蛇谷ヶ峰〜阿弥陀山☆朝の奥比良散歩


- GPS
- 03:19
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 715m
- 下り
- 715m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り、一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
朽木から細川行きの始発の高島市営バスに乗って比良の北部を縦走することを考え、早朝に朽木に到着する。目の前に見える蛇谷ヶ峰を見上げると、その上空の空が綺麗に晴れている。時間はまだ6時10分過ぎ、この時間からでもスキー場経由であれば蛇谷ヶ峰の山頂からのご来光に間に合うことが出来るかもしれない。安曇川にかかる橋を渡って朽木スキー場に向うことにする。
スキー場に到着すると辺りはすっかり明るくなっている。駐車場に車を停めて、スキー場の右手の尾根を登る。尾根は落葉樹の疎林が広がっており、トチノキと思われる大樹も目立つ。登山道はつづら折りに尾根を登ってゆくので、それほど斜度はきつくはない。30分程で稜線にたどり着く。
山頂の直下にたどり着いたところで東の雲の上から朝陽が昇り始めた。薄く靄がかかっており、琵琶湖の対岸は靄の中だ。武奈ヶ岳と釈迦岳の輪郭が霞んでいる。北に見える山は阿弥陀山がうっすらと見える程度で、それ以外の山々は全く見えない。
太陽が昇るにつれてすっかり落葉した尾根の樹々を朝陽が琥珀色に染め上げてゆく。
下山はスキー場への急斜面を下降する。落葉のせいか登山道は不明瞭だが樹々につけられたテーブが誘導してくれる。スキー場の奥からは入部谷越を目指し、東側のなだらかな尾根を辿る。時間があるので阿弥陀山まで足を延ばすことにする。
この峠越えの道は朽木から近江高島へ抜ける最短路であり、交通の要路だったのだろう。峠から少し東に歩くと祠には厳しい顔の三面六臂の馬頭観音が祀られている。
尾根上にはすぐに多数の倒木により荒れた林道が現れる。しばらくは単調な林道歩きが続く。先ほどまで晴れていた空はすっかり曇り、北の方角は雲が暗い。
p517を過ぎると、尾根には林道の他にも掘割の古道が現れる。林道が尾根を離れ南に下ってゆくところで、尾根は北に向うが、妙に広々としている。地図には記されていないが尾根上には広い林道がつけられているのだった。
右手の小さなピークには舗装林道の先に広々とした平地が見える。舗装路に合流するとピークの手前で道路にはチェーンが張られ、今津駐屯地幕僚長の名で立入禁止となっている。阿弥陀山の山頂を前にしてここで引き返す法はない。
阿弥陀山に向けて尾根を辿るとすぐに踏み跡は不明瞭となる。尾根の右の斜面に道がつけられているが、所々に埋め込まれた標石には防衛庁と刻まれている。
阿弥陀山のピークは低い笹が繁茂する自然林の林となる。阿弥陀山の三角点があるのはピークではなく、その先のなだらかな斜面である。敢えてピークの上に三角点がないのは、山頂がかつては自衛隊の管理区域に含まれていたからだろうか。
三角点にたどり着いたところで山中にドーンという爆音が響きわたる。一瞬、吃驚したが、自衛隊の演習地から聞こえてくるようだ。花火の音に似ているが、下から響いてくるような音だ。あまり気分の良いものではない。昨年だっただろうか、自衛隊が発車した砲弾が演習地の外の乗用車を直撃した事件があったのは。
阿弥陀山からは正面の琵琶湖が黄金色の眩しい反射光を放っているのが見える。山頂から南の尾根に登山道が続いている。林道を引き返すのは面白くないので、西側の谷に下降して隣の尾根に登り返す。そのまま尾根を下ろうかと思ったが、小雨が降り出した。どうやら雲行きが悪いようだ。
再び辿ってきた尾根に戻り、林道を引き返す。正面に見える蛇谷ヶ峰のシルエットが霞んでいるのは雨が降っているからだろう。スキー場が近づいたところで本降りの雨が降り始めた。
駐車場から朽木に降りるとすでに雨は上がっていた。朽木のカネハチで上原酒造の「杣の天狗」を手に入れてから、flatwellさんのところに立ち寄ると、「蛇谷ヶ峰から阿弥陀山への道は面白くなかったでしょう」と仰る。御意である。
舗装林道の先にあった平地は自衛隊のレーダー基地の跡地であることを教えて下さる。相変わらず自衛隊の駐屯地からは大きな音が鳴り響いているが、flatwellさんによるとまだマシな方らしい。「雨に降られるとは思わなかった」と言うと「このあたりだけでしょう」と仰る。再び京都市内に戻ると確かにすっかり晴れているのだった。
コメント
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いつもご来店ありがとうございます(笑)
私がそこを歩いたのは11年前。当時は八田谷越から南の尾根には林道がなく、踏み跡もなくてとても歩き難かったと記憶しています。スマホで現在地がわかる昨今はいたるところに踏み跡ができ、整備されていきました。写真を見るかぎり、このルートもずいぶん容易に歩けるようになったと思います。
自衛隊の大砲の音は、風がこちら向きだと強烈で、建物が揺れてガラスがビリビリ響きます。砲弾の破片が当たったのはうちのお客さんの車。
蛇谷ヶ峰から阿弥陀山への尾根の林道は歴史が浅いんですね。それにしては既に荒廃しているように思われましたが。安易に歩けるのはいいかもしれませんが自然林の自然さが失われているのは何とも残念です。
自衛隊の演習による大砲の音は初めて聞いたように思うのですが、音の大きさに吃驚しました。なるほど 大砲の音の違いは風向きによるんですね。それにしてもあれよりも大きい音が間断なく聞こえてくるとしたら、朽木の方達は堪ったものではありませんね。
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