蓼科山・白駒池：北八ヶ岳マイナールート逍遥

2020年11月21日(土) 〜 2020年11月22日(日)

• GPS: 32:26
• 距離: 33.8km
• 登り: 1,931m
• 下り: 1,933m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:13
• 休憩: 1:02
• 合計: 10:15

7:10 女ノ神茶屋・蓼科山登山口
8:21 8:29 標高2110m標識
8:42 8:42 幸徳平
10:01 10:02 蓼科山頂ヒュッテ
10:05 10:08 蓼科山
10:09 10:10 蓼科神社奥宮
10:15 10:20 蓼科山展望盤
10:25 10:30 蓼科山
10:33 10:41 蓼科山頂ヒュッテ
11:03 11:11 蓼科山荘
11:12 11:17 将軍平
11:19 11:20 蓼科山荘
11:31 11:31 赤谷の分岐
11:41 11:41 佐久市最高地点
12:20 12:23 大河原ヒュッテ
12:23 12:23 大河原峠
13:03 13:04 双子山
13:32 13:40 双子池
15:29 15:29 雨池（南側）
15:36 15:36 雨池分岐(南側)
15:44 15:45 麦草峠方面分岐
16:40 16:41 茶水の池
16:46 16:47 麦草峠
17:02 17:03 白駒の奥庭
17:12 17:13 白駒の池 駐車場
17:20 17:20 白駒分岐
17:25 青苔荘

2日目

• 山行: 6:03
• 休憩: 0:56
• 合計: 6:59

8:16 白駒分岐
8:30 8:30 白駒の奥庭
8:42 8:42 麦草峠
8:46 8:46 茶水の池
8:59 9:04 大石峠
9:15 9:16 オトギリ平
9:43 9:44 出逢いの辻
10:10 10:10 五辻（東屋）
10:14 10:14 五辻
10:53 10:54 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅
11:02 11:02 坪庭
11:29 11:30 三ツ岳分岐
11:35 11:59 北横岳ヒュッテ
12:08 12:08 北横岳（南峰）
12:10 12:17 北横岳
13:15 13:28 亀甲池
13:45 13:47 天祥寺原
14:00 14:00 天祥寺原・将軍平分岐
14:56 14:56 竜源橋
15:04 15:05 女の神展望台
15:13 15:13 女ノ神茶屋・蓼科山登山口
15:15 ゴール地点

天候

21日：曇り〜快晴（強風）
22日：快晴〜曇り（強風）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

女神茶屋・蓼科山登山口駐車場（無料）：3連休ですが初日二日目共に空いてました。トイレは1つだけ使用できます。

コース状況／危険箇所等

一旦積もった雪は完全に消え、この区間に積雪は全く有りません。
特別悪い場所は有りませんが、登山者の少ないエリアですのでところどころやや道が不明瞭なところが有ります。
■双子池〜雨池：林道は崩落のため通行できません。登山道はやや荒れてます。

その他周辺情報

佐久インターに向かう途中の「穂の香乃湯」に入りました。500円。天然温泉、露天風呂有り。地元の方が多く夕方でやや混んでました。

写真

女神茶屋・蓼科山登山口からスタート。
北八ヶ岳のマイナールートを周回します。

シーズンオフでしょうか・三連休初日なのに駐車場はガラガラ。

11/21 7:18

先日降った雪は全て溶けて、冬枯れの道を登っていきます。

11/21 7:34

晴天予報ですが、曇りで霧が出ています。

11/21 7:50

今回の山旅はこんな感じの苔の道を選んでコースを決めました。

11/21 8:26

いつも思うのですが、蓼科山は緩急が良い感じでとても登りやすい山です。

11/21 8:43

幸徳平。格好の休憩場所です。

11/21 9:24

標高を上げると木々に霧氷が着いてきました。

11/21 9:25

上空から凄い風の音が聞こえます。

11/21 9:28

雪は無いのですが霧氷の白い森です。

11/21 9:44

山頂が見えてきました。

11/21 9:46

凄い風です。気温はそれ程低くないのですが風のため体感温度は相当低く感じます。

11/21 9:51

強い風にガスが流され青空が出てきました。

11/21 10:05

蓼科山頂到着。
雪の無い山頂に登るのは久しぶりです。

11/21 10:11

もうすぐ晴れそうですね。

11/21 10:11

晴れを期待して山頂をゆっくり一周します。
まずは頂上の祠で登山の安全を祈願します。

11/21 10:15

雲の向こうにちらりと白い山、北アルプスですね。

11/21 10:15

アップにすると槍・穂高がはっきり見えました。

11/21 10:15

霧ヶ峰から美ヶ原。こちらも雪は無いですね。

11/21 10:18

期待通り晴れました！
但し凄い風が吹きまくっています。

11/21 10:19

取りあえず。

11/21 10:28

これから向かう北八ヶ岳も雲が晴れました。

11/21 10:28

山頂直下のヒュッテとこれから歩む双子山方面。

11/21 10:29

北アルプスも今日は晴れてますね。
槍・穂高をアップで。

11/21 10:38

霧氷であちこちに白い木が！

11/21 11:20

ひと下りして将軍平の蓼科山荘。
ここまでは登山者がおりました。
この先は白駒池まで登山者は一人も無し。

11/21 11:20

ここは風も穏やかでのんびりランチが出来ました。

11/21 11:25

南八ヶ岳のオールスターが勢揃いです。

11/21 11:25

振り返ると蓼科山。

11/21 11:33

霧氷の森を大河原峠に向かって進みます。

11/21 11:40

地味に佐久市最高地点。
展望は有りません。

11/21 12:19

大河原峠到着。
浅間山にも雪は有りませんね。

11/21 12:19

大河原峠には自動車道路が通っていますが、既に冬期閉鎖です。

11/21 12:22

夏は喧噪が渦巻いているのでしょうが、今日は風の音だけです。

11/21 12:49

南アルプスと中央アルプス。
さすがに真っ白ですね。

11/21 12:49

浅間山

11/21 12:55

蓼科山

11/21 13:02

双子山山頂が見えてきました。

11/21 13:03

広々とした双子山山頂です。

11/21 13:04

北横岳から大岳。

11/21 13:06

快適な山頂を進んでますが、実際は猛烈な風が吹き荒れています。

11/21 13:08

特徴的な荒船山や妙義山が見えます。

11/21 13:09

浅間山から四阿山方面。

11/21 13:34

ひと下りで双子池。
久しぶりに訪れましたがやはりきれいですね。

11/21 13:39

双子池を後に雨池に向かいます。
今回はマイナールートがテーマなので稜線は極力外して歩きます。

11/21 13:45

最初は林道歩き。

11/21 13:47

サルオガセが凄い！

11/21 13:56

林道経由で雨池に行くルートは通行止めのため、登山道に入ります。

11/21 14:08

こんな水場も。

11/21 14:10

林道を離れ雨池まで登りになります。

11/21 15:11

雨池到着。
もっと大きな池のイメージでしたが渇水期なのか随分小さめです。

11/21 15:25

夕方で西日になってしまったことも有り、もの悲しい雨池です。

11/21 15:43

今日の目的地はまだ先です。

11/21 16:32

薄暗くなって月がはっきりしてきました。
小屋には遅くなる旨伝えてあるため、夕方から夜に変わる時間を楽しんでいます。

11/21 16:40

麦草峠の茶水池に到着。
風が無いのでそんなに寒く有りません。

11/21 16:42

写真では明るく見えますが、実際は随分暗くなってきました。

11/21 16:44

麦草峠。国道が通っていますが、こちらも冬季閉鎖。静かです。

11/21 17:22

最後はヘッドランプを灯し夜の森を楽しんで小屋に到着しました。
今夜は青苔荘に泊まります。

11/22 6:55

翌朝。
良く晴れました。気温は大分下がった様ですが風が有るため白駒池は結氷していません。

11/22 6:56

湖畔は薄氷。

11/22 6:57

午後から天候悪化の予報ですが、朝は快晴でした。

11/22 6:58

一晩お世話になった青苔荘。
古き良き山小屋風なところと、超快適な水洗トイレが有る素敵な「山小屋」です。

11/22 8:11

朝食をしっかり頂き、小屋の若旦那とゆっくりお話しをして、今日も元気に出発です。

11/22 8:21

昨日は真っ暗で何も見えなかったのですが、こんな綺麗な所を歩いていたのですね。

11/22 8:39

茶臼山、縞枯山。
今回はマイナール−トがテーマですので稜線は歩きません。

11/22 8:44

道端に凄い霜柱！

11/22 8:45

昨日夕方見たのと全く表情が違う茶水池。

11/22 9:10

茶臼山を横目に見て大石峠から出逢いの辻に向かいます。

11/22 9:10

良い感じの道が続きます。今日も登山者は誰にも会っていません。

11/22 9:15

オトギリ平。何か色んな名前が付いてますね。

11/22 9:17

北八らしい苔の道を進みます。

11/22 9:43

出逢いの辻。
名前からもっとロマンチックなイメージでしたが・・・。

11/22 10:15

茶臼・縞枯の中腹を巻いて行くルートを進んでいます。
本来はスキーのバックカントリーコースかな？

11/22 10:35

予報より早く雲が広がってきました。

11/22 10:48

マイナールートの山旅ですが、ここから北横岳までは超メジャールートを辿ることになります。

11/22 10:52

一気に人が現れた坪庭から北横岳に向かいます。
また猛烈な風が吹き始めました。

11/22 11:23

振り返って、ギリギリ南八ヶ岳が見えました。

11/22 12:07

北横岳南峰。猛烈な風のため誰も居ません。

11/22 12:07

南八ヶ岳、もうすぐ雲の中ですね。

11/22 12:11

北横岳北峰。やはり猛烈な風で誰も居ません。

11/22 12:12

一応。

11/22 12:14

山頂から亀甲池に向かいます。
眼下に見えるのは血の池。

11/22 13:18

ひと下りで亀甲池。

11/22 13:19

亀甲池も殆ど水が有りません。
それでも有名な亀甲構造土が見えました。

11/22 13:26

小さな亀甲池で1枚。

11/22 13:33

さて下山です。
天詳寺原から竜源橋に下ります。

11/22 13:45

天詳寺原。
蓼科山への登山道です。

11/22 13:55

残念ながら蓼科山は雲の中。

11/22 14:56

竜源橋到着。
二日間の北八ヶ岳マイナールートの旅は終わりました。
駐車場まではここから車道を20分程歩きます。

11/22 15:15

グルッと1週して戻って来ました。
蓼科山と北横岳周辺には人が居ましたが、それ以外は全く誰にも会わずテーマ通り、静かな山旅ができました。

撮影機器：

D5300 ニコン

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ 携帯トイレ

感想

yamaya1127

毎年この時期になると雪の積もる前の静かな北八ヶ岳に行きたくなります。
八ヶ岳はとても好きな山で、家からも近いので殆ど全てのルートを歩いているのですが、北横岳から蓼科山の間は本格的に雪が積もると全く人が入らず厳しいラッセルとなるため、八ヶ岳の中では私が最も歩いていないエリアになります。
今回このエリアでも特に人が少なそうなマイナールートを選び初冬の北八ヶ岳を独り占めする贅沢な（物好きな？）コースを選んで行ってみました。
スタートとゴールは女神茶屋の蓼科山登山口、マイナールートと行っても蓼科山と北横岳だけは通らないとルートが繋がらないため、一部はメジャーなルートも通ります。
初日好天予報でしたが曇り空スタート、それでも蓼科山山頂に立つと強い風に流され、みるみるうちに天気が良くなりました。
その後は風は強いものの天気はほぼ快晴、蓼科山を下った将軍平から先は予想通り白駒池まで誰にも会わない静かな山歩きとなりました。
北八ヶ岳らしい苔むした森やあちこちに点在する池を思う存分満喫しました。
途中のんびりしすぎてしまい、最後には真っ暗な森の中をヘッドランプを点けて歩くおまけまで付けてしまいました。（小屋の方には途中から電話して遅くなる旨了解を得ました、白駒池周辺は整備が完璧で私も何十回も歩いている道ですので、夜の森を楽しめました）
宿泊は今回は青苔荘、白駒池には新築で超快適な旅館風の「白駒荘」と昔ながらの山小屋風を残しながらも、トイレや水回りは超快適で今風な「青苔荘」が有ります。
この日青苔荘の宿泊は私だけでした（テントは数張り有り）
翌朝、快晴！思ったほど気温は下がらず風も有ったため、残念ながら白駒池は結氷していませんでした。全面結氷は12月になると思います。
今日は昨日と反対側、稜線の西側を通って北上します。ここまで来たらニュウや高見石に登りたいところですが、それは次回に取っておき、今日もあくまでもマイナールートに徹して進みます。
茶臼山、縞枯山、三ッ岳も全て登らずに中腹を巻く道を、マイナールートの常で笹の追い被さりや倒木でやや道が分かりにくい所も有りましたが、それを楽しむルートですので存分に楽しめました。
途中ロープウエイ山頂駅から北横岳までは他にルートが無く、観光客や一般登山者が多い道を通りましたが、都合良く猛烈な風が吹きまくっていましたので、山頂には誰もおらず静かな山頂を楽しめました。
下山は亀甲池から天詳寺原経由竜源橋へ、最後まで静かな山を満喫しながら二日間の山旅を締めくくりました。
さて次は12月、いよいよ雪山ですね。今年の雪山初めはどこに行きましょうか？

コメント

opiro772

静かな北八ッ歩き
yamayaさん、こんばんは
百名山も終わり、今月残すは赤岳と思っておりましたが、よくよく考えてみれば季節外れの暖かさで雪もなさそうだとyamayaさんは向かいませんよね
しかしながら今回も皆さんが歩かれないようなルートチョイスですね、歩く距離はあるようですが高低差も蓼科山のみでyamayaさんにとってはハイキングですね
やはりこの季節なので山頂や風が通るところでは冷たく強い風が吹き抜けていてちょっと辛そう．．．その分青空も出て展望もあったから帳消しかな。
ここ数日は新型コロナ感染者も過去最多と言われていたけど、青苔荘では貸切でしたから気を遣うことも無く、ノンビリ過ごせたのではないかと思っております。

北八ッの静かな季節を楽しませてもらいました、次は赤岳かな〜 そうそう今冬の赤岳天望荘は年末年始・厳冬期営業は無いようですね 。

yamaya1127

Re: 静かな北八ッ歩き
opiroさん、こんばんは。
やっと百名山の呪縛から解放され好きな山に行ける様になりました
この時期の北八は私の定番なのですが、今回は敢えてピークは踏まずに今までで一番歩いていないコースを選んで行ってきました。
ある意味一番北八ヶ岳らしいコースだったかも知れません。
余り万人受けしませんが、日常を離れてリフレッシュしたくなったらおすすめのコースですよ（？）

赤岳天望荘の冬期営業休止、本当に残念ですね、他にしらびそ小屋も11月から当面休業とのことで今年の冬もまだ我慢が続きそうですね。
いつもコメント有り難うございます。