いずイルカの記憶 チャリレコ(前編)★東伊豆町図書館or下田市図書館
- GPS
- --:--
- 距離
- 49.8km
- 登り
- 735m
- 下り
- 816m
コースタイム
7:30城ヶ崎海岸駅ー7:50伊豆高原MaxVaru−8:20DHC赤川♨足湯ー8:45伊豆大川海岸ー9:00伊豆大川旧道・山葵製品みゆき(食べ歩き)ー9:30東伊豆町立図書館(郷土本漁りw)10:30−11:20稲取いるか供養塔11:40ー12:15舟戸の番屋♨入浴12:45ー13:35下田市立図書館13:45−14:20伊豆急下田駅
伊豆急行伊豆急下田駅から輪行帰宅
天候 | 寒い晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
帰り:伊豆急行伊豆急下田駅から輪行帰宅 全線自転車を使用 |
写真
装備
個人装備 |
ロードレーサー+LOOKペダル(歩けない自転車靴)
|
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感想
今日は西伊豆に行こうか東伊豆に行こうか、直前まで迷いました。
輪行の身軽さ故、熱海から丹那トンネルを一駅越えれば西伊豆ですからね 結論は12月の西伊豆は侘しすぎるのではないか (;^_^Aということで、東伊豆へGO!!
■冬の足湯
足湯。旅行者や地元民にどのように活用されているのか解りませんが、 伊豆一周のロード乗りはコンビニの所在地なんかがインプットされているんだろうか。
しかし足湯とMaxVaruがおいらの生命線(;^_^A チャリで悴んだ足には最高の復活ポイントなので、おいらは数か所をインプットしております。
今日、立ち寄ったのは伊豆赤沢♨にDHC(化粧品会社)が仕切っている一角、赤沢温泉 「DHC温泉郷」足湯。
★熱海から下田方面には幾つもの足湯があるぞ
■(歩き食い)伊豆大川にて
鎌倉など密な地域では御法度ですが、冬の伊豆・過疎海岸を眺めながら揚げたてのコロッケを食しながら早梅を探す。。これもう満腹でしょ(;^_^A
みゆき商店(山葵製品)
https://www.at-s.com/facilities/article/shop/food/etc/136346.html
■サイクリング&図書館
レアすぎてネットに上がっていないお宝が多数ある図書館。およそ県外者には貸し出し禁止ですが、閲覧と複写はできますので時間を作ってでも寄る価値はあります。
目指すのは郷土資料欄(^▽^)/
■イルカの追い込み漁
音に敏感なイルカを多くの船から水中音で脅し入り江に追い込む漁。ときに1000頭以上を捕獲。
----★画像15・16 漁師の村と変遷と発展 稲取風土記(金指徹)------------------
・鋭利な包丁で喉を突きさすと鮮血がりんりん・・
・子連れのイルカが子に別れる泣き声は哀れを誘い・・
・明治34年の追い込み漁では1049本の捕獲で35,264円という記録が残っている・・
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さて。伊豆の各地に点在する「海豚供養碑」は大漁を機に建立されたものが多いです。掲載写真はモノクロームですが海はまさに血糊状態と思われます。
イルカ漁は縄文時代まで確認することができます。
日本では牛馬・豚を食す習慣がありませんでしたが、猪、鹿、鯨、海豚はオーケーだったようで、普通にイルカを食っていたようです(;^_^A
----★画像39-43 西伊豆町史資料第三集 民俗編下巻(西伊豆町)-----------------
戦中戦後の田子村
・食糧危機であった時代に村を上げて取り組んだ一大事業。
・浜に引き上げて止めを刺す。一発で血が噴き出すさまは勇壮であった。
・漁師にはおかずとして時々イルカが分けられた。皮は小さく切って魚脂を取ってテンプラ油として利用した。
・脂を取った後の皮も塩を振って菓子の代用食とした。
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衝撃!!
■Last photo 寄せ草を拾う少女たち(昭和中期の風景)
下田の歴史と史跡 肥田喜左衛門著・下田開国博物館発行
画像★48
今の人は衝撃を受けるかもだが余りの自然体に徐々に脳に清涼感が流れ込んでき、そして「ことことと」笑い続ける私がいたw
日本の各地に当たり前のようにあったであろう光景、この少女に私はことこと笑い続けた。
------------------伊豆の踊子(川端康成)大正15年発表-----------------
ほの暗い湯殿の奥から、突然裸の女が走り出して来たかと思うと、脱衣場のとっぱなに川岸へ飛びおりそうな格好で立ち、両手を一ぱいに伸ばして何か叫んでいる。手拭もない真裸だ。それが踊子だった。若桐のように足のよく伸びた白い裸身を眺めて、私は心に清水を感じ、ほうっと深い息を吐いてから、ことこと笑った。子供なんだ。私たちを見つけた喜びで真裸のまま日の光の中に飛び出し、爪先きで背いっぱいに伸び上がるほどに子供なんだ。私は朗らかな喜びでことこと笑い続けた。頭がぬぐわれたように澄んで来た。微笑がいつまでもとまらなかった。
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寒梅をじつと見ている足湯かな ほの香
冬晴の自転車乗りと話しけり ほの香
寒晴や七島さらに浮かみけり ほの香
さざん花や海豚追い込む崖の上 ほの香
水仙や波の音やさし遠流の地 ほの香
浮寝鳥古き金山足元に ほの香
やゝ古き地域資料や勇魚取 ほの香
風土記の風雅頂く小春かな ほの香
懐手解いて脚出す足湯かな ほの香
コロッケを片手に梅を探りけり ほの香
■関連する記録
いずイルカの記憶 チャリレコ(後編)★安良里港と西伊豆巡り 2020年12月13日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2800185.html
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