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Yamareco

記録ID: 287639
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
霊仙・伊吹・藤原

御池岳 (土倉岳〜テーブルランド〜T字尾根)

2013年04月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:52
距離
16.4km
登り
1,169m
下り
1,164m

コースタイム

御池林道小又谷P 7:21−7:59 小又谷林道終点 −8:47 土倉岳 8:48−9:09 テーブルランド上陸点 −9:33 ボタンブチ 9:37−10:05 西のボタンブチ 10:09−10:14 お花池 10:20−10:41 鈴北岳 10:45−10:49 元池 10:58−11:20 丸山 11:30−11:38 奥ノ平 −11:56 東のボタンブチ 12:22−12:32 T字尾根降下点 −12:56 ブナ権現 13:24−14:27 P878 14:31−14:58 御池林道着地点 −15:11 御池林道小又谷P
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御池林道小又谷P:約10台駐車可。トイレなし。
R421の政所より約11km。
コース状況/
危険箇所等
コースのほとんどがバリルートのため、安易に辿らないこと。

T字尾根については、以前あった標識やテープ・リボン類がほとんど見あたらなかった。
特に、テーブルランドから下り、尾根に乗るまでがわかりにくい。
T字尾根を下りに使う場合は、尾根を間違えないよう充分注意すること。
【次々と到着】
駐車場で朝食を取っていると、車が次々に到着。
【次々と到着】
駐車場で朝食を取っていると、車が次々に到着。
【タムシバが多い】
今年はタムシバが元気のようだ。でも、花が少し小振りだ。
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【タムシバが多い】
今年はタムシバが元気のようだ。でも、花が少し小振りだ。
【葉が目立つ】
山桜は終わりかけ。季節の変化の速さを感じる。
2
【葉が目立つ】
山桜は終わりかけ。季節の変化の速さを感じる。
【ピンクがポツポツと】
土倉岳に向かう尾根の途中には、イワウチワが遠慮がちに咲いていた。
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【ピンクがポツポツと】
土倉岳に向かう尾根の途中には、イワウチワが遠慮がちに咲いていた。
【飛び出た所に三角点】
尾根から飛び出ると、目の前には土倉岳の三角点があった。
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【飛び出た所に三角点】
尾根から飛び出ると、目の前には土倉岳の三角点があった。
【迫力のボタン兄弟】
土倉岳の北の展望地からは、ボタンブチとボタン岩がよく見える。
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【迫力のボタン兄弟】
土倉岳の北の展望地からは、ボタンブチとボタン岩がよく見える。
【裏から見た藤原岳】
天狗岩から展望丘に続く藤原岳の支尾根のカーブが優しい。
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【裏から見た藤原岳】
天狗岩から展望丘に続く藤原岳の支尾根のカーブが優しい。
【テーブルランド上陸】
思ったより早く着いた。これからテーブルランドを一周しよう。
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【テーブルランド上陸】
思ったより早く着いた。これからテーブルランドを一周しよう。
【雪はすっかり消えた】
白い御池が茶色に。その変身ぶりはライチョウも顔負けだ。
2
【雪はすっかり消えた】
白い御池が茶色に。その変身ぶりはライチョウも顔負けだ。
【奥ノ池】
奥ノ池の池面には、まだ半分雪が残っていた。
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【奥ノ池】
奥ノ池の池面には、まだ半分雪が残っていた。
【青のドリーネ】
魅惑の青のドリーネも、雪が消えた今は、タダの凹み。
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【青のドリーネ】
魅惑の青のドリーネも、雪が消えた今は、タダの凹み。
【まずはボタンブチ】
また来たよと挨拶。ケルンを積んで手を合わせる。
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【まずはボタンブチ】
また来たよと挨拶。ケルンを積んで手を合わせる。
【天狗の顔がくっきり】
天狗堂の斜面には、大きな天狗の顔が浮かび上がってる。
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【天狗の顔がくっきり】
天狗堂の斜面には、大きな天狗の顔が浮かび上がってる。
【風池】
いつものランチスポットだが、今日は時間が早いので素通りだ。
1
【風池】
いつものランチスポットだが、今日は時間が早いので素通りだ。
【にらめっこ】
数頭の鹿が走って行った。残った2頭としばらくにらめっこ。
2
【にらめっこ】
数頭の鹿が走って行った。残った2頭としばらくにらめっこ。
【丸池】
まだ人の気配のないテーブルランドを急ぐ。ここも素通りだ。
1
【丸池】
まだ人の気配のないテーブルランドを急ぐ。ここも素通りだ。
【見下ろせば御池橋】
夕日のテラスに寄る。眼下の御池橋に車は無い。
【見下ろせば御池橋】
夕日のテラスに寄る。眼下の御池橋に車は無い。
【春の儚い命たち】
今年もいっぱい咲いたようだ。終わりかけのフクちゃん達を見届ける。
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【春の儚い命たち】
今年もいっぱい咲いたようだ。終わりかけのフクちゃん達を見届ける。
【お花池】
周囲にはバイケイソウがいっぱい。
1
【お花池】
周囲にはバイケイソウがいっぱい。
【まだ元気】
北斜面では、まだまだきれいなフクちゃんが待っててくれた。
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【まだ元気】
北斜面では、まだまだきれいなフクちゃんが待っててくれた。
【肩寄せ合いながら】
まだ若いのもいっぱい。
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【肩寄せ合いながら】
まだ若いのもいっぱい。
【最後の楽園】
残されたこの斜面のフクちゃんだけでも大感激。
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【最後の楽園】
残されたこの斜面のフクちゃんだけでも大感激。
【寄り添って】
夫婦かな。それとも親子、姉妹かな。
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【寄り添って】
夫婦かな。それとも親子、姉妹かな。
【黄色が眩しい】
背伸びしてる。早く大人になりたいのかな。
1
【黄色が眩しい】
背伸びしてる。早く大人になりたいのかな。
【鈴北から丸山へ】
鈴北の山頂にいるのは、伊勢尾から登って来た人たちだ。
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【鈴北から丸山へ】
鈴北の山頂にいるのは、伊勢尾から登って来た人たちだ。
【元池】
お気に入りのスポットの元池で休憩。空が曇ってきた。
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【元池】
お気に入りのスポットの元池で休憩。空が曇ってきた。
【南池】
少し小さくなったみたい。
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【南池】
少し小さくなったみたい。
【今日は寄っていこう】
ちょっとご無沙汰だった山頂。鈴鹿を離れる前にご挨拶。
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【今日は寄っていこう】
ちょっとご無沙汰だった山頂。鈴鹿を離れる前にご挨拶。
【思わずこんにちは】
漫画の父さんのような顔だ。中里ダムかな。
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【思わずこんにちは】
漫画の父さんのような顔だ。中里ダムかな。
【丸見え〜】
奥ノ平からぐるりと周りを見渡す。幸助の森では、鈴北で会ったグループが休んでる。
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【丸見え〜】
奥ノ平からぐるりと周りを見渡す。幸助の森では、鈴北で会ったグループが休んでる。
【やっと昼休み】
お気に入りの東のボタンブチに到着。頭陀ヶ平に人影が。
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【やっと昼休み】
お気に入りの東のボタンブチに到着。頭陀ヶ平に人影が。
【キクザキイチゲ】
陽差しが弱く、まだ開きかけ。閉じかけかも(笑)
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【キクザキイチゲ】
陽差しが弱く、まだ開きかけ。閉じかけかも(笑)
【ミノコバイモ】
四角い形の花は珍しい。スカートも裏表反対だし(笑)
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【ミノコバイモ】
四角い形の花は珍しい。スカートも裏表反対だし(笑)
【ゆっくりしたい】
癒しの空間ブナ権現。エンタシスの柱が林立している。
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【ゆっくりしたい】
癒しの空間ブナ権現。エンタシスの柱が林立している。
【見上げるとボタンブチ】
ブナの木の間から見上げるボタンブチは神々しい。
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【見上げるとボタンブチ】
ブナの木の間から見上げるボタンブチは神々しい。
【盆栽みたい】
檜の木の根本に固まって咲いているのはイワウチワ。ピンクと緑が目に優しい。
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【盆栽みたい】
檜の木の根本に固まって咲いているのはイワウチワ。ピンクと緑が目に優しい。
【上を向いてる】
背筋を伸ばし天を仰いで咲いているのは珍しい。
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【上を向いてる】
背筋を伸ばし天を仰いで咲いているのは珍しい。
【陽気なおしゃべり】
大勢ではしゃぐ声が聞こえてきそう。
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【陽気なおしゃべり】
大勢ではしゃぐ声が聞こえてきそう。
【只今準備中】
シャクナゲの花芽は順調に膨らんでいた。
【只今準備中】
シャクナゲの花芽は順調に膨らんでいた。
【テスト咲きか】
お色気をたっぷり振りまいているのは、フライング気味のシャクナゲ。
3
【テスト咲きか】
お色気をたっぷり振りまいているのは、フライング気味のシャクナゲ。
【地味だけどいっぱい】
イワウチワの群生。ソロ、デュオ、トリオ、カルテット、クインテット、…がいっぱい。
【地味だけどいっぱい】
イワウチワの群生。ソロ、デュオ、トリオ、カルテット、クインテット、…がいっぱい。
【トリオ】
内輪揉めか?イワウチワだけに…。
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【トリオ】
内輪揉めか?イワウチワだけに…。
【セプテット】
ちょっとバラバラ。
1
【セプテット】
ちょっとバラバラ。
【疲れた割には】もっと多いかと思った。
1
【疲れた割には】もっと多いかと思った。

感想

8人グループの車が帰っていった。
静かになった駐車場で、帰り支度をしていると、1人の男性が帰ってきた。
奥ノ平ですれ違い、ブナ権現、T字尾根の接合部でも会った人だ。
その人は、朝に、この駐車地で挨拶を交わした人だった。
イワウチワやT字尾根の話をしている内に、その人はyucon氏だとわかった。

この日は、他に2組の人たちと再会した。
出発時に、以前武平峠でお会いしたご夫婦と会い、ノタノ坂の入口までご一緒した。
もう1組は、丸山の山頂で会ったカップルだ。
今まで藤原岳で何度か話をし、袴腰でも一緒になった人たちだった。
お互い鈴鹿の静かなルートを歩くことが多いので、会う確率が高くなるのかも知れない。

今回の御池山行の目的は2つあった。
ひとつはテーブルランドへの最短コースの確認だ。
もう一つは、今年のフクジュソウの状態の確認だった。
2つとも、ほぼ目的は達成できた。
これで、心おきなくいつでも鈴鹿を離れることができる。
実際に離れるのは、アカ、シロ、ヤマシャク、クマちゃんが終わってからになるが。


朝、御池林道小又谷駐車場に到着。
予想に反して、1台の車もない。
R306が三重県側も滋賀県側も通行止めなので、今はここから入るしかない。
そう考える人が多いのではと思ったので、ちょっと拍子抜けだった。

車内で朝食を取っていると、滋賀県ナンバーの車が到着した。
食事を終え、車外に出て挨拶をする。
予定のコースは、ノタノ坂からT字尾根へ周回するという。
その時点では、この人がyucon氏だとは分からなかった。
実は、yucon氏かと思ったが、いきなり聞くのもなんだし、確証がなかった。

出発の準備をしていると、2台の車が到着した。
8人グループで、伊勢尾を上がりT字尾根を下るという。
1台を置車し、御池林道を奥へ入っていった。

その後、更に1台が到着した。
挨拶すると、なんと、12月に武平峠でお会いし沢谷峠までご一緒した方だった。
今日は、土倉岳から登りT字尾根を下るという。
途中まで同じルートだったので、林道のノタノ坂入口までご一緒することにした。

2人とはそこで別れ、林道を終点まで行き、直接土倉岳に上がった。
ここまで来ると、もうテーブルランドは目の前だ。
結局、約2時間弱でテーブルランドに上陸することが出来た。
天気予報は、午後から崩れるということだった。
出来るだけ早く回り、15時には車に戻りたいと思った。

まず最初に、ボタンブチに急いだ。
人の気配のないボタンブチでNさんに挨拶し、ゆっくり手を合わせた。

次に、テーブルランドの南西の縁を、お花池まで辿った。
フクジュソウは、残念ながらほぼ終わっていた。
それでも、バイケイソウの畑の中、小さな黄色い花を付けた緑豊かな葉が多数見られた。
おそらく、最盛期にはこの斜面を黄色い花が埋め尽くしていたに違いない。
北斜面には、まだ綺麗な花がいっぱい残っていたのが、せめてもの救いだった。。
国道不通であまり来られなかったが、御池の花は安泰だったことがわかりホッとした。

口ノ平が完全に終わっているのを確認し、鈴北経由で元池に行った。
ここで、いつものカレンフェルトの椅子に座り、大福餅を頬張った。
いつの間にか空が曇ってきて、風も東風に変わていた。

丸山に着くと、2人の若者が食事をしていた。
鞍掛橋から国道を歩いてきたという。
その時、見覚えのあるカップルが到着した。
何度か藤原岳や霊仙で会い、会話を交わしたことのあるカップルだった。
今日は大貝戸から来たという。
ついつい長話をしてしまった。

その後、奥ノ平を経由して、お気に入りの東のボタンブチに行った。
ここで藤原岳を見ながら昼食を取った。

帰りは土倉岳に戻る予定だったが、T字尾根を下ることにした。
急に、ブナ権現のブナとイワウチワが気になったのだ。

T字尾根降下点から急斜面を下っていく。
相変わらず、T字尾根がハッキリせず、尾根に乗るまでが大変だ。
以前あった新しいプレートは見あたらないし、テープもほとんどなくなってる。
注意しながら慎重に下る。
尾根筋がハッキリしてくると、尾根に乗ったことがわかりホッとする。
ブナ権現付近も、舟窪状の二重山稜になっており、尾根を間違いやすそうだ。
こうしてみると、今まで何気なく通っていたT字尾根も、数ヶ所尾根を外しそうな所がある。
テープが無いときは、ルーファイ技術と読図力を試されるルートのようだ。

T字尾根のイワウチワは、なかなか見応えがあった。
イワカガミやシャクナゲが咲き始めると、ピンクの競演となるだろう。
T字尾根が華やぐのは連休の頃だろうか。


それにしても、yucon氏と会ったのには驚いた。
これから山で会う人が全員ヤマレコユーザーのように思えてきた(笑)

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コメント

恐れ入りました・・・・・!
 三度目の正直のコメントをしない訳にはいきません!

 鈴鹿の山を知り尽くしておられるようで池の名前、花や樹木の名前、歩かれるコースやスピード全てにおいて私など足元にも及ばない方だと気がつき恥ずかしい限りです。

 凄い方と不思議なご縁があったと思い幸運に感じています。軽々しく「また鈴鹿で会いましょう」等の無礼を申し訳ございません。
 しかし、T字尾根の違和感は何でしょうか自分だけでなくwhitewaterさんも同じ事を感じておられるなら確信が持てました。人為的な悪意が働いている可能性が非常に高く早急に対処すべく仲間に相談してみます。
 
 私の記念すべき278日振りの下山完了の瞬間にwhitewaterさんと奇跡的にお会いできたことは一生忘れられない出来事です。感動しました。ありがとうございました
2013/4/23 1:12
yuconさんへ
いつもコメントありがとうございます。

このたびは、下山完了、おめでとうございます。
これで、やっとT字尾根の呪縛から逃れられた訳ですね(笑)
こちらこそ、ヤマレコの時の人に出会えて光栄です。

T字尾根は、ヤマレコでもかなり知名度がアップしたようです。
それだけに、コースが分かりにくいのは気がかりですね。
今回通ってみて、T字尾根は、やっぱり、まだマイナーなバリエーションルートなんだと思いました。
これ以上遭難が起きることのないよう願うばかりです。

yuconさんも、貴重な体験を生かし、安全で楽しい登山を続けて行ってください。
また鈴鹿のどこかでお会いしましょう。
2013/4/23 13:37
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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