残雪の編笠山とギボシ
- GPS
- 08:17
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,417m
- 下り
- 1,410m
コースタイム
天候 | 晴れ、時々、うす曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高2100m以上は雪があります。でも、日当たりのよいところは雪はなく、岩と雪のMIX状態です。特に、のろし場からギボシは。でも、のろし場−ギボシ間は、10本爪以上のアイゼンとピッケルは必須です。編笠山への登りも、私は4本爪で通しましたが、10本爪以上が欲しくなる、急斜面がところどころありました。 |
写真
感想
本日は、娘を駅に送った後、久しぶりに山に行きます。丸一日歩くのは、天狗以来1ヶ月半ぶりです。8時すぎのスタートとすこし遅いですが、まずは編笠山、さらには権現方面、いけるだけ行きたいと思います。
観音平の駐車場はほぼ満車。私はラストの部類です。登り始めて最初30分ぐらい、700m/Hぐらいのスピードで登ってゆきます。調子いいな、とおもっていたら、そのうち軽いバテ状態に。その後は、500m/Hだせなくなってしまいました。体が鈍っている割に、つい飛ばしすぎたようです。押手川からの急登は結構、苦しかったです。4本爪つけましたが、10本爪つけるべきでした。かなり急でした。
なんとか、観音平からら2時間半で編笠山頂上へ。人は沢山います。結構風が強く寒いです。去年11月に死にかけた場所を確認しに行きます。あと5分程度の場所でした。観音平からのコースは風あたりも弱く暖かいコースですが、富士見高原からのコースの岩場は、風当たりも強く寒いコースです。冬支度が必要です。
その後、青年小屋に降り、権現方面に登ります。13時を折り返し時間と決めます。また、体力面も結構不安です。無理だと思ったら引き返します。それでも、踏み抜きもなく、順調に登ります。まずのろし場。ここまでは、去年4月も来ました。ここからは、ちょっと気合が必要です。まず、西ギボシに登ります。岩と雪のmixです。それから東ギボシに行こうとしたら、ナイブリッジが! 初体験です。怖いので、足元のみ見て歩きます。左におちたら、立場川の源流の谷に落ち、確実に死にます。まだ、右ならなんとかなりそうです。
東ギボシの鎖場をトラバースし、縦の鎖を登ったところで、体力的に限界に。結構足がふらつき、また、足が冷たくなってきています。あと15分もあれば権現まで行けるが、それをやると、余裕を持って帰れなくなってしまいます。よって、ここで引き返すことを決断。無理はしません。1ヶ月半ぶりの本格登山というブランクが大きいです。青年小屋−ギボシを午後歩いてたのは、私一人のみのようです。誰とも会いませんでした。単独なので、なおのこと、無理はしません。
帰りは青年小屋で編笠ブレンドのコーヒーをいただきました。なかなかうまかったです。私好みの味でした。2杯いただき、ゆっくり休み、帰るパワーを蓄えます。帰りは、他に登山者もなく、単独なので、慎重に下りました。途中、雲海でとなりの車の登山者に追いつきました。われわれがラストです。観音平からの帰宅時、富士見高原の桜祭りを見物します。桜が満開です。また、ピンクの桜がよく映えます。
本日は、久しぶりの本格登山で、体が鈍っており権現まで行きつけませんでした。それでも、編笠山に登り、ギボシにも登り、編笠ブレンドをいただき、楽しい登山を満喫できました。編笠山、ギボシ、青年小屋の方、ありがとうございました。
ちなみに、本日拾ったゴミは、錆びた空き缶、ホッカイロ、でした。
トトロさん、おはようございます〜
やっぱり久々の山行ってしんどいですよね
私も隔週か、せいぜい3週間振りの山行がちょうどいい感じですね
この年になると2週連続ではまだ疲れが抜けてませんし。。。
お疲れ様でした〜
雪減りました。10本爪つけても、半分は岩歩きでした。久々の山行はきつかったです。東ギボシのナイフリッジや権現の新看板とか見たかったのですが、目前で引き返しました。
totoro_san様おはようございます。
権現岳から見るとギボシは真っ白に尖っていて、意外と権現よりも厳しそうに見えました。
もちろんナイフリッジもとても怖そうで・・・。
先日hanameizan様のレコでハナちゃんが歩いていましたが、私には無理そう。
「ナイフリッジだ!! 左へ落ちたら死ぬ・・・」
ここは権現のトラバースより恐ろしげです。
あと15分で目的地というところでも引き返す。
なかなかできない冷静・的確な判断ですね。
見習わせていただきます。
権現のトラバースより、西ギボシ−東ギボシのナイフリッジのほうが、よっぽど怖かったです。右側は、権現のトラバース程度で落ちても死なない、程度です。ですが、左は急傾斜の深い渓谷で、夏歩いても怖いところです。夏も冬も落ちたら死にます。ある雑誌を見たところ、厳寒期の青年小屋−ギボシ(権現)は、赤岳より難易度が上となってました。残雪期なので、私でも行けたと思います。
なお、ハナちゃんが歩いたナイフリッジは、東ギボシの頂上へゆく部分なので、私は残念ながら目前で引き返したところです。あと5分程度でいけたのですが。でも、ここも、渓谷側に落ちたら死ぬ。落ちるなら逆側というのは一緒です。おおよそ想像はつきます。
あと、天女−権現と違い、人が少ないコースなので、単独の場合、本当に一人ぼっちです。冬山にだれもいず、一人ぼっちで足が動かなくなる恐怖は11月に編笠山で味わいました。天女−権現なら、単独でも前後数100mに人もいるので、もう少し無理をしたでしょう。単独の場合、余裕(時間、体力、天候)を持った行動は重要と思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する