八代ふるさと公園より春日山・滝戸山歩き
- GPS
- 07:46
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,427m
- 下り
- 1,425m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
葉のないこの時期だったのもあり、南アルプスや甲府盆地の眺望が楽しめました。 春日山手前の展望台?付近は木も切ってあり天気が良ければ北アルプスまで望めます。 全体的にマーカーや標識はあるのですが、欲しいところになかったり要らないところに沢山付いていたりしましたので地図を持ち歩いて下さい。 ただ地図でも周囲がわからないと場所が確認できないのでGPSでしょうか。 山は倒木も多くマーカーが無くなってしまったり、迂回路などで踏み跡がわかりにくくなってしまったりしたのかもしれません。 葉のないこの時期で、右手に甲府盆地を望むことができましたので方位などを容易につかむことができましたが、夏など時期によっては見通しが無くなると思いますので注意が必要かもしれません。藪こぎのようになる区間もあるかともいます(滝戸山までの区間 滝戸山から先でマーカーは明らかに曖昧になります。北斜面で雪もこの辺りに一番残っていました。踏み跡も雪でわかりにくく、マーカー通り降りて行ったら地形図とは異なる方に下りて行くことになりましたので、GPSをみながら少しずつ元のルートの方へ歩いて行ったのですが、マーカーがあったので正規ルートだったようですが、明らかに途中からしっかりした踏み跡のコースと合流しました。崩落等で迂回路が出来ているといった感じの所でもなかったのでちょっとマーカーに疑問を持ちました。 滝戸山からの下りは尾根にある凹みにそって降りていく感じなのですが、欲しい所でマーカーがなくなり、要らないところに沢山付いていたりしました。 狢山近辺も、手前で林道に合流する道があり、そのまま横断してまた山道を下るコースが正規ルートです。狢山の三角点を目指したのですが、木が倒れておりその先も道らしくなっておらず、地形図の表記とは異なっていましたので先ほどの地点まで林道を戻り(登り)ました。 また、金刀比羅神社手前も、地形図では林道を横断して分岐の記載があるのですが、林道が出来た際に切通しになったからか、コースもない急な崖を下って150cmほどの壁面を下りることになります。人によっては無理だと思います。もしかしたら他にルートがあったのかもしれませんが見つけられませんでした。 この区間手前ではちょっと開けた比較的平らなところに出ました。そのちょっと手前には林業関係者が入った跡(切った木)がありましたので、どこかにこのあたりに続くルートがあったかもしれません。逆周りした場合、これを登るのは結構困難です。 金刀比羅神社からは特に問題はありませんが、こちらでも倒木は多々ありました。 |
写真
感想
山梨百名山の春日山と滝戸山に登りました。
この山へは林道に車を止めてピストンで両山へ歩くパターンが多いようですが、2年程前に八代ふるさと公園を発着にしてぐるっと回られた方がいたようなので、その方を参考にし地図ロイドにルートを取り込んでGPSを使って歩きました。
ログもGPSデータになります。
地図やマーカーではあやふやなところもいくつかありましたので
もしこのルートを歩かれるのでしたらインポートしてお使いください。
八代ふるさと公園から稲山けやきの森までは舗装路歩きになります。
ここまではふるさと公園の東にある沢をずっと登っていけばOKです。
けやきの森入口には公園?(森)の案内看板がありますので、ここを左に入り登山道を目指します。
そのまま進めば園内の分岐点には標識がありますので迷うことはありません。園外からは標高を稼ぐように登りとなります。一応過去に整備がされてはいますが、メジャーなルートではなく最近はそれほど人が入っているわけでもないような感じではあります。
この時期なので木々が茂っておらずマーカーも見つけやすく、所々から下の甲府盆地の様子もみることができました。
春日山手前には電波中継基地のようなところ(春日沢ノ頭)があり、ここは木が伐採されていることもあり甲府盆地を一望出来ます。
途中に「展望台経由春日山」との表記があったのですが、展望台とはおそらくここのことを指しているのかなと思われます。
南アルプスや八ヶ岳はもちろん、天気が良ければ北アルプスまで見えるはずです。
この日はうっすらと雪を抱く北アルプスが見えました。
この辺りではこの日唯一ご夫婦?の方とお会いしましたが、それ以外の方と会うことはありませんでした。ご夫婦はおそらく稲山けやきの森かその先から登っていたのかと思います。地形図では狐川のところの谷に登山道が記載されています。
けやきの森も駐車可能なはずです。
ただこの時期は鶯宿峠と黒坂峠を結ぶ区間の林道は車両通行止めになるようです。
鶯宿峠先の滝戸山登山口の林道合流地点のゲートは閉まっておりましたのでご注意下さい。
話を戻すが、春日山はこの展望台から少し先になります。ただそちらよりはこちらのほうが眺望はいいです。
春日山の先、黒坂峠あたりまで来た際に猟銃の音と猟犬が獣を追い立てる声が山に響いておりました。10月から3月にかけ、甲府盆地周辺の山では結構猟銃の音を耳にします。先月の兜山・大蔵経寺山の岩堂峠付近でも遭遇しましたし、1年前もやはり大蔵経寺山で猟犬と遭遇しています。歩いている身にとってはあまり気分のいいものではありません。かといって安全を猟師頼みする程彼らを信用してもいませんから音の距離感や犬の音には気を配って歩きます。
笛のような音の鳴らせるものをちょっとカラビナに付けて持っていてもいいかと思います。
黒坂峠までは下ってきてここからまた少し登るわけですが、この区間には雪が残っていました。この季節などは傾斜が比較的ある峠付近では雪が多く残っていることが多いので注意しましょう。軽アイゼンなどを携帯していればぐっと歩きやすかったと思います。
それほど山歩きの経験があるわけではありませんが(30弱ほど)、これまでの中で比較すると全体的に倒木が多い山だったように感じました。
それでなのかこの辺りからマーカーが欲しい所ではなかったり、要らないと思う所ではたくさんあったりするなぁと感じ始めました。
この時期は木に葉も茂っておらず、甲府盆地の外郭を形成する山なので方向感覚もつかみやすく、枝の隙間から甲府盆地が見えますので不安を感じることもありませんし、すぐ脇の林道が見えたりするのでロストしててもそれほど怖さを感じないかもしれませんが、土地勘無く夏の時期などに歩くとなるとまた印象も違うかと思います。マーカー頼みの山歩きでは多少不安な所もあるかと思いますのでご注意下さい。
名所山から鶯宿峠までの間にある分岐を過ぎるは藪こぎ箇所も出てきます。夏は注意かもしれません。ただ右手には林道も走っていますので焦らないでいいでしょう。そのまま進み大きな木が見えたらそれがナンジャモンジャの木です。我々はここで昼食としました。
そこからは林道を歩き滝戸山登山口まで向かいます。
先程も書きましたが、この時期は鶯宿峠と黒坂峠を結ぶ区間は車両通行止めかと思われます。鶯宿峠先の滝戸山登山口の林道合流地点のゲートは閉まっておりましたのでご注意下さい。
滝戸山登山口からも甲府盆地を眺めることができます。天気がよかったのでよかったですが、午前中ははっきり見えていた八ヶ岳もこの時は黄砂などの影響か霞がかってきておりました。
ここから滝戸山までの区間も雪があり滑りやすく思うようにペースが上げられませんでした。
ここ数日はかなり気温が上がったのでかなり溶けたのだとは思うのですが、峠の前後は全体的に雪が残っていました。
滝戸山から先については、マーカーが地形図とは違うコース?(尾根伝い)に付いていました。
マーカーが見当たらなくなった頃、地図アプリ(地図ロイド)とGPSで確認した所、90度近く西に外れており、方位を東に120度程替え、地形図のコースの方へ戻りました。マーカーの示すコース自体も我々と同じように進むことを示していたのかもしれませんが、雪もあり踏み跡もないので正しいルートだったのかはわかりませんでした。ただそれほど道らしくもない滑りやすい斜面を平行に進みますと、100m程のところで明らかに上からくる踏み跡が我々の歩いてきた道と合流しましたので、どこかで道を誤ったのかなとも思いましたが、合流に至る手前にマーカーもありましたので、ここでマーカーはあてにならないなといった考えになりました。
ルートに戻ってからは尾根を下りましたが、基本的には溝のようになったところを下りて行きます。マーカーはあったり無かったりですし、倒木などの影響もあり荒れていたり迂回路になったりして正規のルートはあやふやです。
ただもしここで道を見失っても、両側には林道がありますので下れば必ず舗装の林道に降りることができます。ただ林道の壁面がどうなっているかはわかりませんので道におりれる保証はありませんのであしからず。基本的には溝のようなところを歩いていけばいいでしょう。
そのまま進むと地形図では、狢山の三角点を更に直進して林道を横断するような記載となっていますが三角点手前で林道を横断します。狢山三角点までいきましたが、そこまで踏み跡もなければその先林道までも特に道はありません。強引に林道にでましたが少し戻ってくることになります。
狢山から先も基本的に尾根を下ります。滝戸山からここまでのような感じで溝を進みますが、金刀比羅神社手前でも狢山と同じような現象になります。
林道が出来て切通しになってしまって地形図のルートが無くなってしまった。そんな感じです。傾斜が急なので、直前まで切通しの向こうが見えていて林道が出てこないなぁといった感じでした。そんな感じなので林道に降りる際には比較的傾斜があります。
我々は強引に進みましたが、急で滑りやすい崖な上に林道との境には150cm弱ほどの壁面があります。壁面のところも際まで小石や砂が溜まっているのでズルズル滑ってくるとそのまま道路に滑り落ちかねず少々危険です。ここを回避するコースがあればいいのですが、ここを下るないし登れないという方もいるかなといった印象を持ちました。もちろんロープもありません。ただ林道も最近できたわけでもないのでどこかに迂回路がありそうな気もします。ここに差し掛かる手前に林業関係者の入った跡(切った木)もありました。
ここから金刀比羅神社までのところに階段があるのですが、登り切って左手をみるとまさに先ほど下った崖の延長線上となります。切通しとなってコースが消滅したのかなと想像出来ます。ただこの地点のこともありこのルートはあまりおすすめ出来ないといった感じです。あまり人が入っていないのもそのせいかもしれません。
金刀比羅神社から先は歩きやすいです。しばらくつづら折りに下ると砂防ダムがあり舗装となります。ここから八代ふるさと公園までは舗装歩きです。
この日はこの時期にもかかわらず気温が26度となりなかなか暑かったです。
GPS計測で18kほどの行程でしたが、その数値よりは疲労感はありました。あくまで個人的な感想です。途中傾斜で雪があったりしたせいもあるかと思います。
正直今回の春日山と滝戸山歩きは、山梨百名山を巡っているのでそれほど見どころもないが歩いておくかといった程度で歩いたわけですが、この時期だったのもありなかなかの景色を望むことができ、単調な感じでもなく退屈しない山歩きだっただけに、特に林道を横断する辺りがわかりにくく、金刀比羅神社付近は危険もあると感じられたのでその点が残念でした。
まあ18kぐらいになるとそれなりに歩けるという自信のある方がトライする感じになると思いますので、私の危惧した点も案外平気なのかもしれませんがかといって万人におすすめできるコースじゃないといった印象です。
数年前には市のコースとしても記載があったようですが、ここ最近はこのコースを歩く人も少ないんだろうなといった感じです。
春日山・滝戸山を両方をピストンにならずに歩けるコースなのでいいなと思いましたが少々残念でもありました。もし次にまたこのコースを歩く機会があるならばマーカーでも持って行こうかなぁなんて。しかしながら比較的太い木が倒れていたので、結構マーカーも消滅してしまうのかもしれません。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する