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Yamareco

記録ID: 2871690
全員に公開
雪山ハイキング
北陸

銀嶺の夕暮山から岩籠山☆稜線は霧氷ワールド

2021年01月20日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:59
距離
8.1km
登り
790m
下り
771m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:33
休憩
0:27
合計
7:00
8:30
198
スタート地点
11:48
11:49
23
12:12
12:20
32
12:52
13:06
22
13:28
13:29
20
13:49
13:49
84
15:30
ゴール地点
天候 薄曇りのち快晴
過去天気図(気象庁) 2021年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山集落の先の赤い橋を渡った所に駐車場有り
コース状況/
危険箇所等
・ca660ピークへの直登はアイゼンの方が安全
・稜線上は締まった雪の上に20〜30cmの乾いた新雪
・市橋コース分岐から尾根芯を辿るが地形図に現れない複雑な起伏がある
なる谷川右岸の林道からスタート。途中でスノーシューを装着
2021年01月20日 08:24撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 8:24
なる谷川右岸の林道からスタート。途中でスノーシューを装着
左岸の尾根に取付く
2021年01月20日 08:41撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 8:41
左岸の尾根に取付く
鉄塔巡視路だった
2021年01月20日 08:48撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 8:48
鉄塔巡視路だった
ここから尾根を直登するが大失敗❕ シダの上に20cmほどの積雪で滑って悪戦苦闘する。
2021年01月20日 09:21撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 9:21
ここから尾根を直登するが大失敗❕ シダの上に20cmほどの積雪で滑って悪戦苦闘する。
体力を消耗して登山道に合流する。数日前のトレースが現れる
2021年01月20日 09:27撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1/20 9:27
体力を消耗して登山道に合流する。数日前のトレースが現れる
まもなくトレースは消失。昨夜に積もった軽い雪。青空が覗いてきた。
2021年01月20日 10:24撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 10:24
まもなくトレースは消失。昨夜に積もった軽い雪。青空が覗いてきた。
兎のトレース?
2021年01月20日 10:36撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 10:36
兎のトレース?
雪庇が出来ている。登山道を外れ尾根を直登
2021年01月20日 10:55撮影 by  DSC-HX60V, SONY
1/20 10:55
雪庇が出来ている。登山道を外れ尾根を直登
Ca660ピークへの急登は深い新雪に苦戦。スノーシューでもがく。
2021年01月20日 11:06撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 11:06
Ca660ピークへの急登は深い新雪に苦戦。スノーシューでもがく。
Ca660ピークに這い上がるとパッと開ける
2021年01月20日 11:14撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 11:14
Ca660ピークに這い上がるとパッと開ける
眼前に夕暮山の稜線が迫る。
2021年01月20日 11:14撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 11:14
眼前に夕暮山の稜線が迫る。
雪原は夕暮山のススキヶ原がある所。ここで一旦鞍部に下りるCa630
2021年01月20日 11:27撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 11:27
雪原は夕暮山のススキヶ原がある所。ここで一旦鞍部に下りるCa630
登り返せば、大雪原と化したススキヶ原。
2021年01月20日 11:36撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 11:36
登り返せば、大雪原と化したススキヶ原。
雪原の孤樹
2021年01月20日 11:37撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 11:37
雪原の孤樹
ドンドン青空が広がって行く。どうやら弱い前線が通過中らしい。
2021年01月20日 11:40撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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ドンドン青空が広がって行く。どうやら弱い前線が通過中らしい。
前線は野坂岳の上空を西へ通過中、南北に数百km
2021年01月20日 11:45撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 11:45
前線は野坂岳の上空を西へ通過中、南北に数百km
夕暮山稜線の雪庇、標高700余りの山とは思えない。
2021年01月20日 11:47撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 11:47
夕暮山稜線の雪庇、標高700余りの山とは思えない。
青空に映える
2021年01月20日 11:50撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 11:50
青空に映える
西側斜面の樹林帯
2021年01月20日 11:51撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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西側斜面の樹林帯
西方ヶ岳
2021年01月20日 11:54撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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西方ヶ岳
半分雪に埋もれる反射板
2021年01月20日 11:58撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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半分雪に埋もれる反射板
上谷山と三周ヶ岳、三国岳が綺麗だ。左には白山と別山の頭が覗いている。
2021年01月20日 12:02撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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上谷山と三周ヶ岳、三国岳が綺麗だ。左には白山と別山の頭が覗いている。
岩籠山はまだ遠い。一瞬撤退を考えるが鞍部に吸い込まれるように落ちて行く
2021年01月20日 12:03撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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岩籠山はまだ遠い。一瞬撤退を考えるが鞍部に吸い込まれるように落ちて行く
市橋コース分岐
2021年01月20日 12:12撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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市橋コース分岐
複雑な地形が連続する。脛まで沈むが軽い新雪
2021年01月20日 12:39撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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複雑な地形が連続する。脛まで沈むが軽い新雪
霧氷ワールド
2021年01月20日 12:44撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 12:44
霧氷ワールド
山頂の西側は広い斜面
2021年01月20日 12:45撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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山頂の西側は広い斜面
2021年01月20日 12:45撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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快晴の下で見られるなんて
2021年01月20日 12:46撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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快晴の下で見られるなんて
いよいよ
2021年01月20日 12:48撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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いよいよ
山頂に到着
2021年01月20日 12:49撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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山頂に到着
インディアン平原越しに、横山、金糞、伊吹を望む
2021年01月20日 12:50撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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インディアン平原越しに、横山、金糞、伊吹を望む
江越美国境稜線の白さが際立っている。
2021年01月20日 12:50撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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江越美国境稜線の白さが際立っている。
ズームして、上谷山と三周ヶ岳、左端に白山
2021年01月20日 12:54撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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ズームして、上谷山と三周ヶ岳、左端に白山
弱い風、軽く食事して下山開始
2021年01月20日 13:04撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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弱い風、軽く食事して下山開始
岩塊を左から巻く。
2021年01月20日 13:22撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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岩塊を左から巻く。
反射板ピークを巻いて夕暮山へ
2021年01月20日 13:45撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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反射板ピークを巻いて夕暮山へ
シンボリックな雪庇を乗り越える
2021年01月20日 13:47撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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シンボリックな雪庇を乗り越える
乗鞍岳と三国山、間には比良の山塊。右は大御影
2021年01月20日 13:50撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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乗鞍岳と三国山、間には比良の山塊。右は大御影
野坂岳(右)、芦谷山(左)
2021年01月20日 13:53撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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野坂岳(右)、芦谷山(左)
敦賀湾と西方ヶ岳 Ca660ピークにて
2021年01月20日 14:04撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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敦賀湾と西方ヶ岳 Ca660ピークにて
野坂岳
2021年01月20日 14:07撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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野坂岳
Ca660ピークからの下りはSSのクランポンが効かず怖かった。
2021年01月20日 14:08撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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Ca660ピークからの下りはSSのクランポンが効かず怖かった。
上りの時に登山道に合流した所、下山は忠実に夏道を下る。
2021年01月20日 15:00撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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1/20 15:00
上りの時に登山道に合流した所、下山は忠実に夏道を下る。
駐車地にゴール
2021年01月20日 15:29撮影 by  DSC-HX60V, SONY
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駐車地にゴール

感想

高気圧ど真ん中のこの日、仕事を休んで山へ行くと決めていた。野坂岳を山コースのもうひとつ南の尾根を歩こうと計画していたが、以前から積雪期にトライしてみたかった夕暮れ山の西尾根も捨てがたい。ちょうど二日前に歩かれた方がいる。昨夜は山に降雪があった。今日は放射冷却で霧氷も期待できるかもと岩籠山に決める。

山集落の鳴谷川右岸の林道を歩いていると左岸に渡る橋がある。ここからスノーシューを装着して尾根に取り付いた。どうやら巡視路だったようだ。鉄塔から先の道は失くなる。20cm位の積雪でどこでも歩けそうだ。しかし下草がウラジロらしくスノーシューでは滑る滑る。クランポンが全然効かない。チェーンスパイクに履き替えるのも面倒なので、我慢して登山道まで這い上がったが30分ぐらいロスをした。

気を取り直して登山道を登って行く。数日前のトレースがあったがやがて消失した。締まった雪の上には新雪が20cmぐらい積もっている。標高を上げるにつれ積雪は増していく。軽い雪なので負担は少ない。登山道から外れ、Ca660ピークへの急登に立ち向かうが30cmぐらいの新雪にもがく。アイゼンとピッケルが欲しいところ。灌木に捕まりながらなんとか這い上がると絶景が待っていてくれた。

青空をバックに、夕暮れ山の南北に伸びる長い稜線が輝いている。木々には霧氷が着いているようだ。無雪期はススキヶ原なのに広大な雪原と化している。ここは異空間、真ん中の孤樹の霧氷が綺麗だ。真上に青空と薄雲の明確な区切りが南北数百kmに延びている。しかも速い速度で西に移動している。どうやら弱い前線が通過中らしい。

稜線には雪庇が発達しているので、霧氷の樹林帯側を歩いていく。低山とは思えない光景が広がっている。反射板のピークに上がると鉄骨が半分埋もれていた。時間は12時を回っている。撤退が頭をよぎるが足が勝手に鞍部に向かってしまう。岩籠山のピークに霧氷の大雪原が見えるからだ。

市橋コース分岐からはピークを直登する。一つ目のピークを越えると複雑な地形が眼下に現れる。慎重に尾根を選びながら進む。山頂の広大な雪稜の霧氷ワールドを見上げながら一歩一歩上がっていく。快晴の青空をバックに霧氷樹林を眺められるなんて、滅多にない至福のとき。

山頂から横山等の余呉の山々が雪を纏い、くっきりと浮かび上がって見える。遠く伊吹、金糞、三国、三周、上谷山が際だって白い。ピンク掛かった白い山は白山だろう。風は弱いので寒くはないが時間が迫っている。助六寿司を口に放り込むと、後ろ髪引かれながら下山の途に就く。

すっかり快晴となり夕暮山の霧氷は半分落ちてしまったが、稜線の長い雪庇を南下する。以後は余韻に浸りながら西尾根を、午後の日差しを浴びた野坂岳に向かって下って行ったのだった。

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