大展望の山・恵那山(広河原ルート)

2013年03月17日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 11.5km
• 登り: 1,094m
• 下り: 1,077m

天候

終日快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

3/17 7:19

話半分ということで恵那山に山スキーを持ち込んでみることにしました。ゲート手前の駐車場に車を止め、まずは広河原登山口までの林道歩きです。スキー場の管理のためか分かりませんが、何故か丁寧に除雪がなされていました。

3/17 8:02

丸木橋で川を渡って尾根にとりつきます。最初は急登です。締まった春の雪に立派なトレース、アイゼン不要でした。しかし暑い…！

3/17 8:33

2/10の標識を過ぎたあたり、標高1450m地点から傾斜が緩くなったのでスキーを履き、シール登行を開始しました。

3/17 8:54

思っていたより雪があって一安心。

3/17 9:06

標高1700m付近から視界が開けるようになり…

3/17 9:11

左手に南アルプスの大展望が！　ここからは超快適・大展望の稜線歩きの始まりです。

3/17 9:45

うーん素晴らしい！！！　甲斐駒ヶ岳から光岳、さらに深南部まで、誇張でなく南アルプスの全ての峰々が見渡せます。

3/17 9:55

web上には中々人が映り込んでいる画像が無いため、この尾根のスケールが分かりませんでしたが、実際行ってみると超広々としていて大展望で感激でした。まるでゲレンデ、滑りもかなり楽しめそうです。

3/17 10:02

早い春の訪れによく締まったザラメ。シールがよく効き、快適に登っていく事ができました。

3/17 10:17

同行のEvergreen。その背後には中央アルプスの主要峰がドドドン。横長で単調な印象のあった中央アルプスでしたが、恵那山から望むと密度が高く、個性豊かな峰がひしめいて実にかっこ良いです。

3/17 10:56

木曾御嶽・乗鞍にはじまり…

3/17 10:18

乗鞍・水晶・鷲羽・奥穂・前穂・常念・木曾駒・熊沢・空木・南駒・八ヶ岳・鋸・甲斐駒・仙丈・北岳・間ノ岳・農鳥・塩見・悪沢・赤石・聖・富士山・上河内・光岳…　さらにこの時点では気付きませんでしたが、別山・白山も見えていました。

3/17 10:22

素晴らしい…

3/17 10:43

ところで、ここまでは割と樹間が広くて滑りもまあまあ良さげに見えたのですが、標高2000m付近から木が目に見えて増え、どうも怪しげな雰囲気が…　今思うとここに素直に板をデポするべきだったのですが、登る分には支障はないために、ついついスキー登行を続けてしまいました…

3/17 11:49

ということで恵那山頂標識のある第一のピーク(2190m)に到着です。積雪は2m程度でしょうか。標識がすっかり埋まっています。

3/17 11:53

広々としたピークには展望やぐらが立っています。積雪のためずいぶん低く見えます。ここからの展望は皆無のため、真の山頂を目指すこととします。

3/17 11:57

真の山頂(2191m)との間には広々とした雪原があり、ここの雰囲気がまた最高でした…　乗鞍や奥穂前穂、中央アルプスの峰々を眺めながらいつまでも昼寝していたくなる空間です…

3/17 13:43

ここの雰囲気最高です…

3/17 13:43

信仰の山としての歴史の長い恵那山頂には全部で七つのお社があるそうなのですが、ほとんどが積雪に埋もれてしまっていたようでした。

3/17 12:05

小屋発見。2m以上の積雪に埋もれていました。

3/17 13:29

せっかくなので中に入ってみます。

3/17 13:35

小屋の中には薪ストーブ・調理器具一式が。ここに止まるのも良さそうです。登山者ノートなんかもありました。

3/17 12:09

真の山頂付近では3m程度の積雪があり、白山から富士山までの大展望が得られました。ここでのんびり昼食としました。最高…

3/17 14:43

大展望を心行くまで楽しんだ後、いよいよ滑りに入ったのですが…　標高2000m付近までは樹林が濃すぎて僕の足前では過去最悪レベルの大苦戦でした。歩いた方がはるかに楽で早かった事でしょう。ここで多いに時間を消費しました…

3/17 14:55

標高2000m付近からはトラバース気味に北側斜面に入ってみました。すると密林脱出。ようやくまともなターンができ、息を吹き返しました。

3/17 14:58

広々とした尾根の箇所はゲレンデと変わりませんでした。あっという間でしたが、南アルプスを正面に望みながら快適な滑りでした。

3/17 15:08

標高1730m付近からは、地形図にも表示のある凹地に入ってみました。これがなかなか平和な疎林で、登り返しも無くのんびりスキー散歩でした。

3/17 15:22

凹地を過ぎてから標高1500m付近まではかなり快適な滑りでした。上部では本当に苦戦しましたが、この部分だけの滑りで十分取り戻せた感じです。イヤッホウウーーーーーウウウウ！！！！！

3/17 15:34

標高1400m付近から尾根の斜度が増し、雪も減って下地の笹が出てきてまた苦しくなってきました。ここは登山道沿いでなく、ひとつ東隣の谷を降りていけばもっと快適だったようです。

3/17 15:50

結局1350m付近でスキーを脱ぎました。上部で時間を食い過ぎた…

3/17 16:11

川を渡り、とぼとぼと林道を歩いて帰りました。恵那山、想像をはるかに上回る圧倒的大展望の山で、本当に感動しました。しかし山スキーの対象とするには、地形読みや薮の処理、滑降技術等、僕のレベルがまだ全然足りませんでした。大人しくツボ足が早く快適で正解でした。それでも中間部の滑りは非常に楽しかったので、いつか腕をあげて再訪したいものです。あの展望を再び…

撮影機器：

DSC-WX50 SONY

感想

kamatsuka

春の恵那山は、予想の斜め上を行く圧倒的大展望の山でした。
白山から富士山まで。
文句無しの百名山です。