快晴の権現岳(カモシカに会えた!)


- GPS
- 10:02
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,487m
- 下り
- 1,505m
コースタイム
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
権現岳直下のトラバースには注意が必要ですが、全般的に特別危険なところはありません。ただし、稜線での強風には注意してください。 天女山から上はまだ全面雪が残っています。チョッとトレースを踏み外すと股下まではまる箇所もあります。 最氷結箇所もあるので、アイゼン着脱のタイミングは、登りは急登の始まりからで、下りは山頂から天女山まで着けっぱなしが良さそうです。(私はそうしました。) コースタイムに記した「観音平方面の尾根から前三ッ頭」間は、道間違えをして登り返しが面倒なので林間に入ったところでショートカットしたものですが、ワカンが無いと平気で胸まではまってしまうので真似しないようにしてください。(ワカンがあってもかなりキツかったです。) 帰りの温泉は、甲斐大泉温泉パノラマの湯(\700)で、天女山入口を真直ぐ南下した甲斐大泉駅の直ぐ近く。 |
写真
感想
色々あってしばらく山行をお休みしていたので、雪のあるうちにもう一度と色々考えた結果、八ヶ岳の権現岳に行ってきました。
予報では天気も晴れで気温もかなり高めの予報だったので、きっと暑さとの戦いになるだろうと防寒着はザックにつめて最初から結構薄着で登り始めました。ただし、天気は良くても八ヶ岳らしく稜線では終始風が強かったです。とは言え、耐風姿勢が必要になるほどではないのでコンディションとしてはかなり良い条件だったようです。
権現岳の頂上では一瞬風が収まったので、絶景を堪能しながらおにぎりを頬張る程度の休憩は出来ました。ただし、ピークは岩場で狭いため数人しか滞留出来ないのであまり長居の出来るところではありません。
この日の1つ目の収穫は、権現岳・三ッ頭から眺める赤岳がホレボレするほどカッコ良かったことです。機会をみつけてこちら側からキレットを越えて赤岳縦走をしてみたいと思いました。
2つ目の収穫は、半分は反省の道間違えで、もう半分はそのお陰でカモシカに会えたことです。道間違えの原因は強風を除けてルートを少しそれた岩陰でお湯を沸かしてお昼ご飯を済ませた後に来た道を戻らずに先に進んでルート戻ろうとしたところ、丁度この間に三ッ頭の分岐を通り過ぎたようで、そのまま観音平へと下りていってしまいました。最初は雪もありあまり不信感もなくどんどん下っていきましたが、なぜか正面に富士山ではなく南アルプスが見えるのオヤと思い見渡すと左手に前三ッ頭の雪の無い平地らしき尾根が見えるのでGPSで位置を確認すると隣の尾根を150m程下ってしまったようです。目的地が目視できるのでショートカットで戻ることを考えましたが現在地点からでは谷が深いので3分の1程登り返してほぼ同一等高線で戻れそうな樹林帯に進入開始しました。最初は雪が締まっていたのでアイゼンだけで進みましたが程なくして直ぐに腰まではまりだしたので雪を均して平場を確保してワカンに切り替えました。以降は順調かと言うとワカンでも股下まではまるところもあり、腕とヒザまで使って完全なラッセルでした。おかげで今年はもう出番が無いかと思っていたワカンが大活躍でした。
ショートカットの最後の方で雪が無くなったガレ場に差し掛かりワカンを外していると妙な気配を感じて見上げると、数メートル程上にカモシカが居るではありませんか!立派な毛並みでこちらをジッと見つめていました。そっとカメラを出して写真に収めましたがカメラをポケットに仕舞う間に音も無く消え去りました。ついつい「もののけ姫」の「シシガミ様」を思い浮かべてしまいました。
無事に前三ッ頭に戻った以降はひたすら下り続け時間も時間なので途中でテン泊されている方以外には会いませんでした。
少しハプニングもありましたが、終日天候と眺望に恵まれ今日も最高な山行が出来ました。
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