記録ID: 2868546
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沢登り
谷川・武尊
湯檜曽川・白樺沢出合〜ゼニイレ沢〜松ノ木沢ノ頭
1996年08月18日(日) [日帰り]



- GPS
- 09:42
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,058m
- 下り
- 1,237m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 9:42
6:00
60分
一ノ倉出合
8:00
35分
白樺沢出合の先
8:35
35分
武能沢
9:10
9:30
30分
ゼニイレ沢出合
10:00
10:20
140分
二俣
12:40
14:00
102分
白毛門山頂近くの登山道近くの大岩
15:42
土合橋
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
湯檜曽川本谷の十字峡正面に55m大滝を落としている抱返り沢の遡行計画は、昨年に続き2度目でした(昨年は秋で日没を考えて白樺沢に変更)。・・が、本谷を遡行し、白樺沢出合を過ぎると、雪渓崩れの迫力ある雪のブロックが谷を埋め尽くしていて、今回もあきらめることになり、ゼニイレ沢へと変更しました(抱返り沢は、3度目の正直で1998年9月6日に実現)。改めて上越の沢の遡行適期の短さを実感しました。
ゼニイレ沢は、湯檜曽川を挟んで、一ノ倉沢の対岸に位置する沢として知られています。・・が、周囲に魅力的な沢がありすぎて、この山域であえてこの沢を選択する必要がないのか、それほど多くの遡行者を見ないようです。しかし、頂上付近までほぼ一直線にスラブ中心にせり上がるこの沢を目にすれば、登高意欲はそそられずにはいられません。
本谷を引き返し、新道に出て、一ノ倉沢を横切るところまで下り、湯檜曽川の河原に降ります。ここから、見上げれば、白毛門に向けて長大なスラブが急な傾斜でせりあがっている様子がつかめます。しかし、目の前の出合は沢を埋め尽くすほど堆積したゴーロです。ここは、水流もなく、潤いの見い出せない感じです。
対岸に渡り、遡行開始。はじめの単調なゴーロ歩きは、背にした一ノ倉沢の景色が救いです(実は、ゼニイレ沢もリターンマッチ。前回はバックの一ノ倉が滝になるような急な雨になって松ノ木沢ノ頭まで長い薮の尾根を登ることに・・・)。30分ほどで二俣。ここで水を汲みます。本流である右俣に少し入ると、左岸が崩壊した所がありました。そのすぐ上から、いよいよナメが始まります。
水流の左手をフリクションをきかせて登ります。傾斜はきつく、時に四つんばいになりながら高度を稼ぐと、スラブが広がり「ミニ西ゼン」といった感じです。同じくらいのピッチが続きますが、直線的な沢で下まで見えるので高度感が出ます。時々、傾斜を落とすので、そこで小休止をしました。 ・・・で、登っても登ってもまだまだ続くのかといった感じで楽しい所です。
やがて右岸側の枝尾根が近づくと、草まじりの大きなスラブが広がります。これを越えると、両岸の潅木が迫りナメも小さなものになり、しばらくするとそれもなくなりました。結局、ナメとスラブはスケール感にはやや欠けるものの、標高差約400m長さ約800mにも及ぶもので、登りがいがありました。(ベニヒカゲとともに休憩)
源頭の雰囲気が漂ってくると沢は3本に別れます。真ん中を選ぶと、沢床は高く乾いています。やがて正面が岸壁に遮られます。右手に岸壁の縁に沿って斜上し、そのまま急な斜面をつめます。ヤブを少しかき分けると、それほどの労もなく白毛門の山頂近くの登山道に飛び出しました。(近くて良い山・白毛門)
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