です。)
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