東吾妻山
- GPS
- 06:15
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 367m
- 下り
- 1,076m
コースタイム
-0850磐梯吾妻スカイライン塩ノ川の橋(1620m)発
-1010標高1940付近にて小休止1030-1045東吾妻山頂,シール剥がす1110-
-1115標高1940付近から滑走開始1210-標高1600m付近にてランチ1310
-1403大ブナで大休止1428-1510蒲谷地部落着
天候 | 2013/4/14(日) 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
箕輪スキー場に自家用車で集合⇒バスで磐梯吾妻スカイライン取付まで移動 〜山滑走〜 蒲谷地部落にてバス乗車⇒箕輪スキー場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道・コース状況 ・当日はかなり気温上昇したが、まずまずのコンディションで十分な積雪量 ・塩ノ川の橋の脇は壁が低く取付可 ・東吾妻山頂付近は土が出ていて手前で板を脱ぐ ・標高1150より下部の沢筋では穴が所々あって注意 ・標高1000より下から蒲谷地部落まではかなり土が出ていた ■登山ポスト 箕輪スキー場 ■下山後の温泉 岳温泉 |
写真
感想
今年も「煙突おじさん」からMLに下記のような募集が流れた。
=======================================================ここから
MLの皆さん
福島県郡山市在住の煙突おじさんです
今年も昨年同様、東吾妻蒲谷地山スキーを計画しました
参加条件 特にありませんが、有料のツアーでないので、参加者各人は自力生還できる装備を携帯して参加してください。
どのような事故が起きても、その責任は参加各人で負ってください。
私こと煙突おじさんは責任を負いません。但し、事故が起きた場合は皆さんと協力して出来るだけのことをします。
参加の詳細は煙突おじさん(yahoo ブログ)にアクセスしてください。
ブログアドレス: http://blogs.yahoo.co.jp/kurtuk303
目的 : このツアーコースはあまり知られていないが、実に素晴らしいコースなので
広く知ってもらうために計画しました。
山域 : 福島県 東吾妻山→秋元湖入り口の蒲谷地部落
実施日 : 平成25年4月14日(日)
磐梯吾妻スカイライン開通日 平成25年4月8日(月)
行程 : スカイライン開通(8:30)磐梯吾妻スカイライン1620mの塩川の橋(9:00)→東吾妻南斜面1920地点(11:30)
東吾妻山頂(12:00〜12:20)→東吾妻西斜面→小倉林道(14:30)→蒲谷地部落着(15:30)
距離 : 距離約10km、標高差約1000m
費用 : タクシーかバスの乗車賃 約¥2000円位
斜度 : 中斜面の連続
=======================================================ここまで
大変悲しいことに今季は一度も山スキーに行っておらず、また、仕事が大変で
精神的に余裕のない毎日を送っているため、今年はどうしようかな・・・・
足前も不安だし道具トラブったら大勢に迷惑だし・・・・・と悩んでいた。
煙突おじさんから暖かいメッセージをいただき、よし参加!と決めた。
以下、個人日記。
今回も煙突おじさんから事前に詳細なデータ等が送信される。データを開くための
ソフトウェアや使い方まで説明があり、本当にマメな方なんだなぁと思う。
大体、「今季初」のときは何かしら忘れ物をしがちで、山自体も久々なので
かなり緊張しながら準備をした。
磐越道走行中、さっそく行動食をザックに入れ忘れたことに気付く。
今年は磐梯熱海ではなく、去年教えていただいた二本松ICから向かうことにする。
今季3度目の岳温泉を抜け、すっかりドライ路面の土湯BPを一直線に箕輪スキー場へ。
指定駐車場へ集合時刻の45分前に到着。それらしき車がすでにかなり停まっている。
時間節約のために事前にシール装着のうえ板とストックを束ねておくよう指示が
あったので、車外で準備しているうちに続々と車が入ってきて、煙突おじさんも到着。
会津磐梯エリアは山スキーではメジャーな山域で、皆さんあちこちで偶然遭遇されて
いるらしく、最近誰々が何処其処へ行ってパウダーだったらしいよ、といった
山スキー話に花が咲いている。ヘタなうえにサボってばかりの私を覚えてくださっていて
久しぶりね〜と声をかけてくださる方もおられて、嬉しい(^^)
マイクロバスも到着し、準備の終わった人から荷物を積み込み、箕輪スキー場レストハウスへ。
2Fに集合してミーティング。参加者は煙突おじさん+28名の計29名。マイクロバスの
定員いっぱいになったので交通費2500円ですんだと説明があり、バス代徴収。
大半はお釣りなく準備していて、駐車場の集合のときも思ったが、任意で集った大勢が
滞りなく団体行動を取るために、個人でできることを予測準備し、先読みした行動をとれる人が
山スキーヤーには多いような気がする。
自己紹介はのちほどということで、煙突おじさん、サブリーダー、ビデオ撮影してくださる方、
しんがりをつとめてくださる方々のご紹介。今日一日、どうぞよろしくお願いします。
煙突おじさんの号令で、一同、バスへ。抜群の統率力・団結力は今年も健在!
バスはすしづめで出発。マイクロバスの定員が29名ときいて計29名で締め切ったのだが、
バスの乗車定員は"運転手も入れて"29名だったらしく、1名の方が階段付近へ。「いや〜
バスの定員ってのを勘違いしてね〜ガハハ!」と煙突おじさんが豪快に笑っている。
8:30オープンのゲート前に8:00に到着したので、車外に出て、煙突おじさんの点呼に合わせて
挙手、のかたちで自己紹介。ゲートオープンの8:30までまだまだなのに、オープン待ちの
車列が動き出す。早く開いた!急いでバスに戻り、再びギュウギュウ詰めとなって出発。
定員+1名が本人とザックと山スキー装備という過積載気味なマイクロバスは唸りをあげて
磐梯吾妻スカイラインを登っていく。天気良く見通しもきいて、標高が上がってくると
周囲の山並みが姿をあらわす。ひときわ目をひく、均整のとれた鋭い稜線をどっしり
構えるのは磐梯山。
周囲に見とれているうちに、取付の塩川の橋に到着。さ〜いよいよ!
取付から真西に進路を取る。気温高くすぐに暑くなる。樹林帯で見通しはきかないが、
天候よくトレースもはっきりしているので、まずは稜線まで、ということでゆっくり上る。
途中の小休止で、何かおかしい・・・と思ってザックの中をまさぐると、行きがけに
コンビニで調達した昼飯が入っていない。行動食も家に忘れてきた。食糧(?)は
テルモス500ccの紅茶と水1Lのみ。がーーーーーーーん・・・ショック、、、、、、
登山を続けてきて、行動食は勿論、食糧を忘れたことなど一度もない。スキー場の駐車場で
準備していて、緊張のあまり車内に忘れてしまったようだ。
さすがに固形物ゼロのまま今日一日無事に過ごすことは不可能に思えたので、恥を忍んで
「すみませんが食糧を完全に忘れてきてしまったので、余った食べ物があれば恵んでください」
と大声をはりあげた。たちまち、多くの人からお菓子や干し芋が集まる。皆様やさしい。。。
どうもありがとうございます。
雪質はもっとザラメっぽいかと思っていたが意外に悪くなく、シールもよく利く。順調に
高度を稼ぎ、視界の開けたところで小休止、後続を待つ。ちょうど視線の高さに安達太良山が
見える。なだらかで穏やかな山容。
山頂で合流することになり、再出発。ほとんど起伏のない稜線を山頂に向かう。右手に
浄土平が見えてきた。木道も露出している。
山頂へ近づく。山頂付近のみ地面が露出していて、手前で板を脱ぐ。東吾妻山頂到着!
青空の下、素晴らしい大展望!みんな思い思いに写真を撮っている。自分もシャッターを
お願いし記念撮影。ちょうど山頂では栃木の山岳会の団体さんも一緒になりこの後前後する。
少し戻ったところでシールを剥がし、いよいよ滑降開始。
去年逸れてしまった反省を活かし、先頭を行く煙突おじさんを絶対に追い抜かないように、
というルールをみんな守りながら思い思いに滑降。みんな楽しそうだ!それに巧い!
自分は完全に一年ぶりとなるスキーに恐々だったが、昨年のパウダーとまではいかないものの
悪くはない雪質と先行者に耕されたコンディションのおかげであまりスピードも出ず、
だんだん楽しくなってくる。ヤッホー山スキー最高ーー!!
標高1600mほどまで降りてきて、予定通りランチタイム。今年は人数も多いので円形の
テーブル製作の指示が煙突おじさんから出る。29名が囲むテーブルは相当大きなもので、
ちょうと中央がステージ状となり、焼肉とソーセージを炒めたフライパンを手に
煙突おじさんはステージ内を歩き回ってみんなに振る舞っている。火器持参の人が多い。
ちかくに座っておられたご夫婦の弁当箱は井川メンパらしく、思わず垂涎の眼。
ランチの場でも皆様食糧を恵んでくださり、とても食べきれない量の食べ物が集まる。
余分に買ってきてるからいいよいいよとパンをたくさんくださる方も。
みなさん、ホントにやさしい・・・・感激しました。ほんとにありがとうございます。
頂戴した食糧は次回山行の行動食としてありがたくいただきます。
のんびりランチタイムも終わって滑降再開。標高を下げると気温もますます上昇するが
意外と雪は腐ることなく、積雪量もあまりないせいか、適度に固い雪面でコントロール
しやすく斜度も緩んできたので安心してスピードを出せる。林間をすり抜けて下る快感。
楽しいわ〜〜〜〜〜!!!
途中で2回、ビデオ撮影会が開催される。みんなカッコイイなぁ〜!
ずっと大きなビデオカメラを担いで撮影してくださった方どうもありがとうございます。
標高1150を過ぎた頃からいよいよ平らになり、大ブナの木に到着。去年はここに来られ
なかった。目印となる、大きく立派なブナの木。ここで大休止。この先の大岩で、全員
集合の記念撮影。シャッター押してくださった○山山岳会の方ありがとうございました。
さらに下るといよいよ雪も少なくなってきて所々拾いながら進む感じとなる。林道に入ると
日当たりのよいところは完全に雪が切れていて、紐の流れ止めの自分は脱着が面倒なので
板を履いたまま砂利の上を歩く。どうにか下山口へ到着。
ドロドロになった板を沢水で洗って待機していたマイクロバスに乗り込む。バスは再び
ギュウギュウ詰めで箕輪スキー場へ。「まだ滑り足りない方はスキー場でどうぞ」の
楽しいセリフとともに到着。あぁ楽しい一日だった!
駐車場で解散後、岳温泉で汗を流し、夕焼けに染まる安達太良山を横目に帰路についた。
ご一緒くださった参加者の皆様、どうもありがとうございました。食糧を忘れるという
情けない自分に嫌味を言う人などひとりもなく、たくさんの食べ物を多くの方が分けて
くださいました。おやつの一杯に詰まったパンパンのポリ袋は、皆様の優しさが詰まって
いるように思いました。とても嬉しかったです。
しんがりをつとめてくださった方々、ビデオ撮影係の方、役割があって山スキーを
満喫されるのは難しかったのではないかと思います。おかげ様でこちらは安心して
身軽に楽しめました。どうもありがとうございました。
最後になりましたが、煙突おじさん、今年も楽しい企画に参加させていただき、
本当にありがとうございました。昨年は季節外れのパウダーを満喫し、今年は青空の下の
大展望の滑降を楽しむことができました。参加して本当によかったです!
またどこかの山でお会いしましょう!!
おまけ;
・やはり今年も同じことを感じた。山スキーヤーはほんとに気持ちのよい連中だ!!
・力強い女性陣も健在。みんなカッコイイ〜!!私もガンバロウ。
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