雲竜渓谷（初めて間近に見る雲竜瀑に大興奮！偶然、巨大氷柱落下の瞬間も捉えることができました。）
栃木県
MonsieurKudo
体力度について
- GPS
- 06:33
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,833m
- 下り
- 1,820m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
砂防堰堤群コースを車で登っていくとゲートがあり、その手前に5台程度の駐車スペースがあります。 土日祝日であれば、遅くとも7時前には満車になります。 下の滝尾神社の駐車場であれば、20台くらい駐車可能です。 その場合、雲竜渓谷登山口ゲートまで約2.5km、1時間程度の林道歩きが必要になります。 滝尾神社の駐車場にも停められない場合、路肩に停めることになりますが、走行の妨げにならないように注意する必要があります。 路面が凍結している場合、スリップした車がぶつかってこないとも限らないので、そうならないよう、なるべく直線になった所の路肩を選んで停めるのが良いかと思います。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
雲竜渓谷入口までの林道は、凍結箇所があったり無かったりです。 道幅いっぱいに凍結している箇所もあれば、すべてアスファルトが見えている区間もあります。 そのため、アイゼン装着のタイミングが難しいです。 積雪量が足りなくて沢が出ている場所が数箇所あり、渡渉が必要です。 雲竜瀑直前の高巻きは、かなり急な斜面を登っていくので、軽アイゼン以上の装着が必須です。 気温が上昇すると氷柱の崩壊が始まるため、直下に近づくのは危険です。 ヘルメットの装着をオススメします。 この日も暖かく、9時過ぎにはかなりの数の氷柱が落下していました。 雲竜瀑自体の崩壊はありませんでしたが、隣りの岩場からは大小の落石があり、注意が必要でした。 |
| その他周辺情報 | ＜日帰り温泉 「ほの香」＞ ホテルユーロシティが経営する、温泉施設です。 ホテルの宿泊者は無料、日帰り入浴の場合は600円です。 AM11:00 〜 PM9:00で入浴が可能です。 自動券売機で入浴券を購入し、備え付けの箱に投入して入場します。 扉の向こうはすぐに脱衣所になっていて、貴重品は隣りの休憩室内にある無料のロッカーを利用できます。 小さな温泉ですが、ちゃんと露天風呂もあって、かなりくつろげます。 URL https://www.nikko-casual.jp/spa.html |
写真
5時過ぎにゲート前の駐車スペースに到着。先着は1台のみでした。
ここは電波圏外（auの場合）で暇なので、出発時間まで準備をしたり、朝食をとったり、星空撮影したりして過ごしました。
正面に北斗七星が見えています。
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先着は1台のみでした。
ここは電波圏外（auの場合）で暇なので、出発時間まで準備をしたり、朝食をとったり、星空撮影したりして過ごしました。
正面に北斗七星が見えています。
この分だと、陽が昇ったらすぐに暖かくなってしまいそうです。
今日は平日ですが、6時45分に満車になりました。ちなみに、所々に固まった雪が残っていて、駐車スペースの路面は平坦ではありません。
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ちなみに、所々に固まった雪が残っていて、駐車スペースの路面は平坦ではありません。
雲竜渓谷に行くには2つのルートがあり、左が林道コース、右が沢沿いコースです。この案内板には、林道コースが「一般の方は立ち入りできません。」と書いてありますが、暗黙の了解で皆さん通行しているようです。
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この案内板には、林道コースが「一般の方は立ち入りできません。」と書いてありますが、暗黙の了解で皆さん通行しているようです。
正面に鳴虫山、その左奥に鶏鳴山、さら左奥に古賀志山と鞍掛山が見えます。左手前のやや尖った山は、外山ですね。
ドローンを購入して以来、今までは手を拱いていたシチュエーションでもシャッターチャンスが増えて、喜ばしい限りです。
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左手前のやや尖った山は、外山ですね。
ドローンを購入して以来、今までは手を拱いていたシチュエーションでもシャッターチャンスが増えて、喜ばしい限りです。
この辺りの林道は、まだ雪も無く凍結もしていませんでした。
ここから見ると雪は少なさそうですが、稜線上は結構あるんだろうなー。
※これは帰りに撮りました。
赤薙山の西にあるピークをアップで。
手前に見えている尖った山は、内ノ外山です。
赤薙山の山頂部付近をアップで。
等間隔に並んだ支稜線が美しいですね。
手前に日向砂防ダム、後方に女峰山（左）と赤薙山（右）を入れて。
女峰山の山頂部をアップで。
左下に「レッドバンド」と呼ばれる岩壁が見えます。
レッドバンドをアップで。
この赤は目立つので、かなり遠くからでも確認できるそうです。
赤薙山の西にあるピークを大アップで。
凄い岩壁ですね。
前を歩くのは、少し前にお話しして、成り行きで一緒に雲竜渓谷に向かうことになったTさん（奥）とtさん（手前）です。※お二人ともタ行の苗字だったので、大文字と小文字で表記させていただくことにしました。自分はお二人の後方を歩いたので、この後の写真にも多数登場します。
（お二人には、レコへの写真掲載に際し、許可をいただいています。）
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※お二人ともタ行の苗字だったので、大文字と小文字で表記させていただくことにしました。自分はお二人の後方を歩いたので、この後の写真にも多数登場します。
（お二人には、レコへの写真掲載に際し、許可をいただいています。）
洞門岩からは、林道コースと沢コースに分かれます。今回はお二人と一緒に、沢コースで行きます。
前方に水門のような砂防堰堤が見えます。
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今回はお二人と一緒に、沢コースで行きます。
前方に水門のような砂防堰堤が見えます。
まだ建設中のようで、左半分しかありません。
ここを抜けて向こう側に渡ります。コンクリートの上を勢いよく水が流れていますが、チェーンスパイクで靴底の高さが増していたので、足を置いてもギリギリ水に浸からない位で済みました。
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コンクリートの上を勢いよく水が流れていますが、チェーンスパイクで靴底の高さが増していたので、足を置いてもギリギリ水に浸からない位で済みました。
まっすぐ進みたくなりますが、正規ルートは少し進んで右の岩場を登っていきます。
岩場を登った先で、今度は少し下って再び沢へ下ります。この下りもなかなかに急です。
tさんはここでアイゼン装着。
Tさんはまだノーアイゼンです。
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この下りもなかなかに急です。
tさんはここでアイゼン装着。
Tさんはまだノーアイゼンです。
チェーンスパイクを付けているので、岩に足を置く際も安心感がありますね。
雪が全く無く、岩場にもなっているので、チェーンスパイクを付けていると少し登りにくいです・・・。
上まで登って少し進むと、林道のような場所に出ます。そこを左に登っていくのが正規ルートですが、ちょっと寄り道して右へ下ると、こんな場所があります。
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そこを左に登っていくのが正規ルートですが、ちょっと寄り道して右へ下ると、こんな場所があります。
雲竜渓谷はもっと凄いんでしょうね。
期待が高まります！
ここも雪が無いガレ場になっています。
登りにくい・・・。
反対側の空と、こちら側の空を入れ替えたいなー（笑）。
ここは広場になっていて、入渓の準備をするのに良い場所です。
そして、このとおり眺めも良いです！
この後、あの脇を抜けていきます。
まずはこの急な階段を下ります。
ここも渡渉して、向こう側に行く必要があります。
う〜ん、凄い！！
（さっきから凄いしか言ってないなw）
これでも、例年に比べたら小規模らしいです。
いや〜、素晴らしいです。
写真撮りまくりで前に進みません（笑）。
ここも若干落ちているようですね。
下に破片が散らばっていました。
素晴らしい！
（同じような写真ばかりですみませんw）
後ろの空の青と、氷柱の白の対比が面白いですね。
見た目には登れそうなくらい、凍り付いていますね。
この氷柱も、いつ落ちても不思議ではない状態でした。
（少なくとも、自分が帰るときまでは健在でしたけど）
こんなに大きくて重いものが、どうやって岩場に引っ付いているのか、興味ありますね。
この氷柱群は見事でした！「燕岩の氷柱群」です。
特に少し先にあった2柱が際立って大きく、迫力がありました。
十分に成長した年は、もっと密集して氷柱ができるようです。
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「燕岩の氷柱群」です。
特に少し先にあった2柱が際立って大きく、迫力がありました。
十分に成長した年は、もっと密集して氷柱ができるようです。
燕岩の氷柱群_1今の燕岩で最大級の氷柱。
全体的にブルーアイスとなっていて、綺麗でした。
tさんにお願いして撮っていただきました。
ありがとうございます！
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今の燕岩で最大級の氷柱。
全体的にブルーアイスとなっていて、綺麗でした。
tさんにお願いして撮っていただきました。
ありがとうございます！
この2柱は、シーズン最終期まで残りそうな気がします。
燕岩の氷柱群_4裏側に入ってみました。
こっちからだと、より青が際立ちます。
ここから見ると、「氷の神殿」と形容されるのがよく分かります。
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裏側に入ってみました。
こっちからだと、より青が際立ちます。
ここから見ると、「氷の神殿」と形容されるのがよく分かります。
2柱の氷柱の間から、奥の雲竜瀑が見えました。
Tさんたちに言わせれば、今年はかなり細いそうです。
これ1柱で、どのくらいの重さがあるのかな？
1トン以上はある？
このタイプは、岩の表面を流れ落ちる水が凍ったのでしょうね。
これで青空だったら、言うこと無しだったのですけど・・・。
雲竜瀑を遠望します。
あの直下まで行くには、手前の斜面を高巻きしていく必要があります。
コレ、全部上に下がっていた氷柱が落下したものですね。
まるでギリシャ様式の柱のような切れ込みが入っています。
かなり急なので注意が必要です。
Tさんとtさんは雲竜瀑直下まで行かず、ここで引き返すそうなので、自分のヤマレコIDをお伝えしてお別れしました。上からカメラを向けると、気が付いてVサインを決める、お茶目なtさん。
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上からカメラを向けると、気が付いてVサインを決める、お茶目なtさん。
ここのトラバースは幅が狭いので、注意して通過しました。
毎年、行こう行こうと思いながら行けなかった雲竜瀑に、ようやく来ることができました。
さっそく自撮り。今の時間は誰もおらず、自分の貸し切り状態でした。
雲竜瀑は落差が160mもあり、落差だけなら華厳の滝（97m）を大きく上回ります。
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今の時間は誰もおらず、自分の貸し切り状態でした。
雲竜瀑は落差が160mもあり、落差だけなら華厳の滝（97m）を大きく上回ります。
これでも例年に比べて小規模だというのですから、驚きです。
こちら側は、岩に沿ってズラリと氷柱が並んでいます。自分が立っている撮影地点までは、離れすぎていてセルフタイマーが使えないので、カメラをリモートコントロールするか、誰かに撮ってもらわないと撮れません。
ちなみに、ここに立つのは危険なので、オススメしません。
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自分が立っている撮影地点までは、離れすぎていてセルフタイマーが使えないので、カメラをリモートコントロールするか、誰かに撮ってもらわないと撮れません。
ちなみに、ここに立つのは危険なので、オススメしません。
理由は上にある、このオーバーハングした岩場。自分がここに滞在している間に、バレーボールをひと回り小さくしたような大きさの石が落ちてきていました。
（そのとき、自分は安全な場所にいました）
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自分がここに滞在している間に、バレーボールをひと回り小さくしたような大きさの石が落ちてきていました。
（そのとき、自分は安全な場所にいました）
氷瀑の根元付近は若干、ブルーアイスになっていました。
よく見ると、確かに全体的に厚みが無いような気がします。左半分は崩れてしまったようです。
今の状態では、アイスクライミングは無理でしょうね。
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左半分は崩れてしまったようです。
今の状態では、アイスクライミングは無理でしょうね。
怖いので、撮った後さっさと離れました。
あそこまで行くことができるみたいですが、それなりの装備が無いとムリみたいです。
雲竜瀑を貸し切りで眺めながら、贅沢な時間を過ごすことができました。
ここは氷が薄いので、上に乗ってはいけません。
名残惜しいですが、そろそろ帰ることにします。
上にある雲竜瀑からの水が、ジャバジャバと流れていました。
途中で数人のハイカーに会いました。
ここに下がっていた巨大氷柱も、昨日今日で全て落ちてしまったようです。
こんなのに直撃されたら、ヘルメットなんて無意味ですね・・・。
あー、なんかガリガリくんソーダ味が食べたくなってきた（笑）。
怖いので、迅速に行いました。
この暖かさでは、氷柱が落ちるのも納得です。
手摺もあるので、安心です。
この上でヘルメットを取りました。
下に氷瀑が見えたので、ちょっと寄り道して、左側に下ってみます。
残念ながら、木に邪魔されていますけど。
あの向こうには、ニッコウキスゲの大群落で有名な霧降高原があります。
最後の塀は、この倒木を利用して下りました。（もしこれが無かったら飛び降りるか戻るかしないといけないので、安易にショートカットしたのはちょっと失敗だったかな・・・。）
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（もしこれが無かったら飛び降りるか戻るかしないといけないので、安易にショートカットしたのはちょっと失敗だったかな・・・。）
近くにあった「きりふり温泉 ほの香」に寄りました。宣言が解除されるまでは立ち寄り温泉は自粛する方針ですが、ここの料金システムであれば問題ないと判断して寄ることにしました。
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宣言が解除されるまでは立ち寄り温泉は自粛する方針ですが、ここの料金システムであれば問題ないと判断して寄ることにしました。
この自動券売機で入浴券を購入し、箱に投入して入浴します。受付が無く、人と接触せずに入れるわけです。
誰かいたらやめようかと思いましたが、この時間は誰もおらず、貸し切り状態でした。
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受付が無く、人と接触せずに入れるわけです。
誰かいたらやめようかと思いましたが、この時間は誰もおらず、貸し切り状態でした。
露天風呂。二人入るのがやっとの広さです。
だいたいの温泉は、内湯に比べて露天風呂のほうがお湯の温度が低いですが、ここは露天風呂のほうが熱めで自分好みでした。
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二人入るのがやっとの広さです。
だいたいの温泉は、内湯に比べて露天風呂のほうがお湯の温度が低いですが、ここは露天風呂のほうが熱めで自分好みでした。
背後には、左から高平山、神ノ主山、鳴虫山が見えました。
お昼に食べたまるごとバナナだけではお腹が空いたので、道の駅 日光にあった食事処「かなめ屋」さんでマグロ丼を食べました。中途半端な時間で、店内には店員さん以外誰もいなかったので、接触は最小限にできたと思います。
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中途半端な時間で、店内には店員さん以外誰もいなかったので、接触は最小限にできたと思います。
装備
| MYアイテム |
MonsieurKudo
重量：10.77kg
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|---|
感想
今日は会社の年休を使って、雲竜渓谷に行ってきました。
前から行こう行こうと思っていて、結局機会に恵まれず見ることができなかったのですが、今年やっと行くことができました。
朝5時に雲竜渓谷登山口ゲート前の駐車場に到着。
そこは5台しか停めることができないのですが、余裕で停められました（2台目でした）。
明るくなるまで、車の中で待機。
朝食をとったり、ゆっくり準備をして過ごしました。
それでも時間が余り、しかも電波圏外だったので、正直暇でした。
そこで、星空撮影をして時間を潰しました。
ヘッデンが不要なくらい明るくなった6時45分、満を持して出発しました。
雲竜渓谷は、幾つか道迷いポイントがあるらしかったのですが、前日に雲竜渓谷に行った山友のmammuponさんからの情報とGPSログがあったので、不安はありませんでした。（mammuponさん、事前にプライベートメッセージでの詳細な情報提供、ありがとうございました！）
しばらくは林道歩きとなりましたが、序盤はまったく雪がなく持参したチェーンスパイクも12本爪アイゼンも出番なし。
歩いていると、自分の後ろから2名の男性が追い抜いていきました。
ゲート前の駐車場に、最後に到着した車に乗っていた方々でした。（出発時に挨拶したので、覚えていました。）
その後、少し先で再び男性たちを追い抜きましたが、路面の凍結箇所が目立つようになってきたので、少し早いかとも思いましたが、チェーンスパイクを付けました。
チェンスパを付けている間に、男性たちは再び自分を追い抜いてきました。
付けてからも、しばらく路面の状態は凍結があったり無かったりでした。
三度男性たちに追いついた際、ちょっと山談義を持ちかけると盛り上がり、成り行きでそこから一緒に歩くことになりました。
経験豊富そうな年配の男性（還暦は越えているとのことです。ですが、足取りはかなりしっかりとしていて、パワフルな印象を受けました）と、ひと回り年下っぽい男性の御両人とも苗字がタ行だったので、便宜上、年配男性＝Tさん、年下男性＝tさんとお呼びすることにします。
Tさんたちは、宇都宮から来た地元の方でした。
ソーシャルディスタンスは保ちつつ、3人一緒に山談義しながら楽しく歩くことができました。
途中、砂防堰堤や何箇所かの渡渉を経て、雲竜渓谷入口に到着しました。
そこまでで、駐車場を出発してから2時間でした。
Tさんはノーアイゼンだったので、ここで12本爪アイゼンを装着。
（tさんは、少し前にあった急坂手前で既に12本爪アイゼンを装着済でした。）
自分はチェーンスパイクのまま行くことにしました。
急な階段を下って沢に下りると、すぐに友不知（ともしらず）の氷柱群を見ることができました。
素晴らしい景色に、写真撮りまくりでなかなか前に進みません（笑）。
雲竜渓谷が初めての自分と違い、Tさんたちは以前にも何度か訪れているためか、自分よりは写真を撮る枚数は少なめのようでした。
やがて、燕岩の上から下まで繋がっている、巨大な2柱の氷柱が見えました。
綺麗なブルーアイスで、大興奮。
tさんに写真を撮ってもらったり、氷柱の裏側に入ってみたりして楽しみました。
※ここでヘルメットを装着しました。
動画を撮っていると、先行していたTさんとtさんの近く（といっても、10mくらいは離れていましたけど）にあった巨大な氷柱が崩落。
偶然、その決定的瞬間を捉えることに成功しました。
巨大氷柱は下に衝突すると同時に砕けてブロック片となり、Tさんたちのほうに到達しそうな勢いでしたが、手前で停止し、Tさんたちは無事でした。
決定的な瞬間を撮れて嬉しかった半面、自然の猛威に恐怖を感じました。
Tさんたちは、遠目に見る雲竜瀑の細さに、ちょっとガッカリしているようでした。
滝壺までは行かずに引き返すとのことなので、自分のヤマレコIDをお伝えして、お別れしました。
（翌日、Tさんからプライベートメッセ−ジをいただきました。）
滝壺には、かなり急な斜面を高巻きして向かいました。
先行していた男性に挨拶して、先に行かせてもらいました。
ひと登りして平行移動すると、そこが雲竜瀑の滝壺でした。
初めて間近に見る雲竜瀑は、例年に比べて細いとはいえ、2週間前に見た庵滝の氷瀑よりも何倍も大きく、かなり迫力がありました。
動画を撮っていると、先ほどの男性も到着し、さらにしばらくして男性が2名、続々と到着しました。
もう、これでもかというくらい思う存分、写真を撮りまくりました。
気が付くと、自分以外の皆さんは去り、雲竜瀑は自分の貸し切り状態になっていました。
そこで、今日の裏目標だった「雲竜瀑でのドローン空撮」を決行することにしました。
下から眺めるだけでは、絶対に見ることの出来ない絶景を撮影することができて、大いに満足しました。
続けて、高台に登って写真や動画を撮りました。
高台からは雲竜瀑のさらに奥にある、氷瀑となった大鹿滝を見ることができました。
高台から下りて、雲竜瀑を眺めながらまるごとバナナを食べるという、何とも贅沢な時間を過ごし、名残惜しいですが、雲竜瀑を後にしました。
帰りにも燕岩の2本の巨大氷柱の間で写真を撮ったり、雲竜瀑手前にあった無名瀑や友不知で動画を撮ったりして、もうお腹いっぱいで食べられないよ〜というくらい、雲竜渓谷を満喫しました。
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・
・
初めての雲竜渓谷、最高でした！
平日なので人も少なかったですし、今日も素晴らしい出逢いがありました。
・・・ただ、お昼近くになって気温が上昇し、巨大な氷柱が次々と落下していたのが気になりました。
そうでなくとも、今期は例年よりも氷瀑や氷柱が育っていないみたいだったので。
これからまた寒波が訪れて、再び氷瀑や氷柱が育ってくれればいいなと思います。
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くどうさん、おはようございます！
雲竜、お疲れ様でした🍵
とても楽しいハイクだったことが、レコからよくわかります🎵
最初の動画、かなり大きな氷柱が落下！
その瞬間を捉えられ、また、そんなレア動画を見させていただきありがとうございます。
滝壺のドローン空撮も?ですね！
氷瀑の上、あんなふうになっているのですね！
滝が流れている様子もよく分かり、びっくりです！
今後もアタック箇所が重なりましたら、ご連絡取り合えますと嬉しいです🎵
とても充実したキレイなレコ、ありがとうございました😊
マムさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そして、事前の情報提供、とても助かりました。
今回は幸運にも、雲竜渓谷に何度も来たことがある慣れた地元の方たちに同行できましたが、一人だったとしても、マムさんのレコからダウンロードさせていただいたGPSデータがあったので、迷うことはなかったと思います。
気温が少し上昇するだけで、どんどん氷柱が落下していくのには驚きました。
まあ、そんな状況だったからこそ、あの動画が撮れたとも言えますが・・・。
マムさんたちが木曜日に行ったのは大正解だったですね。
たぶん、自分が行った金曜日の雲竜瀑の状態は、前日とそれほど変わっていないように見えましたが、燕岩の氷柱はおそらく木曜日にかなりの数が落ちてしまったと思われます。
金曜日も同じような状況でしたので・・・。
あの巨大氷柱って、あそこまで育つのにどのくらいかかるんでしょうかね？
マムさんもレコに書かれていましたが、2月上旬までに復活するといいのですけど。
＞今後もアタック箇所が重なりましたら、ご連絡取り合えますと嬉しいです
そうですね！
その際は、よろしくお願いします！
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