−5℃の芋ノ木ドッケ(二軒小屋尾根〜富田新道 周回)


- GPS
- 09:10
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,888m
- 下り
- 1,874m
コースタイム
天候 | 早朝・・・ちょっとだけ晴れ 午前中・・・曇り&霧 昼前〜午後・・・雪+強風 15時以降・・・雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
人の気配はあるのですが、灯りも点いておらず、雪混じりの強風に揺れる〆飾りと相まって不気味な静けさでした。
今夜半からの猛寒波襲来予報のせいなのか、それとも単に平日だからなのか、1張りのテントもありませんでした。
感想
前日の天気予報では「7日から寒波が襲来しますが、6日は穏やかな天気でしょう」といい、登山天気アプリでも雲取山は「晴れのち曇」という予報でしたが、晴れ間が見えたのは早朝だけでした。
まもなく暗い雲が空を覆い始め、気温もどんどん下がり出し、モミソノ頭あたりで−2℃になり小雪が舞い始めました。
急登で汗をかく一方、気温が低すぎて顔と耳と手が痛いほどキンキンに冷えまくるという状態で、汗で湿った帽子もカチンカチンに凍り、ツバから滴る汗がつららになるほど。ハイドレーションのチューブも凍りつき、下山時に林道に出るまで溶けることはありませんでした。
それでも尾根を登っているうちはまだよかったのですが、芋ノ木ドッケで長沢背稜に出た途端、強風で気温が−5℃に低下。大ダワを経て雲取山荘に着く頃にはさらに−7℃まで低下。
山荘に入るのもなんとなく気が引けたので、雪を避けてトイレ横のベンチで汗と雪で濡れた服をインナーから全部着替えましたが、全然暖まりません。昼過ぎだというのに辺りもますます暗くなり「雪が積もる前に早いとこ下山しないとヤバいかも」と焦る気持ちも出てきて、休憩もそこそこに出発しました。
石尾根に出ると風も雪も強くなり、周りの木々に霧氷が付いて綺麗でしたが、じっくり眺める余裕もなく富田新道から急いで下山開始。
しかし、大変だったのはここから。ただでさえ苦手な下山で、毎回必ず1回は滑って転倒するのが冬の低山登山の私のルーティンなのですが、今日は足元まで埋まる濡れ落葉+薄く積もった雪という、登山靴のソールの摩擦係数を限りなく低下させる転倒必至の厳しいシチュエーションのお陰で富田新道を下り切るまでに3回も滑って転倒してしまいました。
二軒小屋尾根自体は、日原川から尾根に上がるまでが急登なだけで、後は広いたおやかな尾根が続く登りやすい登山道でした。
最初から最後まで誰にも会うことはありませんでした。
防寒テムレスとバラクラバを持って来なかったことを心から後悔した登山でした。
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