五竜岳 今年2度目の敗退 西遠見山まで


- GPS
- 12:10
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 935m
- 下り
- 926m
コースタイム
4/28 小遠見山4:20-大遠見山5:45-西遠見山6:50−撤退7:20-小遠見山9:20
撤収下山11:10-地蔵ノ頭12:04-アルプス平12:16
天候 | 1日目 雨〜雪〜吹雪 2日目 晴れ(強風)〜ガス&強風(撤退)〜晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
正月に敗退した五竜岳をGWの残雪期でリベンジ。初日の天気予報は、雪。
翌日は晴れ予報なので、多少天気が悪くても西遠見か五竜山荘までは、登れるだろうと思っていたが・・・。
白馬五竜スキー場に着くと小雨。準備をしてゴンドラ始発まで待ち、往復切符を買いゴンドラでアルプス平へ。
標高が上がるにつれ徐々に雪に変わっていき、終点のアルプス平ではしっかり雪降りとなっていた。
ゲレンデの端を登り地蔵の頭をトラバースして、登山道に入っていくがトレース無し。
2回目なので地形は、大体分かっていたので、そのままラッセルしながら直登。
積雪は、20CMほどなので正月に比べれば速いペースで登れ、尾根に上がると風が強くなり吹雪になる。
2時間半ほど歩き、小遠見山付近まで登ってきたが風がいっそう強くなる。
新人もいるので、長穴掘って潜りテントのフライを被ってビバークに入る。吹雪をやり過ごすもなかなか治まらない。
本来の幕営予定地は、西遠見か五竜山荘なので、ここ小遠見は、かなり手前過ぎなので、撤退でも良かったが、
悪天候の訓練と翌日早出の登頂希望でここで幕営決定!強風の中ビバークの穴を拡張していき、5人用のテントを設営する。
風が強くても気温は、さほど低くないのでウェアに着いた雪がすぐに融けてビチャビチャに。
なんとかテントに入り込み、バーナーで濡れた手袋、ウェアを乾かす。
後は、ワイン、梅酒で宴会。夕飯は、牛丼食べて7時過ぎに就寝。
2日目
2時起きの4時半出発。今日は、晴れ予報だけど山頂方面は、ガスの中。しかもまだ強風。
昨日先行者が独りいたので、辛うじて薄いトレースを追っていく。トレースが消えている所は、吹き溜まっていて膝上か腰ラッセル。
それでも風上側のクラストしている所を狙って歩くとさほど沈まぬに歩けた。
大遠見を過ぎ鞍部にいい幕営点があり、ブロックが積んであった。もう一登りすると2時間半で西遠見山に到着。
目の前に白岳が見えるはずなのに、ガスって何も見えず。しかもまだ強風。
白岳の登りの右側が切れ落ちているので、強風で飛ばされたら危険と思い、ここで敗退決定。
まだ時間も早いのでダラダラと下っていくと下界は晴れていたが、山頂方面は相変わらず雲の中。
中遠見山で後を振り返ると山頂と稜線は、すっかり晴れ渡り穏やかとなっていた。
あのまま登っていたほうが良かったのかと悔やまれるが、帰りのゴンドラの時間に間に合っていたかどうか。
撤退は、昨日の幕営地点で決まっていたかも。またも宿題となってしまった。2時間ほどでテントに到着し、まだ9時半。
せっかくハーネス、ロープを持ってきたので、小遠見山東側のきれ落ちた所で登攀訓練。
スノーボラードで尾根を1P懸垂下降し、雪壁を登り返す仮想白馬主稜とした。
雪壁は、硬くアックスが決まるも乗越の雪が軟らかくうまく刺さらず難儀したが無事登って終了。
テント撤収、パッキングして下山。軽装備のトレッキングの人たちが大勢登ってきてトレースはばっちり。
帰りは、地蔵の頭を経由してゲレンデを下り、アルプス平からゴンドラで下り昼過ぎに駐車場に到着。
下りは早いと思って日焼け止めを塗らなかったが、顔があっという間に焼けてしまった。この時期の照り返しは、強烈!
さて、いつリベンジしようかな・・・。
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