記録ID: 285418
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
乗鞍岳(Mt.乗鞍スキー場から)
2013年04月14日(日) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:47
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,447m
- 下り
- 1,442m
コースタイム
(2:00 自宅を車で出発 - 6:00 Mt.乗鞍スキー場駐車場に到着)
[入山準備] - 6:15 登山開始 - 6:15 登山開始 - 7:30 ゲレンデトップ - 7:30 ゲレンデトップ - 9:55 肩の小屋口 - 11:45 乗鞍岳山頂 - 12:15 下山開始 - 14:10 ゲレンデトップ - 14:45 下山 [帰宅準備]
(14:55 Mt.乗鞍スキー場駐車場を車で出発 - 20:00 自宅に到着)
[入山準備] - 6:15 登山開始 - 6:15 登山開始 - 7:30 ゲレンデトップ - 7:30 ゲレンデトップ - 9:55 肩の小屋口 - 11:45 乗鞍岳山頂 - 12:15 下山開始 - 14:10 ゲレンデトップ - 14:45 下山 [帰宅準備]
(14:55 Mt.乗鞍スキー場駐車場を車で出発 - 20:00 自宅に到着)
天候 | 天気予報では晴れのち曇り。土曜日から高気圧に覆われていて気温も比較的高く、少なくとも15:00くらいまでは晴れの天気が持つようでした。天気図を見ると上から低気圧とそれに伴う寒冷前線が近づきつつありましたが、早めに行動をすることを心がければ明るいうちは良コンディションは持つだろう(気象状況が怪しくなったら下山するという前提で)と判断し、ヤマレコから長野県警へ登山計画書メールを提出し深夜2:00に家を出ました。 明るくなってきて、Mt.乗鞍スキー場に着くと天気は良い状態。風もあまりなく、コンディションとしては悪くなかったです。その後、高度を上げて行き、ツアーコース終点あたりに差し掛かると当然風が強くなってきて、前方に見える乗鞍岳の山々の山頂付近は暗く、なにやら怪しげな風が吹き荒れている様子。あ〜ダメかなぁ...と思いながらも行ける所まで行こう。と前に前に歩を進め、朝日岳・蚕玉岳への直登に取り着いたあたりから徐々に山頂付近の天候も良くなり、稜線に出たころには風は強いが晴れました。山の神様へお願い?が通じたみたいです。 結局、下山中もずっと天気が良く、良いコンディションはそのままでした。結局終日天気が良かったみたいですね。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
スキー場が営業中の間は、リフト回数券を購入し、3つのリフト乗り継ぎでゲレンデトップまでいけます。4月7日(日)以降は私と同じように、徒歩でゲレンデを登る必要があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
乗鞍岳をWikipediaを調べると、2,700m付近まで車で来れて、日本で最も登りやすい3,000m超級の山。とのこと。でもヤマレコで諸先輩方の山行記録を見ているとどうも冬はそんなことがなさそう。さらに4月7日(日)以降はスキー場も営業終了、リフト運行も終わっているので足で距離14km/標高差1,400mを登るコースで結構やりがい満載っぽい。天候リスクのある富士山、他候補の木曽駒ヶ岳、御嶽山をおしてここに行こうと前日に決めました。 ちなみに、夏だと肩の小屋口(2,616m)、畳平(2,700m)までバスで来れるので、標高差324mの高山ハイキングといった感じらしいです。 さて、今回山行を行ったコース概況です。 ■スキー場のゲレンデ登り まず、駐車した休暇村乗鞍高原の前にある無料駐車場脇はすぐにゲレンデです。ここからずっと雪上なので、自分はすぐにアイゼン装着しました。ここからゲレンデトップまでリフト3本分をひたすら徒歩で登ります。登っている人のほとんどがバックカントリースキー、もしくはスノーボードを担いだ人です。思い思いの場所を皆何も言わずに登って行きます。途中、除雪が進みアスファルト道路が露出している個所あり、そこでは皆、スキーを外して越えていました。 徒歩でゲレンデトップまで登るには意外と時間がかかり、1時間ちょっとかかります。また、けっこう急斜面もあるので体力も使います。ここは登山の要素はまったくない工程なので、できればスキー場営業中に行って、リフトの乗って(リフト代片道1,200円)行ったほうが良いような気がしました。 ■バックカントリーツアーコース登り ゲレンデトップを過ぎると、バックカントリーのツアーコースを続けて登ります。1番、3番、5番と標識があり、どんどん登ります。この区間も結構急斜面がありますので体力を使います。危険個所はなし、ゲレンデみたいなものなので、アイゼン装着のツボ足でもとくに苦労はなく登れます。バックカントリースキーの人たちは、スキーを履いてズルズルと登ってますが、あれは疲れないのかな? 1時間ちょっと徒歩で登ると、位ヶ原山荘との分岐看板があり、ツアーコース終点に到達します。ここで折り返して滑走するスキーヤー、ボーダーはほとんどいませんでした。その先の肩の小屋あたりから皆滑走をするみたい。ややすると剣が峰や摩利支天岳の山頂から素晴らしい滑走をしている人もいました。本当にスゴイ。 ■位ヶ原から肩の小屋手前の岩場 さて、ツアーコース終点から先はツボ足では厳しくなってきます。位ヶ原手前の斜面は四つん這いでどうにか登り、位ヶ原に入ってもスブズブなので結構体力が続かなくなります。なので、登山の人はこのあたりで皆、スノーシューを装着します。自分もワカンをアイゼンの上からハイブリッド装着。パウダーバスケット付けたストックと併用して先に進みます。スノーシューかワカン、そしてストック無ければラッセル距離が長く体力続かないと思います。ちなみに、位ヶ原から乗鞍岳の山々への景観は真っ白で素晴らしく、すごいシュカブラ状態で本当に自然の素晴らしさを実感します。 なだらかな斜面をワカンとストックの力を借りてラッセル進行、どうにか肩の小屋口まで到達します。そこから肩の小屋手前までの登りは更に傾斜がきつくなり、踏み抜き深度も倍増。けっこう厳しいラッセルになります。何も考えず一心不乱に進みますがなかなか先に進まず時間がかかります。目の前の朝日岳や蚕玉岳方面の山頂を見ると、どんよりすごい風が吹き荒れているので「撤退?」が頭をよぎります。休んでは進み、休んでは進みでようやく岩場に取り付き小休止です。肩の小屋に寄るなんて余裕はなし。そこから朝日岳・蚕玉岳への直登に向かいます。 ■稜線への急斜面直登と山頂まで 通常コースだと朝日岳山頂を経て、蚕玉岳、剣が峰と進みますがどこを登っても同じ状態なので、ルールもコースもなしです。斜面は結構な急傾斜で、おまけにほとんどがカチカチに凍っています。ピッケルも思うように刺さりません。しかもところどころ踏み抜く個所もあるので、自分はハイブリッド状態継続でアイゼンの爪を利かせて登って行きました。この斜面、登りはどうにかなりますが、下りは同じ道をたどりたくないほど。滑落したらきっとピッケルじゃ止まりません。 どうにか登り切り、稜線に出ます。出た途端、こんどは強風が襲いかかります。でも、斜面の恐怖から解放され気は楽になりました。ここからは稜線づたいに蚕玉岳の山頂を通過、最後のピークに鳥居が見えます。岩と雪の混合ですがすごく危険できわどいところはありません。山頂手前の頂上小屋が完全に雪に埋没して、そこを乗り越えるときにちょっと注意が必要ですが、慎重に行けば大丈夫です。そこを越えると剣が峰山頂(3,026m)です。山頂には鳥居と乗鞍本宮の社、そして剣が峰の山頂標があります。 ■下山 下山ですが、先ほどの稜線からの斜面をそのまま下るのはいやだったので、下りはきちんと朝日岳山頂を経由しました。でも、大周りはしたものの、こちらもけっこう下るのがちょっと怖い感じで、どこを降りてもそんなに変わんない。という印象も感じました。 慎重に肩の小屋手前まで降りてきたら、登りと同じようにワカンを装着、ストックと併用でラッセル下山します。ここからゲレンデを経て駐車場まで、ハイブリッド装着のまま行ってしまいました。 徒歩の下山なので、バックカントリーな人が滑走し、気持ちよさそうに行ってしまうのがすごくうらやましかったです。 |
写真
感想
この週末は天気が良いようなので、いつもにうになんとなくヤマレコの山岳マップをズルズル見る。土曜日は所用あり、富士山も考えましたが日曜日はちょと厳しそう。木曽駒ヶ岳、御嶽山、そして乗鞍岳が目にとまり調べることに。その3山の中で一番アクセスが楽そうな乗鞍岳への登山計画書の作成となりました。
もう4月半ばなのにそこに広がっていたのはまさに雪山。さすが岳都-北アルプス(やっぱここは違いますね)です。乗鞍岳は日本百名山の一座で複数の山で構成、最高峰は山頂写真にある「剣ヶ峰」。山頂には乗鞍本宮の社があります。夏は登りやすい山らしいんですが、冬は全然そんなことなし。ピッケルも刺さらない凍結斜面など危険個所あるわ、ラッセル地獄でかなり体力使うわで結構過酷な山登りでした。最初は山頂付近が吹雪いていて大丈夫かなぁと思いましたが、山の神様へお願い?が通じて山頂に行く頃には晴れました。残念なのは今回もまた雷鳥に会えず。あと北アルプスは遠い。往復で600kmの運転で帰りなんか6時間かかりました。[距離14.2km/標高差1,422m/所要時間8時間40分]
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乗鞍岳行かれたんですね。羨ましい!!!
リフトが止まると大変そうですね
私も今週末に乗鞍を考えています(笑)。行ければtaichiさんのレコ参考にさせていただきます。天候悪ければ、伊豆の天城山に変更するかもです(笑)。やはり3000m峰は眺望欲しいですからね
予定してた登山が全然行けなくなり、少し辛いですが、行ける時に頑張って登ってみます
コメントありがとうございます。
是非機会があればぜひ乗鞍行ってみてください。位ヶ原より先は雪はまだ良い感じでした。
もう春も中盤なので、雪山は日焼けに注意です。(結構やけて大変です)
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