金剛堂山 〜春の長閑けき残雪山行〜

2013年04月25日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.5km
• 登り: 1,021m
• 下り: 1,008m

コースタイム

【コースタイム】
10:35　栃谷登山口
11:10　栃谷登山口1km
12:15　片折岳
13:35　金剛堂山（前金剛）山頂　　14：25
14:55　片折岳
13:35　栃谷登山口

【登り時間：03：00】
【下り時間：01：10】
【昼食時間：00：50】
【総行動時間：05：00】

天候

【富山県西部（伏木）の当日天気】
天　　気：晴れ
最高気温：18.0℃
最低気温：8.7℃
露点温度：9.7℃
湿　　度：70％
風　　向：北
風　　速：3m/s
現地気圧：1005.2hPa
海面気圧：1006.8hPa
降　水　量：0.0mm
積　雪　深：0cm
日　の　出：5:05
日の　入り：18:34

【現地気候】
春うららな暖かな気温
山頂でもほぼ無風で
山頂で長居したくなる長閑な気候でした

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【アクセス】
国道471号線を南下

【アプローチ】
《住処：発09：30〜栃谷登山口：着10：15》

コース状況／危険箇所等

【登山ポスト】
登山口付近にありません

【ト　イ　レ】
栃谷登山口の非難施設はまだ閉鎖中でした

【水　　場】
栃谷登山口の水場からまだ水は流れていませんでした

【残積雪期の登 山 道】
現在は栃谷登山口まで車で行けます
百瀬川に架かる鉄橋を渡って傾斜のある雪斜面を歩いて栃谷の支流の流れの少ない箇所を渡って
夏道の九十九折道に取り付きます。
一見、目印が無いので土地勘の無い方は迷いそうな箇所ですね
『栃谷登山口から1km』の標木までは残雪の無い夏道を登る、スノバレー利賀からの尾根と合流して
登山道に残雪が目立ち始めます。標高1000mを越えると完全に登山道は雪道になります
ここで6本刃の軽アイゼン装着。標高1346mの片折岳までは危険な箇所なし
片折岳を一旦下って標高1451mのピークからは雪庇の崩壊地があったりクラックがあたり
尾根の右側になる夏道をちょっと藪漕しながらの登りになるので注意が必要
何度か夏道に出たり残雪庇を詰めたりしながら山頂部へ

【雪　　質】
雪道では表面は融解していましたが
全体に締雪で踏み抜くような箇所は無いです。
6本刃の軽アイゼンで登りましたが壷足でも変わらないくらいだと思います
下山時もちょうどイイ融解具合で足制動に持ってこいでした。

【他の登山者】
ゼロ

【金剛堂山について】
金剛堂山(こんごうどうざん)は富山県富山市(旧八尾町)と南砺市(旧利賀村)
にまたがる標高1,650mの山。岐阜県との県境にも近い。日本二百名山の一つ。
「金剛堂山」は加賀藩の名だそうな。飛騨ではただ「金剛岳」。
富山藩では「高尾山」のちに「西白木峰」だったそうです。
山名は修験道によるもので役ノ小角の開いた山との伝承があるそうです。
役ノ小角開山伝説のある山は富山県内には金剛堂山だけだそうです。
山岳信仰の霊峰として崇められ「金剛蔵王権現」が祀ってあります
また藤原義勝の神鏡も祀られているそうです。
山頂部は広々とした台地でその上に3のピークがあります。
北から前金剛、中金剛、奥金剛と呼ばれています。
一等三角点があり「金剛蔵王権現」を祀る祠のある前金剛(1,637.9m)を総じて金剛堂山と
呼ぶことが多いのですが、最高峰は1,650mの中金剛です。
山頂を通り南北に走る主稜線。井田川の支流大長谷川と百瀬川の水を分ける。
大長谷川に注ぐ西ノ瀬戸谷、百瀬川に注ぐり竜口谷、日尾谷の3本の谷が入り込んでます
日本海に面して手前に高い山が無いために冬の季節風をまともに受け、山頂台地一帯は
広大な風衝草原となっており高山植物の宝庫だそうです。東の白木峰、南の水無山
などと共に白木水無県立自然公園に指定されています。


【日帰り温泉】
天竺温泉の郷
住所:〒939-2513　富山県南砺市利賀村上百瀬482
電話:[phone]
http://www1.tst.ne.jp/tenjiku/
料金:600円(日帰り湯)
利用:定休日　水曜日
営業時間10:00〜21:00

写真

4/25 10:37

栃谷登山口

4/25 10:37

登山口の水場は
まだ枯れています

4/25 10:38

百瀬川を越えて

4/25 10:38

うん。春です
フキノトウ

4/25 10:41

栃谷沢の右岸を進み

4/25 10:44

沢を渡渉し左岸へ渡って
九十九折の夏道に
取り付きます

4/25 11:11

栃谷登山口より1km地点
標木までは夏道
残雪なし

4/25 11:15

栃谷登山口より1km地点
標木を過ぎて
残雪が目立ち始めます

4/25 11:41

リトル雪庇

4/25 12:01

標高1000mを過ぎて
完全に雪道

4/25 12:03

春うららな利賀村を
見下ろして

4/25 12:14

展望のイイ
片折岳山頂部

4/25 12:14

片折岳に到着
標識が復活してます

4/25 12:15

両白山地北稜が望めます

4/25 12:17

竜口尾根の鞍部の
隙間から剱岳が望めます

4/25 12:21

片折岳から
金剛堂山が望めてきます

4/25 12:22

残雪道を行きます

4/25 12:35

片折岳を振り返って

4/25 12:51

至る所で
雪庇が崩落してます

4/25 13:05

標高1451mピークに
登り返して
金剛堂山を望んで

4/25 13:06

雪庇が割れ落ちてます

4/25 13:08

所々で夏道が露出してます

4/25 13:14

夏道と雪庇の尾根を
振り返って

4/25 13:22

標高1451m上部から
片折岳を振り返って

4/25 13:28

金剛堂山山頂へ
最後の登りです

4/25 14:25

風衝平原の山頂へ

4/25 13:37

前金剛堂山山頂に到着

4/25 13:38

霊峯史跡『金剛堂』標石

4/25 13:38

金剛堂山の記

4/25 13:38

金剛堂山の祠

4/25 13:39

山頂の方位盤

4/25 13:47

中金剛を望んで

4/25 13:43

山頂から
両白山地北稜を望んで

4/25 13:42

山頂から西に
奈良岳、見越山から
赤摩木古山・大門山方面

4/25 13:43

山頂から南西に三ヶ辻山・
人形山・ガラモン峰

4/25 13:43

白山本峰をUPで

4/25 13:44

山頂から
南に奥座峰
そして奥に
御嶽山と乗鞍岳

4/25 13:45

御嶽山UPで

4/25 13:45

乗鞍岳Uで

4/25 13:46

山頂から東に
北アルプス連峰

4/25 13:45

山頂から南東に
穂高連峰

4/25 13:45

山頂から東に
薬師岳から立山連峰

4/25 13:46

薬師岳をUPで

4/25 13:46

山頂から北東に
剱岳UPで

4/25 13:46

山頂から北東に
小白木峰から白木峰

4/25 13:47

山頂からと隣の竜口峰

4/25 14:26

午後2時過ぎでも
風は無く穏やかな山頂
下山します

4/25 16:07

久しぶりの温泉レポ
利賀村の天竺の湯です
毎週水曜日が定休日
大人は600円です

4/25 16:19

綺麗な脱衣場

4/25 16:19

露天風呂

4/25 16:20

内風呂と洗い場
奥にサウナあり

4/25 12:19

春うらら長閑けき
残雪山行を
ありがとうございます
金剛堂山さん

撮影機器：

CX4 リコー

感想

kennken

雪に包まれていた山稜も
春に向かって少しずつ変わり始める今日この頃

朝から午前中いっぱいはかかると思っていた私用が
9:00に片付く
とてもイイ天気に急遽。山行敢行
と言っても、すでに9:00を過ぎているので牛岳にでも
登ろうかと車を走らせるも
国道471号線の山間から見える白いお山に心惹かれて
金剛堂山へ登る事にしました

栃谷登山口から登り始めます
小鳥の囀りに不如帰の鳴声
山深い利賀の山間にも春の訪れを五感で感じながら
前金剛堂山山頂へ
風衝平原の山頂部も今日は穏やかで無風
とても過ごし易い状況下で今日は南アルプスまで遠望できる大展望
心地よい陽気に包まれながら欠伸が止まらなくなるので下山する事に

春の長閑けき残雪山行を
ありがとうございました
金剛堂山さん

コメント

rieko

春ですね
こんにちは。本当に春ですね。
雪も空も季節をあらわしていますね。

山頂の祠も。三角点みえてましたか。

kennken

遅い春っす
riekoさん
こんばんは

遅い春を
山深き金剛堂山で感じました

前金剛の頂で
三角点も顔を出していましたよ