雪の雪野山へ☆瓶割山〜雪野山〜童子山縦走
- GPS
- 03:38
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 601m
- 下り
- 581m
コースタイム
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
下山後は京セラ前駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪野山は良好に整備された一般登山道 |
その他周辺情報 | 雪野山のハイキングマップ http://www.eastomi.or.jp/kankou/jpg/yamamap30-1.pdf 瓶割山のハイキングマップ http://shimohaneda.jpn.org/page_id359 |
写真
感想
近江平野の雪景色を見に行こうと三上山を訪れるべく、東海道線で東に向かうことにする。京都では前日の朝までに降った雪は既に融けてしまっているが、滋賀県でもそれは同じようだ。草津の駅を過ぎても家々の屋根にところどころに雪が残っているのを散見するばかりだ。ところが野洲の駅で途端に線路脇に雪が積もっているのを見てもう少し北上することにした。
野洲を過ぎると途端に景色が変わり、車窓からの風景はすっかり雪景色となる。新快速の次の停車駅となる近江八幡で近江鉄道に乗り換えると一つ目の武佐で降りる。かつての中山道の武佐宿があったところであり、かつての旧街道の面影を残す通りを歩き始める。
雪野山を縦走する前にまずは瓶割山を越える。瓶割山の北東の尾根に送電線が並んでいるのを見て、ここから登れるだろうとあたりをつけるが、それは大きな間違いであった。瓶割山霊園から尾根に取付くが、送電線鉄塔から先は尾根は藪漕ぎの様相を呈する。広々とした山頂に出ると瓶割山の航空写真の上に記されたルート・マップも現れる。私が登った尾根の西側に整備された一般登山道があったようだ。
この瓶割山の山頂は古くは長光寺城という城が築かれたところで、山頂は一の郭跡らしい。いざ写真を撮ろうと思うと、カメラのSDカードがない。PCに差し込んだまま家を出てきてしまったらしい。山頂広場の北側には近江八幡方面の展望が開けており、晴れていれば琵琶湖まで展望出来るのであろうが、景色はすっかり雪に霞んでいる。山頂の南側の二の郭からも展望が大きく開け、雪野山を眺めることが出来る。こちらも雪野山の景色はすっかり雪に烟っている。
雪の上の踏み跡を辿ると舗装路に下降した。そのまま舗装路を南に辿ればよかったのだが、道路の右手の樹林の中にテープがつけられているのが目に入り、さらに樹林の中を下降する。やがて樹林は竹藪となり、小さな公園の裏手に出るが、公園との間にはフェンスがある。なんとかフェンスの扉を見つけることが出来たので公園に出ることが出来たから良かったが、危うく立往生するところであった。
道路に出るとすぐ南には積雪した田圃の向こうに雪野山へと続く尾根が見える。その上空には先程までの雪雲はどこに消えたのかと驚くほどのすっかり青空が広がっている。尾根の北端に回り込んで縦走を開始する。
雑木林の尾根を登るとすぐにも小ピークの一つに出る。山レコでは明神山とあるが、手前の登山口は杓子山登山口とあるから、杓子山ではないのだろうか。随所にハイキング・マップが現れる。地図ではこのピークから北は行き止まりとなっているが、十分に歩きやすい道だったように思われた。
その後も尾根には腰越、安妃山、大岩と随所に左手に好展望が開け、先程登ってきた瓶割山が左手に見える。そのすぐ右手奥には太郎坊のある箕作山を眺望する。鈴鹿の山々がすっかり冠雪して白くなった山肌を見せている。
雪野山が近づき、小さな峠を越えるとついに雪の上に踏み跡が現れる。踏み跡は西側から峠に登ってきたようだ。峠からは階段が続き、一気に高度が上がる。いつしか先ほどまでの青空は消え、急速に雲が広がる。送電線鉄塔からは西側の十二坊とさらにその彼方に阿星山から飯道山に至るまでの山並みが見える。ここまで尾根からは東側の展望は随所で開けていたが、西側の展望が大きく開ける箇所がなかったように思う。
雪野山のピークに向かうとすぐにも雪が降り出した。山頂の手前で長靴を履いた単独行の男性とすれ違う。この日であった唯一の方であった。雪野山の山頂に到達すると、広々とした山頂からも西側の山並みを眺望することが出来るが、早速にも山のシルエットは雪に霞んでいる。
山頂からさらに尾根は南に続く。尾根を南下すると雪が止んだ。不思議なことに雪が降ったのは雪野山の山頂のあたりだけだった。好展望のピークca250mからは南西に向きを変え、野寺城址のあるピークに登り返す。さほどの高低差は無い筈ではあるが、雪野山までの尾根道がなだらかだったので、アップダウンがきつく感じられる。
野寺城址からは小さなピークを一つ越えて、展望台のある童子山にたどり着く。童子山からさらに尾根が続いているが、このままだと京セラ前の16時丁度発の近江鉄道に間に合わない。尾根が林道に出たところで、尾根を末端まで辿ることは諦めて林道を歩く。最後は車道を走ってなんとか近江鉄道に間に合うのだった。
近江鉄道からは雪野山にかかる雲の上から夕陽が差し込むのだった。
コメント
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さすが魅力的コースを歩いていらっしゃいます。
表題のみで yamaneko0922さんレコに辿り着きました。
deekdeekさん 新年早々にもコメントありがとう御座います。
親父ギャグと揶揄されそうなタイトルではありますが、不思議と雪野山の山頂部だけ雪が舞っていたのでした。
deekdeekさんはこの時期は見慣れた景色だと思いますが、鈴鹿や比良が悪天候の時は雪景色が眺められる里山が近くにあることが嬉しく感じられます。
おはようございます。
瓶割山は、近江八幡市側を歩いたことがあります。
東近江市側へ下れば雪野山に近いですね。
瓶割山だけでおなかいっぱい。雪野山全縦走のギガ盛りをおかわりの余裕はなかったです
別件
鈴鹿山行ののち、甲賀市水口 ミフク酒造
https://mifuku.co.jp/
立ち寄りましょう。
今年のお正月は、お店のみ限定販売の 「三連星」
滋賀県産吟吹雪 無濾過生原酒 純米酒直汲み
まだ、生きていますので、ピチピチしてます。
甲賀市水口 藤本酒造株式会社
http://f-shinkai.com/
湖南市に入り、
北島酒造
http://kitajima-shuzo.jp/
竹内酒造
https://takeuchishuzo.co.jp/
と酒蔵巡りも可能です
今回は瓶割山と雪野山と山頂にいる時のみ雪が降るという変な天気でした。
瓶割山〜雪野山は車でアプローチした場合に車まで戻るのが大変かもしれませんね。
教えていただいた酒造はいずれも旧東海道沿い、またはその近くの古い酒蔵ですね。御代栄、香の泉いずれも昔からよく口にしておりますが、三連星は八日市の酒店でよく入手いたします。是非、ご案内よろしくお願いいたします。
蒲生スマートICのところですね。このお山を初めて知った時、ストリートビューで見ましたなら、まだいんたーの工事中写真だったことを思い出します。
5座縦走が出来るんですね。それも鉄道を巧く利用出来て。
SDカード忘れやっちゃいましたか。私は気が付かずシャッターを切っていたような呆れ者です(笑) それが教訓となり、使わなくなった2GBのSDカードもバッテリーと一緒にザックに入れておくようになりました。
高速から降りるとすぐですから、車だとアプローチしやすいところですね。
瓶割山と雪野山のハイキング・マップのリンクを載せておきましたので、もしも機会がありましたら是非、どうぞ
SDカード、何度も同じミスをしているので、私もそのように心掛けたいと思います。
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