御池岳 (土倉岳〜テーブルランド〜T字尾根)
- GPS
- 07:52
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,164m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
R421の政所より約11km。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースのほとんどがバリルートのため、安易に辿らないこと。 T字尾根については、以前あった標識やテープ・リボン類がほとんど見あたらなかった。 特に、テーブルランドから下り、尾根に乗るまでがわかりにくい。 T字尾根を下りに使う場合は、尾根を間違えないよう充分注意すること。 |
写真
感想
8人グループの車が帰っていった。
静かになった駐車場で、帰り支度をしていると、1人の男性が帰ってきた。
奥ノ平ですれ違い、ブナ権現、T字尾根の接合部でも会った人だ。
その人は、朝に、この駐車地で挨拶を交わした人だった。
イワウチワやT字尾根の話をしている内に、その人はyucon氏だとわかった。
この日は、他に2組の人たちと再会した。
出発時に、以前武平峠でお会いしたご夫婦と会い、ノタノ坂の入口までご一緒した。
もう1組は、丸山の山頂で会ったカップルだ。
今まで藤原岳で何度か話をし、袴腰でも一緒になった人たちだった。
お互い鈴鹿の静かなルートを歩くことが多いので、会う確率が高くなるのかも知れない。
今回の御池山行の目的は2つあった。
ひとつはテーブルランドへの最短コースの確認だ。
もう一つは、今年のフクジュソウの状態の確認だった。
2つとも、ほぼ目的は達成できた。
これで、心おきなくいつでも鈴鹿を離れることができる。
実際に離れるのは、アカ、シロ、ヤマシャク、クマちゃんが終わってからになるが。
朝、御池林道小又谷駐車場に到着。
予想に反して、1台の車もない。
R306が三重県側も滋賀県側も通行止めなので、今はここから入るしかない。
そう考える人が多いのではと思ったので、ちょっと拍子抜けだった。
車内で朝食を取っていると、滋賀県ナンバーの車が到着した。
食事を終え、車外に出て挨拶をする。
予定のコースは、ノタノ坂からT字尾根へ周回するという。
その時点では、この人がyucon氏だとは分からなかった。
実は、yucon氏かと思ったが、いきなり聞くのもなんだし、確証がなかった。
出発の準備をしていると、2台の車が到着した。
8人グループで、伊勢尾を上がりT字尾根を下るという。
1台を置車し、御池林道を奥へ入っていった。
その後、更に1台が到着した。
挨拶すると、なんと、12月に武平峠でお会いし沢谷峠までご一緒した方だった。
今日は、土倉岳から登りT字尾根を下るという。
途中まで同じルートだったので、林道のノタノ坂入口までご一緒することにした。
2人とはそこで別れ、林道を終点まで行き、直接土倉岳に上がった。
ここまで来ると、もうテーブルランドは目の前だ。
結局、約2時間弱でテーブルランドに上陸することが出来た。
天気予報は、午後から崩れるということだった。
出来るだけ早く回り、15時には車に戻りたいと思った。
まず最初に、ボタンブチに急いだ。
人の気配のないボタンブチでNさんに挨拶し、ゆっくり手を合わせた。
次に、テーブルランドの南西の縁を、お花池まで辿った。
フクジュソウは、残念ながらほぼ終わっていた。
それでも、バイケイソウの畑の中、小さな黄色い花を付けた緑豊かな葉が多数見られた。
おそらく、最盛期にはこの斜面を黄色い花が埋め尽くしていたに違いない。
北斜面には、まだ綺麗な花がいっぱい残っていたのが、せめてもの救いだった。。
国道不通であまり来られなかったが、御池の花は安泰だったことがわかりホッとした。
口ノ平が完全に終わっているのを確認し、鈴北経由で元池に行った。
ここで、いつものカレンフェルトの椅子に座り、大福餅を頬張った。
いつの間にか空が曇ってきて、風も東風に変わていた。
丸山に着くと、2人の若者が食事をしていた。
鞍掛橋から国道を歩いてきたという。
その時、見覚えのあるカップルが到着した。
何度か藤原岳や霊仙で会い、会話を交わしたことのあるカップルだった。
今日は大貝戸から来たという。
ついつい長話をしてしまった。
その後、奥ノ平を経由して、お気に入りの東のボタンブチに行った。
ここで藤原岳を見ながら昼食を取った。
帰りは土倉岳に戻る予定だったが、T字尾根を下ることにした。
急に、ブナ権現のブナとイワウチワが気になったのだ。
T字尾根降下点から急斜面を下っていく。
相変わらず、T字尾根がハッキリせず、尾根に乗るまでが大変だ。
以前あった新しいプレートは見あたらないし、テープもほとんどなくなってる。
注意しながら慎重に下る。
尾根筋がハッキリしてくると、尾根に乗ったことがわかりホッとする。
ブナ権現付近も、舟窪状の二重山稜になっており、尾根を間違いやすそうだ。
こうしてみると、今まで何気なく通っていたT字尾根も、数ヶ所尾根を外しそうな所がある。
テープが無いときは、ルーファイ技術と読図力を試されるルートのようだ。
T字尾根のイワウチワは、なかなか見応えがあった。
イワカガミやシャクナゲが咲き始めると、ピンクの競演となるだろう。
T字尾根が華やぐのは連休の頃だろうか。
それにしても、yucon氏と会ったのには驚いた。
これから山で会う人が全員ヤマレコユーザーのように思えてきた(笑)
コメント
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三度目の正直のコメントをしない訳にはいきません!
鈴鹿の山を知り尽くしておられるようで池の名前、花や樹木の名前、歩かれるコースやスピード全てにおいて私など足元にも及ばない方だと気がつき恥ずかしい限りです。
凄い方と不思議なご縁があったと思い幸運に感じています。軽々しく「また鈴鹿で会いましょう」等の無礼を申し訳ございません。
しかし、T字尾根の違和感は何でしょうか自分だけでなくwhitewaterさんも同じ事を感じておられるなら確信が持てました。人為的な悪意が働いている可能性が非常に高く早急に対処すべく仲間に相談してみます。
私の記念すべき278日振りの下山完了の瞬間にwhitewaterさんと奇跡的にお会いできたことは一生忘れられない出来事です。感動しました。ありがとうございました
いつもコメントありがとうございます。
このたびは、下山完了、おめでとうございます。
これで、やっとT字尾根の呪縛から逃れられた訳ですね(笑)
こちらこそ、ヤマレコの時の人に出会えて光栄です。
T字尾根は、ヤマレコでもかなり知名度がアップしたようです。
それだけに、コースが分かりにくいのは気がかりですね。
今回通ってみて、T字尾根は、やっぱり、まだマイナーなバリエーションルートなんだと思いました。
これ以上遭難が起きることのないよう願うばかりです。
yuconさんも、貴重な体験を生かし、安全で楽しい登山を続けて行ってください。
また鈴鹿のどこかでお会いしましょう。
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