絶景に恵まれた赤兎山(2泊3日)
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- GPS
- 40:30
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,401m
- 下り
- 1,391m
コースタイム
4/28 幕営地8:40-11:23小原峠稜線11:27-12:04赤兎山12:59-14:59幕営地
4/29 幕営地7:10-7:24自転車デポ7:42-8:36小原集落林道ゲート前
天候 | 1日目:曇り時々小雨 2日目:快晴 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道は落石多し。林道での自転車は後半残雪あり、都度下りて押しました。 野鳥の宝庫です。たくさんの鳥を見かけました。 携帯は小原集落ではauのみ接続、docomoは圏外。小原峠から少し下りたところではdocomoがピンポイント的に弱いながらも通信可能。それ以外は圏外なので、下界との交信は難しいエリアです。 |
写真
感想
もともとは土日に一泊二日で赤兎山にテント泊で行こうとしていたのですが、土曜日の午前中に急用が入り、日月に変更。あまりに天気が良いのでついつい土曜日の午後から向かって二泊三日というプランで行くことに変更しました。
今回はこの山深いところについてくるという、ドMの片鱗を覗かせていた同志(年齢的には先輩ですが)が、ビギナーにもかかわらず志願してきた。アプローチは長いが自転車を使えば下山の林道は夢のようにラクなので、志願を受けて立つことになったのがそもそもの始まりです。
さて土曜日は北陸地方の山沿いは雨という予報、山頂は雪かも?と微妙な気分でした。というのも、この時期の新雪は重くてブレーキがかかり、スキーで滑るには困った存在なのです。先々週の護摩堂山〜鉢伏山でも新雪ラッセルとゲタに泣かされた痛い経験が思い出されます。
まあじたばたしても仕方がないので、13時出発で現地の林道ゲート前到着が16時半。幸いまだまだ明るいです。ここで自転車を2台降ろしてゲートを越えます。ちなみに私のザックはビール500×4 + 350×4、梅酒500、普通の水500×3という水の塊のようなシロモノ。当然重さも25kg程度あります。そこにスキーとシールで7kgを縛り付けた折りたたみのマウンテンバイクも合わせると20kg、つまり45kgもの重しを運ぶことに。
相棒の方は、軽量化を勧めておいたにもかかわらず、15kgほどの重さになっており、どうやら宴会の食料を色々と詰め込んできたみたい。身の程知らずが…しかも彼の自転車は8.5kgと超軽量ですが変速機がないので、基本林道は押して歩く。私もそれに合わせて押して歩くのはいいペースで、初日は無給水で幕営地にたどり着きました。
本当は幕営地は夏場の登山口の少し上くらいを考えていたのですが、夕方出発ということもあって途中からヘッデン点灯しての自転車雪道押し歩き、だんだ心が萎えてきて19時半に広場状のところに幕営しました。
幕営完了は20時過ぎとなったので、夕食は簡単にどん兵衛で済ましました。
翌朝は前日の疲れ(アルコール?)が残り、6時起床。そこから朝食とアタック用のパッキングをしていると出発は8時半を過ぎてしまいました。この時点で大長山はムリだろうと判断、同志も別にハートマークのがけ崩れにも興味がないとのこと、そのまま赤兎山を目指します。
昨日の無給水登山が効いたのか、妙に喉が渇きます。いや、これはアルコールがまだ分解途上にある影響か…と二人はゆっくりしたペースで登ります。真相ですが、私は15kgものアタックとは言えないザック、彼はカメラと笛だけという超軽身、ドMのハンディを背負っているからです。
小原峠に着くと、絶景の白山がお出迎え!新雪で純白の雄姿に抜けるような青空がまぶしすぎます。これは超ラッキー、山スキーの私は滑らない雪でやや残念、今日は目の保養が目的ということで我慢しましょう。
このころからアルコールの分解も完了して、私は順調に登ります。空身の彼を待っている間に写真をパチリ。そして赤兎山に到着、今日は経ヶ岳がとてもきれい、剣かと思わせるようなかっこよさ。ここで白山別山を眺めながらカップヌードルを食べて大満足!お昼の間もついに誰も登っては来られませんでした。
下山は山頂から豪快なスキー滑降!と行ったのは最初だけで、すぐブレーキのかかる重い新雪にテンション下がり気味。スピードの出ない押さえながらの滑降はやっぱり物足りない…先週の雪質は最高だったのになぁ〜とつくづく思います。
歩きの同志(結局アイゼンもスノーシューも無駄に担ぎ上げただけ!)を待ちながらの滑降、ぼちぼちと幕営地には15時に帰還。もちろんビールがうまい!暖かな日差しを受けながら屋外で宴会です(笑)
夕飯は17時くらいから鍋、19時には寝る支度ができてすることもないので就寝。22時にトイレに起きると星空がそこそこにきれいでした。残念ながら流れ星はなし。0時になると満月登場でやたら明るい!
翌朝は5時前に起きて、朝ごはんは昨日の鍋の残り汁で雑炊。幕営も撤収して7時過ぎには下山開始です。10分ほど歩くともう自転車デポ地点に。重いザックが自転車のサドルにお尻を食い込ませて痛むという欠点もあり、林道が凍結していてゆっくりしたペースでしか下山できませんでしたが、さすがは自転車あっという間の下山でした。
途中で下山方向への足跡を見かけました。これは昨日挫折して途中で引き返した方?それとも関係者?それ以外は誰にも遭遇しないとても静かな山行でした。途中でカモシカの子供?に遭遇、また野鳥がたくさんいてとてもにぎやかでした。野鳥好きな方にはたまらない場所でしょうね。
コメント
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ザックがはち切れそう! 山登りとスキー装備と自転車って妙ですね、通常ならありえない組み合わせでそれぞれの愛好家から「どれか一つにしろ!」などとクレームが来そうです。もう少しコンパクトに収まるようにモンベルかどこかのアウトドアメーカーに商品開発の提案をしてはどうでしょう?
Mならサドルに座らず終始立ち漕ぎをしなきゃ〜だめですねぇ
私はryujiさん達とまたも御池岳でしたが(何回行くねん
その日の夜を車中で過ごし翌日も同じ山域をうろついてしまいました。どうも私は御池岳の南側に行くと帰りたくなくなるようです。
GW後半も安全第一で過ごして下さい
山スキーシーズンもこの辺で幕を閉じようかなと思ってます。
登山 + スキー + 自転車である意味トライアスロンですね。それに歩荷も加わってますが
御池好きですね〜ボタンブチの懸垂下降じゃなかったんですね。そういやNさん遺留品探しもしないと。まずは12日の取材同行で盛り上がりましょう
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