ワタシ、失敗できないので 赤岳西壁主稜
- GPS
- 08:00
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,295m
- 下り
- 1,286m
コースタイム
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 8:00
天候 | 雲ひとつない快晴 風はそこそこあったが、動いていれば日陰でも寒くないレベル |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届:八ヶ岳山荘、赤岳山荘、美濃戸山荘で提出可能。 赤岳主稜はバリエーションルートです。 赤岳主稜は冬期クライミング(白山書房)によるとグレードは1級。 ルート上にリボンや標識はないが支点などがあります。 トレースはあっても、降雪や風により消えます。 バリエーションルートなので、それなりの準備が必要。 ワタシはエスケープできるだけの最低限の装備は持参しました。 上記以外は特に難しい所はないと思います。 南沢では沢に落ちないようにしたり、アイスバーンでコケないように気を付けましょう。 ※装備やルートの選択は適宜自己判断をして下さい。各々、経験・技術が違うので他人を頼りにしてはいけません。 |
写真
感想
天気は良さそうだし、風もないみたい…どこに行こう?
候補はいくつかあった。
北アルプスは遠いので今回はパス。
谷川連峰は年末行ったのでパス。
日光白根山東稜…12月に行ったけど、雪がなかったので再挑戦したい…近いってのがいいね。
この間行ったけど赤岳…でも主稜か真教寺尾根…いいね!
考えました。決め手となったのは風と斜面。
主稜以外は東側で、主稜は西側なので冬場は風の影響を受けやすい。
その風がないとすれば、主稜に行かない理由はない。
或る意味、風があっても東斜面であれば冬は比較的の影響を受けにくい。
こう考察をして、以前から行きたかった主稜へ行くことに。
出発は意識したわけではなく前回(2021/1/6)とほぼ一緒。
気持ちゆっくり南沢を歩く。多少トレースが変わっていたり、アイスバーンもしっかりできあがっていた。
ほぼ休憩をとらないまま行者小屋に到着し、身支度を整え出発。
前回文三郎尾根で主稜の取り付きを確認するはずだったが、しっかり見落としたので二の舞にならないよう、景色をよく見ながら歩く。
すると上部から声が聞こえたので見上げて目を凝らしてみると、先行者がいる。つまり、トレースがある。
行ってみれば見落とす余地がないほどしっかりトレースがありました。
主稜は最初から最後まで雪がなく、まるで夏道。
ピッケルの出番はなかったし、クランポンも必要ないぐらいの雪の量で少々残念でしたが、クランポンを付けての登攀のいい練習になりました。今回は単独だったため、失敗できない状況でした。
単独でなければ失敗してもいいのか!と言われればそうではない。
常に失敗をしないようにしないと多方面に迷惑をかけてしまいますから…
頂上から行者小屋までの降りも、クランポンを引っ掛けたりしないよう気をつけて歩きました。
しかし、あと少しで行者小屋というところで前方に転ぶというなんともありえないことが起きました。
こういう時に限って、手袋をしておらず冷たい思いをするんですよね…
今回、南沢方面の登山者は少ない印象でした…
そして下山時刻は前回より約15分遅れ…でした。
今回は、しなくてもいい冒険をちょっとしましたが無事登って、降ってこられたので結果は良しとしました。
しかし「質」という意味ではまだまだ改善の余地があると自覚しました。
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