丹沢縦断挫折 鍋割北尾根-尊仏ノ土平-塔ノ岳-大倉
- GPS
- 12:52
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 2,392m
- 下り
- 2,273m
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
表尾根の渋沢から裏丹沢の道志東野へ抜ける丹沢縦断を目論見、小田急の終電に乗車。0:40頃に渋沢到着。デニーズで2時間ほど暇を潰し2:30に発進。
まずは鍋割山への登山口に入るために市道を歩きますが早くも道迷い。
ウロウロしながら何とかゴルフ場沿いの市道から、一応地図には破線ルートが書かれている登山道に入りましたが、ナイトハイクには全く不向きの荒れ道。次回は寄からきちんと一般道を歩こうと心に強く言い聞かせました。
ヘッドランプのかすかな明かりを頼りに蜘蛛の巣まみれになりながら邁進、なんとか一般登山道に合流、櫟山-栗ノ木洞経由で鍋割山を目指します。櫟山頂上付近で夜明け。東からのひかりの筋が尾根を照らしてなかなか幻想的な行く道です。
7:30に鍋割山到着、ここまでタイムテーブル的には順調。一服してから北尾根経由で熊木沢出合を目指します。
鍋割北尾根はヤマレコでも評判の良い尾根。ブナの疎林ですが新緑が色づきつつあり、足元も落ち葉ふかふかで歩きやすくとても素敵。ご機嫌で歩きすぎてまた道迷い。基本的に赤ペンキか赤白テープの目印があり注意していれば迷わないと思うのですが、立派な木々に見とれてうつつを抜かしていたらいつの間にか支尾根のどん詰まりへ。基本的にどの尾根を下ってもやがては沢へ降りると思うのですが、あまりに急勾配のためとりあえず撤退、逆走。どこで迷ったのかを確認。
ロープが張られているところで赤テープを無視して鹿柵沿いに動いたのが失敗でした。とにかく冷静に目印探しつつ尾根を降りてオガラ沢出合へ。
ここから熊木沢出合までは林道のはずなのですが実際には崩壊しまくりのガレ場状態。これなら沢沿いに行ったほうがいいかもと思い沢へ降りて西へ。水量が少なければこれも有りだと思うのですが、本日は結構な流れ。
1度目の渡渉は華麗なジャンプを決めて渡りましたが、2度目は浮石に乗っかり見事に横転。右半身を激痛打。一人登山の悲しさ、誰も笑ってくれずに痛みだけが尾を引きます。
なんとか熊木沢出合に到着。崩壊橋の脚立はしっかりかかっていました。
しかし度重なる道迷いと渡渉ズッコケによる体の痛みに、丹沢縦断の崇高な志は既に半減。とりあえず橋に荷物をデポして熊木沢からの蛭ヶ岳を眺めに出かけるとその雄大なこと!人知を超える雄大さ。
堰堤群の奥から始まる南尾根の手強さは一目瞭然。寝不足かつ時間不足のオイラには到底落とせる気がせず、撤退決定。
しかしここからの蛭ヶ岳の眺めは見ておいて損はしないですね。余計に蛭ヶ岳南尾根攻略の憧れは増しました。
東野側のバスが17:35最終じゃなくて19時ぐらいまであればなぁ。この丹沢縦断もやりやすいんだど。
撤退を決めたはいいけど北尾根を鍋割へ戻るか尊仏ノ土平経由で塔ノ岳を登るか、どちらにしろ大変。表尾根を歩いたことがないので塔ノ岳を目指すことに。
ガレガレの危険な林道を突っ走り、塔ノ岳登り口から植林帯を急登開始。
ジグザグとはっきりしたルートで登っていきます。ガイドブックにあるバカ尾根経由の塔ノ岳とは違う本来の険しさを実感出来ました。丹沢はほんと、コンパクトに纏まった山域の中に沢が多いので、登り返しがきついですねぇ。
頂上手前の不動の清水で休憩。エコパックのカップヌードルとセブン-イレブンの特製黒酢肉団子でカロリー補給。
13時半過ぎに塔ノ岳到着。心配した爆弾低気圧による雷雨は大丈夫でした。
ここからはひたすらのバカ尾根下山。大倉まで7Km!
初めての大倉尾根ですが、みんなここを嬉々として登って降りていくのかぁ。
僕的には斜度はキツくてももっと短いルートがいいなぁ。
膝をガクガクいわしながら遮二無二に下山。
16時過ぎに大倉到着。疲労と眠気MAX。こんな限界な感じの疲労感はなかなか日々の暮らしでは味わえないです。
今回は断念したけども、だいぶ道は把握できたので、次回こそ丹沢縦断、完遂したいと思いました。
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