日光白根山 静寂を保つ東稜
- GPS
- 06:39
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 987m
- 下り
- 987m
コースタイム
天候 | 晴れ 風あったがさほど強くない |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
スタッドレスタイヤあったほうがいい |
コース状況/ 危険箇所等 |
菅沼登山口駐車場に登山ポストなし 菅沼登山口駐車場〜弥陀ヶ池 ダラダラ登り、危険箇所なし 弥陀ヶ池〜避難小屋 五色沼まで降り。危険箇所なし 避難小屋〜東稜取付き 樹林帯を歩く。アニマルトレース多い。 東稜取付き〜日光白根山頂上 下部と上部が核心。草付きの下部の方が難易度は高く、下部は懸垂下降する支点が乏しい印象。 日光白根山頂上〜弥陀ヶ池 北斜面日陰の急登で積雪あり。 ※天候によりコースの状況は変わります。装備やルートの選択は適宜自己判断してください。それぞれ経験、技術が違うので他人を頼りにしてはいけません。 |
写真
感想
日光白根山にはいくつかバリエーションルートはあるものの、あまり知られていない様子である。日光白根山のバリエーションルートの1つ東稜は、この雪山シーズンに行こうと以前から決めていた。下調べをし、必要なものを準備した。そしてついにその日がやってきた。天気は良いようで、風もさほど強くはならないとの予報だった。
単独行の場合、だいたい寝坊から始まる。今日も二度寝をしてしまい、出発が15分ほど遅れた。誰かと一緒であればそういった事はないのだが、1人だとついつい気が緩んでしまう。家を出る際も何か忘れ物をしているのではないかと胸騒ぎがしてならなかった。登山口に向かう最中にさっそく眠くなり、途中で寝てしまおうかと何度か考えたがそれではあまりにももったいないと思い、頑張って登山口に向かった。登山口に着いてからはすぐ支度をした。身支度は、登山口からヘルメットをかぶり、リュックにはダブルアックスがあり、少々場違いな感じもしたがそのまま出発をした。出発してまもなく忘れ物に気づいた…カメラだ。あの胸騒ぎはカメラだったに違いない。まぁ、iPhoneがあるのである程度の写真は撮れるので、そういうことにして歩き始めた。ペース自体はそんなに急がず、どちらかと言うとダラダラといった感じで歩を進めたが、徐々に眠くなっていった。
東稜の取り付きがどこだかわかっていたが、登山道のどこからそこを目指していいかよくわからなかった。そんなことをしていると避難小屋まで行ってしまい目が覚め、明らかに歩きすぎということに気づく。そこでGPSを確認しそこから取り付を目指し森に入った。森の中には登山道では見られないアニマルトレースがあり、そのほとんどが鹿であったが中にはクマのようなトレースもあり、ドキドキした。東稜の手前で、それを見上げると雪はほとんどないような状態だった。どうしようかな~、今日は偵察のみにしようかな?なんてことも脳裏を過ったが、しっかり準備をしてきたので行くことに決めた。
取り付いてみたものの、駄目だった場合に懸垂下降するための支点工作が難しそうな斜面だった。ということで、登りあるのみと思いそうしてみた。バリエーションルートなので、特に道は決まってはいないが、地形を読む力やその先がどういう風になっているだろうという想像力を働かせる力、地形への対応力なども問われるのではないかと私は思っている。それがまた楽しかったりもするのである。今回は、ミックスルート、雪の上もトレースがなかったので自由に歩いた。雪は少なくクランポンをするほどでもなく、ピッケルを使うほどでもなく、持ってきたギアの出番がまるでなかった。結果的にリュックから出したものは、水分と食料だけであった。東稜は特に問題なく登ることができ、頂上で写真を数枚撮りさっさと降った。数年前から登頂より、どこを登るかの方が楽しくなりつつあることは否めない。
下山して車に乗り込むと、カメラがカバンの中にありました…(o_o)
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