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Yamareco

記録ID: 278736
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

遠見尾根〜西遠見手前まで

2013年03月16日(土) 〜 2013年03月17日(日)
 - 拍手
yogins その他1人
GPS
53:00
距離
9.4km
登り
770m
下り
770m

コースタイム

2013.03.16
09:00 アルプス平
11:09 小遠見山
11:30 幕営地点
13:10 中遠見
13:30 偵察終了点
14:20 幕営地点

2013.03.17
08:14 幕営地点
09:45 西遠見手前
11:00 幕営地点
14:00 アルプス平 
天候 2013.03.16 晴れ後雪
2013.03.17 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
池袋夜発のスキーツアーバス利用。往復\7,500
コース状況/
危険箇所等
アルプス平〜小遠見山:ヤセたナイフリッジが一か所ある。強風時注意。また、小遠見手前は左側に雪庇が発達している。寄りすぎ注意。

小遠見山〜中遠見:中遠見から5分ほど手前にクラックあり、右側に雪庇。クラックは深さが身長以上でいつ崩落してもおかしくないと思う。

中遠見〜西遠見手前:大遠見らへんから広い尾根を歩くため、ホワイトアウト時は注意が必要と思われる。

全体的に雪が締まっており、アイゼン+ピッケルが必要。ワカンの出番はなかった。
スノーシュー+ストックのパーティーも大勢いた。
どっちにするかは、人それぞれだろう。
テレキャビンを利用してアルプス平出発。
テレキャビンを利用してアルプス平出発。
地蔵の頭は巻く。風が強く、雪も締まっていたため初めからアイゼン+ピッケル装備。
地蔵の頭は巻く。風が強く、雪も締まっていたため初めからアイゼン+ピッケル装備。
一の背あたり。景色が一変する。
一の背あたり。景色が一変する。
なんてかっこいいんだ、五竜岳は。
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なんてかっこいいんだ、五竜岳は。
小遠見山が見えてきた。左側に雪庇。
小遠見山が見えてきた。左側に雪庇。
小遠見山。カメラ構えている人が結構いた。
小遠見山。カメラ構えている人が結構いた。
中遠見手前にて幕営。今回は冬用外張り使用。
中遠見手前にて幕営。今回は冬用外張り使用。
偵察に出かける。時折こんな強風に吹かれる。
偵察に出かける。時折こんな強風に吹かれる。
中遠見。この先肩の部分に幕営しているテントが3張りほどあった。
中遠見。この先肩の部分に幕営しているテントが3張りほどあった。
五竜岳も雪煙が。
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五竜岳も雪煙が。
とりあえず『もう何も怖気ない』のポーズ。
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とりあえず『もう何も怖気ない』のポーズ。
鹿島槍ヶ岳も雪煙りが。今日は風が強いからね。
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鹿島槍ヶ岳も雪煙りが。今日は風が強いからね。
中遠見から小遠見方面に5分ほど歩くと雪庇にクラックあり。要注意。
中遠見から小遠見方面に5分ほど歩くと雪庇にクラックあり。要注意。
自分の身長より深い。トレースは真横なんで視界不良時は危険。
自分の身長より深い。トレースは真横なんで視界不良時は危険。
夕飯1:ジューシー和牛のニンニク醤油焼き。
夕飯1:ジューシー和牛のニンニク醤油焼き。
夕飯2:もっちりニラまんじゅう。
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夕飯2:もっちりニラまんじゅう。
夕飯3:ふっくらピザまん
夕飯3:ふっくらピザまん
翌朝。風はあるが快晴の予感。
翌朝。風はあるが快晴の予感。
鹿島槍ヶ岳のモルゲンロート。
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鹿島槍ヶ岳のモルゲンロート。
白馬三山のモルゲンロート。
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白馬三山のモルゲンロート。
朝飯は90秒サラダパスタを納豆パスタの素で味付けし、わけぎをトッピング。
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朝飯は90秒サラダパスタを納豆パスタの素で味付けし、わけぎをトッピング。
彼方の景色も美しい。
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彼方の景色も美しい。
さて、出発しますか。
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さて、出発しますか。
西遠見手前からだと五竜岳の紋章部分の形状が良く見える。
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西遠見手前からだと五竜岳の紋章部分の形状が良く見える。
五竜岳をバックに…
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五竜岳をバックに…
どおりゃー!!!
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どおりゃー!!!
ここら辺からだと鹿島槍の双耳峰が良く見える。ネコ耳万歳。
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ここら辺からだと鹿島槍の双耳峰が良く見える。ネコ耳万歳。
休憩中の相方。
不思議な十字雲。
不思議な十字雲。
撤収完了し、名残惜しいが下山開始。もう一泊する予定だったが、翌日は荒れると分かっていたので降りることにした。
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撤収完了し、名残惜しいが下山開始。もう一泊する予定だったが、翌日は荒れると分かっていたので降りることにした。
白馬三山と雪庇三山。
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白馬三山と雪庇三山。
良い山行だった。
良い山行だった。
下山後はやっぱビールっしょ♪
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下山後はやっぱビールっしょ♪

感想

山と渓谷1月号に遠見尾根が特集されており、山仲間のwacklessに安いスキーツアーバスが使えることを教えてもらっていたため行ってきた。有休付けて2泊の予定だったが、18日が荒れるのは分かってたんで一泊で下山となったが、モルゲンロートも堪能でき、非常に楽しい山行だった。
前夜に池袋でバスに乗ったが、集合場所は当然ながらスキー客ばかりだった。若干の居心地悪さを感じつつバスに向かう途中で山用ザックを見かけたとき、『なんだ、山屋もいるじゃん』と言ってたら、なんとwackless達だった。笑ってしまった。

2013.03.16
05:40 遠見尾根スキー場、エスカルプラザに到着。テレキャビンが動くまでまったり過ごす。
09:00 アルプス平出発。ソフトシェルパンツのみで行こうとしたが風が強く、仕方なく合羽ズボンも履く。最近は場合によってハードシェルパンツは持たず合羽で済ませることも多い。なんせ軽いから。
10:28 一の背到着。風が強く、一か所あったナイフリッジで耐風姿勢してるパーティーもいた。スノーシューだと落ちたら止まらないと思うが…
右手に五竜岳が望め、テンション上がりまくりだ。左奥には鹿島槍ヶ岳も見える。最高じゃん。

11:09 小遠見山到着。天狗岳方面はノートレースではないか。ちょっと心惹かれる。
11:30 中遠見手前の尾根上に良さげな場所を発見し、幕営地点とした。すぐ隣に山岳会パーティーも幕営する。風は強いが、まぁメスナーテントなら耐えるだろう。今回は冬用外張りも付けた。
13:10 偵察のため中遠見方面に歩く。中遠見手前、右側の雪庇にクラックが入っていたが、結構な深さでトレースも真横を通っている。近いうちに崩れると思うが、注意が必要だ。
中遠見のすぐ先にちょっとした幕営可能地点があったが吹きさらし状態だ。それでも3張りほど設営してる人達がいた。確かにここからの方が景色はいいね。風が強いけど…
13:30 早めに偵察を終了することにした。シャリバテ気味で中遠見への登りはかなりきつかった。中遠見で行動食のおにぎりにありつく。今日はせいぜい0℃程度で、風はあるが
寒くない。
14:00 テントへ戻る。水を作ってからしばらく休んでいると雪がテントに当たる音がして目覚める。まさかと思い外を見ると完全にガスっていた。

これじゃ夕陽は拝めないねと言いながら夕飯の開始。今日は和牛を担ぎ上げたんで、フライパンで焼く。味付けはニンニクと醤油で美味かった。そのままニラまんじゅうも焼く。やはりフライパン持つとレパートリーが一気に増えるな。
基本的に煮込み系の鍋ものは結露が酷いから自分のテントではやりたくない。1人だとロッキーカップ一つで済ますからあんま結露しないけど、大人数だと鍋もでかく、なかなか大変だ。そんなわけでフライパン使う様になったけど、美味い料理もできるんで気に入っている。
焼きモノが終了したら今度は鍋でピザまんを蒸した。蓋をした状態で置くので案外湯気が少ない。ふわふわのほふほふで美味かった。

ワインを一本空けて就寝とした。

2013.03.17
05:30 起床。風は相変わらず強い。04:00ころから目は覚めていた。一晩中15mクラスの強風が吹いていた。気温が下がらなかったせいか、結露は皆無だった。冬張りやっぱ良いかも。ベンチレーターから外を見ると晴れているではないか!?すぐに準備だ!
05:40 徐々に東の空が染まり始めている。
そして日の出。鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬三山のモルゲンロートはただひたすら美しかった。
朝飯は前週の八ヶ岳で食べたサラダ用早茹でパスタを利用。スープではなく納豆パスタのトッピングで味付けした。粘り気もあるし、山で納豆食えるのは良い。気に入った。

08:14 天狗岳に行くか西遠見方面に行くか相談し、西遠見方面に進むことにした。
中遠見から先は視界があれば危険な個所はそれほどない。しっかりアイゼンを効かせて進む。時々トレースを外してアイゼンワークの練習をしながら歩く。雪質により歩き方を変えることなど教えながら歩いた。相方のアイゼンワークもだいぶ上達している。毎月2回雪山歩いているからね。

09:45 西遠見手前を終了点とした。あと20分程歩けば西遠見だったが、まぁこんなもんだろう。適当に記念撮影して楽しむ。行動食で補給し、白湯を飲んだがやはり雪山で飲む湯は良いもんだと思った。紅茶やコーヒーではだめなんだよなー、俺の場合。
11:30 幕営地点に到着。ドリップコーヒーで一息入れてから撤収を開始した。スノースカート上の雪が凍りついて少々手間取ったが、無事撤収完了。
13:30 遠見尾根取り付き部分で、もう一泊するか悩む。翌日は荒れるし、テレキャビンが止まる可能性もあるのでやはり下山することにした。
14:30 エスカルプラザ到着。ビール飲んで宿泊先を探す。徒歩5分の場所にある『あるむ』というペンションにしたが、山好きな主人なようで夜はだいぶ話が盛り上がった。

今回はどのみち五竜岳は諦めてたが、来シーズンはぜひとも挑戦したいと思った。それまでにしっかり腕を磨いてロープワークも身につけておかないとね。

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アルプス平〜小遠見山往復
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技術レベル
2/5
体力レベル
1/5

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