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Yamareco

記録ID: 28913 全員に公開 沢登り 日高山脈

サッシビチャリ沢ルベツネ山北面直登沢(3-0)

情報量の目安: S
-拍手
日程 2008年09月13日(土) ~ 2008年09月15日(月)
メンバー
 BiL
天候三日間晴れ
アクセス
利用交通機関

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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

9/13
サッシビチャリ沢林道より入渓(11:20)→ルベツネ岳北面直登沢出会(16:00)
9/14
C1(5:15)→40m滝の捲き始め()→沢に戻る()→ルベツネ山頂(12:20ー13:15)→1469コル北のポコの北下降点(15:15)→C1=C2(17:30)
9/15
C2(7:15)→サッシビチャリ沢入渓点(11:15)
コース状況/
危険箇所等
冬も春も縦走の途上で踏んだルベツネ山は、これまでペテガリの弟分という存在だったが、今回は最も礼儀正しいルートから登りようやく礼を尽くせた気がする。これでなかなか格好いい山なのである。ルベツネ北面沢は日高でナンバーワンの連瀑の沢。異色の景観はまるで上越のオツルミズか幽の沢。日高離れした風景は、カウンナイを45度にぶっ立てた感じ。

1日目: :晴れ
サッシビチャリ林道は左岸に1キロほどでおしまい。沢にはいるといきなり泳ぎ。水温は低いが日差しがあるとずいぶん助かる。シビチャリ山南面沢出会いの下流1キロほどが函状。流れを読んで遠回りして、急流を泳ぎ渡りはい上がる息ゼーゼーポイントあり。ここでせっかくはい上がったバイエルンが滑って落ちてやり直す気の毒シーンあり。
Co660の屈曲点に魚止めの滝があり、唯一捲く。これ以外は全て直登で函を行く。突っ張りに泳ぎありでとっても楽しい。

ルベツネ北面直登の二股はビンの底状になっている。左を登って、右股に入り、天場とする。焚き火でゴロ寝。満月が山際をかすめて進んだ。

2日目:・晴れ

暗いうちから起きて朝ご飯。いくつか函滝を越えると、Co825二股の向こうに40m大滝が見えた。前座の25mほどの滝を越えるとそれの下に至る。直径 100mほどの円形競技場のようなスラブ谷の真ん中にいる僕たち。みな上を見上げて口を開けている。40m滝の上の方は結構な傾斜で登れなさそう。180 度後ろの洞窟のあるスラブから、上のブッシュ帯への高巻きに移る。

洞窟からザイルを出して1ピッチ強でカンバのあるブッシュ面へ。ヤブこぎはササが少なく進みやすいが、半面油断するとつかむものが無い。100mの絶壁、降り口探しながら縁を行くので緊張度は高い。40m滝の上の傾斜強く逆層の滝を共に捲いてクライムダウンで60mナメ滝の下に戻る。

戻ったあとも傾斜の強いカウンナイが続く。ほとんどはノーザイルで思い思い行くが、二度ザイルを出した。でも全体にはすごく爽快なナメ滝登りだ。太陽が正面、ギラギラ光る行く手は手をかざして見るとほとんど逆層。秋空の下、向かいのヤオロマップと39峰が、どんどん格好良く姿を変えていく。

源頭は、たいしたヤブこぎも無く、ほぼ山頂に直上した。北はカムエク、エサオマン、南は楽古まで見える日高日和。草地に足を投げ出し、重層する日高の山並みを愛でる。
下山は1599西面の沢まで回り込まないと下流部に大スラブがあるので、二時間ヤブをこぐ。ヤオロマップ川の1599南東面沢の大スラブに目を奪われる。下降の沢の上部はナメ滝が続き中程はガレ、天場が近づくにつれ飛び込みたくなる函滝が連続するが、もう寒いし疲れてきているのでへつりながら帰る。

焚き火で体を乾かしてまた暖かくゴロ寝で眠る。満点の星と満月。火は朝まで絶えない。ストーブもツエルトも不要だ。

3日目:晴れ

秋空のアサイチ。ダブル瓶の底滝5mでいきなり飛び込み、ウオータースライダーでスタート。普段寡黙な勝亦が寒さのあまりホエーとか言って叫ぶのを聞くのが心地よい。登りで唯一捲いた魚止め滝12mは仇討ちと言うことで、下りは飛び込む。10m超える飛び込みは度胸が要る。バイエルンはこの滝壺に銀ブチ眼鏡を奉納。あとは牧歌的に流れ下って下山。プール泳ぎは冷たいけれど、もう愉快でたまらない。

前回までのようにラッキーなヒッチが出来なかったので、今回は入下山に自転車をこぐ。登り6時間下り4時間半。

静内の天政で天丼をカッ込み、静内温泉のヌルヌル湯で股ズレを癒す。
過去天気図(気象庁) 2008年09月の天気図 [pdf]

写真

サッシビチャリ川本流の泳ぎポイント
2008年09月16日 21:18撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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サッシビチャリ川本流の泳ぎポイント
サッシビチャリ川本流の泳ぎポイント
2008年09月16日 21:18撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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サッシビチャリ川本流の泳ぎポイント
サッシビチャリ川本流の泳ぎポイント
2008年09月16日 21:19撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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サッシビチャリ川本流の泳ぎポイント
ルベツネ北面出会い下の細い函
2008年09月16日 21:19撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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ルベツネ北面出会い下の細い函
ルベツネ北面沢出会いのダブル瓶底滝
2008年09月17日 01:24撮影
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ルベツネ北面沢出会いのダブル瓶底滝
ルベツネ北面出会いの瓶底
2008年09月13日 16:04撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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ルベツネ北面出会いの瓶底
ルベツネ北面出だしの函
2008年09月14日 05:25撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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ルベツネ北面出だしの函
直瀑帯始まりの45m滝
2008年09月16日 21:20撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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直瀑帯始まりの45m滝
みんな口を開けて滝を見上げる
2008年09月16日 21:20撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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みんな口を開けて滝を見上げる
洞窟の直ぐしたから見た本流。45m滝の上も延々続く滝滝滝
2008年09月16日 21:45撮影
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洞窟の直ぐしたから見た本流。45m滝の上も延々続く滝滝滝
洞窟のビレーポイント。背景は本流連瀑帯
2008年09月16日 21:21撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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洞窟のビレーポイント。背景は本流連瀑帯
1ピッチだして傾斜の緩い草地に上がったところから見る本流。どこまで捲くか。
2008年09月16日 21:50撮影
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1ピッチだして傾斜の緩い草地に上がったところから見る本流。どこまで捲くか。
1
最低限の捲きでまた降り立つ。行く手に60m滝
2008年09月16日 22:03撮影
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最低限の捲きでまた降り立つ。行く手に60m滝
勝亦トップで空に抜ける
2008年09月16日 21:23撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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勝亦トップで空に抜ける
ヤオロマップが背景
2008年09月16日 21:23撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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ヤオロマップが背景
39とニセヤオロ
2008年09月14日 12:58撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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39とニセヤオロ
ルベツネを振り返る。
2008年09月16日 21:27撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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ルベツネを振り返る。
ペテガリとキムクシュ源流
2008年09月16日 21:27撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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ペテガリとキムクシュ源流
焚き火でゴロ寝
2008年09月15日 04:57撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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焚き火でゴロ寝
1
ルベツネ北面沢出会い瓶の底に飛び込み
2008年09月16日 21:26撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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ルベツネ北面沢出会い瓶の底に飛び込み
サッシビチャリ本流の魚止め滝の上。函を降りてきて、落差10mの滝。齋藤の立ち位置からが飛び込み台。
2008年09月17日 01:20撮影
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サッシビチャリ本流の魚止め滝の上。函を降りてきて、落差10mの滝。齋藤の立ち位置からが飛び込み台。
12mのダイブ。魚止め滝
バイエルン
2008年09月16日 21:26撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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12mのダイブ。魚止め滝
バイエルン
下るサッシビチャリ沢
2008年09月16日 21:28撮影 by PENTAX Optio 43WR, PENTAX Corporation
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下るサッシビチャリ沢

感想/記録


冬も春も縦走の途上で踏んだルベツネ山は、これまでペテガリの弟分という存在だったが、今回は最も礼儀正しいルートから登りようやく礼を尽くせた気がする。これでなかなか格好いい山なのである。ルベツネ北面沢は日高でナンバーワンの連瀑の沢。異色の景観はまるで上越のオツルミズか幽の沢。日高離れした風景は、カウンナイを45度にぶっ立てた感じ。

1日目: :晴れ
サッシビチャリ林道は左岸に1キロほどでおしまい。沢にはいるといきなり泳ぎ。水温は低いが日差しがあるとずいぶん助かる。シビチャリ山南面沢出会いの下流1キロほどが函状。流れを読んで遠回りして、急流を泳ぎ渡りはい上がる息ゼーゼーポイントあり。ここでせっかくはい上がったバイエルンが滑って落ちてやり直す気の毒シーンあり。
Co660の屈曲点に魚止めの滝があり、唯一捲く。これ以外は全て直登で函を行く。突っ張りに泳ぎありでとっても楽しい。

ルベツネ北面直登の二股はビンの底状になっている。左を登って、右股に入り、天場とする。焚き火でゴロ寝。満月が山際をかすめて進んだ。

2日目:・晴れ

暗いうちから起きて朝ご飯。いくつか函滝を越えると、Co825二股の向こうに40m大滝が見えた。前座の25mほどの滝を越えるとそれの下に至る。直径 100mほどの円形競技場のようなスラブ谷の真ん中にいる僕たち。みな上を見上げて口を開けている。40m滝の上の方は結構な傾斜で登れなさそう。180 度後ろの洞窟のあるスラブから、上のブッシュ帯への高巻きに移る。

洞窟からザイルを出して1ピッチ強でカンバのあるブッシュ面へ。ヤブこぎはササが少なく進みやすいが、半面油断するとつかむものが無い。100mの絶壁、降り口探しながら縁を行くので緊張度は高い。40m滝の上の傾斜強く逆層の滝を共に捲いてクライムダウンで60mナメ滝の下に戻る。

戻ったあとも傾斜の強いカウンナイが続く。ほとんどはノーザイルで思い思い行くが、二度ザイルを出した。でも全体にはすごく爽快なナメ滝登りだ。太陽が正面、ギラギラ光る行く手は手をかざして見るとほとんど逆層。秋空の下、向かいのヤオロマップと39峰が、どんどん格好良く姿を変えていく。

源頭は、たいしたヤブこぎも無く、ほぼ山頂に直上した。北はカムエク、エサオマン、南は楽古まで見える日高日和。草地に足を投げ出し、重層する日高の山並みを愛でる。
下山は1599西面の沢まで回り込まないと下流部に大スラブがあるので、二時間ヤブをこぐ。ヤオロマップ川の1599南東面沢の大スラブに目を奪われる。下降の沢の上部はナメ滝が続き中程はガレ、天場が近づくにつれ飛び込みたくなる函滝が連続するが、もう寒いし疲れてきているのでへつりながら帰る。

焚き火で体を乾かしてまた暖かくゴロ寝で眠る。満点の星と満月。火は朝まで絶えない。ストーブもツエルトも不要だ。

3日目:晴れ

秋空のアサイチ。ダブル瓶の底滝5mでいきなり飛び込み、ウオータースライダーでスタート。普段寡黙な勝亦が寒さのあまりホエーとか言って叫ぶのを聞くのが心地よい。登りで唯一捲いた魚止め滝12mは仇討ちと言うことで、下りは飛び込む。10m超える飛び込みは度胸が要る。バイエルンはこの滝壺に銀ブチ眼鏡を奉納。あとは牧歌的に流れ下って下山。プール泳ぎは冷たいけれど、もう愉快でたまらない。

前回までのようにラッキーなヒッチが出来なかったので、今回は入下山に自転車をこぐ。登り6時間下り4時間半。

静内の天政で天丼をカッ込み、静内温泉のヌルヌル湯で股ズレを癒す。
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