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Yamareco

記録ID: 283773
全員に公開
山滑走
磐梯・吾妻・安達太良

霧の西吾妻(西大巓、西吾妻山)を滑る。

2013年03月29日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:32
距離
9.0km
登り
646m
下り
1,107m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

9:40 ゲレンデトップ
11:10 西大巓
12:05 西吾妻避難小屋
12:15 西吾妻山
14:25 ゲレンデ
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
全行程霧の中、ほとんど視界なし。目標の見えない滑走は、残っているシュプールを安易に続いていかないことが大事。東側(左側)へ行き過ぎると中津川の谷筋へ行ってしまい、容易に戻れなくなる。2010年にも遭難事故が同域であった。
ゲレンデトップから西大巓、西吾妻山、二十日平を滑ってきた。
ゲレンデトップから西大巓、西吾妻山、二十日平を滑ってきた。
道路も霧。
リフトに乗っても霧。
リフトに乗っても霧。
ゲレンデトップも霧の中。
ゲレンデトップも霧の中。
全行程霧の中だった。
全行程霧の中だった。
山頂下の小ピーク。
山頂下の小ピーク。
山頂下のオープンバーン。ほとんど見えない。
山頂下のオープンバーン。ほとんど見えない。
風が強く
ザックに霧氷が出来はじめていた。
ザックに霧氷が出来はじめていた。
西大巓山頂
前回もあったスコップ。柄のみしかない。
前回もあったスコップ。柄のみしかない。
山頂の雪も解け始めていた。
山頂の雪も解け始めていた。
東斜面。下は全く見えない。
東斜面。下は全く見えない。
東斜面を滑ってきた。鞍部から西大巓方向を見るも全く見えない。
東斜面を滑ってきた。鞍部から西大巓方向を見るも全く見えない。
しばらく歩いてようやく西吾妻小屋が見えた。
しばらく歩いてようやく西吾妻小屋が見えた。
小屋のドアが開いてしまっている。小屋の中へ雪が吹き込んでいる。
小屋のドアが開いてしまっている。小屋の中へ雪が吹き込んでいる。
このあたりが西吾妻山の山頂。
このあたりが西吾妻山の山頂。
いつもの滑降のスタート点。風強く周囲の展望なし。
いつもの滑降のスタート点。風強く周囲の展望なし。
気持ちよく滑ってきた。
気持ちよく滑ってきた。
ルートを大きく外れ、急斜面を登って稜線へ出た。
ルートを大きく外れ、急斜面を登って稜線へ出た。
正規のルートはここから
正規のルートはここから
湿度が高く、ウェアが、手袋が濡れる。GPSの液晶画面も水滴がついて見づらい。
湿度が高く、ウェアが、手袋が濡れる。GPSの液晶画面も水滴がついて見づらい。
あとは正規のルートを気持ちよく滑べる。
あとは正規のルートを気持ちよく滑べる。
このあたりが二十日平か。
このあたりが二十日平か。
渡渉点を渡って
ゲレンデへ戻った。
ゲレンデへ戻った。

感想

全行程中、霧の中でほとんど視界数メートルの状態。また風が強かった。

西大巓の山頂で、中津川を滑るという単独行とあいさつを交わす。
同ルートがはっきりと理解できなかったが、中吾妻山のそばの継森の近くにテン泊するという。後から地図で確認し、なかなか大変なコースと分かった。晴天の日のこの地域の山スキーに一度行ってみたいと思った。
つづいて3名の山スキーのグループが登ってきた。東斜面を滑るつもりで来たというが、今日は天気が良くないどのこのまま戻るという。ここで休憩するようだ。
その後、高校生らしき若き数人の男女の一団が登ってきた、リュックに赤地の布で作った旗を数本つけてあった。背中には「安達」の文字が書かれていた。引率の先生らしき人からここで昼飯にしようといわれたらしい。

天候が悪いので、このままもどるつもりで滑りはじめたが、せっかくだからと東斜面を滑る。
あまりに気持ちの良い滑りだったので、二十日平も滑ってみたいと、ふと思いつき、ターンを数回決め西吾妻山の鞍部まで行ってしまった。

鞍部で、スキーにシールを張っていると、視界の全くないところから、山頂を先に出発していった、単独行と再会した。シールを着けたままおりてきたらしい。
単独行に遅れて歩き始めたが視界のきかないルートは、GPSとトレースの跡を辿っていく。
視界は数メートル、風が強い。なぜか不安はなかった。何度か来ているルートだからか。
西吾妻小屋のそばに来てようやく、小屋が見えた、小屋のドアが開いてしまっていて小屋の中へ雪が吹き込んでいる。
ここで単独行がウェアの調節をしていた、あいさつをして、先行する。
風は強い、西吾妻の斜面の雪はシールでも滑ることはなく登り切れた。
西吾妻の山頂も風が強い。
急いで東側の木の無いいつもの滑走点へ。

晴れていれば、ここから、東側にきれいな中吾妻、継森などの吾妻山の山並みが見えるが今日は全く展望なし、安達太良山も全く見えない。

霧の中、GPSを頼りに滑り出す、途中何回か止まって方向を確認する。
はじめ全く景色の見えない中、滑るが次第に背の低い木々が見えだしてくる。
やがて、気持ちの良い滑りが続く。
まっすぐ南へ降りているつもりでいたが、古いシュプールなどを見つけ安心していた、東へ進んでいることに気が付かないでいた。

このルートはあまり東側へ行ってしまうと、中津川渓谷へ降りてしまい、容易に戻れなくなってしまう。
2010年にも同区域で遭難事故、救助ヘリコプターが出動する事故があった。
十分注意が必要なルートである。

滑り出して、20分。途中何回かGPSで確認していたにもかかわらず、ルートから東側へ大きくズレている事に気が付いた。
西側(右側)へ移動しようとシールを着けて、歩き出す。
簡単に正規ルートに戻れると考えていたが、やがて進む先は斜面になり、斜面の先も霧でどこなのか、判別がつかない。
次第に急斜面となり、このまま登るのは無理と判断。仕方なく左へトラバースして進む。
途中斜面の上に、雪庇が見えた時は緊張したが、この斜面を登っていくスノーシューの跡を見つけた時はホッとした。
同じくこの方向へ降りて来た人がいたとわかると、なぜかちょっと安心した。
20分ほどで斜面を登り切り、稜線の上へ着いた。

あとは、正規のルートを、GPSで確認しながら樹林帯を滑り、右側にスキー場のゲレンデが見え始める、二十日平付近では気持ちよく滑ることができた。
上部では霧の中だったせいか、ウェア、手袋が濡れ、GPSの液晶面も水滴が付いて見づらかった。
斜度が緩み始めると渡渉点へ降り、まだ雪が残っている沢を渡ってスキー場ゲレンデは戻ってきた。







2013.03.29 霧の西吾妻山 二十日平






2013.03.29 霧の西吾妻の滑り



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