仙ノ倉山・シッケイ沢滑降
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,271m
- 下り
- 1,693m
コースタイム
天候 | ド快晴でした。暑すぎて雪が大変でしたけど… |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
土樽駅に向かう途中で、蓬橋〜湯沢駅というバスに遭遇、上越線を待たず、しかも駅まで歩かなくていいというおまけつきでした。(平日は下山時間から考えると2・3本に乗れる可能性があります。¥390) 湯沢駅〜平標登山口¥580+¥100(板代) |
コース状況/ 危険箇所等 |
通常、平標まではヤカイ沢から適当な尾根に取付きますが、どんな条件でもわかりやすいので送電鉄塔が建っている尾根からいつも登っています。危険ではありませんが、主稜線を見て右側が雪庇になっています。 毛渡沢に出合ってからしばらく両岸を行き来しますが、最終的に左岸にいないと仙ノ倉谷の橋が渡れません。そのはずです。 |
写真
感想
登山口に自分を含め4台の車。除雪終了点からの雪質はカチカチ、ここに来るといつもこうなのはついてないから?昨日は吹雪だったらしい。
先行ボーダーはヤカイ沢方面へ進むが、自分はいつもの鉄塔がたっている尾根へ向かう。新雪が表面に乗っているが、ベースはカチカチでエッジもたたない状況。
表層が出るんじゃないかという不安を胸に高度を上げる。シールも効かない場所もあり、大汗かきかきである。尾根上は笹が結構出ている。
尾根は傾斜も緩い所があり、南側の展望が良い。雪庇も出ているのでガス時は注意したい。先週は乗鞍の密林にやられているので、ブナの大木が生える疎林は気分がいいものだ。
傾斜もきつくなりシール歩行にこだわる理由もないので、クワガタでアイゼン歩行に切り替える。アイゼンの効きはすこぶる良い。ヤカイ沢方向からのトレースが合わさり、小灌木の斜面になると主稜線は近い。
主稜線に乗るとスキー歩行に切り替える。仙ノ倉手前のピークに人がいたが、どこを滑って行ったのだろうか?平標頂上はカチカチで、写真を撮ろうとツボ足で歩いて滑落しそうになった。
西ゼンへの滑り出しはガリガリ、シュカブラ崩れが氷の塊となっており、逆エッジを取られないように横滑りで平らな斜面へ。1850m位からザラメ・新雪、いい部分はほんのちょっとだった。
仙ノ倉と平標の中間に登り返し、小Pを巻きながら仙ノ倉頂上に出る。シッケイ沢は、まだ革靴で滑っていたころに一度来たことがあるが、あのころはただただ疲れたイメージしかない。そういえばブーツのかかとがはがれ、テレマークとしては致命的なトラブルがあったことを思い出した。技術が上がって(というか道具がよくなってから)どのくらい行けるのだろう?
北尾根方面の最初の小Pから入る。ここは大展望、上越国境から守門方面まで見渡せる。ド快晴、風もほとんどなく時間が許せばずっとここにいたい衝動に駆られる。
シッケイ沢の出だしは『こんなに急傾斜だったかな?』と思うくらい。しかも北斜面のためそろばんの上を滑ったらこんな感じかなという雪質。横滑りで100mくらい標高を落とし、平らな雪面になってからターン開始。もったいないので滑落は許されないところ。
傾斜が落ちてくるとまさに天国!!黄砂で汚れた斜面は快適そのもの。新雪はかなり下の方に溜まっていたが、これも最高!!毛渡沢に出合うとハーフパイプ状を右へ左へ、ザラメのところはノンストレスである。
ところが左岸からの大デブリを過ぎたあたりからおかしな状況に…標高1000mを切ってくると前日の新雪が『粘り』を見せてくる。気温が高く、ワックスを塗っても状況に変化なし。板が引っかかって仕方ない。くるぶしくらいまで潜り、滑走というより歩きに近い状況。
地形図の874まで両岸を行ったり来たり。谷は広く所々穴も開いているが、水流は少なく春の谷の装い。その後、渡るところが厳しくなるので左岸伝いに進む。北尾根末端が近づいてくると杉林が出てくる。日陰に滑りそうな雪を求めたが、ここもまるっきりダメ。林道の形と思われる所を進むと正面に仙ノ倉谷が…群大ヒュッテが…あれ??なんだ?立派な橋ができてるじゃないか!?もう吊り橋やSBを探さなくていいんだと思うと大変気楽である。
元々の林道には、なんと二人分のスキートレースが!大変申し訳ありませんと思いつつも利用させてもらう。ありがとうございました。
車道に出ると30分の歩き…上越線の時間には間に合ったと思っていたら、バスがこちらに向かってくるではありませんか。想定外のバス便があったことをここで思い出す。かなりラッキーだ。湯沢駅でもバス待ちがなく、すんなり戻ってこられました。
満点星の湯で入浴し下道で帰宅しました。
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