爺ヶ岳 鹿島槍ヶ岳 八峰キレット


- GPS
- 15:24
- 距離
- 32.4km
- 登り
- 3,164m
- 下り
- 3,050m
コースタイム
- 山行
- 3:54
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 5:25
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 2:36
- 合計
- 9:57
天候 | 初日晴れ、二日目曇りガス強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
かなりの強風でのんびりゆっくりするほどでもなかったが、ここまで来て一安心。
この後は遠見尾根を下るだけだと思ったが、山荘からはノーマークだった白岳へ50メートルの登り。完全に気が抜けていたので辛かった。
感想
友人に誘われての爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、八峰キレット、五竜岳山行。
恐らく一人ではなかなか行こうと思わないルート。
初日は晴天の中で爺ヶ岳にあがり、360度の大パノラマを満喫。
どこからでも視認しやすい槍ヶ岳から始まり、裏剱の男らしい山容を認め、遠くには富士山、八ヶ岳、南アルプスまで見渡せる。明日の予定の鹿島槍もはっきりと。最高の展望の初日を過ごす。
冷池山荘では同じ部屋の皆さんと山談義を楽しみ、美味しい炊きたての白米を何度かおかわりして十分満足な時間を楽しむ。
翌日は4時に出発して今回の山行の核心部を目指す。前日とは様相かわり曇天でスタート。二時間弱で鹿島槍南峰に到着。残念ながらガスで真っ白な中に太陽が輝く程度。
南峰から北峰への吊尾根入口は自分だけだったら見つからないような岩場を降りる。
同行友人のリードについていき緊張の吊尾根を、無心に手がかり足がかりを確かめ進む。
今となっては細かな部分はあまり覚えていないが、危ない場所にははしごや鎖があり、谷に落ちれば助かることはなさそうだが、よく整備されていたように思う。
1時間と少しでキレット小屋着してキレット後半へ。
キレット小屋からすぐに鎖のないルンゼをあがり、まだまだ気の抜けないルートを慎重に一歩ずつ進んでいく。
五竜取り付きまでは細かなアップダウンを何度か繰り返し、痩せ尾根の岩稜をわたったり、良い緊張感を保ちながら、また、怖いので谷底を見ないようにしながら歩む。
五竜岳直下の200mの直登はラスボスにふさわしい岩稜帯。苦しかったがが同時に非常に楽しい岩登りだった。
■八峰キレットの大雑把な所感
非常によく整備されていて、思ったより歩きやすいルートであった。
谷側に落ちれば助からないだろうが、危ないところには鎖があり、そうでなくても慎重に三点確保をしながら進めば通過困難な場所はない。
途中気が抜けやすい場所での躓きや踏み外しで転倒さえしなければ問題ないでしょう。
■危ないと思った場所
五竜岳まで緊張感をキープしながら登頂して、その後に達成感と気が抜けた状態で五竜の頂から五竜山荘へ下ると危ない。キレットと同じくらいに切れ落ちた場所を通過する場面もある。遭難や怪我は下山時に発生することが多いが、まさにその典型になりそうな感じであった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する