菰釣山(2回目)


- GPS
- 07:15
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 936m
- 下り
- 925m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 7:14
天候 | 快晴 午前無風のち午後風弱し。 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://www.michieki-r413.com/ 「道志の森キャンプ場」も500円で駐車できるようです。 https://doshinomori.jp/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
○林道からブナ沢の登山道に入ったところで、岩だらけの涸れ沢を渡るが赤テープを見逃して少し直進してしまった。 ○城ヶ尾峠からの下り、涸れ沢?前後の砂地?のトラバースで足場が極めて狭くて崩れている危険個所があり、ロープに頼らざるを得ない。2019年12月1日に鳥ノ胸山〜大界木山の下りで通ったときよりも崩壊が進んでいる。 ○城ヶ尾峠登山口から先の東沢林道は、2019年12月1日に鳥ノ胸山〜大界木山の下りで通ったときは台風直後でとても車が通れるような状態でなく、荒れた河原を赤テープだよりに歩いたが、車が通れるまでにきれいに復旧されていた。 |
その他周辺情報 | ○道志の湯 http://www.doshinoyu.jp/ 先日、加入道山〜大室山を歩いた後に利用したことで味をしめてしまい、今回も下山が早い時間だったので同温泉を利用した。この日は年内最終営業日のため16時閉店だったが、滑り込みセーフで温泉を楽しむことができた。 温泉は他にも道志のみち沿いに複数ある。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ガスコンロ
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感想
2020年12月27日(日)【菰釣山】
2020年最後の山行は、下山後に温泉に入って一年の締めくくりにしようと思い、1996年11月4日以来、24年振りになる丹沢の菰釣山に再訪することにしました。
天気は快晴。午前中はほぼ無風で菰釣山の山頂では富士山を眺めながらゆっくりとランチタイムを過ごすことができました。城ヶ尾峠までの甲相国境稜線はブナなどの冬枯れの広葉樹に覆われていて、午後から弱い風がでてきたけど、足元には岩も石もないので、のんびりと土と落葉を踏みながら稜線歩きを楽しむことができました。
下山後は年内最終営業で閉店間際の道志の湯に滑り込み、汗を流してゆっくり温泉に浸かることができました。
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以下は少し詳しい山行記です。
快晴の空の下、「道の駅どうし」に車をとめて7時半前に歩き始めた。駐車場にほかにハイカーらしき車はなかった。道志川にかかる橋を渡って車道を上がっていくと、道志の谷の向こうに御正体山の大きな山体と富士山の頭の部分が見えたるところがあり、まだ眠っていた気持ちとからだにエンジンがかかった。
冬なのに多くのオートキャンパーでにぎわっている「道志の森キャンプ場」の脇を通る。500円の料金で車をとめられるようだが、菰釣山〜城ヶ尾峠を歩く場合は「道の駅どうし」を起点にするのが本来の歩き方となぜか私は思い込んでいるので利用しなかった。
菰釣山に向かうため西沢に入ると未舗装の林道がほぼまっすぐに続いている。やや単調だが、西沢の流れの音と両岸の森が心地良いのでそんなに退屈しなかった。ゲート前の路肩にハイカーらしき車が2台停まっていた。
西沢を渡って曲がりくねった林道を進み、左に大きく曲がるところからブナ沢沿いの登山道に入った。対岸のピンクテープに気づかず沢の中を少し進んでしまった。岩だらけの荒れた沢に水の流れはなく、このところ雨がぜんぜん降ってない影響だろうか。
沢が二股に分かれるところから登山道は左の沢に入っていく。稜線の北面は陽があたらず明るくないが冬枯れの広葉樹の森と林床がいい感じだ。稜線に近づくにつれて傾斜がきつくなり、ジグザグに登っていく。ふと振り返ると樹間から道志川の南側に連なる今倉山あたりが見えた。
ブナ沢乗越に登りつくと甲相国境尾根には冬のやさしい光があふれていた。右(西)にとって尾根を進むとほどなく菰釣山避難小屋が現れた。小屋の前は小さな広場になっていてテーブルも2つあり休むにはいいところだ。
さらにダラダラと登っていくと菰釣山の山頂に着いた。私以外には誰もいなくてしばらくは山頂を一人占めだったが、登山口にとめたあった車の人や途中で抜いていった3人のパーティはどこへ向かったのだろう?
山頂は西側に高い樹木がなくて富士山がよく見えた。その右側には南アルプスも見えていた。お昼には少し早い時間だったが、風もなく富士山の素晴らしい眺めを楽しみながらゆっくりとランチタイムを過ごした。
私よりあとから山頂に着いた人が次々に山頂をあとにしていくので、私も重い腰を上げて、甲相国境尾根を城ヶ尾峠に向けて東に歩き始めた。優しい冬の光にあふれたブナを始めとする広葉樹の尾根はとても気持ちが良くて快適な尾根歩きになった。中ノ丸へは短いが急坂の登りがあったが、中ノ丸からは下り基調の尾根が続いた。
樹間からは時折、富士山を始め、道志山塊の御正体山や今倉山、箱根の山々などをみることができた。
城ヶ尾峠から名残り惜しいが素晴らしい尾根道を離れて「道の駅どうし」へ向けて下山を開始した。涸れ沢前後の砂地のトラバースで、足場が狭くて今にも崩れそうなところは、昨年歩いた時よりも崩壊が進んでいてロープを頼らざるを得なかった。
広葉樹に覆われた斜面はすぐに終わってしまい、植林帯の下りに変わる。林道に降り立つ手前は荒れていて、誤って林道の法面が高いところへ出てしまい、登り返して事なきを得た。
東沢林道は昨年12月に歩いたときは台風直後で荒れていてとても車が通れる状態ではなかった。登山道も荒れた河原に赤テープを頼りにたどっていくものしかなかったが、今はきれいに整備されていてのんびりと下っていくだけだった。
ライダーでいっぱいの「道の駅どうし」には14時半ごろに着いた。着替えを済ませて野菜を買おうと道の駅を覗いてみたが、葉物野菜はほとんどなく漬物ばかりだったので、「道志の湯」へ車で向かった。
「道志の湯」には15時半前に着いたが、年内最後の営業日ということで16時閉店となっていた。そういえば2週間前に利用したときそんな掲示があったことを思い出した。とにもかくにも滑り込みセーフで入湯することができたのは幸運だった。
入湯客が少なくて汗を流したあと、露店風呂にゆっくり浸かることができたのも良かった。温泉を出たのは16時になる5分前で私が年内最後の入湯客となったようだった。
2020年最後の山行も天候に恵まれて、富士山の眺めと冬枯れの尾根歩きを楽しめた山旅となりました。
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