記録ID: 2890790
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雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍
厳冬期上高地スノーシューハイク&強風の小梨平テント泊(モンベルさんツアー)
2021年01月29日(金) 〜
2021年01月30日(土)


体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 05:27
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 22m
- 下り
- 5m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:46
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 3:09
距離 5.3km
登り 25m
下り 12m
2日目
- 山行
- 1:43
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 1:53
距離 5.2km
登り 5m
下り 13m
トンネルはログ取れないと思い抜いてます。1日目は実際は釜トンネル10:40スタートです。2日目は小梨平8:45スタート、釜トンネル出口のゴールは11:35です。
天候 | 1日目強風、2日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トンネル出入口や道路は凍結して転倒注意です。また、上高地は冬に工事したり大正池の土砂搬出のための工事車両通るのでトンネル内も注意です。ハイキングコースは新雪またはクラストした雪で、スノーシューかワカンあった方が良いです。道路はずっと除雪してありますが、小梨平まで車道行くならチェーンアイゼンかな。 |
その他周辺情報 | 中の湯温泉さんに前泊し、ゆったり温泉と食事楽しみました。スタッフさんも皆良いし、料理も美味しいし、雪見の露天風呂も良いです。松本に前泊するより中の湯さんに泊まる方をオススメします。帰りも釜トンネル出口に中の湯温泉さんのお店があるので試作の美味しいタイカレーをご馳走になりビール、酎ハイをいただきました! |
写真
モンベルさんのツアーです。ガイドさん1人、メンバー4人の5人のパーティです。自分は中の湯さんから送ってもらい釜トンネル入口に10:30集合。ここにもトイレあります。ここからトンネル2つ登ります。トンネルは途中まで真っ暗なのでヘッドライトは必携です。トンネルは11%の登りなので結構暑くなります。最初は薄着で良い。
2つのトンネル抜けてしばらく歩くと大正池が見えてきます。この先で大正池ホテル手前にトイレあるのでトイレ休憩取り、スノーシュー履いて、ホテル横でラーメンリフィルとインスタント汁粉の昼食を取りました。山専ボトルで湯を入れるだけ。バーナーは風強く使う気にならない。ハイキングコースに入りました。結構風強い。
小梨平でテント張りました。写真では伝わりませんが瞬間的に台風並みの風が吹き、皆テント張るの難儀しました。色々トラブルもあり一瞬このまま中の湯に撤退した方が良いのではと思ったほどです。よって写真撮る余裕ありませんでした。雪が乾燥してホロホロしてスノーペグが効きにくかったし、雪壁作るブロックも雪質により切り出しが上手くいかなかった。ようやく完成してこれならどんな風でも吹っ飛ばないだろうと点検して写真撮ってテントに入りました。初の雪山テント泊ですが良い経験になりました。
ここは川で水汲めるのですが、初の雪山テント泊なので、雪から水作ってみました。ポットに湯を入れて、そこに前室に置いといた綺麗な雪を入れてさらに沸かし、100均のシリコンロウトにコーヒーペーパー敷いたので濾します。きれなようで結構木の細かい破片が入っている。
夕食は自宅で作ってきたペミカンを材料にしました。玉ねぎ、人参、ジャガイモ、シメジ、ブロッコリー、鳥胸肉をチンしてから炒め水分飛ばしてからタップリバター投入してジップロックに入れて固めて来るだけ。でも固まっていると美味しそうではない。まず少量のお湯で溶かします。
1/3残して、別鍋で茹でたパスタを混ぜて炭水化物も摂取。腹いっぱいで寝ます。寝酒はワインと自家製生姜酒。テントインナーはポリゴンなのであったかい。マットも2重なので底冷え無し。シュラフはタケモの9番で暖かい。内部の温度計は0度でした。寒さ全く感じない。外は-15度ぐらい。夜中風強く木々を渡る風の音の後、数秒遅れてテントを激しく風が揺らします。雪壁の効果は大きく安心ですが。スノーペグはMSRより、アマゾンで買った重くてデカイスノーペグの方が効きが良い。
釜トンネル入口。12:20に釜トンネル出口の車なので、ここまでくれば大丈夫だけど、釜トンネル内走ります。どうせ真っ暗でつまんないし。背中のザック20キロぐらいあるけど下りは走れる。
出口の中の湯さんの売店に送迎車来るまで寄せてもらいました。看板ないのでずっとゲートの係の人の小屋かと思っていたら実は売店でした!横に綺麗な仮設トイレもあるので、行き帰りに利用。
撮影機器:
装備
個人装備 |
ザック:パイネガッシャー
テント:ファイントラックカミナ2+インナーはポリゴンの
スノーペグ:MSR+安いの
シャベル:MSR
寝袋:TAKEMO9番
マット:Zライトソル+ネオエア
バーナー:ウインドマスター
木の板の台
ストック:ブラックダイヤモンド
スノーシュー:MSR
ヘッデン:レッドレンザー+ぺツルeライト
食料予備含む:ペミカン2食分
カマンベールチーズ
トマト鍋の元
モンベルリゾッタ2食分
菓子パン2つ
フランスパン
お汁粉の元2つ
餅3つ
カップラーメンリフィル
行動食:ミックスナッツ
チョコ
ミニラーメン
保温着:ダウン上
化繊ダウン下
象足
防水テントシューズ
ラジオ:ソニー
水筒:山専ボトル900
ウォーターキャリー900+1500
ピッケル
ブラシ
エアピロー
キャリーザ・サン
充電池
ナイフ
浄水器
ライター
鍋:Xポット
カップ:チタン500
フライパン:エスビット
サングラス
ゴーグル
|
---|---|
共同装備 |
なし。
|
備考 | 初めての雪山テント泊備忘録です。 ●強風時テント張る時、最初にペグを埋めてもテントが煽られると上向きに動きペグ動きすっぽ抜ける。強風時はザックをテント内に重しとして入れてからポール展開し、テント形状安定してからペグ埋めると張れた。 ●強風時ポール袋などはすぐにポケットに入れてファスナーする。油断すると飛んで行っちゃう。 ●スノーペグ埋める穴は適当に四角く掘るのではなく、横に倒したスノーペグとガイラインの形の細い溝のタイトなT字に丁寧に掘るとペグがすぐ効いた。水分少ない雪の場合、その後踏むとかえって雪が崩れるのでそっと埋める方が良い。普通のペグ持っていった人は利かなかったので、氷状になった雪ブロックを集めて来て、岩のようにガイライン結んでいた。 ●スノーシューやピッケルや落ちてる枝がペグになるので、すぐ効かせたい主要8本でスノーペグは足りる。 ●ペグは埋めてからテント方向に全力で引っ張って効いているか確認し全く動かなければ大丈夫。スノーペグはMSRのは軽いけど小さくて表面がツルツルで滑るのでダメだった。アマゾンの安い6本約1600円のが大きくちょっとざらついていて滑らず良かった。 ●靴の雪払ったり、テントに入った雪を外に出すのに100均の小さな卓上チリトリセットが便利だった。 ●テント撤収をスピーディーにするため、付属の袋でなく2つの大きな袋としたが良かった。 ●風は地面を這って来るので雪壁はテントの真ん中の高さまで、ブロックで3段程作ればかなり違う。雪壁は適当に積まず面倒でも最初からキチンと四角いブロックに雪を切り出し、キチンと直方体に整形して詰んだ方が結局早く、安定する。シャベルは好日山荘のお姉さんに勧められたMSRのが大きくて頑丈で良かった。スノーソウ持って行けばもっと雪壁作りが効率的に綺麗にできたはず。 ●ファイントラックのポリゴンのインナーテントは断熱性素晴らしく外気と10度以上違う。ずっと換気穴開けてたけど寒くない。室内も薄黄色のフワフワした感じで温かい気持ちになる、内部結露も全くなし、他のシングルのテントに付けて使ってみたい。テント内全体あったかいので、ダウン持っていくより快適。 ●起きてる間はラジオ付けてると強風の音気にならない。寝る時イヤホンでピアノの曲聴きながら寝ると風の音気にならず寝れた。 ●テント内で使うバーナーは一体式だと不安定なので分離式が重心低くて良いと思う。バーナーの下に敷く木の板はテント床が雪でボコボコなので有効。 ●水作りは大きめのポットと、100均のシリコン漏斗、コーヒーフィルターあれば簡単。雪は綺麗そうでも細かいゴミ混じっている。 ●マットはエアーとフォームの2重だと底冷えしなかった。 ●アイフォン7から12にしたら、寒くても電源落ちない。また2日間位置情報オンでも充電しなくて大丈夫だった。 ●ペミカンは便利で良いが、普段油っこい食事避けている人には、ちょいヘビー。量が少しで良かった。 ●冷たいワインが美味かった。意外。 |
感想
冬の小梨平テント泊オススメです。ただし、装備、リサーチはしっかりと。風強い予報の場合は、シャベル、スノーソウで雪壁作り、アンカーしっかりとる方がよいです。トイレは綺麗でちょうど良い距離にあるので女性でも困りません。きちんと掃除されているようでありがたいです。電車の方は特に前泊に中の湯さんがオススメです。釜トンネル入口に中の湯さんの売店があり、お酒、カップ麺など安く置いてあるので現地調達も良いかも。(営業時間は要注意)
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