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Yamareco

記録ID: 2874148
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

ワタシ、失敗できないので 赤岳西壁主稜

2021年01月21日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:00
距離
11.8km
登り
1,295m
下り
1,286m

コースタイム

日帰り
山行
6:17
休憩
1:43
合計
8:00
6:58
5
7:03
7:03
68
8:11
8:12
60
9:12
9:27
10
9:37
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53
11:39
11:57
4
12:01
12:19
3
12:22
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5
12:27
12:28
8
12:36
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4
13:06
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6
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13:22
40
14:02
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52
14:54
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4
14:58
天候 雲ひとつない快晴
風はそこそこあったが、動いていれば日陰でも寒くないレベル
過去天気図(気象庁) 2021年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
赤岳山荘 1000円/日
コース状況/
危険箇所等
登山届:八ヶ岳山荘、赤岳山荘、美濃戸山荘で提出可能。

赤岳主稜はバリエーションルートです。

赤岳主稜は冬期クライミング(白山書房)によるとグレードは1級。

ルート上にリボンや標識はないが支点などがあります。
トレースはあっても、降雪や風により消えます。
バリエーションルートなので、それなりの準備が必要。
ワタシはエスケープできるだけの最低限の装備は持参しました。

上記以外は特に難しい所はないと思います。
南沢では沢に落ちないようにしたり、アイスバーンでコケないように気を付けましょう。

※装備やルートの選択は適宜自己判断をして下さい。各々、経験・技術が違うので他人を頼りにしてはいけません。
いつもの写真です。雲がなくて素晴らしい!
2021年01月21日 09:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 9:04
いつもの写真です。雲がなくて素晴らしい!
目的地赤岳を捉える。しかし、ルートは完全に把握していない。
2021年01月21日 09:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 9:08
目的地赤岳を捉える。しかし、ルートは完全に把握していない。
文三郎尾根の階段。正直に言いますが、階段嫌いです。これなら、ただの急登の方が断然いい!
2021年01月21日 10:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 10:00
文三郎尾根の階段。正直に言いますが、階段嫌いです。これなら、ただの急登の方が断然いい!
どこかな〜と見ていると、上から声が聞こえます。しかし、この写真では確認できません。
2021年01月21日 10:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 10:12
どこかな〜と見ていると、上から声が聞こえます。しかし、この写真では確認できません。
もうそろそろかな?しかし、雪が少ないな〜 谷川は結構多いんだけどな〜
2021年01月21日 10:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 10:17
もうそろそろかな?しかし、雪が少ないな〜 谷川は結構多いんだけどな〜
主稜の取付きはここだね。トレースがあってわかりやすかった。
2021年01月21日 10:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 10:24
主稜の取付きはここだね。トレースがあってわかりやすかった。
さてと…無駄に取付いてみて、素直に登らず巻いてみたりするが、結構岩が脆くて危ない。一人なんだからそんな冒険はしてはダメですよね。結局チョックストーンの下を匍蔔前進で通過(ーー;)
2021年01月21日 10:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 10:28
さてと…無駄に取付いてみて、素直に登らず巻いてみたりするが、結構岩が脆くて危ない。一人なんだからそんな冒険はしてはダメですよね。結局チョックストーンの下を匍蔔前進で通過(ーー;)
稜線歩き。雪がない…つまらん…支点が多いな。
2021年01月21日 10:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 10:57
稜線歩き。雪がない…つまらん…支点が多いな。
このケバケバの残置…ヤバい匂いしかしない。
2021年01月21日 11:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 11:01
このケバケバの残置…ヤバい匂いしかしない。
こんな感じだと、ピッケルやクランポンは必要ないですね。
2021年01月21日 11:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 11:08
こんな感じだと、ピッケルやクランポンは必要ないですね。
文三郎尾根分岐と大体同等の高さかな?阿弥陀岳は安定のカッコよさ!
2021年01月21日 11:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 11:09
文三郎尾根分岐と大体同等の高さかな?阿弥陀岳は安定のカッコよさ!
所々雪はありますが、少ないです。凍ってもいないし、滑りそうな感じもしない。ただそこそこの傾斜だから転がるでしょうw
2021年01月21日 11:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 11:17
所々雪はありますが、少ないです。凍ってもいないし、滑りそうな感じもしない。ただそこそこの傾斜だから転がるでしょうw
そこの残置の使い道は?
2021年01月21日 11:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 11:17
そこの残置の使い道は?
手前の岩峰の南側を登ってきました。
2021年01月21日 11:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 11:33
手前の岩峰の南側を登ってきました。
なんだか色気のない写真。真っ直ぐ登って行きます。
2021年01月21日 11:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 11:36
なんだか色気のない写真。真っ直ぐ登って行きます。
頂上が見えました。
2021年01月21日 11:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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頂上が見えました。
阿弥陀岳の奥には御嶽山や乗鞍岳、北アルプスの峰々が見えます。
2021年01月21日 11:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 11:45
阿弥陀岳の奥には御嶽山や乗鞍岳、北アルプスの峰々が見えます。
横岳の奥には浅間山。
2021年01月21日 11:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 11:48
横岳の奥には浅間山。
あと少し、あと少し
2021年01月21日 11:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 11:49
あと少し、あと少し
もうすぐ北峰のちょっと下の一般ルートに出ます。
2021年01月21日 11:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 11:50
もうすぐ北峰のちょっと下の一般ルートに出ます。
誰もいなそう…富士山もよく見える。
2021年01月21日 11:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 11:59
誰もいなそう…富士山もよく見える。
やっぱり誰もいない。
2021年01月21日 12:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 12:00
やっぱり誰もいない。
こんな素晴らしい晴天の日に頂上を一人で占拠。ぼっち頂上は贅沢です。
こういう状況で360度カメラで写真を撮ろうとしたら、低体温症でステっていました( ̄◇ ̄;)
2021年01月21日 12:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 12:00
こんな素晴らしい晴天の日に頂上を一人で占拠。ぼっち頂上は贅沢です。
こういう状況で360度カメラで写真を撮ろうとしたら、低体温症でステっていました( ̄◇ ̄;)
権現岳の奥には連なる南アルプス。冬シーズンは赤岳以南に足を踏み入れたことがありません。
2021年01月21日 12:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 12:00
権現岳の奥には連なる南アルプス。冬シーズンは赤岳以南に足を踏み入れたことがありません。
中央アルプスもよく見えます。
2021年01月21日 12:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 12:01
中央アルプスもよく見えます。
似たような写真が多いな(´-`).。oO
2021年01月21日 12:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 12:01
似たような写真が多いな(´-`).。oO
しばらく降雪がなかったようで緑が多い
2021年01月21日 12:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 12:01
しばらく降雪がなかったようで緑が多い
写真中央が真教寺尾根、その左が県界尾根。この二つの尾根の間にある谷の先にあるのが、サンドなんたらスキー場。この高さから見る限り雪は少なそう。今シーズン真教寺尾根行けたら良いなと思いますが、結構長いんだよな〜
2021年01月21日 12:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 12:02
写真中央が真教寺尾根、その左が県界尾根。この二つの尾根の間にある谷の先にあるのが、サンドなんたらスキー場。この高さから見る限り雪は少なそう。今シーズン真教寺尾根行けたら良いなと思いますが、結構長いんだよな〜
山で飲む白湯は格別の味!今日はそうでもなかったけど、身体が冷えている時は言葉にならないウマさ。
2021年01月21日 12:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 12:11
山で飲む白湯は格別の味!今日はそうでもなかったけど、身体が冷えている時は言葉にならないウマさ。
地蔵尾根はこの間降ったので、文三郎尾根経由で降ります。権現岳もカッコイイ。
2021年01月21日 12:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 12:18
地蔵尾根はこの間降ったので、文三郎尾根経由で降ります。権現岳もカッコイイ。
青い空が映えますな
2021年01月21日 12:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 12:21
青い空が映えますな
この写真だとわかりにくいですが、北稜を登っている人が見えます。ナイフリッジを過ぎたあたり。
2021年01月21日 12:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 12:36
この写真だとわかりにくいですが、北稜を登っている人が見えます。ナイフリッジを過ぎたあたり。
主稜を振り返る。あそこを登って…ああ行って…と
2021年01月21日 12:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 12:43
主稜を振り返る。あそこを登って…ああ行って…と
今度は阿弥陀岳かな?
2021年01月21日 13:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 13:04
今度は阿弥陀岳かな?
右から二つ目の稜線が主稜。
2021年01月21日 13:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/21 13:20
右から二つ目の稜線が主稜。
ここでクランポンを外して下山…左のつま先が痛い。何かがおかしい。1/6は何ともなかったのに…靴も靴下も同じなのに…よく考えると、インソールを変えたこと、爪を切ったことを思い出す。どちらかというとインソールの方が原因になりそう…
2021年01月21日 13:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 13:20
ここでクランポンを外して下山…左のつま先が痛い。何かがおかしい。1/6は何ともなかったのに…靴も靴下も同じなのに…よく考えると、インソールを変えたこと、爪を切ったことを思い出す。どちらかというとインソールの方が原因になりそう…
阿弥陀様また来ます。
2021年01月21日 13:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1/21 13:21
阿弥陀様また来ます。

感想

天気は良さそうだし、風もないみたい…どこに行こう?
候補はいくつかあった。
北アルプスは遠いので今回はパス。
谷川連峰は年末行ったのでパス。
日光白根山東稜…12月に行ったけど、雪がなかったので再挑戦したい…近いってのがいいね。
この間行ったけど赤岳…でも主稜か真教寺尾根…いいね!
考えました。決め手となったのは風と斜面。
主稜以外は東側で、主稜は西側なので冬場は風の影響を受けやすい。
その風がないとすれば、主稜に行かない理由はない。
或る意味、風があっても東斜面であれば冬は比較的の影響を受けにくい。
こう考察をして、以前から行きたかった主稜へ行くことに。

出発は意識したわけではなく前回(2021/1/6)とほぼ一緒。
気持ちゆっくり南沢を歩く。多少トレースが変わっていたり、アイスバーンもしっかりできあがっていた。
ほぼ休憩をとらないまま行者小屋に到着し、身支度を整え出発。
前回文三郎尾根で主稜の取り付きを確認するはずだったが、しっかり見落としたので二の舞にならないよう、景色をよく見ながら歩く。
すると上部から声が聞こえたので見上げて目を凝らしてみると、先行者がいる。つまり、トレースがある。
行ってみれば見落とす余地がないほどしっかりトレースがありました。

主稜は最初から最後まで雪がなく、まるで夏道。
ピッケルの出番はなかったし、クランポンも必要ないぐらいの雪の量で少々残念でしたが、クランポンを付けての登攀のいい練習になりました。今回は単独だったため、失敗できない状況でした。
単独でなければ失敗してもいいのか!と言われればそうではない。
常に失敗をしないようにしないと多方面に迷惑をかけてしまいますから…

頂上から行者小屋までの降りも、クランポンを引っ掛けたりしないよう気をつけて歩きました。
しかし、あと少しで行者小屋というところで前方に転ぶというなんともありえないことが起きました。
こういう時に限って、手袋をしておらず冷たい思いをするんですよね…

今回、南沢方面の登山者は少ない印象でした…
そして下山時刻は前回より約15分遅れ…でした。

今回は、しなくてもいい冒険をちょっとしましたが無事登って、降ってこられたので結果は良しとしました。
しかし「質」という意味ではまだまだ改善の余地があると自覚しました。

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